今年の作業を振り返るつづき。
本格的な夏がやって来る頃は、ミネソタの州祭に出展する為の作品の準備に取り掛かり、果たしてどのカテゴリーに登録するのか?最終的に何点を出品するのか?考えながら素材を集めたり、作業を進めたり、プレゼンテーションを意識しながら作品を仕上げるのは、単に目的もなく純粋な趣味としての物作りよりも、明確な目標があってやり甲斐もあり、自分にとっての励みや動機になった。
この時点で既に、テキスタイル・センターで開催された作品展には3度(1月の「会員展」と3月の「プリンス・キルト展」と5月の「グループ展」)も参加したので、とても充実して幸せな上半期だった。
*初春の作品展の後、夏の展示も終えて手元に戻った作品*
*2018年はウィスコンシン州での作品展に出展される予定で
私の手元には無いプリンス*
それ以外で私の転機となったのは、テキスタイル・センターのスタッフであるケイティさんからのコミッションで、彼女の愛猫をニードル・フェルティングの手法で創作するというもので、作品に対する報酬を得るという体験が、それまで自分の中で意固地なほどに堅く閉じられていた扉を開くきっかけになった気がする。
テキスタイル・センターのナンシーさんから、会う度に声を掛けられ、センター内のギフトショップで販売する為の作品を作って欲しいと言う誘いと提案だったのだけど、私は、販売する為の作品を作るのには向いてないと確信していた。
それは作る全ての作品がオリジナルで一点物であるから、それなりの執着心もあり、手放すことが容易でなく、しかも売値に対する価値のバランスを図るのが不可能な気がしてた。
例えば、手提げ鞄のように使える作品を作ったとして、その機能や耐久性についてはまるで自信が無かったし、逆にオリジナリティのある芸術作品として手間ひまと丹精込めて作った作品に対して値段を付けるのが難しいと感じた。
それでも、興味半分、試験的に自作の作品をセンター内のギフトショップの棚に陳列して貰い、少しずつ、作品が売れて行き、ほんのわずかな金額ではあるものの、売り上げの60%を報酬として小切手で受け取ることは私にとって新鮮な達成感であり、新たな衝撃と快感と、次なるステップへの挑戦のきっかけとなった事は確か。
ある意味、新しい自分の可能性の発見というか。
自作の作品を手放すことにも慣れて来た。
テキスタイル・センター自体、人の流れが多くある訳ではないので、ギフトショップの売り上げ自体、大きくないとは思う。
しかも、来店する人の背景が割りと限定されているし。
そういう意味でも、一体どんなものが売れるのか?見当が付かない。
現在、自分なりにマーケティングの勉強中♪な感じで、学ぶところが大きい。
とにかく、作品に話を戻し、、、7月頃には夏らしい作品を完成させた。
毛糸を手にした際、ひと目で「タコ!」を連想した。
そんな糸を使い棒針で8つの脚の部分を編み、頭部をかぎ針編みで。
キャンバスに固定した後で、ガラス仕上げに見える塗料でペイント。
その後もニードル・フェルティングの作業が楽しく。
テーマを決めて幾つかの猫たちを作り、背景を設定して仕上げ。
ビーズやポンポンや、ミニチュアの小物を使うのも楽しく。
どこでどんな素材が役に立つか解らないので、益々ガラクタ集めの趣味に歯止めが効かない感じで、Etsy徘徊の趣味にも拍車が掛かり。
もはや作品を作るのと同様に、素材を集める趣味が楽しくて堪らない。
上半期の作品群終了〜♪
2 件のコメント:
懐かしい作品、沢山ありますね。
全部まとめると壮観ですね!!
まゆみさんの充実ぶりがわかります。
来年も楽しみにしていますよ。
yanaさん♪
ありがとうございます。
本当に自己満足の世界ですが、頂くコメントに励まされたりしています。
ご縁に感謝です♪
年末年始は何かとお忙しいでしょうけれど、
風邪に気を付けて暖かく楽しい時間でありますように!
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