ミネソタのお隣の州:ウィスコンシンへの小旅行では、たまたま私と同様にストックホルム近くの Maiden Rock/メイデン・ロックと言う名の小さな町に滞在予定のステファニーさん(テキスタイル・センター仲間)からのメールで、彼女と彼女のパートナー:ビルさんが宿泊する予定の Bed+Breakfastがとっても素敵で、空き部屋があるから、そこに合流して泊まるのどう?って誘われたのが、『Maiden Rock Inn』と言う名のB&B。
*とっても雰囲気のある素敵な佇まいの Maiden Rock Inn*
いかにも歴史のありそうなレンガ造りの建物は、元、学校だったんだそうで、現オーナーのカップルが閉校になったビルを買い取り、大規模な改装をして、試行錯誤の後にB&Bを始めたんだそう。
ウェブサイトでは、素敵な内装と、お洒落にデコレーションされた、いかにも心地良さそうな部屋を4つ見ることが出来て、うっとり溜め息もの。
一瞬、私も予約を入れて滞在したい誘惑に駆られたのではあるけれど、どの部屋も2人以上の設定で、だから値段も二人分。
普段から貧乏性の私にとって、今回は自分独りだし、寝てしまえばどんな部屋も一緒だし、愉しみを共有する相手が居ないのでは、せっかく素敵な部屋に滞在する優雅な時間の意義がない気がして、このアイデアは却下。
代わりに大型チェーンで安価なモーテルを選択。
*北米で一般的な典型的で簡素なモーテル*
ここでも2人以上での部屋しか無かったのではあるけれど、チェックインの際、フルサイズのベッドが2つある部屋から、キングサイズのベッドが一つある部屋に変更してくれて、2階の角部屋だったのも何となく良かった。
その後、再びステファニーさんからメールがあって、テキスタイル・センター仲間のディーニーさんの家へランチに寄るけれど一緒に来ない?と誘って貰い、ウィスコンシン州在住で、州に一度、1時間弱の道のりを黄色のビートルを運転してミネアポリスのテキスタイル・センターまで通うディーニーさんの家へ初めてお邪魔した。
広大に広がる prairie/プレイリーの中にポツンとある一軒家が彼女の家。
私にはワイルド過ぎて、とても想像できない住環境に絶句。
手作りランチを堪能した後、私たちは彼女の敷地内を散歩に出掛けた。
川のこちら側が彼女の敷地なんだそう。
普段、テキスタイル・センターのミーティングでは、余り個人的な話に熱中する機会も無いんだけど、こうして少人数で過ごす時間があると、お互いの理解が深まって、より一層、距離が縮まって身近になる感じなのはとても充実して有意義に思える。
再び、30分くらい荒野の中の一本道みたいな古い高速道路を走ってモーテルに帰還すると、今度はステファニーさんから電話が入り。
Maiden Rock Innのオーナー:ジェニファーさんに私の事を話したらしく、「一人で寂しく安いモーテルに泊まってる」私を気の毒がって、明日の朝食に招待して下さる提案だった。
断る理由もないので即座に快諾。
金曜日の朝、早めにチェックアウトを済ませ、Maiden Rock Innへ向かった。
玄関でステファニーさんが迎えてくれて、オープン・キッチンで忙しそうに朝食の献立を調理しているジェニファーさんに紹介してくれた。
前の晩、宿泊客はステファニーさんとビルさんのカップル一組だけだったそうで、だからより一層、静かにアットホームな雰囲気の中、朝食はダイニングルームのテーブルを囲み、まるでディナーみたいに豪華なご馳走。
料理はいつも、地元産でオーガニックな食材にこだわって作られるんだそう。
オーナーご夫婦も一緒に腰掛けて、5人での和やかで温かな朝食。
私自身、以前、モントリオール郊外の家では、時折、日本からのゲストを短期のホームステイとして受け入れていた時期もあり、あとは多趣味なご夫婦の話題が豊富だったり、ジェニファーさんが元々、絵画をする芸術家で編物をはじめとした手芸も楽しまれると言うので、楽しいお喋りが尽きなかった。
朝食の後、ビルさんは自転車を乗りに出掛け、ステファニーさんと私はストックホルムへ、他のテキスタイル・センター仲間たちとの集合場所に向かった。
2 件のコメント:
メイデイン・ロック、あこがれちゃいますね。
次回はお嬢さんとでもいかれては?
一人旅って病みつきになりません?
私も、実家の母の面倒を見に行く時、こちらの用事を済ませて最終便で行って(田舎は電車の便が悪いので)
秋田や仙台のビジネスホテルに一泊していくことが多かったので、
一人の解放感とかわくわく感がたまらなくて・・・・・
主人が海外に行っているときなど一人でお花見に出かけたりしています。
母も亡くなったのでますますその機会が増えそうです。フフフ・・・
yanaさん♪
隣の州って距離感が程良く、小さな町ならではの魅力にも 惹かれます。
娘と行く発想はありませんでした! ちょっと新鮮な感じですね。(笑
とても貴重な体験だったと自負してるのですが、病み付きと言う認識はありませんでした。
これまた言われてみると、その可能性もなきにしもあらず。(笑
単独での行動は、気ままに変更できるところが気軽で解放感がありますね。
誰かと一緒も楽しいでしょうけれど、でも全く別の自由感は確かにあります。
あとは生活圏を離れると知り合いに偶然、出くわす機会が少ない分、冒険するには向いてる気もしますね。(笑
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