家系には余り関係は無いかとは思うんだけど、その昔、私の母親が若い頃とても音楽が好きだったようで。
さすがに彼女の時代での音楽なので、まぁ映画音楽とかが多かったりするんだけど、彼女が愛用した蓄音機と共にレコードのコレクションもかなり昔に譲り受けた。
そんな彼女の影響を受けたとは思えないけれど、私も若い頃に所謂「洋楽」に目覚めて、当時、夢中になったミュージシャン達のレコードを買ってはコレクションが増えるのが楽しみだったり、そして稀にはコンサートに行く機会も何度かあったりしたのを覚えてる。
娘 Erikaも現在 14歳になり、音楽無しでは生きられないくらいにロックに夢中で、iPodは常に携帯して、CDも時々買ってる。
三世代の間に、蓄音機からビニール盤のレコードと、それを録音する音楽テープ、コンパクト・ディスクと合間にMD(ミニ・ディスク)、そしてMP3へと進化してる現実が素晴らしく、まるで時代の生き証人的な気持ちに感動させられる。
とにかく、音楽好きな自分の娘が年頃になって音楽に目覚めたことが嬉しくて、彼女が音楽を愛する心を応援したい気持ち。
いつか大好きなバンドのライブを体験したい、、、と言う彼女のコンサート・デヴューには絶対に同行して、彼女が初めて体験するライヴを一緒に体感し、お互いに人生で記念すべき瞬間を目撃したいと思ってたんだけど。
Erikaが大好きなバンド『Black Veil Brides』の11月のライヴに、彼女の親友 Erika. S.と共に彼女の若い叔母さんが同行して連れて行ってくれるって事になり、、、あ、あら、そうなの? 良かったね、、、と、かなりガッカリして落ち込んでた私。
*Black Veil Brides: Google画像より*
殆ど確信的に、Erikaの初ライヴ体験を目撃する母として一生に一度の楽しみを信じていただけに、意気消沈してた私を、運(または守護神か何か、計り知れない有り難いもの)は見捨てなかった。
Erikaが大好きな別のバンド『Ghost Town』が10月にモントリオールでライヴする事が判明、急遽、チケットを手配することに。
*Ghost Townのメンバー: Google画像より*
*Ghost Town: In Flames*
(彼等の楽曲の中で個人的に一番好きな曲)
今回も彼女の親友 Erika. S.が一緒なのだけれど、私が責任者として同行することになり、しかも、このライヴでは VIP予約なので、ライヴ前のサウンド・チェックも見学したり、バンドのメンバーとも直接に会って交流することも可能で、二人の Erikaは大興奮、毎日ライヴ当日までのカウントダウンを楽しんでる日々。
私自身は、十代になった娘の成長記録イベントの一頁として、一生の想い出となるであろうその日を楽しみにしている。
って実際、彼女にとっての私は、お財布持ち(勿論、最強クレジットカード入り・・・若しくは「鞄持ち」とも言う)、+市街までの往復専属運転手、+記念撮影写真係、と諸々をこなす「便利なオバさん」でしか無いんだろうけれど、と自虐的に。
いずれにしろ、Erikaが世間一般、多くの十代の少女たちに人気のメインストリーム・ファン(Justin Bieberとか One Directionとか)でないのは、いかにも彼女らしいと言うか、へそ曲がりな性格を反映しつつも、割りと喜ばしいことでもあったり。
だって、メインストリームのコンサートは高いだろうし。←ソコ?
希少性からしても、つい最近 One Directionがモントリオールにやって来た際、私の知人が Facebookで必死になって彼女の娘の為に
「どうやったら彼等のバックステージに入れるVIPチケットを入手出来るか?」
って半ば絶望的に助けを求めてたもん。
それに比べたら Ghost Townのチケット15ドルだし。
VIPチケットも30ドルの追加で限定50名だったし。
さすがに One Directionじゃあ、こうは行かないよね、きっと。
いずれにしろ、良い音楽に世代や年齢は関係なく。
母娘(時に息子も、だけど)共に好きなバンドの音楽を一緒に楽しめるってのは、とても幸せなことだと思ってる。
Erikaのお陰で最近のバンドを知るって事も多々あるし。
『Sleeping with Sirens』、『Pierce the Veil』と言ったバンドもそんなうちの一部で、特にKellin Quinn(Vocal)はとってもキュート。
ドラマ仕立てになってるVideoも楽しい。
*Pierce the Veil: King for a Day ft. Kellin Quinn*
ジャンルとしてはヘヴィメタルになるらしいけど、『Bring Me the Horizon』の曲「Can You Feel My Heart」も最近の気に入り。
*歌詞の意味合いが深かったりするのも魅力*
きっと幾つになっても私のロック好きは変わらないだろうな。
ロックな婆ちゃんになってやる。