2014年3月22日土曜日

時に無知を知る

陽射しの眩しい晴天の土曜日。

が、しかし、気温は未だに−13℃の朝だったり。

いい加減、暖かくなったらどうだっ!と長過ぎる冬の寒さに苛立つ。


今夜は久々、サーモンのクリームソースのパスタを夕飯に作る予定で、それにはいつも缶入り『Sockeye Salmon』を使うんだけど、カナダからアメリカに引っ越して来たら、幾つかのスーパーマーケットへ行ってもソレがなかなか見つけられず。

サーモンに限らず、ツナや蟹や牡蠣の缶詰も店頭に並んではいるものの、アメリカで買い慣れてない私の目にはどれも馴染みが無く。

一体どのブランドのどの商品を買ったらいいのか???

と言うのも、どの商品も何だかラベルが時代遅れのデザインで怪し気な雰囲気。

『Geisha』ブランドの蟹缶↓なんて、ちょっと抵抗あるでしょ!?


ラベルを注意深く読んでみると、販売はアメリカの企業でも、製造は現地のベトナムだったりインドだったり韓国だったりで。

サーモン缶も "Sockeye"でなく「レッド・サーモン」だったり「ピンク・サーモン」だったりの表示で、それらには過去に縁が無く、買った経験もなく。


何かと Davidが御用達の『Trader Joe's』に行って、ようやく初めて「アメリカ製」の「パシフィック・サーモン:Sockeye Salmon」を見つけ、買うことが出来た。


『Trader Joe's』の扱い商品にはいつも特別な「こだわり」を感じて、それは時代のニーズを反映した流行に敏感な品揃えだったり、時にオーガニックだったり、時にエキゾチックでオーセンティックな現地(外国)ものだったり。

これまで色々試して見たけど、そのどれもが美味しくて外れた試しがない。

なので、今の時点での私にとって、かなり信頼のおけるブランドであり、物流業者って感じ。


そして今回、鮭の缶詰を探すに当たり、私がこれまで自分の頭の中でいつも「ソッケー・サーモン」と信じて疑わなかった名称が、実は「ソッカイ・サーモン」だと言う事実を初めて知って愕然とした。

いやはや。

『Sockeye』だから、確かに冷静に読んでみれば 「Sock-eye=Sokku-ai=Sokkai」なんだろうけど、私の中では何故か「Sokkei」だった。

そして、何故かこれまで自分の間違いに気付く機会が無かったって事実にも唖然。

10年も15年も、私の中ではずーっとずっと、「ソッケイ」だったサーモン。

そっかい、、、それは「ソッカイ」だったんかい。

なんて自分でも寒いぜ、、、と思うような駄洒落を吐きながら。


ついでに書くと、最近、もう一つ愕然とさせられた単語の読み間違いが発覚。

『Famous』は「フェイマス」だから、『Infamous』は「インフェイマス」だと信じて疑わず、これまた10年も20年も英語に囲まれて生活して来た訳だけど。

「Famous=féɪməs」が「Infamous= ɪ́nfəməs」の発音になるってこと知らずに生きて来た。

いやー、この単語をこれまで過去に会話で使う機会は何度かあっただろうとは思うんだけど、これまで敢えて誰にも指摘される事もなく、、、公の場でプレゼンテーションやスピーチする機会がある訳じゃないから、勿論、専属でプロのスピーチ・セラピストが付いてる訳でもなく、、、だから、これまで間違いに気付かなかった。


うわー、言葉って深いなぁ〜と改めて実感。

英語の本や新聞を読んだり、英語でメールのやり取りを日常的にしていても、発音に関しては矯正される機会も無いから、多分まだまだきっと多くの単語やフレーズで誤った読みや発音を身につけて、そしてそれを気付かず使ってるって場面は多いんだろうなぁ〜と思うと、ちょっと恥ずかしくもあり、そしてちょっとだけ怖いような気もする。

ふぅ〜。


今夜はまたまた我が家で "Poker Night"が催されるようで、10人前後の "Poker Buddies"(とは言え、時には珍しく希少な女性のポーカー・プレーヤーが参加する事もあるけど)がやって来るようだから、早めに夕食を済ませないと。

スナック(Chips + Dips)や飲み物(Soda Pops)だけ用意したら私は地下に潜って子供たちと一緒に映画でも観る予定で。



4 件のコメント:

yana さんのコメント...

Treger Joe'sは強い味方ですね。
日本では、紀伊国屋や成城石井、自由が丘ガーデンといったところでしょうか。去年秋田市内で時間がありぶらぶらしていたら、自由が丘ガーデンやジュピター(カルデイーのようなお店)があり、最近は結構おしゃれなグロッサリーあるんだな~と感激しました。
ミネアポリス・セントポールはニューヨークやシカゴほど大都会ではありませんが、程よく文化的で、安全で良い街ですよね。冬の寒さ以外は・・・・。

ソッカイ・サーモン・・・調べてみました。
バンクーバーやシアトル付近で捕れる特別なサーモンのようですね。美味しそう!
私は、いつも行く近くのスーパーで売っている、ニッスイのロシアの紅じゃけの缶詰め(普通のより100円くらい高い)がお気に入りです。意外にほかのスーパーでは売っていないんですい。震災の後1年くらい姿を消したのですがまた売られるようになりほっとしました。
塩鮭は結婚以来づーと実家の母が送ってくれて、友人にあげてもすごくおいしいというので、なくなると一ぴきおろして送ってもらい、友人たちにもお裾分けして残りを冷凍して大事にいただいていたのですが、去年の夏突然お魚屋さんが年をとって辞めたのでもう送れないといわれました。ガーン~です。
ときどきデパートやスーパーで買って食べるのですが今一で。何でもいつまでもあると思っちゃいけないのですね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ほんと通称「トレジョ」は凄くお役立ちな存在で助かってます。
あとは明治屋だとかナショナル麻布だとか(笑)、ちょっとお洒落でグルメな感じ、でしょうね、きっと。
客層にもそれを反映してる感じで、買い物客を観察するのも楽しかったり。(笑
最近の日本では、都会と地方都市のギャップも少ないかも知れませんね。
私の地元は結構いなかですが、何故か高島屋に「ティファニー」が入ってたりして、何故っ!?て感じですが。(笑

実は未だに「ダウンタウン」を体験してないんですが、郊外で全て間に合ってしまって、適度な都会感があるので快適です。
治安にもほとんど不安を感じることなく生活出来てて、そういう意味ではカナダ暮らしの延長と言うか、アメリカ暮らしの実感が無いみたいな。

日本で缶入りの魚って食べた事が無かったンですが、初めてソッカイ・サーモンの缶詰を知って、お料理に便利だし、デッカい骨(柔らかい)が入ってるのも「カルシウム!」って感じに気に入ってます。
ロシアの紅じゃけも同様、冷たい海流で穫れる鮭は美味しそうですね。

塩鮭のエピソードは残念ですねぇ〜。
実際、お店の経営者も引退したり交替したりしますものね。
長い間で食べ慣れた味に代わるものを見つけるのは、かなり時間が掛かりそうですね。

いずれにしろ、食卓に豊富な食材が揃うのは幸せなことですね♪

まゆみ さんのコメント...

製造地を見ると、ホント、「え!?これって
そこで作られてるの!?」って言うようなものがあるんですね。Geishaブランドとかあるんですか?あらま~。

ソッカイ・サーモンの味も興味津々です。
南国に住んでる私は、「鮭」そのものが縁遠いっていうか・・。一番は、カツオ~みたいな感じで(笑)でも、瀬戸内になると、蛸・鯛・とか安くて美味しいし、地域でお魚もずいぶん違ってきますよね。

まだまだ寒いようですが、早くクロッカスが顔を出すといいですね♪

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

まだ住み始めたばかりなので良くは分からないんですが。
割りと「アメリカ産」ってのが少ない印象で。
出来れば、地元産のものを購入したい欲求があり。
その点、日本では割りと日本製の食品が多く流通してたような気がします。
カナダも比較的、カナダ産の商品があったし。

アメリカで、「Distributed by ◯◯」ってのばかりで、生産者の表示が無いものが多く、ちょっと抵抗あります。

ほんと、地域によって魚も随分と違いますねー!確かに。
以前、ハワイのマーケットで捕れたての新鮮な魚を売ってたんですが、さすがにトロピカルな魚はどれも「熱帯魚」みたいにカラフルで。(笑
食欲はそそりませんでした。

ほんと、早く何かしらの「緑」を見たいものです!