2015年6月30日火曜日

晴れときどき小雨

*Hooked and then embellished with a few glass beads*
Size: 3" diameter hoop


直径9cm弱のフープに仕上げた壁掛けは
白い毛糸を麻布にフッキングして雲に見立て、
雨だれ型のチェコ製のガラスのビーズを縫い付けたもの。

壁に飾る小さなアクセント的な存在感の控え目なデコレーション。








Canada Day

いよいよ明日から7月。

7月1日はカナダの建国記念日。

Happy Canada Day!


*家で Poutineを再現*


この間、いきつけの近所のスーパーマーケットにて
チーズカード(Cheese Curd)を見掛けたので思わず購入。

無性にプーティン(Poutine)が食べたくなってしまい。

オーブンで焼くだけの冷凍のフライドポテトと
あとは瓶入りのグレーヴィー(Gravy)も買って、
早速、家で熱々のプーティンを食べました♪

忘れかけてた懐かしのカナダの味。。。


少し前には何故か Trader Joe'sで
「冷凍プーティン・キット」が売られてるのを見て
速攻で買って試したんだけど、その後、見掛けてない。

やっぱりたまには食べたくなるので
時々また再現して楽しもうと思う。


取り敢えず、明日は皆で 『O Canada』(←カナダの国歌)を唄おう。



ついでに赤いTシャツでも着て。

あとは何だ、やたら語尾に "eh?"とか付けてみたり。


思い掛けずこうしてアメリカで暮らす事になって
外から見るカナダに新たな想いを馳せながら。

私にとって第二の故郷でもあることだし。


それにしても、
「日本の国歌(君が代)のメロディはどうしてあんなに暗いの?」
とか言うツッコミは無しでお願いします。





2015年6月27日土曜日

アメリカで卒業式

もうかなり昔のこと過ぎて、自分の高校卒業式の時の記憶が殆ど無いんだけど。

来月18歳になる息子の卒業式が6月初めにあったので備忘録として。


カナダで経験したのは子供たちのデイケア(個人経営の保育園みたいな)とか、小学校の卒業式のみだから、高校の卒業式は私たち家族にとって初めての体験でもあり、更にアメリカで迎える初めての「アメリカの高校の卒業式」ってので興味津々な部分もあり、密かに気分が盛り上がったりして。

卒業生が600人程度と比較的、規模の大きい式典なので、会場となったのはセント・ポール市にある、音楽コンサートやアイスホッケーをはじめとするスポーツの試合が催される通称 "River Centre"と呼ばれる施設だった。


(今、気付いたけれど、センターが "Center"の綴りでなく "Centre"なのが意外。アメリカ的には "Center"なのかと思ってたケド。勿論、モントリオールではいつも大抵の場合は "Centre"の綴りで発音もそれなりにフランス語っぽい感じだった)

卒業生の Kaitoを早めに会場に送り届けたついでに、私は2階バルコニーの最前列の席を確保。

周辺を観光がてら散策していた Davidと彼の両親が後から合流。

こんな時、携帯でテキスト・メッセージのやり取りが出来る便利さを実感する。


式典は夕方7時からの開催で、まずは教諭陣たちの入場から始まり、前方の2つの大型スクリーンにも映像が映し出され。

ハリウッドの青春映画で見慣れた「キャップとガウン」を着用の卒業生たちは、それぞれ自分のキャップを好きなよう個性的にデコレーションする事が許されてる様子で、思い思いのデザインをカラフルに施されたキャップの光景は、カナダでは余り見掛けないらしい?←義母による情報

*何故かアイスホッケーのモントリオール・チームのロゴを発見!?*
(通称:Habs、『Montreal Canadiens』の赤い "C"?)


特に目立ったのは「電飾」を施されたキャップを被る卒業生たち。

*卒業キャップを電飾でチカチカさせるって発想は無かった!*
(てか、そこまでやっていいの?みたいな驚き。。。)


ひと言で片付けると「目立ちたがり屋」の部類に属するんだろうけれど、個々の文字通り「個性」が幅広く許され尊重される社会の懐の深さみたいなところに、まさにアメリカならではの自由な気質を感じてしまう。

こうして十代の頃から他人の目を気にする事なく、他の誰とも違う「自分自身であること」をのびのびと実現することが出来る彼等が社会に出た時、国際的なビジネスの現場でどんな活躍をするのだろう。

一方、日本で生まれ育ち、日本で教育を受け日本の高校を卒業した青年たちが将来、このアメリカの彼等から一体どれほどのカルチャー・ショックを受ける事になるのか?想像せずにはいられない。

少なくとも、昭和生まれで日本育ちの私は、いつも「人と同じように振る舞うこと」を教えられて、その事に安心感をもって生きてたので、北米で暮らすようになった際には、それまでの「古い価値観の自分」をぶち壊す事にかなりの時間を要した。

以前も書いたとは思うけれど、"Be Yourself"と言われた時に、"Myself"と言うものが無いことに気付いて唖然としたのだったからして。


とにかく、他人に迷惑を掛けない範囲では何でもアリってな感じで、外から干渉され過ぎない心地良さに「自由の国」を感じるアメリカは、今の私にとっては快適な住み心地の社会であり環境。


卒業生の名前が一人一人読み上げられてステージで卒業証書の授与。

想像するに容易な通り、国際色豊かに個性的な名前の生徒たちが多く、正確な発音で読み上げるのはひと苦労だろうな、と思ってたら、やっぱり Kaitoの名前も苗字の発音が違ってて、義理の両親を少しだけ落胆させた。

普段ならば、名前を「ケェイトゥ」とか読まれるのもしばしばのところ、息子が予め指摘したらしく、「カイト」と発音して貰えたのは良かった。

そして最後はお約束の「キャップ投げ」で、合図と共に卒業生が一斉に被っていたキャップを宙に向かって放り投げて式典の終了。


その後、バルコニー席にやって来た Kaitoと合流。

*ガウンは退場時に返却、キャップは個人キープ*
(見開き型の卒業証書)


夕方7時からの卒業式は2時間半程度でつつがなく終了し、家に帰った後はちょっとした内輪でのお祝いパーティって感じで、ワインやビールと共に、"Edamame/枝豆"のおつまみを筆頭にチキンやチーズやチップスなどを夜食代わりに。

晴れて卒業の Kaitoは、カレッジが始まる9月まで長い夏休みの始まり。



2015年6月26日金曜日

Bear Patch にて

カナダから義理の両親がやって来て1週間滞在した際、
"Quilter/キルター"でもある義母を
White Bearにあるパッチワークキルトの店『Bear Patch』に案内。

カナダ国内にも沢山のキルターさん達がいるものの、
充実した品揃えのキルトショップは数少ないし、
商品は大抵アメリカや日本、ヨーロッパからの輸入品で高価。

なので国境近くに暮らすカナダのキルター達の多くが、
機会があればいつでも国境を越えて
アメリカ国内にあるキルトショップで買物する事を楽しみにしているらしい。

モントリオール郊外に暮らす義母の場合は、
ヴェルモント州で開かれるキルト展などに出掛けるついでに2〜3泊して
キルトのお教室に参加したり、
出店してるブースなどで素材や用具を買い揃えたり。

コットン生地にしろ用具にしろ、
カナダでは、なかなか手に入り難いものが未だに沢山あるから、
この時とばかりについ意気込んでしまうのは
やっぱりアメリカが「買物天国」的な存在感だから仕方ない。

私は一応、運転手役であり、観光案内役なのではあるけれど、
コットン生地を眺めてると、やっぱり血が騒ぐのよね。

普段、余りやらないのではあるけれど、それでも。

アップリケとかキルティングとか、
パッチワークをしたい欲求がムズムズと。

で、結局、少しだけ厳選してお買い上げ。

*薔薇のリースのプリントが素敵で
クリスマスのオーナメント作りに使いたいかも?な生地をトップに*


*マーメイドの背景に「海」として使えそうなむら染め*


*冬の日の雪が降る背景に使いたいかも?なプリント*


*配色が綺麗な花柄を数点:"Fat Quarter"のサイズで*


*小花柄には弱い、、、あとは可愛い糸巻きとボタンのプリントとか*


*気付かずに買ったけれど『Kaffe Fassett』デザインのプリント柄だった*


夏の間、気温が上がって暑い日に
ウールを扱うのが躊躇われるような時、
サラッとコットンのプリント生地を取り出して
何かしら新しいプロジェクトでチクチクしてみたいと思う。




2015年6月25日木曜日

今週の手仕事

気がつけば、10日以上ブログをサボってました。

あれこれ色んな事があり過ぎて頭の中がいっぱい。

いったい何から書いたらいいのやら。。。

なので今後、気紛れに時期を前後した内容が飛び交うかも、な感じで。



取り敢えず、最近の手仕事デスクの上はこんな風。


フェルトで「石」をゴロゴロと沢山、作ってました。

「池」を作って、その周辺に並べる為の石造り、だった訳ですが。

樹の切り株や赤いきのこも相変わらず好きなアイテムで、引き続き制作。



かと思えば、突然「苔」を編んでみたり。。。


翠色に艶やかに光る苔には見入ってしまう程、実はかなり苔/コケが好き。


大好きな苔の雰囲気が出せるよう、3種類の糸を混ぜて編んでみた。

同様にランダムに編んでいる「木」の根が張る土台にする為。


私の新しい編物のプロジェクトは、ずばり「盆栽/Bonsai Tree」なので。

*制作途中*


気に入りの金魚の柄の鉢が、暫くの間で空っぽで寂しかったから。

盆栽なだけに、当然、中にはポリエステル綿と同時に針金も入れて、枝振りを自由自在、好きなポーズに形作れるよう配慮。

あとは時々、ラグ・フッキングも継続中。

手法にしろデザインにしろ、色々とやりたい事が無限にあり過ぎて困る。



2015年6月14日日曜日

フェルト:青い鳥の木

1週間ぶりのブログ。

日々のイベントが無くても書けないけれど、逆にあれこれと出来事があり過ぎても書けないのがブログ。

いずれにしろ、私的にはハッピーな気分じゃないと書けない気がする。

あとは最近、ミネソタ周辺に於いてリアルにお付き合い頂いてる方々(主にラグ・フッキング関連)に、このブログの存在を知らせる経緯があり、時々、覗いて目を通して貰ってるとすると余り込み入った個人的な事も書けず、それもまた微妙。

時には掘り下げて感情的な想いを吐露したい欲求もありつつ、でもやっぱりここは公共の場でもあるから、当初の目的通り手作業の記録を綴ることを第一の目的にしようかな、なんて思ってるところ。

息子:Kaitoの高校卒業式に合わせて訪問滞在していた義理の両親は、水曜日に無事、カナダに向け帰って行った。

日本で良く言われる「嫁と姑の確執」みたいなものとは無縁に、割りと仲良くやって来た感のある義母との関係ではあるんだけど、それでも今回はちょっとだけ彼女の「置き土産」的な最後のコメントにカチンと来る部分があり、それを巡って Davidとの夫婦喧嘩に発展(←久し振りのこと)、そこから冷戦状態に陥ったり。

何気なく発せられる言葉でも、言われるタイミングとか、言われるニュアンスとか、その時の受け止め側の心理状態によっても影響は大きく異なると思う。

自分の1週間を奉仕して、観光案内やら家政婦やら運転手やらに徹した最後の最後でストレスがピークに達して、あと30分でようやく開放される〜、って時に要らぬ助言を貰ったものだから、もの凄く癇に障ってしまったのだと思うけれど。

そういう時って、息子であり夫である Davidが「サスペンション」役をするべきなんだろうって思うンだけど、これが今一つクッションにならなくて。

結局、世の中の全ての男は差こそあれ概ねマザコン傾向の要素を持っているのかも、と今回、割りと新しい認識を持たされた気がしてる。

嫁は所詮、他人だし、親(特に母親)と子の血の繋がりの方が最強なのかも。

いずれにしろ、1週間の間で本気の手作業が出来なかったのは私にとって、かなりのストレスになったらしい事は事実。

義理の母は、持参したパッチワーク・キルトのアップリケ作業をしてたけど、私の作業はいつも咄嗟の思い付きとかランダムなアイデアに頼るところが大きいので、予めデザインされた通りに従うのと違って、いつでも何処でも出来る訳でもなく、特に誰かが傍にいたり、自分独りで自分だけの世界に思い切り没頭出来ない状況では、なかなか難しい、、、ってのを痛感する。

だーーーって、義理の両親にしょっちゅう「お茶出し」とかしてたし。

「身内なのだから、お客さんみたいに構う必要はない」とか言われても、そこはやっぱり日本人の血みたいなものが私自身の中に未だ根強く残っているし、特に自分よりもかなり年配のシニアな義理の両親に対して、

「あ、勝手に珈琲でも紅茶でも好きな時に飲んで下さいね〜」

とか放置できない。

この辺、日本人ならではのジレンマ。

合理的な北米人の目には自業自得なストレス、と映るかも知れないけれど。

とにかく。

ようやく自分だけの時間が復活したので嬉しい。

そして再び、何の役にも立たないオブジェを作ったり。

*フェルティングではなく、フェルトを縫って作成*


*大きさが分かるよう眼鏡、置いてみた*


ニードルフェルティングなどで作ったリスとかキツネとかを配置する可能性もある、机の上のミニチュア風景って感じの作品。





2015年6月7日日曜日

Needle Felting: 鶏の親子

今日はようやくの日曜日。

とは言え、義理の両親はまだ滞在中。

金曜日には息子 Kaitoの高校の卒業式があり。

土曜日にはご近所さんを招いての食事会があったり。

合間には Erikaの仲良しの友達が泊まりがけで遊びに来てたり。

私は家政婦のように食材の買出しをしたり、昼食を用意したり。

あとはいつものように朝食と夕食の料理に加え、増えた人数分の食後の後片付けや、食後のデザートと共に珈琲/紅茶を出したり片付けたり、それの連続で。

とても落ち着いて自分の作業をする余裕も無く。

普段のあれやこれやの手作業は暫くの間で「おあずけ」。

それでも先週は、Davidを仕事に送ってしまった後に彼の両親をちょっとした観光案内に連れて出掛けたり、Kaitoが9月から通うことになっているカレッジを一緒に見学して歩いたり、あとはミネアポリスの代表的な美術館 『MIA』(Minneapolis Institute of Arts) にも出掛けて、数時間アートに触れて過ごす機会があったのは有意義だった。

かつてミネソタに建てられたものの既に取り壊されてしまった、建築家フランク・ロイド・ライトの建造物の一部が展示されていたり。

とても立派な美術館なのにも拘わらず、常設の展示は無料で閲覧することが出来るよう開放された施設なので、今度は独りで気ままに出掛けて、時間を掛けてゆっくりと廻ってみたいと思ってる。


そんな訳で、ブログにアップしたい新たな作品は無いのだけど。

少し前に仕上げたニードル・フェルティングのニワトリの親子。

*リクエストされてた見本の写真*


前回、日本へ帰省の際に姉から材料と見本を手渡されて「これ作って♪」って感じに、「いつでもいいから」と頼まれたのが、かれこれ3年近く前。

間にアメリカへの引越しがバタバタとあったりして、なかなか手に付かないまま放置されて時間が経過してしまったのを、ようやく引っ張り出して来て、エイヤっ!と仕上げる事が出来た。

そして梱包してようやく日本へ発送。

*実際に出来上がった作品*



久し振りに、ニードル・フェルティングの面白さを思い出したって感じ。

気が向けば、何かしら小さな動物とか作ってみたいかも。








2015年6月1日月曜日

フェルトのサボテン



明日いよいよ、夕方の飛行機で義理の両親がやって来る。

今日はあれこれ片付けものや、お掃除で忙しかった。

かなり前に作ってあったサボテンの一つに
ようやくガラスのビーズで出来た小さな花を縫い付けた。

サボテンって何となく、その存在感が可愛いのよね♪


明日から1週間、家政婦のような日々に明け暮れそうな予感。。。