2014年5月12日月曜日

母の日の週末

母の日の週末だったけれど、特にどうという事もなく。

北米の一般家庭で理想的な母の日を祝う典型と言うと、父親を指揮官に子供たちと揃いのエプロンをして、まだお母さんがベッドで珍しく朝寝坊をしてるうちに、慣れないキッチンを引っくり返したように奮闘しながらパンケーキやベーコンやら卵を料理して、一人分を綺麗にお皿に盛ってトレイに乗せて、コップに水を入れて何かしらお花を一輪挿して添え、いそいそとベッドルームに運び、「母の日おめでとう♪」とお母さんを起こし、「ベッドで朝食」を食べさせてあげる、ってのが主流みたいで。

うちなんて、朝起きたら皆まだ寝てたし。。。

ってか、
ベッドで料理を(病人みたいに)食べたい欲求も無いからいいんだけど。

と言うか、「母の日」と言われても、祝って貰うのにふさわしい「母親らしい」働きをしてるのかどうか自分でも自信ナイし。

子供たちから感謝されるほど立派な母親でもナイし。

昔の世代のお母さん達や、自分自身の母親の時代の「お母さん」としての苦労を考えると、今の時代、特に専業主婦をさせて貰ってる私の役割とか仕事量とか、彼女たちの比ではなく頭が下がる。

特に私の母は古い時代の家庭体質でありながら、フルタイムの仕事を持った共働きの夫婦だったから、仕事をしながら家の事や子供関連の事もこなさなければならなかったし、ようやく電子レンジが登場した時代で、料理は多少は便利になったものの、洗濯機なんかは相変わらずの二層式(全自動でなく)だったし、乾燥機は勿論無いし、食洗機なんかもあり得ない時代で。

店屋物は滅多に取らなかったし、かと言ってファミレスに行くでもなく、コンビニ弁当を仕事帰りに買って夕食に済ませる、と言う訳でもなく。

あの頃の母の仕事量に比べたら、私の仕事量なんて、ほんの20%にも満たないくらいかも知れない。

そんな事を考えると、あんまりドヤ顔で「感謝して!」とか「母の日祝ってよ」なんて、とても言えない感じで。

なので、土曜日に Davidと二人で『Trader Joe's』に食品の買出しに出掛けた際、店頭に並んでた鉢植えの花々の中から、大好きな紫陽花を選び、「母の日のプレゼント」として慎ましやかに買って貰った。

*借り家住まいの間、花壇に花を植える機会もないし
鉢植えの花に気分を和ませて貰う感じで*



日本も同様かとは思うけれど、北米のレストラン産業で「母の日」は一年で一番忙しい日らしいので、外食は諦め、家族揃ってスナックをつまみながら映画を観て過ごしたり、前日に作っておいた生地でピザを焼いて簡単な夕食で済ませた。

なので日を改めて、今週のウィークデーあたりに「『Osaka(鉄板焼きレストラン)』か『Kyoto(地元で人気らしい寿司レストラン)』に行かない?」なんて、Davidと二人で話してたら、聞きつけた Erikaが

「え? 何なに? 大阪? 京都? いつ日本へ行くの?」

と口を挟んで来たかと思ったら

「アタシも日本、一緒に行くっ!」

ってので思わず笑ってしまった。

いやいや、"Osaka"も"Kyoto"もレストランの話だから!



そんなこんなで平和な毎日と何気ない母の日に感謝して、自分用のプレゼント(!)に Etsyで見つけたヴィンテージのブレスレットをそれとなく「Davidからの贈り物」ってカタチで買って貰うことにして。

結局、何かしら買って貰う好機のイベントは逃さず。

*自分で選んだだけに、勿論のお気に入り♪で*


自分で作った経験は今まで残念ながら無いけれど、以前から興味深く大好きなステインド・グラスは、そのガラス素材と、微妙に入り交じった色の加減が魅力的。

この年代物のブレスレットは、そんなステインド・グラスの破片をモチーフに、何やら陶器っぽい?派手な色合いとデザインの、これまた欠片を純銀製のチェーンで交互に繫ぎ、留め金の部分には黒っぽい色の淡水真珠がはめ込まれてる。

ヴィンテージならではの希少性と、オリジナル性のあるデザイン、特にミッドセンチュリー・モダンとかモダニスト(Modernist)とか呼ばれるカテゴリー(アール・ヌーボーの後のアール・デコ後期な感じ?)には大胆で、ハッとさせられるような斬新なデザインの物が多く、私の個人的な嗜好にマッチしてメロメロと夢中にさせられてしまう物が多く困る。

余り高価な物は勿論、買えないのではあるけれど。

毎日の生活にとって必要な物でもないし。

と、理論的に冷静を装って見るも、うぅ〜〜〜、と唸るくらい欲しいもの、文字通り「喉から手が出る程」欲しくなるような芸術的に美しい装飾品の数々が世の中にはあって、物欲という煩悩に翻弄されながら、どうして人間ってやつは物を集めたがる種族(勿論、個人差や集める対象物の違いはあるけれど)なんだろう?なんて漠然とした嫌悪感に苛まれてみたり。

ふぅ〜。





4 件のコメント:

yana さんのコメント...

なかなかインパクトのあるブレスレットですね。ナイス・タイミングで気に入ったものが見つかり、ラッキーでしたね!!
昨日いつも行くモールでかなり大きい新種の紫陽花の鉢、あまりきれいで釘づけになり・・・でも4800円だったのでとりあえず買わずに帰ってきました。土植えにして、果たして毎年今年のようにきれいに咲かせられるかな~なんて、まだ考え中です。毎年毎年素敵な新種が出るので毎年迷っているような気がします。(笑い)紫陽花、私も大好きです。
日曜日は息子が午前中に我が家お気に入りのっケーキ屋さんからケーキを買ってきてくれました。去年夕方行ったら美味しそうなのが売り切れていたから、今年は早く行ったのだそうです。ちょっと可愛い所あるでしょ!
毎年ホームにいる母(92歳)を連れてきてお昼をいただくのですが、最近足が弱っているので慣れないところで転んでもいけないと思い、主人とホームに顔を出しました。私は毎週行くのでわかるのですが、主人は分かっているのか分かっていないのかわかりません。とりあえず、お久しぶりですとはいってましたけど・・・でもホームに入って8年、病気もせず何よりです。

まゆみ さんのコメント...

素敵な紫陽花ですね~♪まゆみさんが紫陽花がお好きなのを以前の住いのお庭で思い出しました。部屋の中にこんな色の紫陽花があると、またグッと和のムードも高まりますね。

それにしても素敵なブレスレットだこと!
私もこんなの見たらメロメロになっちゃいますよ。凄く手が込んでいて渋いですね~。

あ!今度の旅でぜひ身に着けてみて下さいよ!トータルコーディネートされたとこを
見たくてたまらない私です(*^-^*)

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪
うふふ。
実は常時、気に入ったモノがあり過ぎ、"wish list"と言うか、常にタイミングを狙ってる感じで。(笑

紫陽花の新種って、かなり沢山あるようで、日本国内限定なのかしら?と思います。
この辺り(カナダ含め)では、余り目新しい品種は見掛けないので。
大きさにもよりますが、やはり一鉢で5000円前後だと高価な感じですね。
花壇に植えて、その後ずっと綺麗に繰り返し咲いてくれる保証さえあれば安い投資と言えるのでしょうけれど。(笑
次の年からまるで咲かない、、、って場合もありますものね。(汗
ま、それもギャンブルなのでしょうが。

あら〜、優しいですね、息子さん♪
何だかんだ言って、男の子って意外と繊細で、優しいところありますよね〜。(笑

たまたま、うちの夫が実の祖母のように慕ってる女性が92歳で、最近、家を売ってシニア住居に移ったんですが、椅子から立ち上がった瞬間に足の骨が折れ、バランスを崩して転んで骨盤と手首の骨を折ったらしく、先週、手術受けたと聞かされたばかりです。
前回、施設に彼女を訪ねた際、かれこれそこに20年以上も住んでらっしゃると言う方もいて、びっくりしました。

毎週通われてるなんて凄いですね!

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

なるほど和のムード!
確かに紫陽花には和洋折衷な魅力、ありますね。
和紙の貼ってあるランプが欲しくなりそうな。(笑

そうなんですよ〜。
ヴィンテージのアクセサリーって、手が込んでて品質も良くて、デザインも風変わりなのに安価だったりするんですよ。
古いのに斬新、ってのが面白く、とっても魅力的で困ります。(笑

旅に持って行くコーディネートを考えたりするのは楽しみでもありますね。
持って行く服が決まって、合いそうだったら持って行くかも?
でも、旅先で失くすと困るから大事に家にしまっておくかも?なんて。(笑