庭のチューリップが満開だった5月6日の日曜日、地元の広大な敷地を持った短大の一角を会場に、毎年恒例のキルト・ショー(正式には"Annual Exhibition of Quilts and Textile Art")が週末の3日間で行われ、友人 Halehからも「作品を2点出展してるから是非、見に来て!」と誘われてたので、楽しみに見に行って来た。
主宰は、"Beaconsfield Quilters Guild"でメンバーは100人以上いるらしく、今年度、義母は参加してないものの、時々メンバーになったりならなかったり。とにかく作品数は結構多くて割りと見応えのある展示会。
QueenサイズとかKingサイズとか、北米の大きなサイズのベッド用のスプレッドとかの大作も多く圧巻だったり。
割りと「和風」を思わせるような作風のものもあったり。
と思って展示脇の作品解説を読んでみると、やっぱり「日本で暮らしている娘を訪ねて旅行した際に買い求めた日本製の生地や素材を使って作りました」なんてのも多く、さすがにキルターの世界もインターナショナルと言うか、ハンドクラフターの間でファンの多い日本製の木綿生地や染めものや柄プリントや、或は手芸道具やらの素晴らしさを改めて実感させられる。
手仕事や芸術の世界に於いて、やっぱり日本人の感性ってのは独特だし、素晴らしいと思うのは日本贔屓な視点だからってのは多少はあるかも知れないけれど。
そしてやっぱり何となく「和風」の作品にはつい目が行ってしまう、、、ってのは実際あったり。
それ以外で私が気に入ったのは大胆な構図で一部がはみ出してる作品「向日葵」で、背景のターコイズ・ブルーと深みのある黄色のコントラストが活き活きとして素晴らしい。
花の中心部の布使いとか細工とか、色合いの特製を活かした配置とか、あとはキルティングのステッチとか、どれもオリジナリティがあってダイナミックで溜め息もの。
会場で偶然にばったりと行き会った Halehに途中、作品の案内とか解説とかもして貰い楽しかった。
因に、ログキャビンのデザインで作られたカラフルな Halehの2作品は、どちらも「リボン」(何かしらの功績を認められた各賞に付けられる)が付いていて、大喜びの彼女を一緒に祝福した。
そう言えば、私もやりかけのキルトが幾つかあったりするんだけど、それらは一体いつになったら完成するのか?久々に思い出したり。
一方で、この夏、日本に帰省したらきっと何処かしらの手芸材料の店(『東急ハンズ』とか『ユザワヤ』とか、或は地元にある『歩布里/ポプリ』と言う名の小さなパッチワーク・キルト専門店とか)に足を運び、細い糸で目の詰まった日本ならではの手触りのいい繊細なコットン生地や、可愛くてお洒落なデザインでプリントされた生地に大コーフン+目移りしつつ、作る当ては無くても結局それとなく買って来てしまうんだろうなぁ〜、なんて予感。
4 件のコメント:
素敵な作品を間接的にでも、ここで見せて頂けて嬉しいです!
この向日葵なんかも、なんという躍動感溢れる作品なんでしょう!
パソコンの画面でもこれだけ感動するんですから、間近で見たらどれほどの迫力か!
お友達も喜ばれたようで、刺激的ないい一日でしたね。
すごい!!
芸術ですねぇ。ここまでできるんですね。
日本の古裂、オークション市場もあるみたいですね?
祖母の古い絣の生地とか、何か再生できるかな?
まゆみさん♪
ありがとうございます。
たまたま今日、知ったのですが、この「向日葵」は義母の友人の作品で、今回、地元の作品展で選出されたので、アメリカ:ヒューストンでの作品展にも出展されることになったそうです。
はやり、多くの人の目に留ったのでしょうね〜。
沢山の色んな作品を目にすることが出来て、刺激にもなり楽しかったです。
とりさん♪
ほんと手工芸も手の込んだデザイン性の高いものは最早、芸術の世界ですね〜。
日本の素材には独特なものも多いですから、特に古い着物の生地などには希少価値があるかと思いますね。
真新しい芸術作品として生まれ変わる可能性は大かと思います。
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