2017年3月29日水曜日

自分の為の絵本

Amazonが色々と私の好きそうな商品を提案してくれて、大抵の場合はほとんど気に留めることもなく「はぁ、そうですか、要りません」って感じなんだけど。

紹介された絵本はつい気になってしまった。

何かと綺麗なイラストにインパクトのある絵本には心が揺れてしまう。

おススメされた絵本はクリムト画伯に関連するお話。

折しもクリムトに関連する作品を制作中であるし、そもそもクリムトの作品には大好きなものが多いので、ひょっとして作業の参考資料にもなり得るかも知れないし、仮に参考にならなかったとしても自分にとっての宝物的な絵本のコレクションに追加したい欲求に駆られて2冊を購入。

とっても迫力のある色彩が綺麗なイラストの一冊は、ギリシャ神話にありそうな話のあらすじがクリムトの作品にピッタリ合って説得力がある本。



別の一冊は、少しコミカルな画風のイラストで、話の内容としては夏目漱石の「吾輩は猫である」を連想させる、クリムトの愛猫の目線での、飼い主:クリムトのアトリエ周辺や日常を案内してくれるという設定の本。



昔は絵本と言うと「子供の為の読み物」って意識があったけれど、自分の子供たちの為に絵本を買うこともなくなってしまった今、綺麗な絵本を自分の為に買う機会が増えてるのは何だか自分にとっては新しく、面白いなと思う。

真剣に読みたいと思ってリクエストした本は、Davidが地元の図書館から "eBook"として借り出してくれたから、それを携帯電話で読んでみようかと思ってるところ。

それは建築界の巨匠:ルイス・カーンの生涯を綴った新刊なんだけど。
(You Say to Brick: The Life of Louis Kahn by Wendy Lesser)

建築物としての彼の作品以外では、彼の人生について実は何も知らなかった。

直線的なコンクリートの建物とは別の、リアルな存在として人間臭い生々しさを垣間見てみたい好奇心で。


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