カナダでモントリオール郊外に住んでる頃は、地元のスーパーマーケットで割りと1年中いつでも新鮮なムール貝(mussels)が安価で買えた。
『赤毛のアン』で有名な、プリンス・エドワード島で養殖されてるらしいムール貝が沢山ぎっしりとネットに入って売られてて。
本当は、日本から持って来たパスタのレシピ本なんかでは「あさりのスパゲティ」ってことで、私自身、日本に住んでた頃はあさりを買って来て、砂を吐かせて、和風に仕上げたスパゲティを作ることも多かったんだけど。
カナダに引っ越してからは、なかなか「あさり」にお目に掛かる機会がなく、「貝の入ったスパゲティ」が懐かしく食べたくなった際には、いつの間にか、ムール貝で代用するようになってた。
更に、いつの間にか「和風」な感じの味付けの部分にもこだわりがなくなって、単純にオリーヴ油でニンニクを炒めたところに貝を加え、白ワインで蒸した後、ハーブ入りの塩コショウで味付けるくらいで、至って簡単なんだけど。
その後、アメリカに引っ越して状況は更に変わり。
店頭で売られてる新鮮なムール貝と言うものを、ここでは見掛けない事に気付いた。
かと言って、勿論、あさりが売られてる訳でもなく。
「シーフード」が充実してない訳ではないんだけど、でもやっぱりかなり限定されてる感はあり、貝類は余り見掛けない、、、かな。
ある日、ようやく気付いたのは「冷凍コーナー」で売られてる真空パックにされたムール貝で、しかも選択肢があり、調理用のものと、既に調理されて、いい感じに味付けされたものと。
何となく嬉しくて、久し振りに「ムール貝のスパゲティ」が作りたくなり、未調理の冷凍ムール貝を買って来た。
貝を入手した次なる「ハードル」は、アメリカに越して以来、極力、炭水化物の摂取を控えるダイエットの David。
何しろスパゲティなんて炭水化物そのものだし。。。だはっ。
そんなこんなで遂にようやく Davidが家で夕ご飯を食べない晩があり、おまけに子供たちもデートだったり、「お腹空いてない〜」とかだったりして、私がたった一人で晩ご飯を作って食べる機会がやって来た。
普段なら、自分だけの食事は「残り物」とかで済ませるんだけど。
今回は珍しく気合いを入れて、自分だけの為に、自分の好きなように料理して、そして独りで食べた。
まさに「ぼっち飯(メシ)」って感じに独り寂しく。。。でも、凄く美味しかった!
自分以外の家族が食べない物、嫌いな物は、独りの時間に楽しむ特別なご馳走♪
*ついでのサラダは自家製の和風ドレッシングで*
2 件のコメント:
わ~美味しそう!!
ムール貝しばらくいただいていないな~
冷凍でも十分おいしいのですね。
ニューヨーク辺りでは結構新鮮な魚介類手に入りましたけど
ミネソタでは難しかったですね。
ニューヨークではチェリークラムという貝があり、とてもこくがあって美味しかったですよ。
スパゲッテイーやさんでクラムスパゲテイーを頼むと
その貝と多量のニンニクのミンチが入っていて、すごく美味しくっていつもそれを頼んでいました。
カナダでは早くもサンクスギビングだったのですね。
娘も一応ご馳走作ったみたいです。
yanaさん♪
殻付きの貝の冷凍、、、って、ちょっと「ん?」って感じだったんですが。(笑
割りとぴちぴち新鮮な身で美味しかったです。
死んでて殻が開かないものも、20〜30%くらいありましたが。
やはりミネソタな内陸部、って現実がありますね。
湖は多いし、五大湖にも近いんですけどねぇ〜。
チェリークラムは未体験です。
いつかニューヨークに行った際には試してみますね。
ニンニクとワインの風味、、、美味しいですよね〜〜〜。
昨日、希少なカナダ人であるラグフッキング仲間のメアリーさんと顔を合わせ、
「Happy "Canadian" Thanksgiving ♪」と言い合って来ました。(笑
うちはピザだったけど!
と言ったら、
うちは、、、サーモンだったわ!
ってので笑い合って。
実際、私も去年はロースト・ターキーのご馳走を作ったのですが、、、今年は断念。
どんどんとカナダの文化が薄れて行くような、、、ちょっと淋しい現実ですが。
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