アメリカに引っ越して来て以来、何故か私の創作意欲が盛り上がってて。
出来上がった作品の報告などを兼ねて、義理の母や義理の妹にメールで写真を送ったりしてるので、義妹から
「以前から手芸好きなのは知ってるケド、最近やけに "Creative"になってない?」
なんて言われたり。
自分でも良く解らないンだけど、取り敢えず
「カナダの生活では子供たちもまだ小さく、私はずっと "Mom"だったから」
と答え、
「あとは土地が変わって心機一転てのも大きいかも」
と付け加え。
「そしてあとは今、借りてる家の住環境とか、文化や芸術面で充実しているミネソタの土地柄とか、手芸材料店があちこち身近に充実しているアメリカならではの土地柄ってのもあるかも?」
と言う結論で。
人間は、色んな要素の組み合わせによって多大な影響を受けるらしい。
実際、子供たちに手も掛からなくなって来たし、カナダのケベック州と違ってこの辺りには、個人経営で小規模での手芸屋さんとか毛糸屋さんとか本当にあちこち幾つもあって、取り扱い商品もかなり充実してるのよね。
カナダでのラグ・フッキングやパッチワーク・キルトの知り合い達は、何か必要な物があると国境を越えてアメリカまで買出しに出掛けたり、ネットで注文したり、割りと苦労していたのは、カナダの総人口が少なく市場が限定されてる事に加えて、ケベック州特有の規制、特に言語面でのフランス語表記の義務付けなんかもかなり影響してると思う。
ミネソタ州のこの辺りには、多方面での芸術活動をされてるアーティスト達が沢山いるらしく、彼等がアトリエ、または "Studio"として借りられる部屋が密集した集合ビルだとか、そんな建物が集まった「芸術家の地区」みたいなのも点在している。
あとは音楽や演劇も盛んらしく、劇場が幾つもあり、関連して「舞台衣装」などを手掛けるデザイナーだとかパタンナーだとか縫子さん達も沢山いるみたいだし。
そういう空気感が刺激の一つにもなってるかも知れない。
あとは、ま、いつも登場する "Etsy"の存在も大きいし。
とにかく、そんなこんなで再び物作りが本当に楽しくて♪
余りルールに捕われず、自分の好き勝手なやり方を模索+追求してみたい欲求に駆られるのも、何だかとっても「自由」な気がしてる。
新しいプロジェクトは「葡萄のスカーフ」。
*「土台」となるスカーフ部分は手染めの毛糸で
「枝」や「つる」は葡萄と同素材での茶色の予定。
手染めされた糸はアメリカ製で100%の純毛にもかかわらず
毛羽立った感じがなく面白い感触+風合いの糸*
*毛糸の風合いと色合いを見て即座に「葡萄!」を連想
写真で本来の紫色を捉えることが出来ないのが残念だけど
本物はもっと赤味を帯びてこっくりとした色
因みに珍しい(?)アイスランド製の糸でウール100%*
アメリカのサンクスギビングの晩は、結局、DavidとKaito(←行かない、って言ってたのに)と私の3人で近所のファミリー・レストランへ。
日本で保育園の「給食のおばさん」をしている古い友達のメールに「今日の献立は煮込みハンバーグだった」てな内容があり、何だか無性にそれが食べたくなってしまった私は代替の「似たもの」として、「ホームメイド風ミートローフ」を注文。
*マッシュしたポテトの上に乗ったミートローフ、
BBQ風のソースの上にオニオン・リングが 乗ってた*
私の中では、かなり「近い味」な気がして満足♪
Thanksgiving当日の晩にチェーン店のファミリー・レストランで夕食してる人っているのかなー?と思ってた割に賑わってた。
七面鳥の "Dinner"をお昼に食べてしまう家庭とか、軽い昼食の後、午後の3時頃に食べる家庭とかもあるみたいで、あとはサンクスギビングの休暇で町に帰省した懐かしい顔触れ同士が夜になって合流して出掛ける、って場面も少なくないみたいで。
翌28日の金曜日は "Black Friday"だったけれど、私はギフトショップにてヴォランティアのシフトが入っていて、セールの流れで混雑する可能性もあり、経験者のKayeさんと二人でのチームとして働いたんだけど、予想通り忙しかった。
私も勤務3回目になり、ちょっとだけ慣れて余裕が出たのか、接客や包装も割りとスムーズにこなしながら、合間にシニアの車椅子を押したり、無料の特典ランチを食べたり、ちゃっかり自分の買物もしたり。
*Erikaがシフトだった際に見て欲しかったらしい
「ブタのスリッパ」も買って来てあげた*
明日は家族で映画(多分、Hunger Gamesの3作目『Mockingjay』)を観る予定。