すっかり三が日も過ぎてしまいましたが。
ちょっとした放心状態と言うか、心と体のリハビリを要したと言うか。
久し振りのモントリオールで過ごしたクリスマス休暇は、滞在した環境やら再会した人々やら、懐かしい場所や人や食べ物やの諸々が目白押しに五感を刺激する10日間での興奮状態で。
懐かしさに伴って嬉しさ、切なさ、ちょっとした寂しさ哀しさ、おまけに義理の両親の家に滞在する嫁の立場ならではの気苦労やら苛立ちなんかの感情もあって、本当に疲れたって感じ。
最後は再び 2000kmの距離を20時間掛けて車での移動だったので、帰宅した途端、過去2週間で蓄積された色んなものが一気に堰を切って溢れた、と言うか。
まぁ無事に旅を終えた達成感とか、家が無事だった安堵感とか、楽しかった部分での休暇の満足感とか、全体的にはポジティブな結果ではあるんだけど。
取り敢えずは体内時計の時差を調節しつつ、休暇の想い出を振り返りつつ、再び少しずつ咀嚼し直していく過程を楽しむ、みたいな。
とにかく再び自分のベッドで眠れる幸せと言ったら!
しかも好きな時に好きなだけ眠れる幸せは格別。
どんなに素晴らしい場所での楽しい旅でも、やっぱり自分の家が一番なのよね。
往きは週末の土曜と日曜での移動、帰りは年明け早々、元旦の朝に出発して、正月の一日と二日での移動だったので、交通量も少なく、天候にも恵まれて、そういう意味では理想的なロードトリップとなったのは幸いだった。
これまでの人生の中で、カナダの大都市トロントを抜ける(悪名高い←交通量が多い分、死亡事故なども多いので)高速道路 401号を運転するのを避けて来たんだけど、何故か今回は往きも帰りも私がハンドルを握るタイミングで通過することになり。
正直ちょっと冷や汗ものだったのではあるけれど。
でもまぁ昔、都心を運転した経験を考えれば、出来ない事では無いンだけど。
都会の高速道路は自分で運転するのも怖かったり、かと言って Davidに運転して貰うのを助手席から見てるのも余計に怖かったりするので、結局、解決策はナシ。
高速道路で長距離での移動は、かなりのストレスで、おまけに腰も痛くなる。
次回は飛行機で?なんて話もちらほら。
元日の朝焼けを拝みながらオンタリオ州をひたすら西へ走行。
*風力発電の施設がある風景は私にとって近未来的で
何故か映画『Blade Runner/ブレード・ランナー』を連想させる
ちょっとした非現実的な怖さを感じるのが不思議なんだけど*
Sarnia/サルニアで国境を越えてアメリカの Michigan/ミシガン州に。
国境を通過する際って、何故かいつも必要以上にドキドキしちゃうのよね。
別に前科がある訳でも違法入国を試みてる訳でもないのに、何でだろう。
元日の晩はミシガン州の Kalamazoo/カラマズーと言う小さな町のモーテルに宿泊。
*昔、子供の頃に両親や親戚と頻繁に行った家族旅行や
スキーロッジなんかを何故か懐かしく彷彿*
今回は2階の部屋で、しかも二つとった部屋が隣同士の安心感もアリ、◯。
ミシガン州のカラマズーは私の地元と姉妹都市になっている Battle Creek/バトル・クリーク市の近くでもあり、昔デートしたことのある交換留学生の両親が当時、暮らしてたのがカラマズーで、「面白い名前の町ね」なんて話しながら、そんな果てしもなく遠いアメリカの郊外の田舎町には一生、行くことも見ることもなく、私の人生にとってはまるで縁の無い場所だろうと思ってたんだけど。
こうして今、アメリカに暮らし、車で通過し、一泊することになるとは!
人生、分からないものである。うん。
そして夕食はモーテル近くの『T.G.I. Friday's』にて。
*こんな前菜からスタート♪
チキンとインゲンのフライとモッツァレラ・スティック他
4種のディッピングソース付*
Erikaと私は余りお腹が空いてなかったので、スープとサラダを分け合って食べた。
言われて見ると、義理の両親の家では温野菜ばかりで「サラダ」を食べる機会が少なかったので、Erikaは凄く嬉しかったらしい。
Kaitoと Erikaにとっては祖父母の家での滞在だし、これと言って気を遣うこともない「子供たち」には何ら問題ない心地良い場所での気楽な休暇、、、と思ってたんだけど、「子供」だとばかり思ってた彼等も考えて見れば十代の後半であるし、実はそれなりに非日常の環境に順応したり、祖父母の期待を裏切らない素行の努力とか、彼等なりの「気苦労」なんかがあったらしく、私にとって目から鱗的な現実を捉える機会になった。
てか、私が親として鈍い、、、鈍感だってことは日頃から認識してるんだけど。
例えどんな肉親や家族との関係であっても、それぞれ別の人間である以上、そこには色んな人間関係があるのは当然で、性格とか感情とか利害関係とかの諸々を考慮すると、やっぱり一緒に過ごす時間が長くなると難しい局面があったり、ましてや同じ屋根の下での共同生活となると、それがどんなに良好な関係であったとしても、たまには息苦しくなったり、衝突したりって事があるのは極普通にあり得るんだろう。
問題は、敢えて衝突するのか、それとも無駄な衝突を避けるかってので。
敢えて衝突を選ぶなら、果たしてどの程度の衝突をする覚悟なのかって事で。
今回の滞在中、私だって義理の母や義理の妹との衝突の機会は沢山あった。
不発に平和的にやり過ごしたのではあるけれど。
その代償は David君に支払って貰う、、、ってことで。←勝手に決めてる
そんなこんなで無事に明けた2015年が、地球の全ての人々にとって、平和で健やかに幸せで満ちた一年となりますように。
自分にとってどんな一年にしたいか?は未だ考え中。。。
年越し蕎麦も、お節料理も、お雑煮も、、、まだ何も(和風のもの)食べてないし!
2 件のコメント:
おかえりなさいませ。
いろいろな思いを持って・・・・とにもかくにも皆さんお元気で無事に帰られて何よりです。日本人にとっては2000キロはやっぱり凄い距離ですよね。
401号線、トロント付近は事故が多いんですか?娘がピアソン空港の近く、401号線と427線とのクロッシング近くに住んでいるのでちょっと心配です。仕事場には高速を使わなくとも行けるみたいですが・・・
デトロイトの辺からアメリカに入ったのですね。ボーイフレンドのお話興味深かったわ~
人生分からないものですね。
私は元旦こちらでお正月を迎え(今年は母が足が弱って連れてこれませんでしたが)夜の便で秋田に帰り昨日まで、兄やお手伝いさんに変わり母の面倒を見てきました。毎日沢山雪かきをしてきました。雪国の人は本当に御苦労ですね。
今日は暖かかったのでツリーを倉庫にかたずけました。
ぼちぼち日常に戻りましょう・・・お互いに。
yanaさん♪
ただいま〜♪(笑
本当に北米大陸のデカさを実感させられます。
401号は幹線高速道路なので、事故があれば直ぐニュースになるって事なのかと思います。
事故の場合も1台とか2台じゃなくて、10台くらいでの連鎖衝突だったりする事が多いので、衝撃的なニュースのイメージが強いと言うか。
交通量の比率を考慮すれば、格段に事故が多いと言う訳では決してないと思います。
yanaさんも元旦での移動だったのですね〜。
秋田での滞在は長くはなかったのですね。
雪掻き、大丈夫でしたか?
湿った雪は重く、かなりの重労働ですよね。
クリスマスの飾り付けを片付けるのが惜しく、先延ばしにしています。
私だけのお正月も、これから細々と祝おうと思ってます。(和風のものを食べる、って事だけの儀式ですが)笑
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