足りなかった黒色で太めの安価な毛糸をAmazonで検索して、『Alpaca Direct』と言う出店者から購入してたのが土曜日、玄関先に届いた。
店頭で買うと一玉が $6.50だったのが、セール価格で6ドル以下だったし、送料も一律 $3.99だったから、取り敢えず5玉買ったのだけど。
ほんの数日待てば、玄関先に配達されるこの便利さと値段の手頃さと快適さを考えると、重たい腰を上げて車を運転して時間を掛けて、わざわざ店頭に出掛けて行くには、それなりの動機となる魅力を要するのは明白。
となると、やっぱり人間ならではの心地良い接客は重要だと思う。
ビジネスはそれ自体が単純ではないと思うのに、店を構えて在庫を抱えてのビジネスは更に並大抵ではない大変さだろうと想像する。
地元で細々と頑張ってるようなビジネスは応援したい気持ちは山々なのだけど、この辺りにあるのは既に大型のチェーン店ばかりだし。
余談で少し前、小さな買物の用事があってフラッと『Williams-Sonoma』に立ち寄ったのだけど、その際にたまたま居合わせた男性の店員さんの接客が酷くて。
まず、商品の質問をした際、笑顔もなくぶっきらぼうな説明、そして会計の為、レジカウンターへ向かったら、こちらをチラチラと見ながらもプライベートらしい会話での長電話を延々と続けていて切る様子も無く。
ようやく電話を切って、私の会計をしてくれるかと思ったら、別の顧客が大型商品の買物をしそうな様子でその接客に行き。
私はかれこれカウンターの前で待たされ続け。。。何だかとっても馬鹿らしくなってしまった。
Williams-Sonoma=「お洒落な高級キッチン用品の店」はこれまで私にとって特別な存在感のある店で、出掛けて行って買物を「愉しむ」種類の店だったから、こんな風に嫌悪感を抱くような経験は初めてで、だから余計に残念な気がした。
こういう経験があると、その日、朝からの晴れやかで楽しい気分も台無し。
たった一人の店員さんが与える影響力は意外と小さくないのよね。
私自身、老人施設内のギフトショップでヴォランティアをしてるけど、接する顧客の一人一人には、彼等が買物をしてもしなくても拘わらず、足を運んでくれたことに対する労いや感謝の気持ちと共に、楽しい気分を体験して貰いたくて、だから常に笑顔で接してるんだけど、これはサービス業の基本かと思う。
とは言え、北米でサービス業を語る際に、日本のそれと比べる事は出来ないけど。
文化的な背景や価値観が違い過ぎるので。
とにかく、この Williams-Sonomaでの体験は、些細なことで無視することも出来たのだろうとは思うんだけど、でも、どうしても気になってしまって、だから取り敢えず、ウェブサイトの顧客サービスの枠に出来事の詳細をコメントしておいた。
それで自己満足というか、自己完結で。
翌朝、Williams-Sonomaの店舗マネージャーから電話があって驚いた。
顧客のコメントなんて、誰も目を通さないんだろうな、くらいに思ってたから。
思い掛けない電話と、低姿勢な謝罪の言葉に全てがチャラになった感じ。
消費者に沢山の選択肢のある時代だからこそ、何処で何をどんな方法でどんな風に買うか?悩みどころ。
インターネットでの買物は勿論、手間要らずで便利なのではあるけれど、それだけでは何とはなしの物足りなさがあるのは解ってる。
綺麗で華やかに飾られた店舗に誘われて、ワクワクするような気分で足を踏み入れる店内では、楽しくて幸せな気分になるような体験をさせて欲しい。
と、話が逸れて、しかも長くなったけれど。
必要だった毛糸が配達されて、、、。
ので、早速、中断していた作業に取り掛かり。
中途だった手提げ鞄が完了〜♪
片側が「黒猫」のデザインで、もう一方が「ネズミ」のデザイン。
*10"x 15" (included/with handles)*
例の(私の中では)「編むだけで Sophie Digard風」な毛糸を部分的に、かぎ針編みしてデザイン周りの縁取りに使って見た。
デザインの部分は Monks Clothに手染めウールを Hookingの手法で。
構造は底の周囲と持ち手の部分を主に針金(16 Gauge)成形。
仕上げは毛糸をかぎ針編みして終了。
あれこれと色んな手法に手を出して楽しんでる自分だからこその作品にしたくて、だから異なる手法を少しずつ組み合わせてみる試み。
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