2014年6月29日日曜日

作品にときめきの出逢い

カナダからやって来た義理の両親が滞在中。

とは言え通常通り仕事のある Davidに代わり、私が彼等の観光案内役で。

彼等の車を運転してあちらこちら廻ったり。

「なんちゃって画伯」の義父は油絵の道具一式持参して、「鄙びた雰囲気のある水辺の風景」を描きたいから連れて行け、とか言うし。

パッチワークキルトに熱心な義母は、アメリカで大規模なチェーンのファブリックやクラフトのお店をあちこち覗いて見たかったり。

短期限定での滞在なので、この時とばかりの機会を逃さないよう観光したり買物したり、タイミング良くこの時期に開催されるイベントに出掛けて見たりと忙しい。

今日(日曜日)は、ここから車で30分くらい高速道路を走った場所で開催される "Arts + Crafts Show"に出掛ける予定で、それぞれお出掛けの支度中。

さて、どんな作品に巡り会えるか?楽しみ♪


それとは関係なく、先日 Davidと出掛けたウィスコンシン州の小さな町ハドソンで、たまたま立ち寄ったアート・ギャラリー『Seasons on St. Croix Gallery Hudson Wisconsin』にて、目に付いて気に入ったポストカードを2枚買った。

*Melissa Belangerさんと言う名のアーティストの作品*

パステルっぽいタッチの作品に登場する女性や猫に
フェルトで立体的なお人形に作り上げたい欲求をそそられる


家に帰ってアーティストのウェブサイトや彼女のブログを覗いて見た。

作品通りの洒落た雰囲気に満ちた彼女のライフスタイルがとっても素敵で、もの凄く大好きになってしまった。

嬉しい気分♪









2014年6月27日金曜日

レトロな新しい椅子


新しい椅子を買いました。



引っ越して以来、
短い期間限定での「仮住まい」と思っていたので
極力、新たな家具の購入は勿論、
モノを増やさないよう意識して努めて来たんですが。

カナダから義理の両親がやって来て
暫くの間で滞在することになって
複数の人数が同時にある程度、
長い時間で快適に座れる場所が無いって現実に直面し。

幾つもある複数の椅子はデザイン的にシンプルなのはいいとして、
寛いでお喋りに時間を忘れて座るには快適とは言えず。


小さめのソファ(ラヴシート)を一つ、
そして、あとは単独で個性的な椅子を幾つか買う予定で。


取り敢えず選んだのは丸いカタチをした椅子。

何処となく古めかしい柄をしたゴブラン織り風の生地で。



窓辺に置くとやっぱり、うん、レトロな雰囲気。



実際にホンモノのレトロになって、
ヴィンテージやアンティークになるくらい長く愛用出来るといいな。







2014年6月25日水曜日

3つの結婚記念日

6月も早くも終盤へと向かい。

アメリカに引っ越して来て半年が過ぎようとしている。

毎月が新しい土地で迎える初めての季節であり、何もかもが初々しく新鮮で特別な事のように感じられるのが嬉しい。

カナダでの生活も結婚生活もマンネリ化して新鮮味に欠けて来た感があったので。


6月は私たちが結婚した月でもあり、しかも私たちには3つの結婚記念日がある。

まずは婚姻届を提出した書類上での「紙の結婚記念日」と、日本で略式の人前結婚式と簡単な披露宴をした「メインの結婚記念日」、そしてカナダに飛んでガーデンパーティー形式での披露宴を催した「カナダでの結婚記念日」。


「紙の結婚記念日」は、特別なイベントも用意してなかったけれど。

偶然にも朝から雨模様だった為、いつもは自転車通勤の Davidを車で仕事場まで送ることになり。

ほんの5分程度の距離だけど、どうせ二人一緒に車で家を出るのなら、せっかくの記念日でもある事だし、じゃあ途中、遠回りしてカフェで「特別な朝食」でもしない?ってことで急遽、話が決まり。

地元で人気のカフェ・レストラン『Keys Café』に寄り道。



Davidは豪華なオムレツ、私はフレンチトーストの朝食。

思い掛けないラッキーな朝ごはんに満足の後、Davidを仕事に送り届け家に戻ると、子供たちは二人ともまだ爆睡中のようだったし。


そして「メインの結婚記念日」には、さすがに予め Davidが予約を入れたミネアポリスのレストランへ連れて行ってくれた。

彼は仕事の仲間と何度か足を運んだことがあり、とても気に入ったので以前から機会があれば私にも紹介したらしかった。

店の名前は『Sanctuary/サンクチュアリ』。



季節柄パティオもあり、解放感のある外のテーブルでの食事にも惹かれたのではあるけれど、何しろ私にとっては初めての店なので、取り敢えずは屋内の席に腰を据えて、内装や雰囲気をじっくりと愉しみたく、パティオは次回への持ち越しで。



こじんまりとして何やらアットホームな雰囲気が心地良い店。



メニューに書かれた説明書きを片っ端から読んでみると、どれもこれもがとっても独創的でユニークな食材の組み合わせばかりで、味の想像を掻き立てられ、なかなか選ぶのが難しかった。

取り敢えず、前菜にスモークドサーモンのカルパッチョから。



ラム肉のソーセージにメロンで作ったサルサの付け合わせが絶妙。



Davidの選択は Barramundi/バラマンディ(スズキ?)で、ソテーした魚をマッシュドポテトの上に乗せ、パイ生地のペストリーの帽子、みたいな?

ソースにダークチョコレートとチェリーが使われてるのが特徴。



私が迷いつつ選んだのは、ロブスターのボロネーゼソース・パスタで、フォアグラ風味のコクのある仕上がりがとても美味しかった。



とても解り易い説明を丁寧にしてくれたウェイトレスさんに「来店の機会」を訊かれたので、「結婚記念日なので」と答えたら、その後、思い掛けずにグラスに注がれた淡いピンク色のシャンペンが運ばれて来て、それがお店から私たちへのプレゼントだったのでビックリしてしまった。

店内や料理の写真をとっても良いか?確認したら「勿論よ〜!」と。

その後、店のオーナーがテーブルまで挨拶に来てくれたので、シェフの経歴やメニューの裏話など、興味津々に聞かせて貰い、「ブログに書くかも」と言ったら「是非みたいからアップしたら教えて」ってことになってしまった。ひぃ〜。


そしてそして、3つめ「カナダでの結婚記念日」の今日(既に日付が変わり「昨日」だけど)は、偶然にも Davidの勤務先がちょっとしたパーティをする事になり、隣の州、ウィスコンシンにある Hudson/ハドソンから出ている小さな船に乗って、船上での簡単な昼食会だった。



雲が多く、途中、小雨が降ったり止んだりの天気でも陽射しは眩しく。



吹き抜ける風が気持ち良かった。



今年は例外的に降水量が多いらしく、水没状態の公園とか、水の中に生えてるみたいな木々や水の中から顔を出してるシーソーやベンチが、非現実的な世界っぽかった。



そして明日はいよいよ義理の両親が到着予定で。

今日は車でシカゴを抜けて、うちまで高速道路を走ってあと4時間程度の距離にある町まで到達し宿泊してるらしい。

明日から暫くの間、賑やかで忙しくなりそう。





2014年6月21日土曜日

アメリカンな足元

気がついて見れば「あっ」と言う間に再びの週末。

何だか今週は忙しかった。

子供たちが夏休みに突入して毎日、家にいることもあり。

自分独りならば、前の晩の夕食の残り物をレンジでチン♪して食べたり、フリーザーに一人分で冷凍してある「炊いたご飯」をこれまたレンジでチン♪して、納豆や梅干しをおかずに密やかな和風ランチを楽しむことも出来るんだけど。

子供たちが居るとなれば取り敢えず少しは母親らしく「お腹空いた?」とか「ランチ何たべたい?」とか一応、訊いてみたり。

そして結局、3人分の昼食(とは言え、簡単なサンドウィッチとか)を用意することになり、食卓を囲んでお喋りしながらのランチタイム。

あとは3人揃って鴨の親子みたいに連れ立っての外出もあったりするし。

なので今日、一人で単身買物に出掛けたのは何だか久々で新鮮な気がした。

それでなくとも、最近はファッション関連の買物にめっきり関心も欲求も薄れ、欲しい洋服もアイテムも特に無かったから、暫くの間(Erikaに付き合ってショッピング・モールとかに行く以外)どこにも行かなかった気がするんだけど、今日は本当に久し振りに『Old Navy』なんかに寄って夏服なんかを覗いて見た。

まぁ特にこれと言って自分用に買うアイテムも無かったけれど。

でも、でも、素足で履けるエスパドリーユを1足買ってしまった。

何故か昔から好きで、夏になる度、欲しくなるエスパドリーユなのではあるけれど、なかなか気に入ったデザインや、自分の足にぴったりのサイズが無かったりの連続で、かなり長い間で縁がなかったから。

特別に探してた訳じゃなかったけれど、思い掛けない出逢いで。

ひと目で気に入ってしまったデザインは、、、コレ↓


うわ”っ! ってくらいに「アメリカン」で。

自分のミーハーさ加減に苦笑。

ついこの間まではカナダに忠誠心(!)トレードマークの「楓♡ラヴ」だったのに。

なに、この変わり身の早さ? 裏切り者のワタシ。だはっ。

これまで余り特に意識したこともなかったんだけど、アメリカの国旗デザインって、とっても「アメリカン」(←当然だけど)にアメリカを象徴していてポップでインパクトがあって良いデザインだなぁ〜なんて、しみじみと思ったり。

時は折しも7月4日(ご存知!アメリカの建国記念日)も目前で、店頭には記念日を祝うデザインの商品が多数並べられ、気分も盛り上がる感じ。

普段は未だ、余り実感が無いものの、こういう機会があるとやっぱり、こうして国境を越えて「アメリカ住民」となったんだよなぁ〜私たち、、、みたいに感慨深い。

日本を離れて久しく、長く暮らしたカナダではあるけれどカナダ国民になった訳でもないし、今はこうしてアメリカ住民になったけれど永住すると言う保証がある訳でもなく、今後もいったい何処で暮らすことになるのやら将来が全くの不透明感で一杯の私の人生は、ある意味「浮き草暮らし」的でもあり、国際難民みたいな錯覚もなきにしもあらず。

ま、お祭りには取り敢えず「アメリカ万歳〜!」なんて迎合してね。

余り感化され過ぎて自分自身が「アメリカン」化するのは避けたいんだけど。

特に体型はね。

とは言いつつ裏腹に足元はすっかりアメリカ〜ン♪ですが。







2014年6月16日月曜日

気の早いハロウィン手芸

雨模様の週末もあっと言う間に終わり。

予定していた父の日のピクニック・ランチも雨の為に延期。

まぁ来週には義理の両親がカナダから(犬も連れて)やって来るそうなので、どうせなら彼等も一緒に、犬たちも一緒に出掛けたら、その方が楽しさも倍増かも。

行く予定の大きな公園は、犬をリーシュ(leash)無しで自由に走り廻させることが出来て、池やベンチが幾つもあるとっても素敵な場所だし。



先週の頁に書いた Alexander Henryのコットンプリント生地シリーズ『The Ghastlies』は娘の Erikaも気に入ったみたいで、その生地で枕カバーを作って欲しい、、、と言うので再度 Etsyの出店者2ヶ所に注文を入れておいたら、ほんの数日で届いた。

やっぱり多くの出店者がアメリカ国内だし、今やアメリカ住民になった私にとって、国内郵便と言う事で送料も割安のお得感もあり、割りとイイ感じ。

だって出店者によっては国際郵便は勿論、お隣のカナダにさえも発送してくれない、つまり商品の販売をしてくれないって人もいたりするから。



とにかく、とっても気に入った「魔女シリーズ」?のプリント生地はまだまだ使い勝手が豊富に遊び甲斐があるって感じで。

ハロウィン風のオーナメントを作ってみたりして。

*取り敢えず、まだ未完成なのではあるけれど*


*追加で購入したシリーズの「ギャラリー」は
"smoke"(グレー)色で3m*


いずれにしろ雨の週末に何処にも出掛けず家でチクチクと針を動かしてる時間は、私にとって本当に至福の時で、改めてそんな時間と環境に感謝♪






2014年6月11日水曜日

最近観た映画とか諸々

子供たちは今日は学校の最終日。

明日から早くも長い長いながぁ〜〜〜い夏休みに突入です。

どうする、ワタシ?



夏休み直前の学校は昨日も今日も半日で、と言うか、ほんの数時間で。

朝8時頃に行って、10時半くらいには帰って来た子供たち。

なので、Erikaと私は早速、『Mall of America』へ買物に出掛け。

一番の目的は『Forever 21』で Erikaが探し物のワンピースを買う事だったけど。

余りの商品の多さと、値段の手頃さに釣られ私も数点の買物をしてしまった。

だって、下半身デブの私にフィットするパンツ(3シーズンで履けるズボン)が幾つもあって有頂天になってしまったから。

その昔、私が心地良く見た目もそれなりに履くことの出来るズボンと言えば、ヨウジ・ヤマモトとかコム・デ・ギャルソンとかの特殊なデザインもので、それらは1着へーきで2万とか3万とか時には素材によって4万円とか。

まぁバブル経済の時代が訪れる予兆の時期でもあったかも。

なので、それに比べると今日は「おズボン」を3本買って55ドル也。

もう、色んな意味で涙が出そうだったわ。

嬉しいやら哀しいやら、複雑なオンナ心。

ケベック州での消費税15%を考えると、衣料品への消費税がゼロのここミネソタ州の恩恵はかなり有り難いし。


話は全く変わり、この間の日曜日『Trader Joe's』へ食材の買出しに出掛ける前に、Davidと二人で映画『Edge of Tomorrow』を観た。

*IMDbよりの画像*


主演が Tom Cruiseと Emily Bluntの映画。

コンセプトがとっても興味深くて、時に笑える秀逸な娯楽作品だった。


あと、少し前に観たのは『X-Men: Days of Future Past』で、これは私たち夫婦に加え Kaitoと3人で、とある日曜日の午前中に楽しんだ。

*IMDbよりの画像*


映画館が家から近いのと、日曜日の午前中は安く観られるのと、そして夏休みに突入したからには、平日の昼間の安い時間帯でも観放題って感じで。

これから公開される夏休み向けの大作もいっぱい観に行けそうで楽しみ。

何故か解らないけれど、妙に『トランスフォーマー』映画に惹かれる中年のオバさんだったりするし。





2014年6月10日火曜日

"The Ghastlies" に夢中

近々、日本語版も出来るそうな『Etsy』ですが。

相変わらず、私はこのサイトに夢中で色んな手芸材料や、特にチェコ製の綺麗なガラスビーズにうっとりしたり、あとはヴィンテージのシルバー・アクセサリーなんかを溜め息もので眺めて見たりしてるうちに、割りと結構な時間を費やしてしまっている事に気付いては反省したりして。

ある意味、中毒。

でも、その分、と言っては何だけど言い訳として、テレビ前のカウチに座って長い間でテレビ番組に釘付けになったり、って事が皆無なので、Etsy徘徊は、まぁ私にとってのテレビ鑑賞と同等の娯楽って感じで。


と、いつもながら前置きが長くなったけれど、そんな大好きな Etsyで先日、私にとってとても素晴らしいアイテムを発掘をした。

アイテム種類は単純にプリントされた「コットン生地」なんだけど。

プリントされたデザイン柄が、もぅ〜本当に好みのツボで。

きゃ〜!何なの、この素敵なデザインはっ!?と、泣きたくなるくらい。


これまで知らなかったんだけど、アメリカン・コットンプリントの会社(?)『Alexander Henry Fabric/アレキサンダー・ヘンリー・ファブリック』の名称で売りに出されてる生地の中には、何やらファンキーな色柄デザインのものが多いみたいで、今回、私が気に入ったシリーズもそこのブランドで。

シリーズ名もずばり『The Ghastlies』。

"Ghastlie"と言う苗字を持つ家族と親族がキャラクター・デザインで。

どうやら彼等の様相から、魔女と吸血鬼の一族っぽい雰囲気。


*A Ghastlie Nightシリーズ
一族が集まった晩餐で一緒に食卓を囲んだり、編み物をしたり*



だからひとことで表現すると、まさに「気味悪い」「陰鬱な」「意地悪キャラ」のもの凄いインパクトを放ってるの。

英語で言うと "Sinister"って表現がピッタリと説明するような。

*Galleryシリーズ
一族のそれぞれの肖像画を集めたデザイン
各自の名前と続柄が記されてるのがユニーク*


いかにもハロウィンにピッタリな雰囲気のプリント生地ではあるけれど、シリーズの中には「クリスマス・テーマ」もあったりして。

*Holiday Christmasシリーズ*



ホリデーシリーズには4色揃って、珍しい「赤色」もある。

とは言え、背景の色がとても抑えた色調で大人っぽく。

でも、色番としての名称で「赤」はバッチリ "Blood Red"らしい。

同様にグレーも単に「グレー」とかじゃなく、"Smoke"。

ピンクは "Mauve"だけど、グリーンは単に "Green"しか見当たらない。


最もハロウィンらしい柄がコレ↓で、真っ先に私の♡を射止めたデザイン。



いかにも「魔女」っぽい意地悪顔のキャラクターが何とも憎めなくて。

そもそも何かと魔女好きな私はもう、すっかりハマってしまい。

このイメージのキャラで3Dのお人形を作って見たい欲求に駆られ。

居ても立ってもいられず取り憑かれたように、その辺にあるフェルトを使って早速ちゃちゃっと作って見た。



見えないけれど、スカートの中のタイツは勿論オレンジ色で♪

魔女のお約束、って感じ?

まぁ試作ってことで改良の余地が大幅にアリではあるけれど。

取り敢えず「髪の毛」にはちょうど良い毛糸が見つかり、とってもハッピー。


大好きなハロウィンに向け、あれこれ作る楽しみが出来た感じが嬉しい。

って、まだ夏もこれからですけど〜。






2014年6月8日日曜日

ショーの時間まで散策

『Cirque de Soleil』夜7時半に開演までの間、近くを散策しました。

ショーを常設しているホテル『Bellagio』自体もとても素敵な場所で。

ガラス張りの天井から明かりがいっぱいに入る温室のような場所に、割りと大規模に立派な庭園が造られていて、小さな池には鯉が泳いでいたり。

以前モントリオールで、その世界展を観て感銘を受けた「モザイカルチャー」の様式で草花をたっぷり使った芸術が展示されていて感動♪


*モザイカルチャーのカタツムリ*

とっても楽しい気分になる大きな向日葵を施したモザイカルチャーの池には、ジョーロの噴水が幾つもあったり、大きなポピーの花があったり。



床一面にあしらわれた石のモザイク・タイルの絵柄も見事で美しく。



そして、またまたここの天井にも『Chihuly』ガラスの作品が!



Dale Chihulyのガラス細工ならではの繊細なデザインと鮮やかな色合いに圧倒的な迫力があって、思わず足を止めて見上げてしまうホテルロビーの天井。



ホテルのレストランバーの内装も凝っていて、造形美や照明効果にうっとり。



テナントの入ったショッピングエリアには有名な高級ブランドが幾つも入っていて、カーペットのデザインも綺麗で通り抜けるだけでも楽しい。



チョコレートの箱みたいなルイ・ヴィトンのディスプレイも楽しい。


ま、高級ブランド志向のナイ私にとっては目の保養でしかないんだけど。

あ、あれ?とは言え、中年で「大人の女」になった暁にはいつかヴィトンの小さなバッグでも欲しい、とかは思ってたような気もするけど。

時を経てしっかり「中年」にはなったケド、「大人の女」にはうーん。


常設のギフトショップ『Chihuly』も覗いたけど、「お土産」に買えるような商品がある訳でもなく、壊れ物のガラス製品に大枚な大金を払う度胸もなく。

*溜め息が漏れる美しさの Chihulyガラスは観るだけで満足*


ホテル『ベラジオ』から外に出て遠いを散策。

とは言え、再びまた同じ場所に戻らなければならないから遠くには行かず。

『シルク』のショーを観る前にくたくたに歩き疲れたくないし、ね。


まるで毎日がお祭りのように楽しいラス・ヴェガスの目抜き通り。



もうほんとーに多国籍で、パリがあったりニューヨークがあったり。

おまけにローラーコースターもあったり南国風な椰子の木があったり。

まさに「おもちゃ箱を引っくり返したみたい」な表現がぴったり。



かと思えば、高級ブランドの路面店も軒並みあったりして、この辺りは東京の表参道とか六本木の雰囲気を彷彿とする感じで。




『M+M's』(チョコレート)の専門店があったりするところは、ちょっと東京の『Kiddy Land』っぽい感じが何だか私にとっては「原宿!?」って感じの雰囲気。



ショッピングモール内もそれぞれにとても趣向が凝らしてあり、デザイン的に目に楽しく、空間的に開放的で、眺めて見るだけでも楽しい。



ステインドグラスの照明とか、散りばめられたクリスタルの眩いカーテンとか。




本当に見るもの何もかもがゴージャスに "bling bling"な感じで圧倒されつつ、でも、楽しくて芸術的だったりするものを拝めるのは特典だったりで。


そうして夜にはシルク・ド・ソレイユのショーを楽しみ。

感動してぼぉーっとする私を部屋に送り届けた後、Davidはホテル『Venetian』のカジノまで、ちょっくらポーカーを楽しみに出掛けたのだった。






2014年6月7日土曜日

Cirque du Soleil

たった3泊4日の小旅行だった割には、私にとって初めての Las Vegasは見所が多過ぎて、刺激が大き過ぎて、帰って来てからも暫くの間、興奮冷めやらぬ感じで。

例え2時間とは言え時差の加減もあり、滞在中とても忙しく動き回った反動もあったのか、ちょっと普段の生活に戻る微調整が必要だった気がする。

やっぱり歳には勝てませんな。

いえ、特別に具合が悪くなったとかではまるでないんだけど、ちょっと気分が滅入って何をする気力もなくなってしまったと言うか。

ふぅ〜。まるで中年の我が侭病みたいだな、なんて自己嫌悪を感じながら。

体だけでなく精神的な脆さも感じさせられるお年頃のようで。

喜怒哀楽が激しかったりするのも気になるし。


そんなこんなで、時間が空いてしまったけれど、もう少しだけ楽しかった旅行の後記を書き留めたいと思う。


実は今回の Las Vegas旅行で密かに楽しみにしてたことがあり。

それは私にとって初めて『Cirque du Soleil』を観ること。

現在ラスベガスでは8ヶ所のホテル内で、それぞれ8種類の異なるショーを上演している『シルク・ド・ソレイユ』なので、その人気の高さが伺える。

カナダはモントリオール発祥のシルク・ド・ソレイユなので、観ようと思えば観る機会を(カナダの地元で)作ることは可能だった筈なのではあるけれど、何しろ観覧料が高価であるからして、そうそう気軽にチケットが買えると言う感じでもなく。

何しろ、観劇とか芸術に触れる体験とかは、日々の暮らしにとっての「必需品」ではないから、それ無しでも生きて行けることを考えると「贅沢」な気がして。

だって、家族4人揃って観に行ったら軽く7〜8万円以上はするし。


今回は Davidと二人だけだし、次回はいつべガスに行けるか分からないし、これはちょっとひと足早い結婚記念日を祝う旅行でもあるし、特別な機会であるから、と奮発して一番人気の『O』(オー)を観ることに決定。

8つのショーの中から『O』を選んだ理由は、演出の中に水が使われてるらしいところが神秘的な気がして、いつも何故か水に関る事に惹かれるから。

水はフランス語で "eau"(オー)であり、水がテーマのショーにふさわしく会場となるホテルは「噴水のショー」で有名な『Bellagio / ベラジオ』と、なにもかもが上手くコーディネイトされてる感じが憎い。


当初「一番安い席で十分」って思ってた貧乏性な私に、席をアップグレードする費用は一人当たり30ドル程度だし、滅多にないせっかくの機会ならば良い席の方が価値があるから、と Davidが言って、思い掛けず割りと良い目の席の予約をしてくれた。


夕方7時半開演のショーには時間があるので、まずは車を『ベラジオ』に入れて、近くの目抜き通りを散策して観光することに。

歩き回っていい感じに疲れた頃、車に戻って靴を履き替え、いざショーへ!


会場入りすると劇場の外部が彫刻の美術館のようになっていて。


開場の後、席が埋まる開演前のドキドキとした緊張感と高揚感。


開演の直前には、ほぼ全席が満席のように見受けられた。

正直、ショー初体験の私は何をどのように期待したらいいのかも分からないので、とにかく純粋な期待感いっぱいに、無垢な状態で素直に楽しみたい、それだけで。

真っ赤な色をした幕が上がると、情熱的でエキゾチックな音楽の連続で。

ステージの上には、幻想的な湖があったかと思うと、それは陸になったり、深い海になったりを繰り返し、色鮮やかな衣装や照明によって別世界でのストーリーが繰り広げられ、人魚たちのシンクロナイズされた泳ぎだったり、アクロバティックで妖艶なブランコだったり、驚くような高さからのダイブだったり、と飽きる暇もなく息を呑んで場面を見守る感じの迫力で。


それは言葉に出来ない程、美しく綺麗に躍動感に満ちて感動的で。

開幕後、直ぐに涙が込み上げて来た自分に気付き。

人間って、素晴らしいものを観て感動した時にも泣くものなんだって事、久し振りに懐かしく思い出した気がした。


プログラムの全てが終了して幕が下りた瞬間に、観客が一斉に総立ちの拍手。

感動が冷めやらないうちに会場を後にする人々の波の中には、私と同様、感情的になってる人も少なくない様子が見受けられて、同行の人に背中をさすられていたり、肩を抱かれていたり、満足感いっぱいの笑顔と共に。

購入して来たプログラムの背表紙に「An Ocean of Emotion」と書かれてた!

まさにその通り、って納得。


会場の外、カジノの中にちょっとした軽食がとれる店があり、夜食にクラムチャウダーのスープとサラダを注文。

どちらも予想外に美味しくてビックリ。

混み合ってたので相席になった年配の女性二人組は、長年で仲良くしている女友達だそうで、家族や日常を忘れ女同士3週間の旅行でオーストラリアはメルボルンからやって来てると言って、ちょっとだけお喋りに花が咲いた。

「袖擦り合うも多生の縁」とは言うけれど、旅先での出逢いには正に一期一会的なものを感じで、感慨深く思う。

旅には色んな種類の醍醐味が沢山あって、そういうものを味わう為に、やっぱりたまには旅に出るのも意義のある事だと改めて再認識。

ま、次はいつになるか、分からないけれど。。。


ラスベガス日記はまだちょっとだけ続く見込み。