2012年6月9日土曜日

オリーヴ少女ヘア



昨日は少し前に予約を入れてあって美容室へ行った。

美容室、、、とは言っても美容師のVeronique(フランス語系カナダ人=フランコフォン)が単独、閑静な住宅街の一軒家で営んでる、、、看板も出してないから俗に言う「知る人ぞ知る」的な、これまた俗に言う「隠れ家」的な店だったりするんだけど。

彼女の離婚に伴って、それまでの家が大き過ぎるので売りに出し、同じエリアでひと回り小さい規模の平屋建ての家を買って移転したばかり。

なので今回は私にとって初めての新ロケーションだったんだけど、でも、以前と変わりなく店の看板犬が出迎えてくれた。


サロンは家の地下にあって、内装工事がようやく済んだとこって感じで、前回とは全く違う仕上げではありながら、今回もお洒落なデコレーションに彼女のセンスの良さを感じさせられる。


彼女が単独でやっているので、予約の時間内は当然、私しか客は無く、女どうし一対一で過ごす時間はある意味、妙に親密、、、ちょっとした緊張感とお喋りの気安さとが入り交じった不思議な感覚。

勿論バイリンガルではあるんだけど、やっぱりどうしてもフランス語で考えてしまうみたいな場面が多く、英語に言い換える言葉探しに苦労するみたいなのは私にとっても面白い感じ。

フランス語の苦手な私が、うちの隣に住むフランス語系カップルに話し掛けられて答えようとしても、ついどうしても英語の単語しか頭に浮かばないって図と似てるから。

そんな100%でないVeroniqueと私との意思疎通でありながら、いつも私の気に入った髪型に仕上げて貰えるのは、私たちのヘアスタイルを巡っての趣味と言うかスタイルの嗜好が似通っていると言うか、彼女の技術的なセンスが私の求めるものに近いってことなのかも?

いずれにしろ、今回もシャンプー、カット、パーマ(ネント・カール?)を施してもらった。

面白いのは、その昔、私がまだ「オリーヴ少女」(←大昔に「an an」の妹的なスタンスの雑誌『Olive』ってのがあって、若いロマンチック少女たちのバイブルだった)だった頃に夢見た「ロマンチック」な髪型があって、それはセミロングかロングで、緩く波打った「ソバージュ」っぽい、或は緩い「スパイラル」みたいなスタイルだったんだけど、当時、地元の美容室へ行って雑誌の頁を見せながら
「こーゆー髪型にして下さいっ!」
と頼む度、何故かいつも無下に
「あぁ〜、そーゆーのはねぇ、日本人の髪質だと出来ないンだよねぇ〜」
と言われたり、仮にしてもらったとしても結果はモロ「オバさんパーマ」な仕上がりでガックリ来たり、散々な想い出ばっかりだったのに、カナダに来て本当のオバさんになった今頃になってようやく、むかし夢見た髪型をしてる、、、って現実の不思議。

これって一体。。。何なんだろう?謎。




2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

なんだか、ちょっとしたメルヘンチックな場所へ迷いこんだかのような佇まいのお店と店内ですね。

こういうとこで、自分のイメージ通りの髪型に
仕上げてくれるセンスの美容師さんと会話を楽しむっていうのもまた醍醐味。

自分をちょっと気分転換させてくれ、スキップしてお出かけしたくなるようなヘアスタイルに出逢いたいなと思うこの頃です。

って・・もう半世紀の節目にあと6か月で到達するって私なのに、スキップかい(笑)

幾つになっても女性は「永遠の少女」ですよね~♪

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

あはは!
ほんと、幾つになっても少女のままの心を忘れずにいたい気はしますね。(笑

半世紀、、、って響きはさすがに重みがありますよねぇ。(笑

女性は、着るものや髪型によって、随分と気持ちが影響されたりしますものね。
せっかくだったら気持ちが踊るような服装やヘアスタイルが良いですよね。
前向きに頑張れるきっかけになるなら高く無い投資と言えるのかも!?なんて。