それでも、夏ならではのイベントがあれこれあって。
出掛ける度に色んな人と会って「社交」する訳だけど、人々とのやり取りの中で印象に残る言葉やフレーズが頭の中で繰り返し、様々な事柄について取り留めのない哲学みたいに、改めて延々と考えさせられて想いがあちこち行ったり来たり、収拾がつかない状態になってしまい、自分でもいつもの事ながら「なんだかなぁ〜」と溜め息を付くような。
人生って深い。
そして私はいつまで経っても未熟なんだわ。
多分、人間は誰しも、どんなに長く生きたとしても完成を見る事は無いンだろう。
夫婦喧嘩した訳でも無いけれど、Davidは
「今夜は外で寝る」
と言って、裏庭にテントを張り始めた@昨日の午後。
自転車で長距離ツーリングに出た際にキャンプする為の備品をあれこれ新調したので、それらを実際に試して見たかったらしい。
自転車での長距離ツーリングの練習としては、先週、私と一緒に連れ立って Duluthへ出掛け観光した後、単身、250km程度の道のりを自転車で帰って来た。
Duluth/ドゥルースはボブ・ディラン生誕の地でもあり、五大湖の一つ Superior/スーペリア湖を臨む避暑に人気の観光地でもある。
せっかくミネソタ州に住んでるから、一度くらいは出掛けて見たいとかねてから思いつつ、引っ越す前に行くべき場所のチェックリストの一つだった。
とは言え、単に避暑や観光に行くのと違い、私の役目としては飽くまでも Davidと彼の自転車を運び、彼のツーリングをサポートする事であり、だから日程の設定で最重要なのも天候だったからホテルの予約を前もって出来なかった。
出掛ける当日の朝に予約するホテルは選択肢も限られて、しかも値段も高かった。
それでも空いてる部屋があるだけラッキーだったかも知れない。
何しろ人気の観光地で、しかもハイシーズンの週末なのだから。
以下、先週の木曜 Duluthへ向かう道のりでの雲日記。
晴天の青空と灰色の雨雲との繰り返しで時折、雨が降ったり、そして止んだり。
高速道路を車で2時間余り走った後に到着した Duluth市街のホテル。
一応、部屋は "Lake view"って事だったんだけど、窓から見える景色は雨模様。
雨が上がった後にカメラをズームしてようやく遠くに湖が見えてちょっと感激。
夕方は取り敢えず市街を散策。
面白そうなガラス細工の店やギフトショップを覗いたり。
あとは莫大な量での古い雑多な商品で埋まったアンティーク・ショップにも寄った。
キャラメルが焦げる匂いにつられてキャンディ・ストアにも寄り道。
"Duluth Mix"と言うコンビネーションでの、チーズ味とキャラメル味のポップコーンが半々で袋詰めされたのとか、チョコレートで包まれたチェリーを幾つか、とかの諸々を買って楽しかった。
英語の表現で良く使われる "like a kid in a candy store"そのまんまに。
晩ご飯には迷わず決めたインド料理の店『India Palace』。
ホテルから歩いて行ける場所ってのも大きな理由で。
料理はどれも本格的(多分?)なインド風で美味しかった。
私自身はインドへ行った事が解らないけれど、Davidはカンファレンスに招かれてインドへ行き、地元の人に案内されて現地のレストランも体験してる。
そんな彼が一番好きなのがほうれん草の入った緑色のカレーに白いチーズ(フェタみたいな?)が入ったもので、それを注文したんだけど、美味しくて感激してた。
おまけに、私たちの大好きなカブリ・ナンに似た種類の、ナッツとレーズンが入った甘いナンもあり、それも美味しかった。
何の予備知識もなしに初めて訪れた観光地でのレストランで、美味しいものに当たると凄く得した気分になって単純に嬉しい♪
ホテルに歩いて帰った後は屋内のプールでひと泳ぎ。
したのはいいけれど、部屋に備え付けのヘアドライヤーの存在に気付かず、濡れた髪で頭が冷えてしまった。
おまけに室内の空調機も調節が効かずに寒くて、しかも音も大きくて。
ようやく髪を乾かしたけれど、良く眠れずにホームシック(!)。
私ってば、どんだけ「おうち好き」なの!?って感じで。
本当に暫くの間、旅行らしい旅行に出てなかった事に気付く。
そして、そんな事もまるで気にならないくらい、家に籠って自分の好きな事に没頭してるのが一番の幸せ♪ってな自分も再認識。
つづく。
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