2011年4月13日水曜日

20 Years Later

今日は一日中、雨の水曜日。

何だかちょっと風邪気味なのか?喉が痛い。

なので、そんな時の為に気に入りの Cinnamon Apple Spice Tea (caffeine free) を飲んでる。何だか喉に優しい気がして。

そして今日は、日本の両親の結婚記念日でもあった。

なんでも来年は50周年で金婚式を迎えるらしいからビックリ!

金婚式って、もぅすんごぉーいお爺さんとお婆さんが祝うもの(←失礼)って気がしてたので、まさか自分の両親が祝う時期が来るだなんて予想もしてなかった。

だったら来年は日本に帰省して、盛大に?祝ってあげようか。

そんな事を思いつつ、思わず遠い目をして日本に想いを馳せると色んな過去の記憶が取り留めもなく蘇って収拾がつかなくなっちゃうのよね。

ってのとは関係なく、この間、何故かふと突然『Facebook』してたら頭を過った懐かしい名前があって、それは昔々、私がまだ二十代の頃にちょっとだけ付き合ったことのあるアメリカ人の男性なんだけど、ちょうど思い出したついでに面白半分で「名前検索」してしまった。

その頃、私と同様に二十代だった彼は、日本の公立学校を巡って英語指導の助手をしていて、その傍ら公民館でも英語を教えたり、趣味のヴァイオリン演奏の公演もしたりで地元に根ざした国際交流の一環をサポートしてたんだけど、たまたま容姿がトム・クルーズっぽいって評判で地元の若い女性たちから熱烈な人気を集め(何やら深刻なラブレターを貰ったりとか)、知的で純粋だった彼は戸惑いながらも少しずつ微妙にチャラい方向へ流れてしまい、私は彼が自分にとっての『The One』(←Matrixの中のNeoみたいな)ではなかった事を悟り、その後は単なる友人関係を維持したものの、彼が日本を去った後は何通かの絵葉書を貰ったまま音信不通になっていた。

そして、『Facebook』に20年後の彼がいた。じゃ〜〜〜ん!

トム・クルーズっぽいって評判の笑顔が20歳、年取ってた!(←当然だけど)

意外だったのは、彼の100人近い"Friends"の中に日本人、或は日系人名が一つも無いってこと。まるで日本での過去は彼にとって「夢」の中での出来事だったかのように、日本とは縁もゆかりも、そして友達さえもいない、ってのがちょっとだけ不思議で何だか淋しい気がした。(←飽くまでも私の視点での個人的な感情だけど)

日本語で言うところの「ロマンスグレー」とか「ナイスミドル」とかって感じの、いかにも味のある「中年」の象徴みたいにグレーになった髪と髭を蓄えて微笑む顔写真の彼の姿に、私自身の重ねた歳月を思い知らされたって感じ。

自分自身の容姿が、鏡に写さないと自分では見えないように、自分が生きて来た歳月も、数字以外の部分では、何か別の物差しを用いないとなかなか測れないものなのかも知れない。

余りにも思い掛けない、子供たちの大人びた台詞とか、ね。

え?いつの間にそんな大人っぽい理論を口にするようになったの?

あれ?私ったら、いつの間にこんな歳取ってんの?みたいな。

ずっと23歳の気分だったよ。ってのは図々しいか。。。

2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

ご両親の「金婚式」ほんと~におめでとうございます。一口に50年って言っても、「日々連れ添って50年」は、やっぱり凄いですよね~。

さてさて、20年ぶりの再会というか・・発見は
Mayumiさんの中に様々な音や色の変化をもたらしたようですね~。

でも、「いつでも気分は20代」って感じの若々しいMayumiさんだから感じた‘ギャップ’もあるのかもしれませんね。

互いが、‘それぞれの人生’を生き、異なった20年の歳月を重ねてきたのだな~みたいなしんみり感もあったのでしょうね、きっと。

ともあれ、「元気でいる」ってことがわかって
それが実は一番良かったことなのかもしれませんね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

私のつたない文章から気持ちを汲み取って理解して頂けて感謝です!
まさにコメントに書いて頂いた通りな状況で。

両親が金婚式を迎える事実に愕然としつつ、何だか時間がすっ飛んで「ワープ」してしまった感じで。(笑

折しも、イギリス人の年配の知人が先日「以前、仲良しだった友人を検索して発見したら、それが『お悔やみ』の記事だった」と言って、ショックを受けた話を聞かされたばかりでした。

昔の彼を見つけて、今更どうこうするつもりも一切無いですが(笑)、変らぬ笑顔を確認できたことは確かに嬉しいことに違いありませんでした。