2015年4月15日水曜日

薔薇のティーカップ+黒猫のミニ・トート

今週の火曜日は久し振りに White Bear Lakeのラグ・フッキングのミーティングに顔を出すことが出来た。

車を使える日が限定されてるので、時に IKEAへ足を伸ばしたくなったり、何かしら別の外せない予約が発生したりで、機会を逃していたので。

パッチワーク・キルトの専門店の奥のテーブルにてのミーティングなので、ついでに豊富なコットン生地を眺めたり、プロジェクトに必要な素材や小物を買ったり出来るのが便利。

9時から12時までの間でのミーティングの後は、大抵の場合、近くのカフェに場所を移してランチとお喋りを楽しむんだけど、今週も例外でなく。


カップに入ったホームメイドのクラムチャウダー・スープと、ツナのサンドウィッチ半分と、デザートに、これまたホームメイドのアップルパイがセットで10ドル以下と言う感動的なお値段で嬉しくなってしまう@Keys Café。


そして、こちらも久々、毛糸とギフトの店 Lila & Claudine'sにも大急ぎで寄り道して、お目当ての毛糸と羊毛を入手。

その後は、カーディーラーに定期点検の予約を入れてたので、車で乗り入れ。


果たしてどれくらいの時間で待たされるのか見当も付かないから、待ち合いの椅子に腰掛けて、持参した編物セットを取り出して、せっせと編物。

見知らぬ年配のカップルがやって来て、婦人の方が私に声を掛けて来た。

「何を編んでるの?」で始まった会話は、思わぬ展開にどんどんと弾んで。


Peggyさんとおっしゃるその女性は、ヨーロッパ製のハンカチを縫い合わせたキルトを作られるんだそうで、彼女の作品の写真を何枚も見せてくれた。

大きな作品は教会に寄附されたり、慈善団体に寄附されたりするんだそうで。

そして何と! 私の Textile Center仲間でもある Carolynさんと同級生だって事が判明、、、あら〜世間は本当に狭いわね〜と、ひとしきり感心し合った。


そう言えば前回も同じ待ち合いの椅子にて、見知らぬ年配の男性と挨拶を交わしたところから何気にお喋りに発展したのを思い出した。

喉に何かしら問題があるのか?発声が難儀らしく、絞り出すような声で話すので最初は聞き取り難かったのではあるけれど、それでもひとたび会話が弾み出すと理解もし易くなり、普段、声のこともあって話す相手や機会を制限されてるのかどうか、私に聞き取り能力があるのが分かると、この時とばかり堰を切ったように嬉しそうに世間話を矢継ぎ早にしてくれた。

何でも地元を代表する企業の一つである 3M社で2〜30年勤務して、数年前に定年退職したんだそうで、在職中のエピソードからご家族の話、二人いる息子さん達の学生時代や就職後の仕事の話、等々。

気分が高揚する程に楽しく盛り上がったお喋りだったので、最後には何だかちょっと感動して、握手を交わして別れたほど。


何処でどんな人と偶然に鉢合わせになるのか?本当に分からないものだなぁ〜と。

人生に起こる全ての偶然に何かしら縁や意味合いがあったりするのだろうか?

不思議で面白い巡り合わせや出逢いに、ふと、考えさせられてしまう。

いずれにしろ、今でこそ誰とでも物怖じする事なく対応出来るようになった自分ではあるけれど、一体いつの頃からこんな風に自然体になったんだろう?

少なくとも、東京からカナダのオンタリオ州に引っ越した頃の私は、英語に自信が無く、アジア人であることにも自信が無く、幼い子供を持つ新米のママだったから母親としての自信も無く、左ハンドルの車で右側走行での運転にも自信が無く、本当にナイナイづくしだったのよね〜と懐かしく思う。

実は近所のスーパーマーケットに食材を買いに行くのさえも勇気が要ったし。

随分と時間が経ったし、随分と遠いところまで来たんだなぁ〜と改めて実感。


最近、mixiで私と同様に外国籍の男性と結婚されて東ヨーロッパの彼の国に暮らして、幼いお子さんのいる日本人女性が、色々と葛藤されてる日記を目にして、昔の自分の記憶とダブったのよね。

性格や価値観や諸々、置かれた環境や立場なんかも違うし、勿論、個人差は大きいとは思うのだけど、それでも、日本と言う島国の文化の中で培った国民性とか背景は共通してるから、いざ欧米に暮らして永住するとなると、新鮮さから順応していく過程で、葛藤とか自問自答とか迷いとか悩みとか、通る道は違えど経過には似たようなものがあるのかも、なんて、親近感を覚えた。

まぁ、この辺の事について書き始めるとキリが無いので今回はやめておくケド。


そんな訳で取り敢えず、最新の作品をあぁ〜っぷ♪

まずは「薔薇のティーカップ」をフッキングして小さなポーチを作った。


少し前に作ったばかりの「ティーポット」のお供にする目的で。


Textile Center仲間の Nancyさんの助言ではあったんだけど、実際、ティーポットがあればティーカップも必要よね、ってので。

ティーポット同様にフッキングの下絵は無しでランダムに。

ファスナーでの開閉。

"carabiner"(←日本語で何と言うか分からない)付きの金具を付けたので、ティーポットの金具部分から下げたり外したり出来る。




あとは黒猫と蝶々をフッキングしたものを小さなトートバッグに縫って仕上げた。


先日の Textile Center主催のガレージセールで購入した掘り出し物のピンク色の厚手生地が早速、活躍。

取っ手はプラスチック製のピンク色で揃えて。

内袋はグレーがかった紫色にした。


少しずつ、バッグ作りのコツが掴めて来た感じの感触。うれち♪




8 件のコメント:

Mutsuko さんのコメント...

可愛い作品の数々ですねー。
ポットとカップのアイデア素敵過ぎるー(*´ω`*)

にゃんこバックもホンワカ癒されますね、お出掛けが楽しくなりそう♪

お得ランチも良いですね~

思わぬ出会いやお喋りも気持ちよく時間を共有出きると1日ハッピーな気持ちになれますよね。

ミネソタライフ楽しそうで私まで嬉しくなりました。


para さんのコメント...

ただただ素敵なティーポットセット♪
たまたま出くわした(言葉に語弊があるような・・・)素敵な出会いって凄いすよね。
やはり出会いに偶然は、無いのかな!なんて思ってしまったり♪

まゆみ さんのコメント...

「ティーポットがあれば、ティーカップも必要よね~!」って、なんて自然なお言葉!そして、実現したらこんなにもピタッてくるの最高です(*^-^*)
もう、私のハートはこの作品に鷲掴みされました。

この作品見て、私もこれからの薔薇の季節、少しでも
優雅にお茶を楽しみたいと思ったことでした♪

ちょっとしたことがきっかけで話が弾むっていいものですよね~。とってもラッキーで、その日一日が楽しく感じますものね。

いずれにせよ、こんなに自分の世界で触発し合えるお仲間に出会えたことが最高ですね。

yana さんのコメント...

早速ピンクの布、使ったのですね。可愛い色で気になっていたので、一目見て分かりました。ぴったりの持ち手があったのね。可愛いわ~
母がアメリカに住んでいる私たちを訪ねてきた時、全く英語が話せなくとも、みんながとてもとても親切でびっくりしたと言っていました。アメリカには何か心のバリアが取り払ってくれるようなな雰囲気があるかもしれませんね。それにこれまでの生活の自信がまゆみさんをそうさせているのでしょうね。

自信と言えば・・・私など随分ずうずうしくなっているな~と思いますよ。
主人が1週間ほど出張で留守だったのでどこか桜を見に行こうと思って、開花情報とお天気次第で行くので、日にちを決めたくなかったのでお友達も誘わず、一人で日帰りで福島の花見山と宮城の大河原というところの一目千本桜を堪能してきました。昨日友人に写真を見せたら信じられないとびっくりされました。
花見山は、前々から行ってみたかったところで・・・・桜に限らずいろんな花が一斉に咲き乱れて、さながら桃源郷といった感じでした。
最近は1人の方が楽でいいな~と思うこともあります。

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

ありがとうございます。

バッグは作るのが楽しみで、使うアテが無いのが悩みですが。(笑

ランチはお手頃価格で色々と楽しめる場合が多いので、主婦にとっては嬉しいイベントになり得ますよね。
それ以外では、ひきこもりがちになり易いので。(笑

ほんと、ちょっとした見ず知らずの人とのやりとりが、その日の気分を左右するって事、ありますよね。
自分も誰かしらにとって、良いインパクトを与えられるよう心掛けたいです。

思い掛けないミネソタライフの始まりでしたが、本当に充実して幸せです♪

Mayumi さんのコメント...

paraさん♪

ありがとうございます〜。

モノとの出逢いも嬉しいですが、やっぱり人の出逢いの方がインパクトは強いですよね。
不思議と、必要な時に必要な人やモノとの出逢いが結構あって、とても恵まれてるような気(錯覚?笑)がしてます。
出逢いは不思議だなぁ〜と、いつも思いますが。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

言われて見ると当然なのですが、自分では作るつもりはまるで無かったンですよね、ティーカップ。
人から貰うアイデアとか助言って、改めて有り難いものだと思いました。
違った感性を持ってますものね、人それぞれに。

高知はひと足早く、初夏の陽気なのでしょうね〜。
薔薇の季節、楽しみですね!
薔薇の絵柄のティーセットなど、薔薇のデザインには心をくすぐられるものがありますよね。
薔薇に囲まれた優雅なお茶の時間、、、良いですね♪

ミネソタでは、人との出逢いにもとても恵まれてる気がしてます。
ケベックと違って、フランス語の心配が無いから、、、ってのもあるんですが。(笑

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ガレージセールの戦利品、早速使いました。(笑
探してなかったのですが、立ち寄った手芸店でたまたまピンク色の安っぽいハンドルが目に付いたんです。
巡り合わせだな〜って感じる事は多いですね。

アメリカは、何と言っても本当に解放感があるんですよね〜。
英語も、文法の間違いなんか気にしないわ〜的な。(笑
それに比べるとカナダは、少しだけ日本寄りと言うか。
もう少し真面目で堅い雰囲気がありますね。

生活での自信には時間の経過を感じます。
どんなに頑張っても一朝一夕には行かない事ってのはあるんだな〜、みたいな。

日帰りで福島は遠出ですね〜。
「桃源郷」の響きが素敵ですね♪
まるで夢の世界みたいな。

行動力を備えた自由って、良いですね!
友達と連れ立っての魅力はまた別にあるんでしょうが、単独だと融通が利きますものね。
気分次第であれやこれやの変更が何度でもきくし。(笑

言われて見ると、私も最近、単独行動の自由さに慣れ過ぎてしまって、個人的に特別親しい友達がいないのもまるで問題なくなってしまってるようです。(笑