あっと言う間に再びの週末。
何となく気分的に忙しい週だった。
Kaito(息子)は月曜からカレッジに通い始め、朝5時半に起床。
私が起きる頃には既にシャワーを済ませ、朝食のシリアルも食べ、Trixie(犬)に餌をあげて散歩も終了してるから驚き。
なんか急に自立心に目覚めたかのようにオトナになった一面をのぞかせ。
彼の人生にとって初めて、定期券を持って市バスに乗って市街までの通学。
今の彼と同じに18歳だった自分が高校を出て車の運転を始めた頃の記憶が蘇る。
世間知らずで無我夢中だったけど、誰もが通り過ぎる道で、色んな失敗を繰り返しながら少しずつ段々と大人になって行くんだろうけれど。
人生って、果たして短いのか長いのか、自分でも良く判らないこの頃。
中年になった私が自分の人生を振り返ると、もう充分に生きたような気もするし、まだまだやり残した事があるような気もするし。
取り敢えず、この世にまだ生かして貰えるのであれば、出来るだけ楽しく暮らして、社会の役に立つような事も少しして、みたいな、そんなスタンスの人生を送りたいかなと思う。
老人施設のギフトショップでのヴォランティアの後に、コミュニティー・センターに寄って見たのも、そんな流れかも。
地域の情報誌に載ってたサークルの勧誘で、"Stitch and Chat"ってのがコミュニティ・センターで毎週あるのを知って、ちょっとだけ興味が湧いた。
時間帯が、ちょうどヴォランティの後(午後1時から3時)で家への帰り道だし。
タイトルから連想すると「針仕事をしながらお喋りしましょう♪」って会だろうってのは一目瞭然なのであるけれど、私の関心は、その年齢層で。
ま、予想した通り、行って見たら老婦人たちのサークルだった。
広い部屋の窓際に長椅子が3つ置かれて、そこにゆったりと腰掛けたシニアの女性たちがそれぞれに編物などの針を動かしつつ、笑顔で迎えてくれた。
自己紹介と世間話をして、紅茶と共に手製のクッキーを頂いて来た。
この日は私を入れて8人での「お茶会」って感じの雰囲気で。
"Stitch and Chat"と言う割りには、針仕事は疎かで、お喋りが中心みたい。
White Bear Lakeでのラグ・フッキングのミーティングでも、Textile Centerでのテキスタイル・アートのミーティングでも、私が参加する針仕事関連のサークルでは、いつも私が最年少で唯一の「若手」(実は若くも無いンだけど!)みたいな存在感の現実が、何とも不思議だったり、残念だったり、複雑。
自分と同年代の女友達が欲しい、漠然とした欲求は実際にあるから。
とは言え、年上の女性たちに囲まれて可愛がって貰えるような環境も悪くない。
人生経験豊かな先輩たちから色々と伝授して貰う感覚は、なかなか貴重。
なのでまた気が向けば、"Stitch and Chat"の会にも顔を出すかも。。。
シニアと関わるのは、何故か嫌いじゃない自分が不思議なんだけど。
社交的なシニアと交流する機会も、ちょっとした社会貢献になり得るかも知れないよね?なんて自問自答しつつ。
家でチクチク針仕事に専念するのも楽しいけれど、人と交流する必要性も感じるし。
針仕事の新しいプロジェクトの可能性に、パッチワーク用の生地を買った。
Minnesotaに由来する限定のオリジナル・デザインがプリントされた生地のセット。
*ミネソタに由来するアイコンたちがプリントされてる生地*
州内のキルト・ショップが協賛して開催される毎年恒例の夏のイベント「ショップ・ホップ」は、貸し切りのバスで複数のキルト・ショップ巡りをして買物を楽しむものらしいんだけど、参加費は30ドル程度で、各ショップからの記念品が貰えたりもするらしく、人気なのも納得。
これは、イベントを記念した今年限定のデザイン生地のコレクション、と言う訳。
なので、ミネソタ州内でしか手に入らないかも?の希少性も価値のあるところ。
*Paul Bunyan with Babe the Blue Oxがプリントされた生地*
新参者の私が今回、初めて知ることになったミネソタ州を代表するアイコンたちは:
鳥:Common Loon
花:Lady Slipper(ピンクと白い花)
魚:Walleye(鱈に似た味わいの魚)
飲み物:Milk(ウィスコンシンに並んで酪農が盛んだから)
果実:Honeycrisp Apple
蝶:Monarch Butterfly
穀物:Wild Rice(ワイルド・ライス入りのスープも有名)
貴石:Lake Superior Agate
樹:Red Pine
スポーツ:Ice Hockey
マフィン:Blueberry Muffin
などなど、なのだそう。
そして、青い牛を伴う髭の生えたランバージャックみたいなキャラクターは、やっぱり木こりで、Paul Bunyanと言う名前の伝説のキャラクターで、何故か青い色をした牛が相棒なんだそう。(これはミネソタ限定でなく、アメリカの北東部)
果たしてどのくらいの期間でミネソタに暮らすことになるのか?まるで未定なのではあるけれど、縁あって住むことになって、この環境ならではの恩恵を受け、地域性を満喫している日々なので、せっかくだから何かしら想い出になるような作品を作ってみようと思う。
多分、パッチワーク・(アート)キルトのウォールハンギング、かな。