この間、時々利用する高級スーパーマーケット(因みに『Byerlys』)のデリ・カウンターにて、量り売りのハムをスライスして貰ったりの注文をしてたら、偶然隣り合わせた見知らぬ老婦人に予期せず声を掛けられて驚いた。
だって余りにも予想外な彼女の言葉は
「まぁ、何て綺麗なアクセントなんでしょう〜」
だったから。
自分にとって第二母国語である英語だから、流暢とは言え永遠に完璧になる可能性は無いと思ってるんだけど、それでも褒められるのは嬉しい。
それで勿論、立ち話での身の上話的な会話で盛り上がり。
その女性には3人の息子さんと一人の娘さんがいらして、お孫さんも11人いるんだそうで。
娘さんは韓国からの養子縁組の養女とのことだけど、ミネソタ州には韓国から養女として受け入れられて地元の家庭で育てられて、現在30代とか40代とかの年代層での女性たちが沢山いる。
カナダでは、中国から養女として移民した女性を多く見掛けたけれど。
なので義母と私の二人で出掛ける際に私は、自分が「白人家庭に養子縁組された中国からの娘」と勘違いされる事もあるんだろうなぁ〜なんて、いつも漠然と考えてたりしたんだけど。
北米の人々が養子縁組を考える際に、受け入れる子供の人種や国籍にこだわらない姿勢は、そういった習慣の無い日本で育った自分にとっては本当に斬新であり、その意識の柔軟性は本当に素晴らしく、感動さえ覚える。
たまたま Erikaに見せられた You Tubeのヴィデオで、3組のアメリカ人(多分)カップルに養子縁組についてのアンケートをしてるんだけど、とても興味深い。
*色々と考えさせられて興味深い*
そこでも3組のカップルが全員、「国籍や人種の選択」の設問に躊躇うことなく即座に「こだわらない」を選択してるから。
へぇ〜っ!って感じに、私には目から鱗みたいな衝撃。
と同時に感動的でもあり。
とにかく、話はかなり飛んだけど、道ですれ違う見ず知らずの人と笑顔で挨拶したり、お互いの気分が合ったら他愛の無い短いお喋りをしたりするだけで、その日一日が明るいものになる気がする。
顔見知りの人とすれ違った際にも挨拶は勿論、何かしら気軽に相手のことを「褒める」習慣ってのも、いつの間にか身に付いて気に入ってる。
ケベック州では、人とすれ違っても果たして相手が英語人か仏語人か解らず、おまけに、例え相手が英語を話す事が出来る人でも「敢えて仏語でしか喋らない」と制限してる気難しい人だったりする可能性もあるから余計に、気軽な挨拶をすることに抵抗があった。
社会的な規制みたいなものを常に感じて、精神的なストレスがあったり心を開放的にして他人を受け入れるような土壌じゃなかった、と今になって実感する。
そういう意味では、アメリカは自由だし開放的だし本当に快適。
Made in Japanの私はカナダのオンタリオ州に引っ越してカルチャー・ショックの洗礼を受け、ケベック州で仏語を学んで視野を広げ、アメリカで更に新しい自分磨きを継続中〜ってな感じで、いつまで経っても発展途上なんだな、を実感。
何年経ってもどんなに生きてもずっとずっと未完成で未成熟、なのかも。
自分って、、、人間って、、、と考えるとキリがなく深いブラックホールの闇に引き込まれそうになるので、それは避け、取り敢えず熱い珈琲を入れて何かしら甘いものでも食べよう。。。そんな金曜日の幸せな午後。
2 件のコメント:
娘の外人の友人にもとても正統派の日本語を流ちょうに使う子もいて、
なんてきれいな日本語とついってしまうことがあります。
まゆみさんの英語もそんな感じかしらと想像します。
母が父とアメリカを旅行した時、英語はさっぱりわからなかったけど、
みんな親切でフレンドリーで感激したと言っていました。
アメリカにいると、なにか気持ちが解放される気がします。
日本に帰国が決まった時憂ツになりましたもの。(笑い)
yanaさん♪
日本語は本当に複雑で、謙遜とか尊敬とか丁寧とか、使い分けるのは外国の人たちにとって難しいと思います。
それに比べたら英語は簡単、、、とさえ、時々思えるくらい。
とは言え、私の英語、大したことはないです。
所詮、日本人の喋る典型的な英語ですので、発音的に困難な音は相変わらず、ですし。
以前だと、流暢に外国語が話せると、スパイ的な仕事に就けるってのが典型でしたが。(笑
今の時代ではどうか、分かりませんが。
カナダも同様に、一般的に人々は親切かと思うんですが、それでもやはりケベック州は特殊なんですよねぇ〜、未だに。
以前、カナダで解放感を感じてましたが、アメリカの比では無いっ!って事に気付きました。
本当に、暮らしてみないと解らないって事は多いですね。。。って、それも実感してますが。(笑
北米で暮らした人が日本へ戻るって、、、あの閉塞感と言うか、、、はさぞかし窮屈だろうなぁ〜と気の毒にさえ思います。
とは言え、多くの日本人には順応性がありますから、多分、どこででも暮らす事が出来るのだろうな〜なんても思うし。(笑
コメントを投稿