*可愛いプリントのコットン生地があったので
ブローチピンに仕上げてみました♪*
今日はようやく外出の予定もなく、季節柄、家で静かに編み物など。
あぁ〜何と言う幸福感♪
たった今、編んでるのは「青の洞窟」に触発されたイメージのデザイン。
ケーブル・タイプの編み棒で1mの長さのものを使用。
これまで買い溜めた混じり色の毛糸の中から太さの違うものをあれこれ、水色、ターコイズブルー、ミントグリーン、萌葱色、鶯色、苔色、群青色、灰色などなどの配色で、気紛れに編み混ぜながら、どちらかと言うと「編み物」と言うよりは最早「織物」みたいに、まるで種類も色合いも違う毛糸を織り交ぜてるような感覚で、綺麗な色に埋もれながら恍惚、若しくは色の洪水に溺れそうな感覚に酔ってる。
これを「至福」と呼ばずして何を言うんだ?って感じに。ふぅ〜。幸せ♪
それもこれも、背景には最近、私が置かれた環境とか人々との出逢いとかがあり。
有り難いことに、本当に多くのクリエイティブで刺激的な人々に出逢ってる。
それは全て、この9月以降の事なのではあるけれど。
アメリカで暮らし始めて10ヶ月前後。
思い掛けない現実として、カナダで暮らしていた時よりも解放感を満喫してる。
これまでカナダとアメリカを「北米」と一緒くたにして来たのではあるけれど、初めてアメリカで暮らして見て、やっぱりアメリカとカナダは結構違うんだって事を体感してる。
まぁ特に私たちの場合、最後の10年間をケベック州で暮らしたので、カナダ国内でも特殊な存在感であるケベック(公用語がフランス語であり、独自の文化を持つ)ならではの、更なるアメリカとの違いって部分も大きいのだろうとは思うけれど。
正直、カナダで暮らしてる頃、身近にはいつも複数の「アメリカ人」がいて、実は彼女たちの多くは大抵、大柄で声も大きく良く喋るし、良く言えば自己主張が強く、悪く言うと周囲の人に気を遣うことなく自分本位で図々しい、、、(!)って印象の人が多く、だから私の中ではいつの間にか、アメリカ人女性に対する微妙な苦手意識みたいなものがあったんだけど。
実際、私の個人的な統計の中でも大まかに見るとカナダ人の方が、アメリカ人よりは思考とか価値観とかが色んな場面で日本人寄り、な気がしてたし。
と書くと、ちょっと差別的と言うか、偏見的な響きがあるのは否めないけれど。
それに勿論、個人差は大きいので、「アメリカ人」とか「カナダ人」とか言う括りで話すのも無謀って事も、認識してはいるのではあるけれど。
ま、私の個人的ブログなので好き放題書かせて貰いますがっ。
アメリカに暮らしても、だから周辺にはいつもフツーに多少の「カナダ人」はいるだろう、って思ってたのに、いざ蓋を開けてみると、カナダ人との接近遭遇チャンスの余りの低さに驚いてる。
子供たちが通う地元の高校でさえも、うちの子供たち以外は「カナダ人」がほとんどいないみたいで、だから現地のアメリカ人達にとって「カナダ」=「外国」からやって来たカナダ人のうちの子供たちは珍しい存在みたいで、わざと冗談で 「ちょっとソコの"Canadian"!」とか呼ばれたり、面白い感じに「いじられてる」のを子供たち自身、逆手に取って、時には自虐的に「カナダ人」ってのを笑いのネタにしたりもしてるらしいし。
以前の私は潜在的に「アメリカ人」に対する敵対心と、同時に屈折した嫉妬にも近い羨ましさがあったんだろうと思う。
実際にアメリカ住民になってみて、自分がもしアメリカで生まれ育ってたら、今頃どんな「自分」になってただろう?と考えさせられるのは、やっぱりこの土壌が与える自由な解放感であり、他人の目を気にする必要もなく、第三者の意見や価値観を気にする前に自分の内面に意識を集中させて物事に対処する姿勢に、今更ながら驚かされたり、時として感動させられたりさえするから。
日本のごく一般的な家庭で生まれ育った私は、本当に日本人だなーと思う場面が未だにあり、それがとても短所と言うか弱点と言うか、これまでの固定観念のあれこれが実は小さく詰まらない事だったってことに気付かされて愕然としたり。
この歳になって尚、「こうでなければイケナイ」とか「こうであるべき」とか、意味の無い執着心に縛られてる心の硬い自分に直面させられたり。
と書きながら、実は、アメリカでの生活が思った以上に自分に合ってる気がしてる。
自分が「なりたい自分」になれる気がするし、それが例えどんな自分であっても、周囲の人々がそれなりに受け入れてくれるのを実感してるから。
肩に力を入れて頑張り過ぎなくていいし、誰かと対抗する必要もないし、誰かに自分を認めさせる必要も無い、何だろう?このラクちんな自由感は?
そんな感じで、殻の剥けたゆで卵みたいに無防備な心で人の輪の中に飛び込んで行く感じで、やっぱり心が柔らかいと人にも受け止めて貰い易いみたいで。
あちこち顔を出してる手工芸のサークルでは年配の女性が多く、私はこの歳でも未だに若造であり若輩者であり最年少だったりするので、年季の入った先輩方にとっての「新しいオモチャ」みたいな存在らしく、予想外に可愛がってもらうと言うか、何だかとっても良くして頂いて、チヤホヤと面倒を見て貰う感じなのが心地良い。
まぁ手芸関連のサークルなので、「年代物のボタン、あげようと思って取っておいたのよ」とか、「面白い素材の生地があるんだけど、アナタが使えるかも知れないから次回持って来てあげるわ」とか、「使ってないロックミシンがあるから持って行って試して見る?」とか、皆さん優しくて涙が出そう。。。
ほとんどの人たちが引退して、ともすれば私の母親の年代だったりするんだけど、割りと多くの比率で「元教員」てのも面白く、小学校の教諭だった人とか、未だに代用教員をしてるとか、私の周辺には何故か「先生」が多いのも不思議。
ま、教職の総体数が多いってのもあるんだろうけれど。
環境に馴染んで解放感いっぱいで、だからそれが作品にも反映されるみたいで。
以前よりもちょっとクリエイティブな感覚を感じてる。
『Etsy』に出してるお店もまだ軌道に乗ってるとは言えないまでも、ちらほらと時折、商品が気紛れに売れたりして楽しいし。
ハロウィン関連の商品を並べるのもひと区切り付いた感じで、今度の指標はいよいよクリスマスで、ホリデーシーズンに向けての何かしら可愛らしい商品が作れるといいな、なんて考え中。
これはこれで色々と勉強させられる場面も多く、なかなかブログで書き切れないけれど、Etsyは私にとって社会勉強の場を実感させられるくらい、世界中の人々とのやり取りで見えて来る面白い世界事情、みたいな。
今週は Kaitoが進学することになるかも知れないカレッジのオープンハウス見学があったり、明日は私の眼科検診があったり。
老眼が進んでる、、、とか言われそうで、コンタクトレンズの新しい処方箋とか新しい眼鏡(ろ、老眼鏡〜!)が必要になったりとかするのかどうか。やれやれ。
歳は取りたくないなぁ〜。ブツブツ。
6 件のコメント:
秋ですよ~♪日本もどんどん紅葉が進んでいるようです。ま、温暖な高知はまだ夏日の25℃をちょっと切ったくらいを行ったり来たりなんですけど(笑
可愛いフクロウたちですね~。それに、うっとりするような色に囲まれて編み物に勤しめるって至福の時なんでしょうね~。
9月に多くの刺激的な出逢いがあったようで良かったですね。ますます、創作意欲が高まりますね~。
アメリカがまゆみさんの新生活を楽しくしてくれる馴染める地で本当に良かったです。
これからもう~んと楽しみながら創作活動に勤しんで下さいね!
まゆみさん♪
秋でも25℃の夏日ってのが、さすが高知って感じですね。
温暖な気候なのは過ごし易く羨ましいです。
家で自分の好きな事に没頭できる時間があるって、本当に幸せなことだと感謝してます。
このエリアには布関連の芸術家が多いらしく、著名な作家さんとかいらして、刺激を受けてます。
ありがとうございます。
ま、何処の地も住めば都、なのかも知れませんが。
実際に暮らしてみて、見えて来ることって多いですね。
まゆみさんも大好きな秋を満喫されて下さいね♪
梟、可愛すぎる!!
編み物が楽しい季節になりましたね。
綺麗な色の毛糸に囲まれて、幸せそうで何よりです。(笑)私も一緒です♪
それと、ガラスやアクリル樹脂、プラスティックが何故か好きで、ビーズやカラフルなキッチン用品、小物をずーっと見ててもあきないほど(苦笑)
お知り合いになられたクリエイティブな方々、素敵ですね。目上の方に可愛がっていただける何で素敵です。
アメリカに引っ越してこられたもう10ヶ月になられるんですね!何だか早いですね。
私も、同感です。カナダで生活した事がないので分かりませんが、渡米して、なんと楽なんだ~と肩の荷がおりたというか・・・
こうあるべき!ってのが強すぎた日本での生活、自分で自分の首を絞めてました。
自由な分、自己責任もしっかり持たないといけないアメリカでの生活かと思いますが、楽しくされてて何よりですね。
私も同感です。
アメリカのアの解放感って何なんでしょうね。
帰国が決まったら憂欝で頭痛までしちゃいました。
でも先日お訪れたバンクーバーはなんだかアメリカ的でしたよ。店員さんもバスの運転手さんも、テンション高く、親切で・・・娘がトロントとは大違いと言ってました。
私がバスの1日チケットの入れ方が分からず手間取って、やっと入れられたら、良く出来たと、おおげさにほめられて・・・・みんなに見られて恥ずかしかったわ。
カナダでも西と東では地域差があるかもね。
paraさん♪
ありがとうございます♪
編み物、、、ハマりますよねぇ〜。
時間を忘れて没頭してしまうのが玉に傷で。
座りっぱなしなので運動不足を痛感しつつ、時々、肩や首のあたりも痛くなったり。
ほどほどにして、時々ストレッチとかしないと、なんて思ってますが。(苦笑
透明感のあるもの、キラキラするものって、惹かれますよね〜。
解ります!
私もそんな感じで、大好きなモノたちに囲まれて過ごす時間が大好きです。
年配の方たちって、物知りだし、色んな部分で達観した部分があって勉強になりますよね〜。
ほんと過ぎてしまうと早いものですよね、1年。
カナダの家が恋しくなるかと思いきや、まるでホームシックみたいな事もなく。(笑
自分でも驚いてますが。
日本は日本ならではの美意識の高さとか治安の良さとか魅力がいっぱいではあるんですが、同時に特殊な「窮屈さ」ってのも大きいですよね。
一旦、日本の外に出て暮らしてしまうと、多分もう日本で生活するのは難しそうですよね。
ま、何処にしろ、一長一短あるんでしょうが。
yanaさん♪
私も日々、自問自答するんですが、「この解放感は何なんだっ!?」って。(笑
「この自由な感じは一体なんだろう?」って。
本当にアメリカならではの「不思議」ですね。
これを体感してしまった後で日本に帰国されるのは、本当に辛いかと思います。
特殊な閉塞感と言うか、世間体とか。
独特の緊張感があるんですよね、日本って。
トロントはよく「白パン」とか言われ(笑
面白味のないフツーの食パンって感じらしく。
気候風土、とは言いますが、気候による地域性の違いなど激しそうですよね。
北米は東西と南部、距離が離れてるだけに、かなり差が大きいかと思います。
ある意味、一つの州が既にひとつの国にもなり得るようなデカさですし、特性もあるしで。
ケベック州はカナダでも特異な場所であり、ミネソタはアメリカの中でも屈指の住み易い州な気がしてますね。
街に出ると、他人同士でも親しみを持って交流できるのが北米の良さだったりしますよね!
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