つい最近、新たに加わった我が家の習慣。
平凡な家族に平凡な新しい習慣は、毎週の日曜日を外食デーとすること。
っとに冒険的でもエキサイティングでもない習慣なんだけど。
それでもまぁ、主婦の私にとっても勿論、嬉しい提案である事には違いなく。
と言うのも、私が専業主婦って事もあって料理は毎日の仕事だし、食事はいつも家でするってのが基本で、しかも家族揃って食卓を囲んで大概は夜の7時前後に、とほとんど判で押したように繰り返し。
なので世間一般の平均的アメリカ人家庭と比べると、、、家族がバラバラで食べると言うこともなく、TVの前に一列に座ってリアリティ番組を見ながら電子レンジでチンした独り用の「TV Dinner」をそれぞれに食べるってこともなく、ハンバーガーを買って来て食べたり、ピザの宅配をしてもらって食べたり、って機会も本当に少なかったと思う。
ましてやちゃんとしたレストランに出掛けての外食となると、ケベック州では消費税15%に加えチップも15%となると、100ドルの外食に30ドル前後の上乗せも必要で、だから余計に外食の機会から足は遠退き。
あとはやっぱり自分が育った家庭環境の影響ってのは恐ろしく大きいと思う。
そもそも私の子供時代にテイクアウトという便利なファストフード産業が無かったし、寿司やうどんの店屋物はあったにしろ、レストランと言ってもファミレスがあった訳でなく、これまた鮨屋やとんかつ屋とか?あったくらいな気がするし、ましてやピザなんてものは未だ日本に未上陸で、だからピザの宅配サービスと言う選択肢も無く。
当時に珍しくフルタイムで働く主婦だった母にとって、今のように持ち帰りや宅配やファミレスがあったら、どんなにか彼女の家事、特に台所仕事の軽減になっただろうか、とか思うのに。
それでもやっぱり彼女の気質から、便利なそれらを利用する事は滅多に無かったかな、とも思う。
とにかく、9時から5時まで働きながら、2人の子育てをしながら家事を全てこなしてた彼女は、私にとってまるでスーパーウーマンって感じで、経済的な理由もあるんだろうけれど、寿司や店屋物を食べた記憶もまるで無く。
だから未だ私にとって、この歳になっても尚、外食やテイクアウトに対する「後ろめたさ」みたいなものは大きい。
毎週1回くらいは外食したい、とか、とっても言うつもりも無かったし、考えても見なかったから、ある日突然 Davidが提案したのには驚いた。
多分それまでずっと長い間で、朝食はいつもシリアルだった食生活から一転して、炭水化物を控えた食生活になり、その事によって私の協力を得て、毎朝、調理された温かい蛋白質の食事になった事が背景にあるんだろうけれど。
これもまた、普通に日本で暮らす家族の主婦にとっては、毎朝の食事を「調理する」のも当然の事なのかも知れないんだけど。
とにかく、牛乳をかけただけのシリアルの朝食から「調理した食事」に転換したついでに、今では Kaitoと Erikaも同様のものを食べるようになり、私にとっての料理回数が増えたことに対しての罪悪感みたいなもの、と言うよりは「労いの気持ち」みたいなものが Davidにあったのかも知れない。
ルールは、毎週日曜日の夕食に、家族4人が順番で食べに行く店かテイクアウトの料理を選ぶ、と言うもの。
Erikaはピザしか選ばず、Kaitoがこの間選んだのは近所のハンバーガー・レストランだった、と偏った傾向ではあるんだけど。
そして今日はようやく私が選ぶ番で、前から気になっていた近所の寿司レストランに行きたいと思ってたんだけど、Davidに言われて、今夜が「アカデミー賞」の晩だってことを思い出した!
そんな訳で、来週が順番だった Erikaと交替して貰い、今夜はピザって事にして、いつもは地下のTVルームでの食事は厳禁なのではあるけれど、特別な例外として、TVの前のソファに陣取ってピザを頬張りながらレッドカーペットのハリウッドスター達の様子を楽しむ予定。。。
さてさて誰がオスカーを手にするのか?今から楽しみ、な午後3時半。
昨日、土曜日に作った新しいネックレスは、以前カナダで買ったまま仕舞ってあったウールの縞模様のフェルトボールを使って。
お揃いのイヤリング(ピアス)も左右色違いのを作った。
首から下げるとこんな感じ↓
そして土曜の朝の作業風景↓
作業の途中で散らかしたままに出来る作業机があるって便利!
以前は作業の前後に出したり片付けして仕舞ったり、ってのがあった分、
作業がなかなか思うように捗らなかった、、、てのが今になって良く解る。