*極寒でもスカイライトから晴れ渡った青空が見える*
今朝の気温も−22℃と相変わらず寒く。
日中の最高気温でさえ−18℃だそうで、もうほんといい加減にして下さいってな心境。
3月も目の前とは言え、春はまだまだ遠そう。
それでも、朝起きた時に窓の外が真っ暗じゃないのは嬉しい。
自然に朝の陽射しで目覚める季節が待ち遠しい。
引越しから早くも2ヶ月が経とうとしている。
借りている家はガレージも小さく、しかも裏庭には物置が無いので、家の中のあちこちには本来、物置小屋に納められてるべき物たちが所狭しと放置してあったり。
引越しの際、段ボール箱に詰められた家財道具も手を付けられないまま、その辺に積み上げられてたり。
4人の家族構成なのにも拘わらず何故か7台もある自転車たちも、この時期には使われてないサンルームや地下のホールに置かれてたり、そんな感じで。
まるで引越しの直後なのか、引越しの直前なのか、そのどちらでもあり得るような状態。
まぁ実際、2つの引越しの「狭間」であるのは事実なんだけど。
未知の土地を少しずつ自分なりに開拓しつつ、Google Mapを片手に行動範囲を少しずつ広げて行くのは、私にとって新しく刺激的なちょっとした冒険って感じなのが楽しい。
必要に応じて、新しい場所へ初めて繰り出すのには好奇心を掻き立てられるし、車さえあれば何処にだって行ける。
何より私には自由に使える自分だけの時間があるし。
まさに、自分に与えられた「自由」と言うカタチのないものを実感しつつ、それを心から感謝し、満喫している。
外出の度に感じる何とも心地良い「自由な感じ」の解放感。
その理由は多分、この土地にまだ根差してないってのが大きいかも。
何しろ、友達「ゼロ」だし。
いつ何処へ出掛けても、誰にも認識される可能性が無いし。
外出の際に行き交う人々の全てが見知らぬ他人と言う前提では、緊張の糸が解けたみたいに自意識も低く、他人の目に映る自分の姿がどうであっても過剰に心配する必要が無い。
まぁ、だからと言ってまるで「寝起きです」みたな格好で Davidを仕事へ送るのはいいとして、そのまま色んな店に寄ってちゃっかり買物も済ませてしまうってのは、ちょっとどうかな、と自分でも思うのではあるけれど。
誰とも会う約束が無かったりするから、最近は外出の度、同じセーターばかり着てる自分の手抜きな無頓着さにも気付いてる。
明らかに、見た目のお洒落加減がどうとかよりも、取り敢えず暖かく肌に馴染んで着心地が良いものに手が伸びる。
だからコートも同じのばかり着てるし。
靴もバッグも同様、アクセサリーも出番が無く。
自分にとって快適な心地良さと、緊張感なく怠惰ってのは背中合わせに紙一重な感じで。
まだ切羽詰まってはいないけれど、それでもやっぱり、近いうちでの「社会復帰」は必要な気がして、まるで隠居した世捨て人みたいに暮らすには、ちと早過ぎる、と自戒を込めてぼちぼちと友達づくりの努力でもしてみようとは思ってるんだけど。
何しろこの気候なもんだから、体たらくな冬眠生活みたいなのが余りにもピッタリとハマり過ぎる環境で。
だからやっぱり、うん、友達づくりは春になってから、かな。