昨日の午後、仕事でシカゴへ出張の Davidを空港まで送った。
Erikaはカナダへ帰省中だし、家には Kaitoと私の二人+犬の Trixieで閑散と静か。
息子と二人きりでは料理をする張り合いも(普段から無いけど!)余りなく。
食事の心配が無いってだけで急に嬉しい解放感でいっぱい。バンザーイ♪
今週の火曜日は Textile Centerへ行って、その帰りに郊外の毛糸屋さんに寄り道。
持参した作品に対してポジティブな評価を受けるのはいつでも嬉しい。
毛糸屋さんなどではよく、少人数の生徒さんを対象にしたクラスを教えてくれないか、という提案されるのではあるけれど、いつも戸惑いを感じる。
あとは個人的に作品を売って欲しいとか、売ればいいのにとか言われる事も度々あって、それはそれで戸惑うことしきり。
私の作品作りは飽くまでも自己表現であって、作品展などの場で発表して多くの人達に披露することが出来たらそれで満足、みたいな自己完結。
作り方を教えるとか、作った作品を売るとか、そういうのは全く別の畑の作業な気がして、お教室の依頼の場合は「だってほら、私、英語喋れないからダメよ」とか言って、それまでペラペラとお喋りしてた相手を煙に巻く作戦で。
思うに、こう見えても私はとっても繊細(!)で、外部からのネガティブな言葉や態度に対する免疫が低く、直ぐに落ち込んだり傷付いたり、腹立たしい想いに動揺させられたり、打ちのめされたりって事が少なくないのよね、実は。
なので本当は余り人と関わりたくないってのが本音な気がしてる。
社交的に見えるのは自分を守る為の鎧って感じで。
お教室を開いても、全ての生徒さんを100%満足させる自信は無いし、そんな事は不可能に近いという現実も知っている。
一方、作った作品を売るというのにも同様の背景があるし、更にビジネスとしての現実に直面する器も忍耐もセンスも持ち合わせていないのを自負している。
あとは同じ作業の繰り返しが苦手だし。
同じものを幾つも作るとか、そういう行為が出来ない。
そう言う意味では、モノを作るよりもデザインすることに価値を見出してるかも知れない。
常に何かしら新しいものを新しい手法で創り出すことに意義を感じるような。
だから一体、私のゴールは何処なんだろう?と言う迷いはある。
作品作りは楽しいけれど、自分が作ったモノたちに埋もれてしまう不安もあるし。
何しろ住空間には限界があるから。
そうなると、やっぱりある程度の作品群を「不要品」として処分するしかないかも。
油絵をする義父も、描き溜めた作品が増えて困ってる様子だし。
売れない画家(あ、たまには売れてるらしいけど)の悩みに共感を覚える。
売るつもりも教える意思も無いけれど、作品作りは楽しくて止められない。
一種の病気なのかも。
日常生活が機能できてるから、それに免じて許して貰おう。。。うん。
24"× 18"(61cm×46cm)のキャンバス作品
取り敢えず、今の時点での完成。
4 件のコメント:
完成したのですね。
かなり大きいみたいでインパクトありそうですね。
葉っぱも凝っていて素敵です。
まゆみさんの作品に感動している人たちは 手もとに置きたいですよね
私のお友達で素晴らしいモラを制作している人がいまして
彼女は 「精魂込めた作品は一品たりとも絶対に売らないわ! 貴女も絵は売らないでしょう!」と言われたことがあります
が 絵と手作りの作品は違うのかもしれませんが
私は 欲しいという人がいらっしゃれば売ります
言葉で上手に表現できませんが
私はフツフツと作品制作の気持ちが湧きでてきて 創作にのめりこむのですが 完成した時点で 自分の感動が全て作品に出ていってしまった という気がして その作品は私の燃えカス?(この表現は誤解されるかもしれませんが)といった気分なのです
それを見て感動してくださる人は 私の創作意欲を同じく感じて下さっただけでもうれしいのに なおかつお金をはらってまで自宅に飾ってくださるなんて 最高にうれしいと感じるのです
(一粒で二度おいしい?? ちょっと違うか!)
私もまゆみさんと同じく 同一人が制作した とは思えない全く違う作品が出来てしまいますが それを楽しんでくださる方もいて うれしいです。
教室は確かに疲れます(*_*; (生徒さんも様々で その方たちの調整に) が経験者としては教えるというよりお月謝をいただきながら自分が勉強できる という感じがしています が付かれますΣ(゚∀゚ノ)ノ
yanaさん♪
私の作品としては大きめで、ちょっと新しい感じがしてます。
葉っぱは、花とか樹とか鳥とかに並んで好きなデザインのモチーフだったりするんですよね〜。
あ、あとは蔓も。(笑
keiko ミランダさん♪
なるほど興味深いお話ですよね〜。
お教室についての話題では、以前、お茶(裏千家)を習っていた際に、先生は大変だなぁ〜という印象が強くあって。
所謂ドタキャンする生徒さんもいるし、あれやこれやの準備をして待っていて、「今日は行けません」とか「お休みします」とか遅い時間になってから言われたら、私はどーんと落ち込んで、その後で頭に来て根に持ちそうな気がします。(笑
おっしゃるように性格や価値観も千差万別の生徒さんそれぞれに対応するのは、まさに接客業でありサービス精神も要するかな、と。
作品は、手法はどうであれ、手放す事に抵抗のない人とある人に分かれますよね〜。
執着心のあるなし、、、なのかなぁ〜なんて思いますが。
執着心が強いと、作品が自分の子供のようになってしまうのかも知れませんね。
完全燃焼して手放すことが出来たら、とても健康的で前向きな気はするのですが。。。なかなか難しいです。
少しずつ訓練したいような気はしてますが。(笑
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