*犬の公園にて撮影*
他人のそら似、、、ってのは良くあることで。
アメリカに越してから直ぐの頃、それを実感する機会が多くて、ふと通り掛かりのすれ違った人が誰かしらカナダでの知人に似ていて、一瞬「あら!」とか思うんだけど、すぐ「あぁ、ここはアメリカ、、、」ってのを思い出し、カナダで暮らす「その人」がココに居る訳ないわ、と気付いて、自分の知ってる人に似た雰囲気の人ってのは、意外と世の中には多いものだなぁ〜なんてのを漠然と認識。
なので先週の火曜日、Textile Centerに行った際にも、ロビーですれ違った女性が何となく見覚えある雰囲気でも、あぁ、またいつものやつだわ、とやり過ごした。
その後、私はいつものように図書室に向かい、既にテーブルを囲んで作業をしながら楽しくお喋りしている12人前後のメンバーの輪に加わり。
少しして、さっきすれ違った女性が、図書室にやって来た。
どうやら Textile Centerには初めてやって来たらしく、メンバーからの歓迎を受けて短い会話のやり取りの後で、彼女に自己紹介を促した。
ご主人の仕事絡みでの出張に伴ってやって来て、ミネアポリスのホテルに3泊してるんだけど、彼が日中ミーティングで忙しくしている間、電車やバスを乗り継いで一人で観光を楽しんでる、と言う話で。
趣味で色んなテキスタイル・アートをするので、Googleで検索した際にヒットした "Textile Center"が一体どんなものか興味津々にやって来た。
彼女がメンバー達の前で、そんな話をしてる時、たまたま私はキッチンに行って席を外してたんだけど、戻って見たら何故か皆が興奮してて、それもそのはず、彼女は何と、カナダはモントリオールからやって来てたのだった。
え”え”ぇーーーっ!ってな驚きで、では、さっきの「他人のそら似」とか思ったのは間違いで、実は、実際、彼女とはカナダで会ったことがある知り合いだった。
特別、親しかったと言う訳ではないんだけれど、私が1〜2年だけ会員になっていた Beaconsfield/ビーコンズフィールドのパッチワーク・キルトのギルドで一緒だった彼女とは、確かにお互いの自己紹介をした記憶があり。
とにかく会員数の多いギルドだったから、ミーティングで居合わせても特別な理由が無ければ個人的なお喋りをするような機会もなく、取り敢えず、顔を会わせれば挨拶して短い社交的な会話はするけれど、皆、誰かしら一緒に出席してる仲良しのキルト友達がいたりするから、大概はそんな親しい友達とグループになってるって状況で、だから余り、新たな友達が出来るって環境でもなかったような。
実際、私自身、仲良しの女友達 Halehといつも一緒に参加してたし。
それでも時々、皆の前に出て作品発表をする機会なんかもあったから、彼女も私の顔に見覚えがあり、言われれば、名前にもピンと来る、みたいな感じだったかも。
彼女の名前は Allisonさんで、遠くミネソタまでやって来て、私に再会するだろうなんて事は勿論、とにかく誰かしら過去に知り合った人と偶然に行き会うなんて事は、全く予想すらしてなかったと思う。
私だって毎週、火曜日に Textile Centerに行ってるって訳じゃないし、隔週で行ったとしても、図書館で過ごすのは午前中の2時間余り程度だし。
例え彼女がミネアポリスに滞在の3日間の短い間で Textile Centerへ足を運んだとしても、そこで私に出くわす可能性は、かなり低かったと思う。
本当にちょっとした奇遇と言うか、まさしく「事故」みたいな確率。
取り敢えず、そんな奇遇に圧倒されつつも偶然の再会に感動して抱き合った二人。
興奮が冷めやらないって雰囲気の中、アリソンさんにメンバーの全員を簡単に紹介したり、メンバーに了解を得て、彼女はそのままミーティングと、ミーティングの後のランチにも参加して皆がそれぞれに交流を楽しんだ。
名残惜しいような気がしつつも、その後、何の約束もせずに別れ。
家に帰って来てからお互いに Facebookで連絡を取り合い、急遽、翌日の水曜日に再び、今度は二人だけで会うことになった。
市街のギャラリーで落ち合って、たまたまやっていた『The Quilts of Gee's Bend』と言う展示を閲覧、その後は、White Bear Lakeまで足を伸ばし、地元のカフェでランチの後、キルトショップ『Bear Patch』に案内して買物。
アリソンさんは、ミネソタ州限定デザインがプリントされたコットン生地を少しだけ、記念のお土産に買ったり。
彼女とのお喋りの中で、彼女はラグ・フッキングを習った経験もあり、彼女の講師が偶然にも、私が最初にフッキングを習った師匠:Judithさんだったのにも驚き。
ほんと世間は狭い。
半日をアリソンさんと過ごした後、再び彼女を Textile Centerまで送って別れたんだけど、別れ際の挨拶が久々の "Double Cheek" kissで、ケベック州ならではの、フランス文化の名残りで挨拶のキスを両側の頬にする、ってのが懐かしかった。
彼女は翌日の木曜日の朝に、ご主人と揃って飛行機でモントリオールへ帰って行ったんだけど、私は何となく、「古くからの仲良しの女友達が去ってしまう」ような錯覚があり、妙な切なさを感じたのが不思議。
ほんの短い時間だったけれど、共通の話題が沢山ある彼女と過ごす時間が楽しくて密度が濃かったのと、あとは、この土地で未だ、親密な女友達と一対一で付き合う機会ってのが少ない私にとって、新鮮で貴重な体験だったからだろうと思う。
*アリソンさんが買って帰った『ポールと牛』の生地*
4 件のコメント:
こんにちは~~。
何だかドラマチックな出来事でしたね。
カナダの彼女も楽しい旅行になったでしょうね♪
共通の趣味ってやはり話も広がりますよね
しかし国を超えてそんな風に出会える確率って
多くはないと思うので貴重な体験でしたね。
話はかわりぼっちご飯美味しそう(記事違いですが)
私ムール貝好きなので食べたくなっちゃった。
冷凍の結構使えますよね以前はコストコで必ず
買ってました。
冬ってクラムチャウダーとか牡蠣鍋とか貝料理
美味しい季節ですよね、ミネソタはなかなか生の
貝が無いのですね。
やはりアメリカって広いんだな~~と改めて知る感じです。
なんとなくアメリカ=クラムチャウダーと思って
いたので勝手にアサリ沢山食べてる印象が、笑
これでは日本=忍者と変わらない発想ですね。ワハハ
では これにてドロン
すごい偶然ですね。
そら似じゃなかったということですね。
それにしても旅行中に、まゆみさんたちの集いに出てみようと思うこともすごいと思います。
積極的な方なのですね。
それはそれは楽しいサプライズでしたね。
先日のクラム・・・正しくはチェリー ストーンクラムでした。
海に行った時直売所があり、一袋買ってきて、お吸い物にしたり、
焼いてお醤油をかけていただいたりしました。ハマグリに近いけど
もっと濃い味がしましたよ。
東海岸に良くある貝だとおもいます。
機会があったら食べてみてね。
Mutsukoさん♪
楽しいコメントありがとうございます。(笑
忍者とか、ドロンとか。
Mutsukoさんの文章には、いつも「くすっ」とした笑いのツボが幾つもあって。
国境をまたいで偶然の再会なんて、もはや、TVドラマみたいな世界でしょ!?と思わずツッコミ入れたいくらいかと。
ムール貝って、日本で食べ慣れてる海育ちの貝類に比べると塩気が無く淡白と言うか、味に物足りなさみたいなものを感じてたんですが、昔は。
今は慣れたので美味しいですね。(笑
なるほどコストコ!
やっぱりコストコは使えますね。
特に北米で普及してるような食品とかも手に入りそうですもんね。
冷凍の貝は、私にとっては新しい発見でしたが。
あ〜、確かに確かに。魚介のスープ、美味しい季節です♪
クラムチャウダーは、ニューイングランドとか、フィッシャーマンズワーフとか、が有名かな。
アメリカでも東海岸とか西海岸、かな。
ほんと、アメリカ、デカいです。(笑
日本だと内陸でも結構、海に近いですものね。
北米で内陸部だと、、、新鮮な魚介類はやっぱり少ないかな〜。
その分、缶入りのクラムチャウダースープとか、結構、美味しく頂けます♪(笑
yanaさん♪
市街を走る電車、まだ2〜3年の歴史と新しいんですが、なので地元民でも未だ利用した経験のある人が少なくて。
なので、国外からやって来たアリソンさんが電車を利用してやって来たことには、皆、感心してましたね。(笑
旅先では特に、行動力があるかどうか、大きな差が出る気がしますね。
ちょっと刺激になりました。私にとっても。
外に出ると言う事は、それだけ可能性を広げることに繋がるな、というのを実感させられたと言うか。
チェリーストーンクラム、ですね。ありがとうございます。
その名称でも、聞き覚えがありませんでした。(笑
東海岸に行く機会があれば、試したいと思います。
やはり海で穫れる貝は塩気があって美味しいかも知れませんね。
その点、淡水で養殖されたムール貝は、ちょっと物足りない味わいかも?なんて。
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