人生ほんとに毎日いろんな事があって直ぐに1週間が経ってしまう感じ。
日本では熊本で大きな地震があって動揺してたら、今度はエクアドルの地震のニュースが飛び込んで来て、もう涙無しには読めない新聞の記事ばかりだったりするのに、身近なところでも Erikaの同級生の女の子の家が火事で全焼してしまったり、私のサークル仲間の甥御さんが若くして突然に亡くなってしまい、しかも自殺だったと聞いて、その衝撃に心がかなり打ちのめされ重たくブルーな気分だった。
そんな折りに今度は地元のスーパースター:プリンスの突然の訃報。
インフルエンザの症状が自家用ジェット内で悪化してアトランタから引き返して来たけど、心配には及ばないから、、、ってのをアピールするダンス・パーティを、ミネアポリスの彼の豪邸で開催したって記事を、ほんの数日前に読んだばかりだったから余計に驚いた。
人間って、そんな風にいとも簡単に呆気なく死んでしまうものなんだ。。。
改めて死と言うものについて考えさせられた。
と同時に、死とは真逆の生、つまり生きると言うことの意味についても考えたり。
そして生と死に関わる宗教と言う存在についても。
プリンスがもし、エホバの証人という宗教で無かったとしたら、ひょっとして57歳という若さでこの世を去る必要が無かったかも知れないのでは?と思いつつ、彼自身が彼にとっての心の平穏を宗教によって見出したとするならば、彼にとっては納得の上での死の受け入れだったのかも、とも思う。
世界中の音楽愛好家にとっての損失が大きい事実に変わりないけれど。
仮にもし、あと20年とか30年とか彼が生存して、この世でプリンスとしての活動を続けてくれたら、どんなカタチであれ世間に与える影響力はあったと思うし、計り知れない才能を以て素晴らしい作品が、音楽にしろ映像にしろ文章にしろ発表されれば、多くの人々が愉しむ事が出来ただろうに、と残念無念でならない。
彼が彼自身についての "Memoir"の執筆に取り掛かったニュースも、ほんの数ヶ月前に新聞で目にしたばかりだったし、当然、彼の地元であるミネアポリスでは、一体どんなエピソードが綴られるか?地元の人々の間では、とても話題になったいた。
私自身、特別にプリンスの大ファンだったと言う訳ではないけれど、彼が最も活躍して人気の頂点だった時期に、人生の中で最も音楽を楽しんだ年代であるし、映画『パープル・レイン』も小さな映画館に足を運んで何故か独りで観た記憶もある。
因みに、プリンスの曲の中で私が個人的に一番好きなのは『Pop Life』。
彼の作品の中で個人的に一番の名曲と思うのはコレ↓ Sinead O'Connorが歌った♪Nothing Compare to You♪
でも多分、彼の素晴らしい作品は沢山あり過ぎて、実は上手く選ばないと思う。
だって、熱狂的なファンと言う訳ではない自分なのでおこがましい気もするし。
Davidのポーカー仲間のうちにはミネアポリスが地元で、昔からのダイハードなプリンスのファンと言う人達もいるみたいで、彼等は追悼の24時間パーティにも参加するらしいけれど、多分、正式な葬儀も大規模なものになるのかな、と想像する。
かのボブ・ディランもミネソタの出身だそうで、地元を去ったスターとして、地元に留まって活躍し続けたプリンスと引き合いに出されるのは興味深い。
いずれにしろ、かつてTVで小林克也の『ベストヒットU.S.A.』で紹介される「アメリカのスター」達の音楽を夢中で見聞きしながら、英語の世界もアメリカも、自分にはまるで遠い世界の気がしてたのが不思議。
今となっては、プリンスは「地元民同士」としての尊敬と誇り、みたいな。
彼の死は惜しいけれど、でも芸術家の死は、この世に生きた証を作品と言うカタチで沢山残せて、死後いつまで経っても人々に愛され慈しまれ続けるのは、同じ人間として、とても羨ましく思う。
さて私は今後、残された人生をどんな風に生きて、一体どんなものをどんなカタチで残すことが出来るのか?それが永遠の毎日の課題だな。
合掌
2 件のコメント:
ミネソタと言う言葉も含めて、ここ日本でもプリンスが亡くなったことはかなり大きく報道され、まゆみさんのことが思い浮かんだことでした。きっと、地元では凄く大きく取り上げられているんだろうなって。
それにしても若い死ですよね。「彼が今後生きて活動していれば・・」ってこと思うと思います。
ジョンレノンの死後、世界でテロや戦争が加速してるような中で、「彼が生きてれば・・・」って私も何度も思いましたからね。
心からご冥福をお祈りしたいと思います。
まゆみさん♪
そうなんですよね。
今は私の知り合いの人たちの間ではミネソタ、またはミネアポリス=まゆみって感じの連想のようで。
東京に住んでた頃、日本の何処で事件事故災害があってもカナダの人達からは「大丈夫?」と心配されたのと似てるような。(笑
ま、人から思って頂けるってのは有り難いことには違いないですが。
社会的に影響力を持った人の死は、特に惜しまれますよね。
世間からの期待感が重荷になる場合は多々あるかと思いますが。
どんな人生も、多分、本人次第なんだろうとは思いますが。
"What if..."は、どうしても考えてしまうことですよね、例え無意味で、答えのない疑問だとしても。
近所の映画館ではプリンスの映画を急遽、上映して多くのファンが追悼としているようです、余談ですが。
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