短い秋を飛び越えるように早くも本格的に寒い日々を迎えてるので、自然と脳内では「冬がやって来る、また、あの暗くて長くて寒い冬がやってくるよぉ〜」みたいなのが延々と繰り返しこだまして。
冬を生き延びる為の冬支度をする野生的な本能なんだろうけど。フッ。
冷夏とは言え、それなりに暑かった夏が終わると、ようやくウール素材の登場。
100%ウール素材を使うラグ・フッキングの再開は勿論、これまで買い貯めた数々のカラフルな毛糸たち(純毛と言う訳ではなくアクリル素材だったりもするけれど)を引っ張り出して来て、しばしそれらの綺麗さにうっとりと見入る贅沢な時間に浸りながら、さて、それらの糸を一体どんなカタチに仕上げようか?可能性を取り留めも無く考える、本当に幸せな時間。
素材としての毛糸たちと出逢うのも一種の巡り逢いなので、例え即座のプロジェクトがあったり、必要性が無かったりしても、色合いや素材感に惹かれて気に入ると、取り敢えず「いつの日にかのプロジェクト」用に買って置いたり。
だって、必要な時が来ていざ探しても気に入った糸や素材が見つかる保証が無いし。
そんなこんなで、時々、作業をしている途中で「あ、そういえば、あんな素材がどっかにあったはず!」と思い出し、かれこれ10年以上とかの歳月を経てようやく日の目を見ることが可能になる素材もあったりして。
全ては "You never know"の世界なのだ。
(わからないものよね〜、先の事も、可能性も、何が起こるかも、ってノリで便利に頻繁に口をついて出る英語の表現)←本日のワンポイント日常英会話?
(ついでに書くと、似通ったニュアンスで頻繁に使うのが "Who knows?"で、いったい誰に分かるって言うの?=誰にも分からない事よね〜、みたいな)
とにかく。
以前買って置いたビロードっぽい素材感の糸を使っての試み。
まずはスカーフ(襟巻き)の仕上げに使う予定で無数の「葉っぱ」の作成。
*一部のオレンジ色がちょっと「うーん」って感じだけど*
単色の糸には余り興味がなく、いつも買う傾向なのは混じり色の毛糸たちなので、色彩の合う数色が幾つか混じって一本の糸に仕上げられたものばかり。
微妙の色の変化が魅力で、気紛れに変わる意外性が大好き。
そして本体のスカーフ部分は、ボヘミアン風な穴開きで、私のいつもの様式「ランダム」に計画もデザインも先に存在しない「行き当たりばったり」の手法。
だから色んなサイズの穴が色んな場所に不規則にある状態を試行錯誤。
*テーマとしては「森の妖精風」なんだけど、一応*
*試作途中、つまり試行錯誤、迷走中*
無造作な雰囲気に仕上げたくて先端をひらひらと分岐したデザインを試みてるんだけど、なんか図的には「首に何匹かの蛇を巻いてます!」状態に見えなくもない。
どよぉーーーん。
この間、ホームセンターの店先で見掛けたハロウィンの飾りを思い出した。
*頭に蛇がいっぱいの「メドゥーサ」!!!*
余りのインパクトに思わず携帯で写真撮っておいたメドゥーサ。
電気仕掛けで、頭の周りで蛇が動くの!
コレを買って家に持ち帰って飾る人ってのがいるってのも考えると凄い。
そんな訳で、私の「森の妖精ボヘミアン風」スカーフはどうやら今のところ、「蛇をぐるぐる巻きメドゥーサ風」の傾向へと向かってるらしい。
ふぅ〜。
2 件のコメント:
なかなか思うようにいかず、どうにも修正ができなくて、経糸を切ってしまう時もあります。(切らないと次が作れないので)
もう少しさらっとした素材を混ぜるとか、長さを替えるとかしたら素敵になるんじゃない?
それにしてもメドウーサ、強烈ですね。
家の子供たちよろこびそうだわ~
yanaさん♪
やはり織物の世界で、yanaさんでもそういった場面があるのですね〜。
気分のノリとか、集中力のありなしとか、作業環境にも影響を受けたりしますよね、能率って。
あれこれ試行錯誤の後で、はっ!と閃いて捗るって事もありますし。
そうですね、シルクっぽいとかサテン系の糸と組み合わせても面白いかも知れませんね。
もう少し遊んでみようと思います。
ありがとうございます。
ハロウィンの専門店には、更に凄いインパクトの物が大量にあって、、、面白いやら怖いやら複雑です。(笑
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