*ハロウィンのミニチュア・ハウスと黒猫とカボチャ*
黒猫はパイプクリーナーで作り、それ以外はフェルトで。
え、今日はもう水曜日ですか、ってな感じで。
相変わらず隠居生活よろしく、のんびりと生きてます。
脳ミソへの刺激が足りないみたいで、英語脳と日本語脳とがこんがらがって文章を書くことが上手く行かなくなって歯痒かったりする。
ふぅ〜。
少し前に Erikaの "retainer/リテイナー"が壊れてしまった。
歯列矯正の後、矯正した歯並びが崩れないよう就寝時に着用し、生涯に渡って綺麗な歯並びを維持する為の「入れ歯」状の器具で、硬質のプラスチック(多分?)と、一部、メタルワイヤーで作られてるんだけど。
修理は多分、選択肢にはなく、新しいものを造らないとイケナイらしい。
カナダで掛かり付けだった歯科医院は、それが当たり前だと思ってたんだけど、所謂、「総合歯科医院」で、一般的な歯科治療に加え、歯列矯正も、口内外科的なちょっとした手術(とは言え、麻酔して抜歯の後に縫合するって感じに限定されるかとは思うけれど)も同じ歯科医師が彼のクリニックでやってくれるので、何かと話が早く便利だった。
なので定期的な歯科検診、クリーニング、レントゲン、虫歯の発見+治療は勿論、その流れで歯列矯正もして貰うことになり、Erikaの場合は永久歯4本の抜歯もされて、2年近くでの矯正が終了すると同時に、「これは永遠に使い続けてね」とリテイナーも手渡されたのだった。
おっちょこちょいな Erikaなので、万が一に備え「予備のリテイナー」を作って貰おうかと思ったんだけど、200ドル掛かるそうで、歯科衛生士さんが
「どうせアメリカに引っ越すなら、そこで造った方が安いわよ」
ってので、その際には造らずアメリカに引っ越して来た。
どうやら多くのカナダ人にとっての "myth"(神話的な誤解)として
「アメリカでは何でもかんでも選択肢が豊富で、カナダよりもデカくて安い」
と言うのがあるらしい。
実際、蓋を開けてみると、一概にそうではない場合が多く驚かされるんだけど。
てか、がっかりさせられる事も多く。
確かに、ガソリンなんかはカナダよりもアメリカの方が随分と安く、うちの車で満タンにする際、カナダで55ドル前後だったのが、ここでは35ドル程度だったりってのは事実。
燃料が安い分、関連した物価は多分、カナダよりも微妙に割安かとは思うんだけど。
と、とにかく、リテイナーを早く作って貰わないと!
で、驚いたのは、アメリカ(ひょっとすると「ミネソタでは」かも知れないけれど)専門分野で医院が分かれているってこと。
全般的な歯科治療、歯列矯正、口腔外科、3つに分かれてる。
なので、必要に応じて、別の医院をハシゴしないとイケナイらしい。
と、何だかとっても面倒そう。
余談で書くと、更に驚いた事として、これはたまたま私たちが行った医院に限定されるのかも知れないけれど、初めて行った歯科医院の受付に2〜3人の女性秘書が座っていて(これはカナダと同様)、来院者から見える受付のデスクの上に袋の開いたポテトチップスが堂々と置いてあり(カナダの医院では見たことのない光景)、それをポリポリとつまみながら仕事をしてるの!
うわー!って感じに、ちょっとビックリした。
日本では当然あり得ない(?)けれど、カナダでもコレは無いわ〜と思った。
でもって、Erikaの歯科検診を終えて、保護者である私に結果の説明をしに待合室に来てくれた歯科衛生士さん
「とっても良く歯磨き出来てますよ♪ 問題ないです」
と言いながら、彼女自身ガムをくちゃくちゃと噛んでいるので、これにもちょっとビックリしてしまった。
これもやっぱり日本の歯科医院では多分、いや、当然あり得ない(???)だろうけれど、さすがにカナダでも無かったなぁ〜、と。
ま、郷に入っては郷に従えで、意味の無い比較なのかも知れないけれど。
はい、アメリカはざっくばらん、かなりくだけてる感じの印象です。
とにかくリテイナーは専門の歯列矯正医院に予約を入れないと。
それで今度は歯列矯正医院のリストをプリントアウト。
第一候補の医院に電話して訊いてみた。
「ぬぅぁんですと!?」
カナダで$200と言われてたリテイナーが、あっさり「$500です」と言われ腰が抜けそうになった。
いやはや。
アメリカの医療費が高いのは知っていたけれど。
特にリテイナー等は、多くの場合、健康保険でカバーされないし。
とは言え、納得が行かずセカンド・オピニオン的に別の医院にも電話で問い合わせ。
4つ目の医院でようやく
「硬質プラスチック製のみですが、$160です」
と言われ、即座に予約を入れた。
土地が変わり、まだまだ面喰らう事も多いけれど、新しい発見に右往左往、色んな状況に振り回されながら行動半径も徐々に広げつつ、何とか楽しく冒険的に乗り切ってる風な自分が結構、面白かったりする、ちょっと他人事みたいな最近。
歳を重ねたからならではの貫禄ってやつなのかどうか。
白髪は確実に増えてるけどね、うん。
かなり老け込んでる感じ。。。でも妙に馴染んでる。
4 件のコメント:
また可愛い、フォンテッドマンションと黒ネコさんができましたね。いつもながら細かくて感心します。
こちらは、例年より少し早く秋が始まり猛暑から解放されてホッとしています。
もうハローウインのお人形は増やすまいと思っていましたが、おととい誘惑に負け、また一つ間抜けな顔の黒ネコさんを買ってしまいました。(笑い)
日本の歯の矯正は基本的に歯を抜かないでやるので、娘はかれこれ8年くらいかかりました。私は顎に対して歯が大きいのならぬ置いてくれた方がいいと思うのだけど・・・・だって矯正器具をつけているとどうしても歯が不潔になりやすいし、見た目も可愛くないでしょ!!今はむかしよりは、めだたない器具になっているみたいだけど・・・・
こちらも、最近では矯正はもちろん専門のお医者さんを紹介されますし、大きな歯の抜歯や手術は大学病院や大きい病院の口腔外科を紹介されます。娘の親知らずも設備が整って専門の先生なので、私の時よりもずいぶん簡単に短時間で抜け、後も思ったより腫れませんでした。
昔は町の歯医者さんが何でもやってくれたけど、今は面倒なことはみんなよそに回すといった感じですね。
わぁ~!可愛い!もうハロウィンがやってきた~って感じがしました。
それにしても、所変われば・・っていう典型ですね。医療費はやはりアメリカは高いのでしょうね。何件か電話して、お手頃なところが見つかって本当に良かったですね。即予約した勢いはよく解りますよ。
へぇ~。受付でも、ポテチをパリパリですか・・。なんか想像がつかないですよね~。日本人の感覚では・・。今後も様々な違いを
また教えて下さいね!
yanaさん♪
ありがとうございます。
フェルト細工はいつも楽しくて。(笑
猛暑から解放されたのは良かったですねー!
外出やお洒落が気軽に楽しめるようになりますものね。
うふふ。
間抜け顔の黒猫さん、、、誘惑に負けてしまいますよねぇ〜。
ハロウィンやクリスマスの飾りものは増えてしまいがちなので、私もいつも誘惑との戦いですっ!(笑
歯列矯正で8年間は、本当に長い長い苦痛そうです。
北米は1年半から2年が平均のようですが、それでも子供たちにとっては長そうですもの。
矯正具のワイヤー(braces)が装着してあると、実際、歯磨きは本当に困難そうですし。
当初、何の問題もない綺麗な永久歯を4本も抜かれる事には抵抗があったんですが、でも理にかなってる気がしてます。
(息子は抜歯しない事を選択し、母としてはちょっと後悔している)笑
歯科事情も変化しつつあるのですね〜。
まぁ専門的に診て貰った方が安心ではありますものね。
まゆみさん♪
秋になるとすぐ、黒とオレンジ色!って感じですよねー。
とは言え、店頭は既にハロウィンからクリスマスに移行しつつありますが。(汗
アメリカは、医療技術が優れてる反面、保険への加入も高いらしく、保険がない場合での医療行為には、百万円とかの単位で掛かるらしく怖いです。
本当に、国が違うと色んな習慣、価値観も違いますよね。
どちらが良いとか悪いとかでなく。
快適に暮らすには、かなりの柔軟性(時として妥協)を求められる現実を実感します。
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