因みにスティルウォーターは、車でフリーウェイを走って30分くらいの距離。
通称 "Hook-In"と呼ばれる、作業中のラグを持ち寄って一緒にフックするのを中心に、作品の展示とか、素材の売店とか、あとはホームメイドのちょっとした軽食が用意されていて、お喋りと共にランチを楽しんだりとか。
ラグ・フッキングをする人々にとっては、秋の日の楽しいイベント。
私は去年、初めて行ったんだけど、この土地に越して来て知り合いもほとんどいなかったから、独りで黙々とフックするつもりも無かったし、独りでランチするのも躊躇われて、だからひと通り会場内を歩き廻って買物を楽しんで帰って来た。
今年はうってかわって、White Bear Lakeのフッキング・グループの仲間と3人で1台の車に乗り合って行ったし、会場では他のメンバーをはじめ、Textile Centerでのラグ・フッキングの顔触れにも合流して、それぞれのグループ・メンバー達を紹介しあって一つのテーブルを囲んで座り、一緒に作業したり食事やお喋りを楽しんだり。
会場内で出店してる人々の中にも顔見知りが多かったり、歩いて廻るだけで Hopkinsのグループの人たちや、Ginny宅でのグループの人たちや、あちこちで既に出逢ってる人々と顔を合わせて、その度にお喋りに花を咲かせる感じが何とも楽しかった。
自分自身の中で、「この土地に少しだけ根を張った」ような実感。
まぁ、この年末でちょうど2年を迎えるミネソタ暮らしなので、無理もない自然の流れであり、進歩ではあるんだろうけれど。
Textile Centerで一度だけ会ったことのある Tish/ティシュさんと、たまたま隣同士の椅子に座り意気投合したのにも、ちょっとした縁を感じた。
彼女は地元のラグ・フッキング界では名の知れた作家さんで、特に「肖像画」を中心にお教室を開いてる彼女の自宅アトリエに招待して貰ったので、近いうちに遊びに行く予定で日程が決まったので今から楽しみにしているところ。
彼女とのやり取りの中で、彼女のウェブサイトを紹介され、それが見覚えのあるページだったのでちょっとだけびっくり。
ミネソタに越して来て、ラグ・フッキングをキーワードに検索した際、見つけて印象に残ったサイトの一つが彼女のものだった。
その時は未だ、見ず知らずの彼女にいきなり連絡を取る勇気とか動機がなく、そのまま現在に至り、偶然、棚からぼたもち的な出逢いに恵まれたのも興味深い。
会場で売られてるウール素材を少しだけ買った(ほんの$15分程度)のはいいけれど、手持ちの現金がほとんどなくなってしまい、後から目についた破格値で売られていたウール素材のクッション・キット$20也がどうしても欲しくて、一緒に行ったジェーンさんに小切手を切って貰い借金して購入。
*Jayneさんにお金を借りて買ったクッションカバーのキット*
*手持ちのボタンを縫い付けて仕上げるらしい*
多分、見本通りには作らないかとは思うんだけど
ちょっと楽しみなプロジェクト。
一般的にアンティーク展とかアート展とかで買物する場合、どこでもクレジット・カードでの支払いを受け入れてるから、今回みたいに現金または小切手のみ、ってのにちょっと面喰らった感じ。
(去年はしっかり現金を持参したこと、後から思い出した。。。だはっ)
気軽にお金を貸してくれる仲間がいて良かった。。。
*メキシコでラグ・フッキングする人を支援する組織のブースで買ったウール*
Las Rancheritas
of
Agustin Gonzales, Mexico
The Rug Hook Project
メキシコのラテン系で明るい色使いのデザインが豊富なので
見るだけでも楽しいサイトかと思う。
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