2016年8月24日水曜日

本格的ボディ

日曜日の午後には予定通り Textile Center仲間の Mary L.さんと Jane B.さんの二人が迎えに来てくれて、3人揃って Roxanneさんの誕生日会へ出掛けた。

頭の中で「メアリーさんとジェーンさんが迎えに来る。。。」ってのを言葉にして考えてたら、自然の懐かしのヒット曲で、つのだひろ氏の♪メリー・ジェーン(on my mind)♪を連想してしまい、なんて古いんだ、ワタシっ!と独りでウケて苦笑してしまった、ってのは内緒。

Roxanneさんの家に近付いたところで、ご近所の庭に野生の鹿を発見。

庭先で草を食べる若い鹿の姿に、自然界が近くにあることを実感。

誕生日会はお天気にも恵まれて、家の中と外とどちらにも来客が沢山。

Textile Center絡みのお友達や親戚、あとはアンティークの愛好会にも所属して活躍してるらしいので、その方面でのお友達やご近所の人々と、とても賑やかだった。

「プレゼントは無しで!」の招待状ではあったけれど、それでも皆、暗黙の了解的に個人的な小さな手土産みたいなものは用意していて、それぞれの個性を反映して作家のメアリーさんは多分、何かしらの書籍をプレゼントしてる様子だったし、美術の講師でキルト作家でもあるジェーンさんは、パッチワーク・キルトで手作りしたクッションを渡してた。

私からの小さなチョコレート・ケーキのピンクッションにも、かなりウケて喜んで貰えたらしかったので自己満足的に嬉しかった。

感動したのは、早速ソレがテーブルの上に他の本物のケーキたちに混じって飾られていて、それを見たゲストの人々が私のところにやって来て

「あなたの作ったケーキ、とっても可愛くて大好きよ♪」

と声を掛けてくれた。

最初は「なんで(その存在をもう)知ってるの?」と腑に落ちなかったのではあるけれど、実際にケーキを頂こう♪とデザートが並んだテーブルに向かって発見した。

*ホンモノのケーキたちに混じって真ん中にちんまりと佇むソレ*

*念の為、再度、ここにもソレの写真を添付*


Textile Centerのミーティングでは頻繁に顔を合わせている仲間たちとは言え、常に複数での会話が交錯してる状態だから、個人的に深く理解し合ってる人ってのは少なくて、だからこうして外でゆっくりと会う機会があるのは、お互いを知る機会でもあり、貴重な時間と言える。

その場に居合わせた多くの人々はアンティークの収集家だったり、テキスタイル関係のアーティストだったり、デザイナーだったりで、とても興味深い人達ばかり。

服飾のデザイナーをしてたとおっしゃり、それも納得、お洒落な服装の女性と気が合って会話が弾んだんだけど、彼女が93歳(!)と知って驚いたり。

別の女性は、フェルティングの芸術作品を私と同様に State Fairの Fine Artsに応募したけれど、一次選考をパスした後、二次選考で落ちたしまったそうで、毎年、このコンテストには多くの応募者があり、実際に展示される作品は全体の12〜13%だと話してくれた。

私はたまたま初めての応募にして幸運にも展示されることになったから、それが実際にどの程度の難関なのか、実感として分からない部分はあるんだけど。

初対面でアンティーク収集家の女性が身につけていたペンダントが、古い七宝焼を施した鯉のデザインで、実はそれと同様のものを Etsyで購入しようか考えてるところだったので、「あ、やっぱり可愛い!」と説得された感じ。

私が買うのは勿論、高価じゃなく、本格的なアンティークと言う訳でもないけれど。

そして誕生会での帰り際、Roxanneさんが私に古い「ボディ」をくれた。


彼女が愛用してた古いものらしいけれど、とても本格的なもので、ボディの内側には沢山のネジがあって、それを調節してボディのあちこちを開閉させることが出来る。


カスタムでドレスなどを制作する際、クライアントの体型に合わせて、ボディをセットする事が出来るんだろうと思う。

彼女には以前、ベビーロック社のロックミシンも貰ってるのよね。

「不要になったから引き取って使ってくれたら嬉しいわ」的なスタンスで。

若輩の私としては、もう本当に「有り難く頂戴しますっ!」って感じ。

趣味としてのテキスタイルの世界を通じて、多くの年配の人々に出逢い、刺激を受けたり、助言を貰ったり、とってもとっても良くして貰えてる現実に感謝。

皆さんから受ける厚意を無にしないよう、この世界で励み精進したい意気込み。


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