2014年2月24日月曜日

アニメのおかげです


昨日、日曜日は娘 Erikaが学校の友達たちと数人で買物(と言っても最大の目的は「ウィンドウショッピング」と、単に友達と一緒に歩きながらのお喋り、或はフードコートで軽いランチを食べながら、これまた延々と長いお喋りを愉しむ事かと思うんだけど)に出掛けたい、と言うので、約束場所で郊外にある中規模でのショッピングモール『Maplewood Mall』へ彼女を送りながら、私にとっても初めて足を運ぶモールだったので、Davidと二人でちょっとだけモール内の散策をしてみた。

余談で、この辺りにはカナダに関連する名称の地域や通り('Little Canada'とか 'Montreal Avenue'、 'Montreal Street'、そして 'Maple...'等々)なんかがあって面白く思う。

建物内の中心部の吹き抜け部分に設置されたメリーゴーランドが2階建ての構造で、私にとっては目新しく、楽しそうに見えた。

規模的にはまるで小さいけれど、『Mall of America』と同じ発想で。

うちから近いモール『Roseville Center』よりも更に小さいけれど、それでも若い子に人気のブティック『Hot Topic』が出店してて、十代の客層を惹き付ける集客力になってる感じ。

最近の十代のファッションは良く解らないけれど、ロックバンド系のプリントTシャツに混じって、かなりの品揃えでの「日本のアニメ」デザインのTシャツもあって、ちょっとした感動。

へぇ〜、そんなに人気あるんだ、、、って感じで、改めて。

そんな背景もあって、だから学校では転校生の Erikaは新しい友達が出来る度、彼女の背景を訊かれ、「カナダと日本の混血?」と言うと「キャー♪」って感じにウケたり、羨ましがられたり、いい意味での興味や関心を示されるらしく、それは今の時代ならではの恩恵と言うか、多分、戦時中や戦後には考えられなかった状況だろうなぁ〜、なんて、本当にラッキーと言うか、有り難いとと思う。

折しも、ちょうど Sochiでの冬季オリンピックが開催され、無事に終了を迎えたところでもあり、世界が一つにまとまるって意識の象徴を体験する機会でもあり。

国境とか国籍とか人種とか、そしてゲイとか、関係なく、、、と言うのは、無視するのでなく、認識して尊重した上で理解し、互いに共存するという謙虚さを以て調和することが出来たら、どんなにか素晴らしい世界になるだろうと思う。

Erikaはカナダのオンタリオ州で産まれたけれど、息子の Kaitoは東京・新宿産まれで、取り敢えず今のところ成人するまでは日本とカナダとの国籍を有し、現在は米国に暮らし教育を受けている、、、ってのは、日本生まれで日本育ち(ある意味「井の中の蛙」と言うか、現実として、この歳になってさえ世間知らずな自分自身に時々、直面させられ、それはちょっとした劣等感を抱かせる場合もある)の私にとって何とも国際的で可能性を秘めた気がして、正直、羨ましく思う。

いずれにしろ、私が初めてカナダに移民した頃に比べても、世界はどんどんと変わり、益々「ボーダーレス」になり、物流も進み、日本からの文化も食材も手に入り易くなってる最近の現実も、私の個人的なレベルの視野では少なくともかなり大きな恩恵であり、ありがたや〜、ありがたや〜なんて思ってる。

何しろ『Hot Topic』には「コアラのマーチ」もフツーに売られてて、多分それもアニメ(「デスノート」の中で『L』が食べてた、ってゆーか、指に挟んで潰してた)の影響かと思うんだけど、そう考えるとやっぱり文化って凄い!


4 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

日本のアニメの影響力は凄いですね~。
経済効果でも相当の力を発揮してるのを先日もテレビで観たところでした。

でも、そのことで,お嬢さんがお友達を作りやすいっていうのは大きいですよね。きっと、好きなバンドやアニメの話で盛り上がったことでしょうね♪

オリンピックでも感じましたが、どこの国でも人として相手の立場に立って物事を考えたり、手助けできたりすれば、世界は本当に変わるし、平和な世の中が築けるのになと思いましたよ。特に、あのロシアの選手がスキーの板が折れても滑り続けていたのを見て、カナダのコーチがスキー板を差出に行ったあの場目なんか忘れられませんもんね。

新しい地で、ご家族がいいスタートが切れてるようで、本当に良かったです。

yana さんのコメント...

メープルウッドのモールは家からホワイトベアーストリートを少し北上したところだったので時々行きました。こじんまりした可愛いモールですよね。クリスマスのころには、そこで娘がサンタさんにだっこしてもらって記念写真をとりましたっけ。
本当に日本のアニメの力はすごいと思います。娘がデユーク大に留学しているときにはアニメクラブの学生に日本人だというだけで大いにもてたみたいですよ。うちにも沢山外人のお友達が泊まりにきたり遊びに来たりしていましたが、ほとんどの子はアニメがきっかけで日本に興味を持ったと言ってましたもの。麻生さんが首相のころこれからはアニメ文化を海外にどんどん広めて産業につなげたいと言ってましたが、電機産業が韓国や台湾に追い越された今は的を得ていると思いました。ばかなことを言っているという人もいましたけど・・・・
昔の移民の方は本当にお気の毒でしたよね。
今は本当に良い時代です。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

アニメから、日本の単語がそのまま英語化されてるような言葉('manga'とか'kawaii'とか)も幾つもありますしね。
北米人でも、日本のアニメに詳しい人や、おたくなレベルで詳しい人も多く、驚かされます。(笑
そういう意味では、アニメも音楽も、世界共通なところが素晴らしいですよね。

オリンピックの逸話、教えて頂きありがとうございます!
知りませんでした!
今更ながらにニュースを読んで感動しました。
ああいった場面で、ああした行動の出来る人間力は、本当に素晴らしいと思います。
気持ちはあっても、なかなか行動に移せない人は多いかと思うので。

カナダのコーチの奥様のノルウェーとの逸話も重ねて凄いものがありますね〜。
思わず涙目です。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

やはり、想い出のある場所だったのですね!
多分、yanaさんも行かれたことのある場所だろうな〜、なんて思ってました。(笑

海外のアニメクラブの中で日本人の存在はもう「神」に近いかも知れませんね!?(笑
吹替えや字幕で北米で放映されてますが、それでも現地の人にとって「???」な箇所は多いかと思うので。
うちでさえも、時々、子供たちに「意味合い」を訊かれますもの。
「どうしてこの場面でこうするの?」とか、「台詞の◯◯ってどういう意味?」とか。
(例えば「ったくー」(まったくー)の意味、とか)笑

うちの夫は「囲碁」から日本に興味を持った人なんですが(笑)、世代を感じますね。

実際、アニメから日本に興味を持って、日本語が驚く程にペラペラな若い北米人も結構いますものね。

麻生さんは、意外と有能な首相だった印象です。
首相としては短命だったのが残念ですが。
最近は、自動車も、、、ケベック州で一番売れてるのが『Hyundai』だったりするみたいです。

今の時代に生きられて本当に幸せだと思います♪