2014年1月13日月曜日

Trixie逃走の巻

「悶々と」してたモントリオールから、アメリカのミネソタ州にやって来たばかりの今は何だか毎日が目新しい事の連続で、あたふたとオドオドとしてる連続な感じで疲労感いっぱいなんですけど。

新しい環境に順応して慣れるって、言葉にする以上に本当は精神力も体力も消耗する気がするのはやっぱり多少、歳のせい、、、ってのもあるかも知れないけど。

借家とは言え、ようやく少しずつ引越しの荷物も片付きつつあり、使い勝手のいいように家具を配置し、使い慣れたり見慣れた愛着のある品々で埋まって行く空間が少しずつ、自分にとって心地いい「自分の家」になりつつある過程。

とは言え、まだまだ「一難去ってまた一難」的な。

特別大きな事故や問題が絶えないと言う訳では勿論、無いのではあるけれど、新しい環境に馴染んで行く過程での発見に戸惑ったり、小さなトラブルを解決して行く、ある意味、小さな謎なぞクイズに片っ端から解答して行く挑戦みたいな。


例えば、3つあるバスルームのそれぞれのシャワーの温度調節が上手く機能せず、メインテナンスのプロに調整して貰ったはずが、それでもやっぱり高温過ぎるシャワーの温度を下げる事が出来ず。

仕方ないので、シャワーのハンドル部についた温度調整機能は諦め、Davidのアイデアによって、温水タンクそのものの設定温度を少しだけ下げてみたり。(→解決)


或は玄関の、二重になったドアの外扉がきちんと閉まらなかったので直して貰い、きちんと閉まるようになって良かった、と思ったのも束の間、犬の散歩から戻った息子が閉め出されてしまい、何とその外扉は「外側から開けることが出来ない」事が判明したり。

なので結局、Davidが針金を用いて応急処置したり。(→解決)


*りすが駆け回るのに大好きな大きな木のある裏庭*


でもって、この週末には、犬の Trixieが裏庭の柵を越えて逃走。

名前を呼んでも戻らず、パニックの私をいたぶるように、この時とばかり大はしゃぎでご近所さんの裏庭を走り回る Trixie。

大慌ての私は必死モード「とにかく早くTrixieを捕まえなくちゃ!」と、積もった雪の中、素足にサンダルで裏庭に飛び出した。

ので当然、足は雪の中にズボッ、ズボッと、上手く走れず。

おまけにサンダルは脱げるし。←当然だけど!

いったい何年、雪国に暮らしてるんだか?と自分でも呆れながら。

結局、裸足で雪の上を走って、Trixieの名前を呼んでも戻って来ないし、足は冷たいやら、しかも頭にはシャワー後の濡れ髪にタオル巻いたままだしで、氷点下の中いい歳したオバさんが何やってんだか。

「ばっかじゃ〜ん!」と自虐的に苦笑しつつ敢え無く退散。

キッチンに入ったら、たまたま義理の母と電話で話してた Davidが窓からその一部始終を笑いながら実況中継してた模様。


彼が分厚いジャケットを着てブーツを履いて手袋をして、ようやく Trixieの捕獲に裏庭へ向かうと、裏の家に住む男性が Trixieを柵のところまで連れて来てくれた。

なので丁度良く「初対面のご挨拶」など交わして。

因に北米では引越しに際して(手拭いや菓子折りを持って?)ご近所廻りをして引越しの挨拶をするという形式的な習慣も特に無いので、ご近所さん達とは顔を会わせる機会があれば積極的に?歩み寄って自己紹介して行くって手法で、かなりカジュアルと言えるかも。

とにかく、そんなエピソードもあり裏の柵を高く加工。

取り敢えず期間限定で借りてる家でもあり、Davidが、安価で売られているビニール製の「雪除け/安全フェンス」なるものを買って来て早速、暗闇の中で設置。

これで Trixieは敷地外への冒険逃亡が不可能に。(→解決)

*Before*

and

 *After*



6 件のコメント:

yana さんのコメント...

ワンちゃんも、遠い所に連れてこられて、いったいここはどこなのだろうと思っていることでしょう。お隣さんとそんな感じでご挨拶というのもアメリカらしいですね。
お子様たちの学校も決まって一安心ですね。
早くなじんでお友達ができればいいですね。
フィラデルフィアの時、たまたま教育水準の高い地域だったので、京都の先生たちが見学に来て5人くらいに分かれて、子供の通っていた学校にも来たのですが、英語が話せる人がいないので手伝ってほしいと頼まれ主人とお手伝いしたのですが、一番驚いたのは教科書が学年ごとに決まっているわけではないということです。学年ごとに先生が決まっていてその先生が使いたいと思う教科書を使うということでした。せめて州ごとに何かしらの水準のものがあるのかと思っていたのでびっくりでした。でも教科ごとにできない人にはそれなりのホローもあり、またよくできてつまらない子供にはもっと難しい課題を与えたりと日本に比べてとても柔軟な教育をするのだな~と思いました。日本の何でも一緒というのには子どもたちはとまどったよううです。
カナダとアメリカではまたいろいろ違うのでしょうね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ほんと、犬は言葉での説明を理解出来る訳でもない分、変化に対する混乱は大きいかも知れませんね。

アメリカ、、、ほんと大雑把な感じ〜の印象です。(笑

日本と比べるとカナダは本当にゆったりとのんびりリラックスした感じでビックリすることも多かったですが、アメリカは更にその上を行く感じで、更に緩い感じの雰囲気です。

教育水準の点で言うと、アメリカは人種のるつぼでありながら、カナダほど平等でない感じで、教育が家庭の経済力を反映し、経済は人種の違いを反映してる現実があるそうで、ちょっと戸惑いを覚えます。

いずれにしろ、違いを知り体験することは人生にとって興味深いインパクトではありますが。

Mutsuko さんのコメント...

あれま、トリちゃん大冒険の巻ですね、大変とは思いつつもサザエさんチックな話の流れで「くすっ」となってしまいました。スイマセン


 しかしマイナス30?40?の世界でサンダルは危険で心配しました~~大丈夫でしたか?私マイナス20ぐらいは経験ありですが・・・昔母のつっかけが外で地面に度々はりつき物置に漬物取りに行く度救助に行ってたのを思い出しました。(母は懲りない性格で・・・・よくはりついてました)


 スズメちゃんも寒さで凍死してたのを思い出しますがワンちゃんは元気に走れるのか~~と感心したりしばし氷点下を体験してないので何だか新鮮に感じてしまいましたが風邪などひかないよう気をつけて下さいね。


 しかし驚いたのはアメリカンドラマを見てると近所に新しく来た方にはクッキー焼いて古株のご近所さんが挨拶に行く文化なのかな~~?と勝手に思ってましたがそうでも無いのですね(笑


まゆみさんクッキー貰ってるのかな~なんて想像してました。
アイダホに住んでた友人はこの歓迎を受けた事がありアメリカって素敵なの~~なんて言ってたのでイイナーと思いつつ引越しのご挨拶に回っていた私でした。(自分も一度はクッキーで歓迎されてみたい願望)



 ドラマを間にうけているとダメですね(反省)

話は変わり、アメリカのスーパーって楽しいですよね♪これまた驚いたのは写真気軽に撮れるんですね、私仕事の研修でスーパー巡りした時は必ず許可を取ってから撮って下さいと言われてたので下手な英語で撮影許可貰うのが大変でしたが今はオープンなんですね、いいなー。


トレダージョーはオリジナルブランドのビックチョコ有名ですよね、私何枚も買い込み帰り重量オーバーぎりぎりでした。


 懐かしいな~~

自分の家になるまでまだ時間はかかるかもしれませんがご近所さんとも少しずつ日常の顔同士になっていくと良いですね^^


 そうそう上のレス興味深く読ませて貰いました。

収入格差による街作りの違いや教育格差は研修でも少しふれてましたが日本では無い世界があるんだなと驚いたのを思い出します。


 アメリカって色んな意味でやはり興味深い国ではありますよね。


  


 

まゆみ さんのコメント...

ひぃ~~~~(;´Д`)あの深い雪の中をワンコを追って、裸足で、しかも髪の芯まで冷えたどころか、凍るような中を声を限りに叫んで探したんですか!?もう、私なんか雪の中にズボッって倒れて埋もれて、逆にワンコにクンクン救出されそうだわ~。風邪引きませんでしたか?心配だわ。

それにしても、ご主人は楽天的で、かつ冷静でテキパキ何でもこなしてくれるんですね~。凄いわ。あの「← 解決」って印を
数えてしまいました~♪

アメリカの教育環境は、やはり複雑なんですね。それでも、教師に教材を選択したり創造したりする権利が託されているのは、なんとも羨ましい話ですよね、日本のそれと比べると。

日本も今が最も寒いさなかです。どうか、
栄養つけて、ぐっすり眠って元気でお過ごしくださいね。

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

わはっ。
同じ笑いのツボで、実は♪お魚くわえたドラ猫、追っかけてぇ〜裸足で〜駆けてくぅ〜陽気なサザエさん♪ってのがワタシの脳裏にも駆け巡ってました。(笑

あたしゃサザエさんかっ!?と自虐的に。


やはり北海道でも似たようなエピソードがあるんですねー!と、とても興味深い思いで読ませて頂きました。
時間が経ってしまえば貴重で懐かしい想い出ですよね、何事も。

ご心配頂きありがとうございます。
実際、戸外に立ってるだけで自殺出来るかと思います、変な話。
なので本当に気を付けないと。(汗
さすがに犬は雪原も喜んで走り回りますが、気温と時間との限度はあるみたいです。
歩くのが辛そうになりますから。

いやぁ〜〜〜、コメント頂いた直後に、夕食時に玄関のドアをノックする音があり。(笑
開けてみたら、通りの斜向かいのご近所さんで、彼女の手には手作りのスイーツが!
お話の通りの「ウェルカム・デザート」を頂きましたよん♪

まるでドラマの通りですね。(笑

トレジョは体験済みですが、有名なチョコは知りませんでした。
チェケラ♪して見ます!

お店やレストランでの写真撮影ですが、今のご時世、マナーと規制のラインが難しそうですね。
場所と雰囲気に合わせて許可を得たり、は心掛けてますが、最近は皆カメラじゃなく、スマートフォンを持ってるので、カメラで撮影って気負いのハードルは低くなってる気がしますね。
ブロガーも沢山いるし、気軽にスナップ、ってノリでしょうか。
店側も、かなり寛容、容認してる気がする昨今です。

まだまだ初心者ですが、「さすがアメリカ〜!」って体験がいっぱい出来るよう期待してたり。(笑
何かにつけ、カナダとの違いは結構ありそうで、面白いです。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

いずれにしろ、ちょっとコミカルな世界ですが、ご心配頂きありがとうございます。
冬の寒さには割りと慣れてるみたいで、あとはまぁ、雪まみれになった靴やジーンズも、ほぼ習慣的だったりで対応にもそつがなく。(笑

夫とは本当に性格が対照的で、だからこそやって行けてるんだろう、、、と思う場面は多いですね。
お互いに無いモノを補うって感じのバランスでしょうか。
(とは言え、苛々させられる事も多いんですが、現実には)だはっ。

以前は、カナダのあれやこれやを日本のそれらと比べてショックを受けてた訳ですが、その体験は今となっては丁度いいクッションとなってるような感じで(笑)、アメリカと日本との差は、更に大きい印象です。

今後も引き続き、色々と新しい発見、体験が目白押しかと思うと、楽しくもあり、ちょっとだけ不安もあったり。(笑
でもやっぱり期待感の方が大きいかな。。。?なんて。

ほんと、日本も2月は寒い時ですね。
暖かいシチューや鍋物が美味しい季節でもあり。
お互いに、健康第一で暖かく乗り切りたいものですね!