2011年12月28日水曜日

The Girl with the Dragon Tattoo

そんな訳で、昨日さっそく映画『The Girl with the Dragon Tattoo』をDavidと二人で観に行って来た。

*IMDbよりの画像*
邦題は『ドラゴン・タトゥーの女』らしい


午前11時半からの上映で、子供たちは家でお留守番。
(12歳と14歳なのでようやく合法に留守番できるのが嬉しい)

女友達が原作本の三部作を読んでいて「とても面白い」ってのを聞いていたし、この間、Davidがスウェーデン版のオリジナル映画を英語字幕で観て「面白かった」ってのを聞いて、しかも予告編がやたらとDavid Fincher監督ならではのMusic Videoっぽいノリで、Led Zeppelinの名曲「Immigrant Song」と共に細切れにされた映画のシーンがコマ送りされる演出はスピード感溢れる迫力ある仕上がりで、早く劇場で観てみたい欲求に駆られて。

ま、主演が Daniel Craigならば取り敢えず観とこ、ってのもあるし。

でもって、うん。期待は裏切られなかった。

ハリウッド版のリメイクにしては、割りとオリジナルを尊重して作られた感じで、主要の登場人物は勿論、英語を喋るんだけど、でも背景は十分にスウェーデンの異国情緒たっぷりな感じで。

いかにも北欧っぽい寒々とした感じの風景とか、看板に見る(読めない)文字とか、登場する人々の名前も現地風のままなのは 'authentic'で良かった気がする。

あとは、主人公 Lisbethの部屋に何気なく『IKEA』@地元スウェーデンの空き箱段ボールが無造作に置いてあったりするところがツボ。

とは言え、会話が北欧訛りだったりするのは聞き取り難かったり、登場する人物が多数で、しかも人名が聞き慣れない名前ばかりで覚え難かったりって難点はあったけど。

複雑な背景や人間関係を完全に理解出来なかった、、、ってのもあるけれど、もう一度観たいカッコいい場面も盛り沢山で、多分、DVDが出たら繰り返し観て、理解を深めたい種類の映画であることは確か。

カッコ良さ、で言えば Daniel Craigの渋い存在感は勿論なんだけど、それよりも何と言ってもLisbeth役の Rooney Maraが強烈な個性を放って、痛い程の存在アピール。

新人さん?とか思ったら映画『The Social Network』で、いかにもお嬢さん風な、知的で育ちの良さそうな Erica(主人公を振ったG.F.役)を演じてた女優さんでビックリした!

えぇーーーっ!と思う程、実際、まるで違い過ぎる役柄だから。

役柄の上で共通するのは「知性」の部分だけで、Lisbethは暴力的でまるで社会性の無い"Punk"なキャラでありながらIQは異常に高そうで、ストーリーの中での彼女の仕事振りがもの凄く頼もしくカッコいい。

顔中のピアス(実際に穴を開けたのかどうか?は知らないけど)といい過激なヘアスタイル(Jet Blackで超短い前髪とかモヒカンとか)といい、あとは度胸のいい脱ぎっぷり(まるでイヤラシさは無い)といい、Rooney Maraと言う女優のプロ意識を見せつけられる気迫に感嘆。

とは言え、純粋に綺麗で可愛い顔をしてるンだけど。

余談で、ストーリーの中心、Mikael(D. Craig)とLisbeth(R. Mara)が捜索することになる失踪した十代の Harriet役のMoa Garpendalが、もの凄くTilda Swintonそっくりに見えてしまって、大人になって発見されるとしたらTilda Swintonが登場するに違いない、、、みたいな勝手な錯覚をしてしまって、ちょっと混乱した。

映画のオープニングが何となく『007』のそれと似た手法な気がして、いかにも「シリーズもの」としての続編を示唆する感じで。

原作と同様、映画も三部作になるのかどうか。それも楽しみ♪

0 件のコメント: