とは言え、ほんの小さな出来事は絶え間なくあってそれなりに面白い日々だけど。
昨日はうちのキッチン脇の窓の外にあるフェンスの上に、野生の七面鳥がデカデカと佇んでるのを目撃して、子供たちと共に驚きつつ盛り上がった一瞬。
*Wikiで拾って来た画像だけど、七面鳥はかなりデカい鳥*
「今夜はひょっとして七面鳥のご馳走?」なんて冗談半分に脳裏を過ったアイデア。
とにかくこの辺りでは野生の七面鳥が散歩してるのを頻繁に見掛ける。
でも、家の敷地に何故?フェンスに囲まれてるのに?飛んだの?と謎は残るけど。
引き続き作品作りには精を出してるけれど、経過も含め作品の写真をインスタグラムにアップしたり、ラグ・フッキングに関連の作品はフッキングのコミュニティのサイトにアップしたり、それで満足感が完結してしまい、ブログがおざなり気味な最近。
現在、ミネアポリスのテキスタイル・センターにて展示されているプリンスのキルト展は、どうやらアメリカ国内を巡るツアーになるらしく、2年間を掛けてあちらこちらの会場を巡り展示されることになれば、私の作品も自分の手元を離れたまま暫くお目に掛かる事が出来なくなりそうな気配。
テキスタイル・センターのディレクター:カールさんから、ツアーの前に交わす契約について少しだけ説明を受けたんだけど、彼の話によるとツアーとして巡回すると作品の価値が上がるんだそうで。
取り敢えず私の作品は "NFS/Not for Sale"で非売表示がしてあるんだけど、同じ企画展で展示されてる作品の多くに値札が付いていて、確か一番低い価格設定の作品が750ドル前後(一番サイズが小さくて割りとシンプルな手法の作品)で、最も高い作品には15000ドル(プリンスの舞台衣装のサンプル生地で作られた作品)の値段が付いていた。
作品が売れた場合、テキスタイル・センターでは40%のコミッションがセンターに行くことになっているし、多分、一般的なギャラリーの相場がその辺りなのかと思うので、売値としての価格にその分が反映しているはず。
さて、仮に私が自分の作品を売ることにした場合、周辺の作品価格を考慮すると多分、1500ドルから8000ドルの間かと思うんだけど、値段は飽くまでも漠然とした数字であって、果たして実際に購入希望の人がいるのかどうかは別の話で。
どんなに素晴らしい売値が付いていても、買い手がいなければ絵に描いた餅。
オークションならば需要に見合った値段の変動があるから解り易いけれど。
作品に対する価格設定は、私にとっては未知の世界でもあり難しい。
同じアーティストの立場として、高額に設定してある作品はひょっとすると、売れなくても構わないけれど、本当に作品に惚れ込んで価値を見出してくれる人が現れれば、その場合に限っては手放してもいい、なんて考えてるのかなと想像してみたり。
だったら私は、一体どれだけの価格ならば私のプリンスを手放す覚悟があるんだろう?
売るという選択肢を頭に置いて作業した訳ではないし、ピンと来ない。
自己満足的に、作業そのものに楽しみややり甲斐を感じて、空想の存在であるプリンスと対話しながら完成した作品であるから、そういう意味ではプロセスにおいての楽しみは全て十分過ぎる程に満喫してしまった達成感はあるんだけど。
それでも、作品として仕上がった以上、生みの親としての愛着もある。
作品がまるで自分の子供みたいな執着心もあるし。
だったらどんなにお金を積まれても手放す事は出来ないとも言える。
これからも作品を生み出し続けながら、作品たちとの関係を考えて行かなければならない局面を迎えてるような気がしてる。
*2年間のツアーに出掛ける可能性が濃厚?*
4 件のコメント:
作品が2年間のツアーに出発するのですね!!
素晴らしい
多くの方たちに見ていただけるのは アーテイスト冥利に尽きますね
反響も知しれたらうれしいですよね
まゆみさん全米進出おめでとうございます!!
本当に沢山の方に見ていただけるって素敵なことだと思うわ~
個人的にはまゆみさんの作品は1500ドルだと安すぎると思うんだけど・・・・
私が作ったものは、織物の先生が値段をつけてくれるのでそのぐらいの価値なのだと納得するのですが、
確かに自分で値段をつけるというのは難しい事かもしれませんね。
野性の七面鳥増えているのかしら。以前娘からも道を歩く七面鳥の映像が届いていましたけど・・・
ちょっとこわいですね。
keiko ミランダさん♪
ありがとうございます。
私にとっては初めての事ですので、アメリカ国内を巡るロードトリップなら「私も一緒に行きたい」と思わず言ってしまいました。(笑
ディレクターに笑われましたが。
2年間はちょっと長い気がして、果たして2年後の私は何処に暮らしてるんだろう?って気もしてます。
yanaさん♪
おぉ、ありがとうございます! 余り大それた実感はありませんでしたが。(笑
やはり相場を知るのは大切な事で、マーケットのニーズとか動向や流行りを学ぶ必要はありそうですね。
そもそもビジネス的な思考が苦手なので、売買の絡むビジネスには向いてない自分を感じてます。
先日も野生の七面鳥が大通りを横切ってるのを見掛けました。
面白いのは、舗装された車の走る道路を横切る際にはちゃんと早足で、横断し終えた途端にゆっくりと歩き出すところです。
彼等も学習して、学ぶ様子です。
習性を知らないのですが、確かに見た目は怖そうです。(笑
ただ、白鳥のように凶暴なのかどうか、あとでチェックしてみようと思います。
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