モントリオールは小雨模様の木曜日。
庭仕事の予定は延期。
Canada Postは労働組合との交渉が決裂状態で歩み寄りの目処が立たず、相変わらず郵便配達サービスは滞ったまま。
来るはずの各種請求書(電話、ケーブル、クレジットカード等々)が届かなかったり、私は『Etsy』で気に入ったものを見つけても注文出来ず(Canada Postのストライキに合わせ、アメリカの郵便局はカナダ宛の郵便物をを受け付けない措置をとっている)、なす術も無く指をくわえて眺めているだけ。
火曜日、Erikaは学校の卒業旅行で終日『Super Aqua Club』で過ごす為、朝、いつもよりも早く車で彼女を学校まで送り届けたんだけど、その後『Maxi』(地元の大型スーパーマーケット)に寄って買物を始めたところにKaitoから携帯に電話。(新しくしたRingtone:「Kill Bill」の挿入歌<ダリル・ハンナの口笛メロディ♪>が鳴るのは嬉しい)え”?
「今、Erikaから電話あって、ランチバッグ(お弁当)忘れたって」
「| | | | |・・・・・・・。」
店内で既にトマトやキュウリや根ショウガなどを選んで入れたショッピングカートを戻してる時間の余裕は無く、仕方なく取り敢えずそのまま邪魔にならない場所に放置(20分後くらいに戻ったらまだそこにそのままあったケド)し、家に向かった。
バスの出発時間まで間もないから果たして間に合うかどうか?
今朝、学校の前でErikaに
「楽しんで来てね! I love you〜!」
と、せっかくいい気分で見送った脳天気な自分を苦々しく思いつつ。
家に着いたら玄関前に、ランチバッグを下げたKaitoが立ってたのでソレを受け取って、再び学校に向け慌てて車を走らせる私。とは言え、途中の通学路は制限速度30kmだったりするもんで、更に気が焦るンだけど。
学校の前に車を停めてオフィスに飛び込むと、私の苦手な事務の女性が、相変わらず冷めた感じの無表情な顔で
「あぁ、もう間に合わないわねぇ〜多分。さっき子供たちバスに乗り込んでたから・・・」
と言うので
「Okay, thank you!」
とそそくさと言い放って通用口へ向かって走った。
(ほんとは校内、走っちゃイケナイんですけどね!)
通用口を出ると駐車場の向こうに何台かのスクールバスが停まってたので、きっとそのうちの1台にErikaが乗ってると思い、立っていたBus Monitor(学校のスタッフ)の女性に訊いたら、
「あぁ今ちょうど出発するところよ〜」
と彼女が言うのと同時にバスが動き出した。
あわわわわ〜と言ってる間に、1台目はゆっくりと駐車場から右折して一般道に出ると、あっけなく走り去ってしまった。
それを見て
「残念だけど間に合わなかったみたいね〜」
と彼女が言うのを背中に聞きながら、取り敢えず
「Thank you!」
と言って、2台目のバス目掛けて一目散にダッシュする私は、さながら「バイオニック・ジェミー」って感じでターボエンジン炸裂〜の勢い。
背後から女性スタッフがバスに向かって"whistle"(口笛)してくれたんだけど、一体どうやったらそんな大きな音が出来るの!?ってくらい、多分、New Yoker達がよく街でタクシーを呼び止める際に鳴らす、あの指で輪を作って口にくわえる方法で、それが響き渡って、たまたま窓を半分開けてたバスの運転手に聞こえたらしく、私の目の前で緊急停止(←大袈裟)すると、何事か?と女性教諭が下りて来てくれたので、彼女に早口で事情を説明し手渡すことが出来た。ふぅ〜。
「Oh, she(Erika) is so lucky!」
と言ってバスに戻る女性教諭と、にこにこ笑う年配の運転手にそれぞれ、「どうもすいませんねぇ〜、ありがとうございます」ってな意味合いを、息を整えながら伝え、走り去るバスを見送った。
思い掛けず朝っぱらから疾走して思いっきり疲れたわ。
でも、、、。
このところ運動不足で老体化現象を嘆いてた自分だけど、まだまだちゃんと走れるじゃん〜!ってのが分かって嬉しかったのは、やっぱり若い頃に鍛えたお陰でもあるのかなぁ〜?なんて思ったり。
あと、あの「口笛!」。あれは何かの場面できっと役に立つこともあるだろうから、やっぱり身につけた方がいい「技術」の一つかも?
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