今日から4月。
住み慣れたカナダからアメリカに引っ越して来て、早くもまるまる3ヶ月が過ぎたかと思うと感慨深く、去年の4月には、一年後の自分がこうして見ず知らずの土地で新しい生活を始めてるだなんて考えても見なかったなぁ〜、なんて思いながら。
4月と言えば確定申告の時期で、こればっかりは毎年の恒例行事。
が、しかーし。
去年は「カナダの連邦政府」と「ケベック州」と、2つの確定申告だったのが、今年はその二つに加え「アメリカ連邦政府」と「ミネソタ州」の確定申告もそれぞれしなくてはならず、計4つの書類をまとめ4つの封書で4ヶ所に発送する予定。
勿論、今の時代オンラインでも出来るのではあるけれど、去年『H+R Block』で貰ったソフトウェアはMacに対応してなくてガッカリ、とか。
インクで書類に手書きで数字を埋めて行く過程が意外と快感だったりとか。
なので未だに古い形態で確定申告してる。
去年の末からアメリカの住民になったので、今回の申告では、去年カナダに払い過ぎた税金(主に所得税)を還付して貰うのが最大の目的で。
何しろ、カナダの中でもケベック州は税金が最も高いとされる州なので、所得税は勿論、消費税も連邦政府の 5%に加え 9.975%も掛かる。
例えば、100ドルの買物をすると支払いは 115ドルって感じ。
今回、日本でも消費税率が上がるそうで話題になってるものの、詳細を知らない私には比較する事が出来ないんだけど、少なくともケベック州とミネソタ州だけを比べてみても、かなり違いがあるのは興味深く思う。
どちらも基本的に、生活するのに必要とされる品々は非課税というスタンス。
なので食品全般が非課税なのは納得。
経済的に余裕があっても無くても、つまり所得が高くても低くても、人間はみな平等に「食べる」ことは生活の基本だから当然とは言えるけど。
ミネソタ州はどうか認識してないけれど、ケベック州で面白いと思ったのは、非課税である食品全般ではあるけれど、手軽に独りで食べるようなものには課税されてたり、カラダに良いとは言えないカフェイン入りの炭酸飲料の類いにも課税されてたり、課税か非課税かの線引きがかなり細かいって事。
例えばベーカリーで、一つだけ買うクロワッサンには課税されるけれど、6個以上まとめて買うのは非課税、、、って具合に。
同じカナダ国内でも州によって違うので、オンタリオ州で暮らしてた頃、子供たちの衣料品に消費税が免除されてたのは助かった。
ケベック州に越した途端、容赦なく課税対象でビックリしたけど。
ミネソタ州でビックリしたのは、子供も大人も関係なく衣料品は非課税ってこと。
生活に最低限必要な下着とか靴下だけに限らず、デパートやブティックで買う最新のお洒落な洋服にも税金が掛からないなんて、ファッション好きや、十代の若い子たちにとって夢のような話。
因にミネソタ州での消費税は 7%前後(エリアに依って違う)らしい。
おまけに!
ミネソタ州では、女性の生理用品にも消費税が免除されてて感動。
考えて見れば当然、あれはまさに「必要悪」ってな消耗品であり出費な訳だから。
いずれにしろ、まだほんの3ヶ月間での体験なので、これからまだまだ新しい発見や驚きが待ち受けているとは思うけど。
実際、色々あり過ぎて書ききれない。。。
と、とにかく、庭の雪も激しい勢いで溶けつつあり、雪の下に隠れていたテラコッタの梅干しオブジェも姿を見せつつある。
と思った矢先、昨日の雨に続き、今日は小雪が降りました。
まだまだ春は遠し。。。
2 件のコメント:
へぇ~~~~!衣料品に税がかからないなんて最高ですね~(*^-^*)税も地域によってこれだけ違うのか~ってなんかビックリしてる私です。
カナダで払い過ぎた税をぜひ戻して貰って下さいね!
春めいてきても、まだままだ雪が残る様子を見てると、4月で既に20℃とどんどん服を脱ぎたくなるここ南国って、どんだけ違うのかと、こちらもビックリ。
ともあれ、そちらに早く本格的な春が訪れますように。
まゆみさん♪
ありがとうございます。
今日も朝から−6℃とか−7℃とか寒かったのですが、日中の陽射しはもの凄く明るく暖かく、かなり春めいた感じで嬉しいです。
とは言え、
明日も明後日も天気予報は雪マークだったりして、4月だというのにちょっと信じられませんが。(笑
消費税や所得税は、本当に地域差が大きいですね。
高い税金の割に恩恵が少ない理由で、ケベック州を去る人はかなりいそうです。
そうやって住む場所を選べる人はラッキーですが。
洋服を買って消費税(15%!)、これまでずっと払って来たので、なくなった嬉しさはひとしおです。(笑
20℃以上って、もうプール開きが出来そうな気温ですよねー!?(笑
羨ましい♪
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