2015年2月1日日曜日

市民プール

モントリオールもミネアポリスも冬の寒さが厳しいので、冬の間はほとんど冬眠状態になってしまうのは同様なんだけど。

それでも何かしらの運動がしたくて、過去にはカナダでヨガのクラスに通ってみたり、スカッシュのコートが使える回数券を買って、気が向いた時にプレイ出来る「独りスカッシュ」で汗を流したりして、「有酸素運動した」って実感が得られることに自己満足してた。

ヨガは思った以上に「瞑想」の時間が多くて、お昼時のクラスは空腹だったこともあってうつ伏せでのポーズとかをすると気分が悪くなったり、それでもまぁ、うっすらと汗が滲むくらいでの運動量だったのではあるけれど、今ひとつ自分の中での満足感は低い気がしてた。

夏になれば裏庭にプール(安価で一般的に出回ってる Abovegroundタイプ)があったので、天気が良くて気温が上がって水温も上がれば、いつでも好きな時に好きなだけ泳げる環境だったのが嬉しくて、一日に何度でも水に入ったりしてたのは、それなりに体力を消耗する楽しい運動だったんだろうと思う。


アメリカに引っ越してからは何もかもが目新しくて、取り敢えず、運動よりも目先の楽しそうな事ばかりを優先していて、この一年間、エクササイズらしいものをする事なく過ごしてしまった。

時々、気が向けば家でトレッドミルくらいはしてたけれど。

地下にはエクササイズ用のリカンバント・バイクがTVの前に置いてあるので、たまにはやろうかと思って階下に行って、せっかくTVもあることだし、じゃあ、せっかくだから何かTV番組(Foodネットワークとかホームandガーデンのチャンネルとか)でも見ながらバイクをやろう、なんて思うんだけど、普段、自分ではまるでTVを見ないから、コーヒーテーブルの上にずらりと並んだリモコンの果たして「どれ」を使えばいいのか?解らず、片っ端から試して見るものの、DVDだったりYou Tubeチャンネルだったり、なかなか「TV番組」が映らなくて「う”ぉーーーっ!」とリモコンをTVのスクリーンに向けて投げ付けたくなり、「Forget it!」と諦めてしまうっていうオチだったり。


そんな風にこれと言った運動も長らくしてなかったから、、、直接の原因は長時間での運転だったとはしても、、、ぎっくり腰をしてしまう自分にも納得だったり。


とにかく何でもいいから体を動かしたい。


それでもテニスはパートナーが必要だし、スカッシュコートは会員制で年会費が高いし、気の向いた時に独りでプレイする私にとっては高過ぎるコミットメントで、YMCAも同様、だから結局、自分のペースで好きなように気紛れに安上がりに出来る運動、と言うとスイミングって事に落ち着き。

家から一番近い公民館のプールはウェブサイトが充実してなくて、スケジュールが不明だし、実際に行って見ても、プールが実際に見られるアクセスが無くて、ちょっと不安な感じ。

なので距離はちょっとだけ離れてるけれど、ウェブサイトも施設も充実してる市民プールに行くことにした。

週に5日間で "Open Swim"の枠があり、少額の入場料をその都度に支払えば、それぞれ2時間の間で誰でも好きなように泳ぐことが出来る。

この間、ウォルマートで安い水着も買ったし(15ドル♪)、いざ!ってので金曜日、ようやく初めて泳ぎに行って来た。

金曜日の午前中のオープン・スイムは10時半から12時半の間で、私にとっても理想的な時間帯だから、朝 Davidを仕事に送った後でスーパーマーケットに寄って食材の買出しを済ませ、家に戻ってそれらを冷蔵/冷凍庫に手早く押し込んで、サッと水着バッグを掴んでプールに向かう、、、って感じ。


初めての市民プールは思った以上に空いていて、プールが3つもあって、ウォータースライダー(長いチューブの滑り台)もあって、更にドライ・サウナもあって、ロッカーも予想以上にこ綺麗にされてて感激。

日本に帰省する度、子供たちと一緒に地元の市民プールに行くんだけど、ちょっとだけ似通っていて懐かしく思い出した。

市民プールって、自治体にも依るんだろうけれど、施設が充実してる割に安く利用出来たりするのは日本もアメリカも一緒なんだなぁ〜なんて感心したり。

違うのはまぁ「ロッカールーム」ですな。


ロッカールームだから勿論、ロッカーがずらっと並んでるんだけど、日本みたいに個別にカーテンで仕切られたような「更衣室」が無い。。。

私が到着した際には、午前中の「水泳教室」が終了したばかりで、年配の女性たちが泳ぎ終えて帰りのお着替えをしてたんだけど、内心「う、う”わぁーっ」って迫力で、皆さん♪スッポンポン♪で惜しげも無く裸体をさらして着替えてるし。


北米には銭湯とか温泉とか、他人と一緒にお風呂に入ると言う文化がないけど、こういう風に人前で裸になる抵抗は余り無い気がする。

日本では見ず知らずの他人と一緒にお風呂に入ったりするくせに、人前で着替えたり裸になることに対してはタブーっぽいし。

こういう場面での個人主義と言うか、他人との快適スペースの距離感とか、文化間での違いとか極端な逆転とかあって面白いと思う。

洗面台の周辺は、綺麗好きな日本のプールの方が、落ちた髪の毛がいっぱいで汚れてる印象だったりするのも例で。

ま、日本人の髪の毛は色が濃いから、白人のブロンドなどと比べ、落ちてると目立つってのもあるかも知れないけれど?


大きなプールには2〜3人しか泳いでる人がいないし、水温も高めで心地良く、サウナも独りだけで入れて、まるで貸し切りな感じの快適さ。

久し振りに水に入った解放感と浮遊感は、何とも言えないくらいの快感。

軽く平泳ぎとクロールをした後、調子づいて背泳ぎしようとしたら首から肩に掛けての筋が「ピキッ!」として痛かった。

どんだけ運動不足だったの!?ってのをここでも実感。ふぅ〜。

これから週に一度くらいのペースで泳げたら理想。


ひと通り泳いで着替えを済ませて駐車場へ向かう際、体が軽くて軽くて、特に上半身の背中とか肩とか、凝ってたのがスッキリとしたのは勿論、何だかまるで「憑き物」(「おんぶお化け」みたいな)が落ちたかのような気がするくらい爽快な軽さでビックリすると共に、本当に体が硬直して重たかったンだなぁ〜と思った。

来週(あ、もう今週か)は水曜日に行く予定で、月曜と水曜は半額デー(4ドル)らしいのも嬉しい。



2 件のコメント:

Mutsuko さんのコメント...

何か面白いっ。

そうそう、日本ってひっそりお着替え出来る場所ある場合も多いかも?

最近ではジム等も堂々お着替えですが案外市民プールなんかの方がプライバシー重視の作り多いような気がします。

た因みに私の行ってたジムは何処も写真のような感じでした。

話はそれましたが運動出来る環境があるとリフレッシュ出来て良いですよね(^o^)v

私も階段の登り降りでエクササイズしてます、笑。

4階まで行くと息切れしんどいのが辛い老体です。(T-T)

お互いゆるゆる楽しみましょうね♪

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

まぁ個人差は大きいかとは思いつつ。
日本人は「恥ずかしがり屋さん」(笑)ってイメージがあって、他人の前では絶対に全裸になったりしない気がするんですが、、、と、そこに温泉の存在があったり、極端なのが面白いなぁ〜と。(笑

逆に北米では温泉でも入浴でもないのにロッカールームで皆が全裸、、、ってのに迫力があって。(笑

なんか色々ですよねー。

自分の老体を実感するのは哀しいものですねぇ〜。
なんかもうあちこちが衰えてて。。。(泣
普段からエクササイズしてる人は違うんでしょうけれど。
怠け者のオバさんは、たまの水泳に精を出すことにしましたが、さて、いつまで続くのやら。。。

階段の上り下りは意外とキツいから運動になりそうですね♪
ほんと、お互い無理なくほどほどに〜、ね。(笑