ちょうど一年前の暮れにバタバタとアメリカへの引越しをして、見ず知らずのミネソタでの新しい生活に追われ、あっと言う間に一年が過ぎてしまったので。
こうしてクリスマス休暇にカナダに帰って見ると、今更ながら本当に自分たちが「帰省してるんだなぁ〜」って実感させられて変な感じ。
久し振りに、仲の良かった女友達と合流して再会したり、不在だった間の穴を埋めるようにお喋りしたり、馴染みのある場所にあちこちと出没してみたり。
ちょっとしたタイムマシーン感覚って言うか。
工事中だった建物がすっかり完成して新しいお店が出来てたり、懐かしい店の内装が変わってたり、かと思えば、以前のまま変わらない事柄も沢山あったり。
土曜日は Erikaが友達とモントリオール市街のチャイナタウンへ買物に行くのに付き合って、保護者代表よろしく、3人の十代の女の子たちに同行してアニメ関連の店を、あちこち何軒も見て歩き回ったので疲れた。
何しろ最近ではかなりの運動不足で、歩行数も少なかったりするので。
普段、郊外での生活は車無しでは考えられず、何処へ行くにもドアからドアまで車で移動の生活だからラクだけど、歩く機会が無いのは否めず。
電車に乗って市街へ出掛け、都会人のように地下鉄を乗り換えて階段を上ったり下りたり、繁華街をキョロキョロと落ち着き無く見回しながら所持品や同行者に注意を払いながらの行動は、老化気味の中年女である私の労力をかなりの勢いで消耗する。
始発の駅で電車に乗り込んだ私たちに合流して、途中の駅で随時、乗り込んで来た Samと Britneyと久し振りの再会に興奮気味の Erikaの3人は文字通り「箸が転げても面白い」年代の "bubbly"(←まさに日本語での「弾けてる」って感じな表現に一致)な女の子たちで、彼女たちの様子を間近で見守るのは楽しかった。
市街のチャイナタウンには、日本のアニメ関連のグッズを売る店が沢山あるので、それらの中から選りすぐりの店を次々と覗き、ポスターやらヌイグルミやらのあれこれを、それぞれ「お小遣い」で買える範囲内のものを買い込んでた彼女たち。
(因みに Erikaは $12くらいのトトロのヌイグルミを買って大満足♪)
お昼は「チャイニーズ・ブッフェ」にて、"All you can eat"の形式で。
種類は豊富でも、特別に美味しい料理が揃っていると言う訳でもないのが残念なんだけど、それでも揚げたての春巻きが美味しかったので、私はそれと焼きそばを集中的に食べて、何だか解らない雰囲気の怪し気な肉料理は避けて。
途中、ベーカリーに立ち寄って、Erikaが楽しみにしてた「カレーパン」を買おうとしたら、最後の一つだった。。。買えて嬉しかった♪
何しろここで買い逃したら、次回は1年後のお楽しみ♪かも知れなかったし。
まぁ自家製のカレーパン作りに挑戦してみるって手もあるにはあるけれど。
帰りも同様に電車に乗って、それぞれ満足感いっぱいに揺られながら、下りる駅が近付くと別れを惜しみながら最後にもう一度抱き合ってた彼女たち。
それでも今の時代はスカイプだとかFacebookだとかがあるから、遠く離れて暮らしても、さほどの距離感は無いンじゃないかな、と思う。
まぁこうして一緒に買物に出掛けたり、抱き合ったり、てのは出来ないけれど。
私と Erikaが終点駅で下りると小雨が降っていて、Davidが車で迎えに来てくれてた。
12月の末に雪でなく「雨」が降るくらいの暖かさが珍しい今回のモントリオール。
家に帰った後は、Davidの両親と、Davidの妹と、私たち家族の計7人で、予約しておいた郊外の人気レストラン『Mon Village/モン・ヴィラージュ』へ夕食に。
かつてオタワから当時の首相(Trudeau/トゥルードぅ...現在はモントリオールの国際空港の名称になってる)がヘリコプターで乗り付けてランチを食べに来てたってエピソードが有名な地元の古い店。
民家を改装したレストランで、今回、私たちが食事をした2階は、かつての寝室をそのままダイニングに使ってる雰囲気が面白く、大きな食卓と長椅子(ベンチ)に座っての食事だった。
昼食が中華の食べ放題で、さすがにお腹が余り空いてなかった私は、オニオングラタンスープと、魚介類の沢山乗ったシーザーサラダと、あとはデザートに「クリーム・キャラメル」(←カスタード・プリン)を注文し、どれも美味しかった。
そんなこんなでクリスマス休暇の過食はつづく。。。