何しろ、予約が必要なものは特にさっさと手配しないといけないし。
案の定、Davidはモントリオールに帰省して彼の両親の家でクリスマスを過ごしたい意向で、選択肢は飛行機で 行くか車で行くか。
飛行機なら2〜3時間でも、家族4人だとそれなりに費用も高額になるし、航空券を取ると日程も時間も変更し難く融通が利かないし、あとは Trixieを同行させるのが困難なので、彼女が快適に過ごせるケンネルを探さないといけない。
車なら片道20時間の運転で、Davidと私が交互に運転すればいいし、旅行日程の 融通が利くので途中での寄り道やちょっとした観光をしてホテルで2〜3泊すれば旅行気分が楽しめるし、そして何より Trixieも一緒に連れて行ける!
冬の時期なので天候次第ってのは飛行機も車もどうせ一緒だし。
そんな訳で多分、車で再びのロードトリップにてカナダを目指す事になりそう。
クリスマス時期にモントリオールへ帰省するとなると楽しみな事が沢山あるんだけど、特に毎年恒例で Bonaventureにて開催される「Salon des Métiers d'Art」に行けるかも?なんて、一瞬、心が踊ったものの、今年の最終日の日曜日が21日なので、やっぱり日程的に難しそう。
Salon des Métiers d'Artは、「手仕事の芸術とグルメの祭典」と言った感じで毎年クリスマス前に開催されるので、ケベックの芸術家だちの作品を眺めたり、地元産のグルメのワインやチョコレートなど買うのが楽しみなイベントだったんだけど。
特に買いたいと思ってたのが、ケベックシティ近くのオルレアン島で作られてる「アップルバター」で、"Didrerie Verger Bilodeau Ile d'Orleans"と言う家族経営の林檎園が出してるアップルバターは特に秀逸で、白くて軽く滑らかで、焼いたブリーチーズ(日本だとカマンベールとか)に乗せて食べると天国の味わいのように美味しいの。
だって、一般的なアップルバターと言うと、大抵の場合は茶色で重たい味わい。
*ミネソタで最近買った伝統的なアップルバター*
ネットで検索したら、奇しくも今回は出店しない様子なので、いずれにしても私にとっては入手困難みたいで残念。
ところが!
偶然にも、似たようなアップルバターが作れるレシピを発見!
考えて見ればアップルバターの材料は基本的に「林檎と砂糖」な訳で、自分で作れないはずもなく、どうして思い付かなかったのか?ってのはやっぱりあの「白さ」と魔法のような軽やかな口当たりに、何だかとっても謎な秘伝があるんじゃないか?ってな気がして。
これまでも、日本からカナダに引っ越した当時は手に入らない食材も多く、「現地で調達できないものは作るしかないっ!」と気合いを入れてあれこれ試して見た経験があり、まぁ割りと何でも(餃子の皮とかあんぱんとか)それなりに作れるのではあるけれど、それでもやっぱり専門のプロが作ったようには行かない、と言う結論に達して。
あれやこれや材料を揃えて準備してキッチンを引っくり返して頑張って作った結果が、やはり市販品に敵わないって現実は空しく。
以来、市場で簡単に苦労せず手に入るものは抵抗せず有り難く買わせて貰う信条。
なので私の中では未だあの夢のように美味しい「白いアップルバター」に何処かの市場で巡り会える日を待っていたんだけど。
とにかく作って見ました。
小さく切った林檎を鍋で砂糖と煮て、仕上げにバターを煮溶かして出来上がり!と、とても簡単で今更ながら、そのシンプルさに呆気にとられ。
しかも結果として、あの「白いアップルバター」に近いものが再現出来たし!
*何に塗って食べても、そのまま食べても美味しい♪*
材料は:
林檎
(好きなだけ)
砂糖
(林檎に対して18〜20%程度)
バター
(林檎に対して12〜14%程度)
ポイントは:
- 焦がさないよう時間を掛けて煮る
- バターを仕上げに投入すると色が微妙に白味を帯びる
- 出来ればフードプロセッサーに掛けると滑らかに
(これは冷めた後)
取り敢えず、林檎2個か3個を使って作って見ると良いかも。
お薦めは、薄切りにしたバゲットの上に薄くスライスしたチーズ(Brie/ブリーかカマンベール系のマイルドで柔らかいもの)を乗せて、その上にアップルバターも乗せてトースターで焼くと、溶けたチーズとアップルバターの甘味が、、、(←上手く表現できない)美味しい。
7 件のコメント:
おぉーっ、すんごいびっくり‼
なんと、姉の家にはいつも林檎バターがあり滞在中は食べるの楽しみにしてるのですっ‼
見た目も同じ白さで多分味わいも同じような気がします。
これ本当に美味しいですよね♪
私も作ってみよー。
レシピありがとうございます( ^∀^)
因みに姉は多分生協の宅配で購入してたような?
今日は姉宅へ帰宅なので調べてみよー♪
わぁ~!すご~い!結局自分で求めていたものを作っちゃったわけですね~(*^-^*)
読んでて、「時間をかけて焦がさないよう」っていう最大のポイントに「やっぱりな~。上質の料理は手間ひまかけて、愛情注いでこそ美味しく見た目も美しく出来るのよね~。」なんて呟いてる私です。ホント、これならパンに良く合いそうですね!いつか・・いつの日か・・やってみたいという願望に駆られてる私です(笑
10月も残すところあと僅か。このぶんじゃ、あっと言う間に12月が来て今年も終わっちゃいそうですね~。クリスマスに向けてのプランと旅、楽しそうですね♪
こちらは、まだ日中の最高気温が24度ほどあり、皇帝向日葵が咲くのを首を長くして待っています。この週末は、魔女もお休み。
月曜からの3連チャンに備えています(笑
断然白い方が美味しそうですね。
そんなに作り方が簡単なら私も作ってみようかしら。
一年ぶりのモントール行き・・・・実現するといいですね。
今週矢吹先生の研究所で(NHKでライフスタイルが紹介されて人気の)織物家で切り絵作家のアグネータ・フロックさんの(スエーデン人)の展示即売会とワークショップ、トークショーがありお手伝いをしました。
切り絵はどれも繊細で可愛い物ばかり。(すべて1枚の紙から切り出されるそうです)
きっとまゆみさんもお好きと思うので
アグネータ・切り絵の画像をご覧になってね。
まゆみさん♪
本当に、時間を家庭料理って、最高の贅沢な気がします。
で、最近はもう本当に手抜き料理ばかりで。(汗
スーパーのデリカテッセンなどで、美味しそうなお惣菜が売られてるので、持ち帰って「それが夕食♪」とか。
この林檎のバター、基本、林檎と砂糖を煮るだけですから簡単です!
ご両親に是非、作って差し上げて下さいな♪
デザートなどに喜ばれるかと思います。
家で作れば甘さも調整できますし、栄養価もあって消化も良く食べ易いですし。おススメです。
本当に本当に、もうすぐあっと言う間に新年のご挨拶とかしてそうですよねぇ〜〜〜。(汗
この時期にまだ向日葵の開花とか、本当に高知は南国なんですね〜。驚きです。
そちらでのハロウィンパーティも楽しそうですね!
なかなかコメント出来てませんが。(汗
引き続き、楽しんで下さいね♪
yanaさん♪
ですよねー!?(笑
ま、茶色のは伝統的と言うか、ドイツ風と言うか?
是非、とても簡単ですから作って見て下さいな♪
バターを最初から入れないのがミソのようです。
林檎の水分と砂糖だけで調理出来るので。
ありがとうございます。
多分、モントリオール行きはほど実行間違いナシな感じですね、今のところ。
あら〜。
お手伝い、楽しそうですねー!
ご紹介ありがとうございます!
これから検索して見ます♪
今日は段ボール箱と格闘して、切り抜いたり、偶然タイムリーに「切り絵」的なことをしてました。(笑
yanaさん♪
アグネータさんの切り絵、検索して見ました!
素敵、素敵!
可愛らしくて優しくて、とっても素敵な世界ですね♪
Mutsukoさん♪
頂いたコメントがスパムに入ってしまい申し訳ありません。(汗
アップルバターって、何となく北米の田舎料理風と思ってたので、日本でも販売されてるってのを知って驚きでした。
早速、検索してみたら、沢山あっておぉーっ!って感じで、信州の🍎で作ったものはテレビで紹介されて人気爆発だったとかで、更にビックリ。
さすがグルメの国ニッポン、ですね。
美味しいものに目がない。
世界中の美味しいものが手に入るし。
そしてやっぱり日本で人気なのも白い色の方のアップルバターのようですね、さすがに。(笑
ほんと、簡単に作れるので是非、お試し下さい♪
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