昨日は郵便局やら事務用品店やらを廻った後に、食材の買出しで普段あまり行かないスーパーマーケット『Rainbow/レインボー』へ行ったついでに、その同じモール内にある割りと大きそうな生地屋さんを初めて覗いて見たい衝動に駆られ、足を踏み入れてみた。
『Hancock Fabrics/ハンコック・ファブリック』と言う名前は以前から耳にしたことがある気がしたけれど、アメリカで大規模に展開しているチェーン店らしい。
カナダの "Quilter/キルター"さん達の多くが、こぞってアメリカへコットン生地の買出しに割りと頻繁に出掛けたりするから、多分、この店も彼女達が立ち寄る店の一つだったりするんじゃないかな。
カナダには余りコットン生地の専門店みたいなものが無いし、細々と営業してる地元の「パッチワーク・キルトの店」みたいなのは何処も寿命が短く、いつの間にか閉店してるって場合が多い残念な傾向だし。
カナダもアメリカと同様、多くの手芸家がいるし、キルト作家もいるし、キルト展があちこちで開かれるくらいパッチワークのキルター人口も多いかと思うんだけど、それでもやっぱり人口密度の低さはどうにもならないみたいで、市場が小さいから店の形態や商品の種類もかなり限定される感じで。
おまけにケベック州なんて仏語の問題もあるから更に外資系の企業に敬遠されて、Arts+Craftsの専門店『Michaels/マイケルズ』がようやく出店して来たのが、私たちがアメリカに引っ越して来るほんの1年前くらいの事だったけど。
なので、そんな『Michaels』が今じゃ歩いて行ける距離の場所にあるってのが信じられないくらい身近過ぎて、なんか変な感じ。
必要な時にいつでも行ける、ってのは夢のようでもあり、「いつでも行ける」って安心感から逆に足が遠退いたりするのは面白い現象だったりもして。
取り敢えずこの間、引越し後にようやく初めて行って DMCの刺繍糸を何色か買って来た程度なんだけど@Michaels。
フェルト生地なんかは相変わらずの粗悪品(失礼!)で、日本で一般的に売られてる品質水準には到底、及ばないのが残念で、いつか、いつの日か、改善される事をずっと夢見てるんですが。
まぁ今の時代、ウール素材の質の良いフェルトは Etsyとかで買えるから問題は無いのではあるけれど。
とにかく、とにかく『Hancock Fabrics』の店内は広くて扱い商品も多くて、コットン生地の他にデコレーション用品とか、カーテン生地や布張り家具(椅子やソファ)の為の生地や道具だとか、編み物の為の糸とか、ジュエリー・メイキングの為のビーズ類だとか、色々あって本当に楽しくてワクワクしながら時間を掛けてゆっくりと眺める事が出来た。
それでも、一番時間を費やしたのは "How to"本の種類のコーナーかな。
手芸本に加え、ケーキのデコレーション本なんかも見るだけで楽しくて。
パーティのデザートは、どれも夢のようにカラフルで綺麗♪
かと思えば、いかにも今風なカップケーキのデコレーションとか。
あとはやっぱり可愛いニードル・フェルティングの本とか。
あ、これは買いたいかも!?って本は幾つもあったんだけど、アメリカや英国で出版されたカラー写真満載の手芸本はいつも高価で、30ドルくらいするのが通例。
出版物の値段の高さは、日本人の私の感覚からするととても高価な気がする。
日本の手芸本って、綺麗に製本されたものが1000円とか1200円とかで売られてるのが主流な気がして、気軽に買える価格って認識が強く。
最近は日本のAmazonからだって海外配送してくれるのを考えれば、ちょっと高めの送料を足しても30ドル程度で日本の手芸本が手に入る。
手芸本に関して言えば、文章説明だけの場合が多い欧米の本に比べ、日本の本はイラストだとか図形だとか途中経過での写真とかが豊富で、視覚的に手順を理解するって形式なのはとっても容易で有り難い気がするし。
いずれにしろ、"Hancock"は明日の日曜日までセールらしいから、お小遣いを持って(!)再度、出掛けて見よっかなー、なんて思ってる土曜日のワタシ。
4 件のコメント:
いよいよ、ミネソタで手芸屋さんデビューですね。
私は11月に引越しして、寒く友人もいない中、楽しくミネソタの冬を乗り切れたのは裏のサンレーショッピングセンターに(ちょっとした体育館ぐらいの)ミネソタファブリックがあったおかげだと思っています。織物用の糸が手に入らなかったので諦め、いろんな一日講習も受けてみました。グルーをよく使うのでびっくりした記憶があります。
以前は良くユザワヤに行ってましたが、ここ二・三年、鎌倉スワニー(ご存知ですか?)の支店が横浜山下公園近くにできてもっぱらそちらに通っています。とてもセレクトされた布や小物があってあっという間に一時間くらい過ぎてしまいます。特にインポートの生地やビニールコーテイングの布が素敵です。(人気の生地は自社でビニールコーテイングして売るので100種類以上はあるんじゃないかしら。)ミシンは苦手な私でしたが、年をとったらすぐできるのも楽しくて素敵な生地を見つけては袋ものやポーチを作って楽しんでいます。トールの友達はそれを見ると作り方を教えてというので、みんなで生地を買いに行き(中華街でお食事をしながら)、日を改め家で(半日ではできないので)ランチ付き1日無料講習会をして時々楽しんでいます。もし帰国されて時間があったら、鎌倉スワニーのぞいてみてね。
お小遣いを持って行くと、なかなかお気に入りの物が手に入りそうで、ウキウキ気分の週末ですね~♪
そちらのお店のいずれの本なんかを見ても
斬新さみたいなものを感じます。色使いとか~。その点、日本のものは繊細さを感じるし。それぞれのお国がらですよね~。
素敵な作品が仕上がるのを楽しみにしています(*^-^*)
yanaさん♪
はい。この前は Jo-ann fabric+craftと言う店にも初めて行って見ましたし。楽しいです。(笑
yanaさんも11月のお引越しだったのですね〜。
うちは12月大晦日の引越しで、極寒で大変だったので、冬の引越しはもう二度としたくないっ!と今は心に誓ってますが。
以前もお話に聞いたので、近いうち、ミネソタファブリックへも探検に行って見たいと思います!(笑
一日講習とかがあるのは楽しそうですね。
言われて見ると、何でもかんでもホットグルー・ガンでくっつける、ってテクニックは多用されますね。
手っ取り早い方法が好きな人ってのが多い印象を受けますね。
鎌倉スワニーは行った事がありません。
没頭して見入ってしまうと、1時間とか2時間とか、夢のようですよね。(笑
気の合うお友達同士、集まって作業するのも楽しそうですね!
なるほど、袋物やポーチですね。
気に入った生地を見つけても、一体なにを作ったらいいのやら?悩むことが多いんです。
生地に惚れ込んでも作る当てが無いって事、多いです。
なので素材のコレクションばかり増えてしまって。
最早、作るよりも、集めることが趣味、みたいな?(笑
まゆみさん♪
そうなんですよ。
普段、現金を持ち歩かないので、ちょっとした小物を買うのに自分のお財布からキャッシュを取り出す、って感覚を味わいたい気がして。(笑
とは言え、結局、昨日は行かずに終わってしまいましたが。
ほんと、出版物にも地域性と言うか、「カラー」が出ますよね。
既に持っている日本の本でも、北米向けに英語で出版されてるのを見ると、製本やレイアウト、デザインや素材感の違いから、2冊目が欲しくなったりもします。
こうなるともう、用途ではなく、所有する自己満足の世界で、これまたコレクションになってしまいますが。(笑
コメントを投稿