と言っても、今年は帰省や旅行する訳でもなく、ゲストを招く予定もなく、ただ家で家族水入らずの静かでのんびり+怠惰なクリスマスなんだけど。
Davidと Kaitoは映画『The Shape of Water』を観に出掛けた。
さて、私は作品群の7月以降のまとめ。
やっぱり数が多いから下半期も分割。
盛夏の暑い真っ只中に私はいったい何をやってるんだ。。。と自虐的に自問自答しつつ毛糸との格闘の果てにようやく仕上げた手編みのカーディガン/ジャケット。
そもそものアイデアは、古い純毛=ウール100%のセーターやカーディガンをアップサイクリングするという主旨で、高温で普通の洗剤を用いて洗って縮めた(フェルティング)セーターをジョキジョキ切って、ロックミシンで縫製し、新たなアイテムに仕立て上げるというもので。
試して見たくてリサイクルショップに通い古いセーターを安価で買い集めたり、お下がりのロックミシンもテキスタイル・センターの仲間から譲り受け、着々と準備万端に向かってたんだけど。
古いセーターを故意に縮めてハサミで切り刻むと言う行為に対する心の準備が付いて行かず。。。何故か躊躇う気持ちを払拭する事が出来ずにいる。
なので、綺麗な色の毛糸が沢山あるので、端切れのピースを一から編んで、ロックミシンを掛けたみたいな仕上げにしてみよう♪ってのがきっかけで。
取り敢えず完成させたし、本人的にはとっても満足している。
かつてカナダのオンタリオ州で初めて購入して暮らした家のデザインの刺繍が、始めたままほったらかしになってたのを仕上げたのは、ミネソタの州祭にて発表する場があり、それが励みとなり動機となったお陰。
最終的に11点の作品を展示して貰い、9つの作品で受賞+りぼんを獲得。
賞金も少しだけ頂き、スポンサーになっている地元で有名な毛糸屋さんからの商品券($25)も商品として頂いたのは予想外で嬉しい収穫。
Etsyを通してカナダの出店者から購入する綺麗な色の銅製の針金をかぎ針編みしたり、ニードル・フェルティングの手法で作ったマーメイド・キャットに刺繍を施したものを組み合わせ、更にビーズや綺麗な糸で飾ったネックレスを幾つか作り、テキスタイル・センター内のギフトショップや、自分の Etsyショップに並べて販売。
夏も終わりに向かう頃にはハロウィンを意識して。
これまで趣味として好きな時に好きなものを作って来たのと違い、販売する目的を意識すると、季節や世間で人気の動向なんかも考慮して作業するようになったのが、自分にとっては目新しい事であり、更には作る「数」も意識して、たった一つを気ままに実験的に作る、というよりは、複数で作ることを念頭に置きながら効率の良い作業をに注意を払いつつ試作してみる、と言う感じで、これまた私にとっての大きな変化。
*ギフトショップ用に作ったハロウィンのデコレーション*
ハロウィンは大好きな季節のイベントなので、関連のアイテムを作るのは自分にとっても楽しく、小さなものをどんどんと作れた。
「季節のツリー」と「オーナメント」を作るのはイースターのと同様で、違うのは新たに「ピック」が加わったこと。
*ハロウィン・ツリー*
*デコレーションの「ピック」*
*デコレーションの「オーナメント/ハンギング」*
テラコッタの鉢に代えて、ハロウィンのツリーには黒くて丸い「魔女のCauldron/大釜」として売られてた陶製のポットがぴったりの雰囲気で気に入った。
ちょうどこの頃、ラグ・フッキングのイベントがあって、その会場で販売ブースをシェアする誘いがあり、二つ返事で承諾すると、そこで販売する為の商品作りもフル稼働で、88点の商品に値札を付けるのも、それなりに手間の掛かる作業だった。
Etsyともテキスタイル・センターのギフトショップとも違い、直接、顧客に接して作品を販売するのは色々と勉強するところがあり、感慨深く価値のある体験になった。
どんな人がどんな風にどんなものを気に入り購入してくれるのか?は本当に見当の付かない未知の事であり、何をターゲットにして物を作るのか?は永遠の謎に思える自分にとっての挑戦というか。
陶製の小さなケーキ台が幾つも手持ちの素材としてあったので、そのうち黒が基調のデザインのものを選び、ハロウィンのモチーフでデコレーションしたケーキ型のピンクッションを3つ作った。
イベントの会場で2つが売れ、1つは売れ残りとして家に持ち帰り。
残った1つを不憫に思いつつ、どーしたものか、と思ってた矢先、3つのうちの1つを購入してくれたハイディさん(同じメーリング・リスト上に名前のあるラグ・フッキング仲間)からメールがあり「友達に見せたらとても気に入ったらしく、彼女にプレゼントとしてあげたいんだけど」と言って、後日、わざわざ購入の為に家までやって来てくれた。
作った作品がシリーズとして完売する爽快感を初めて体験。いい気分♪
その他、ハロウィン関連の作品の一部。
*ニードル・フェルティングで作った「Crazy Cat Ladyの仮装」ブローチ*
*オーナメント*
*壁掛け*
*ハロウィン・オーナメント*
*ランプワークのガラスの頭蓋骨に胴体を作り、
花のビーズで飾った小さなガイコツ人形2点*
売れても売れなくてもハロウィンがテーマの作品作りは楽しい♪
つづく。。。
2 件のコメント:
ノルウエーの編みこみのスキーセーターは表を見てぐるぐる輪に編んで、袖やカーデイガンなら前を
ジグザグをかけてはさみで切ってはいだり、前盾をつけたりします。
日本人の私たちはちょっと躊躇しますよね。
あの素敵なジャケットは着て出かけられましたか?
クリスマスシーズンにもぴったりな気がしますけど・・・・
来年も楽しみにしています!!
yanaさん♪
そうなのですねー!北欧のセーター。
合理的な発想なのでしょうけれど、越えられない一線みたいなのがあるのはメンタル的な執着心なのかどうか。
殻を破って大胆な発想が出来ないと芸術の世界には近づけない、とは思うのですが。(笑
あのジャケットは、テキスタイル・センターの仲間に「ミネアポリスの毛糸屋」へ着て披露しに行くよう励まされたので、
調子に乗って出掛けたのですが、オーナー(ロックスターのような存在感の看板キャラ)が留守で残念でした。
今日は−18℃とかなので、少し気温が上がったら、着て出掛けようと思います♪
ありがとうございます。
そして、メリー・クリスマス!!!
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