2013年8月31日土曜日

メープルのイヤリング

昨日、子供たちのハイスクールでは新年度がスタート。

Kaitoは11年生、Erikaは9年生となって心機一転、新しい担任、新しいホームルームで新しい時間割りを貰って来た。

初日はやっぱり疲れたみたいで、特に2ヶ月半もの間ぐーたらな夏休みを過ごした後では特に、早起きも堪えたかも。

とは言え、いきなり3連休の週末ではあるんだけど。


今日は義理の父、72歳の誕生日で夕食会に行って来た。

ま、細々と質素に義母の手作りの夕食(義父のリクエストにより彼の好物で 'Shepherd's Pie' )を一緒に食べて来ただけなんだけど。

さすがにキャンドルを立てたバースデイケーキってのも無くて、皆が食べ慣れて大好きな飾らないココナツのケーキだったし。

私はいつものようにサラダ担当で、取り立ててどうと言うことのない、生野菜を切って大きなボウルにアレンジしただけのガーデンサラダに、義父の好きなブラック・オリーヴをたっぷりと乗せて持参。


出掛けるまでの時間で、久し振りにビーズや針金を取り出して色々と試行錯誤しながら遊んでみたり。

明日から9月なので、秋を意識すると何だか急に創作意欲が湧いたりイメージが膨らんだり触発されるのが面白い。

そんな気分を反映して、メープルのイヤリングが出来た。

*LuciteメープルとCzechガラスビーズのピアス(式イヤリング)*


と言えば、楓の葉がちらほらと色づき始めてる。

確実に秋に向かってるサイン。


2013年8月29日木曜日

スモモもモモもモモのうち


ご近所の Billさんが袋にたっぷりの 'Plums/プラム'をくれた。

私の頭の中には何故か <Plum = 梅>って図式があって
沢山貰った小粒のプラムを見た瞬間は、

「あら、どうしよう、漬け込んで梅干し作るの!?」

なんて焦ってしまった。←作った事ナイ


が、実際には、頂いた小粒のプラムたちは「スモモ」らしい。

なので甘い果実としてそのまま食べる、が正解。


Billさんが「穫ったばかり」と言うだけあって
とても新鮮で、よく熟れていて甘い。


水で洗って小さなナイフで皮を剥いて食べる私の横で、
皮も剥かずにそのままカブりついて皮ごと食べる娘。

いやはや。

年代の相違と言うか、育った環境の相違と言うか。

概して北米人は、色んな果実を皮付きのまま食べる。
林檎は勿論、葡萄や桃の類までも。


沢山あって食べきれないので
お隣のフレンチ・カップルにお裾分け。

勿論、仏語が堪能な娘 Erikaに持って行って貰って。


もしケベック州を去る事になれば、
当然、フランス語は必要なくなって私には助かる訳ではあるけれど。

と同時にマスターする機会を活かせなかった後悔も少しだけ。

でもやっぱり仏語は難しい。。。

それに比べたら、英語はもっと頑張れる気がする。うん。


子供たちは、いよいよ明日から学校が始まる!

うなだれる子供たちと、

イェーイ!とジャンプとして歓喜する母。

また私の日常、静かな平日の日々が戻って来る。うれち♪



2013年8月28日水曜日

私の小さな印度

実は昨日、外出したついでに、本当に本当に久し振りにお洒落な輸入雑貨の大型店『Pier 1 Imports』を覗いた。

最近は引越しの可能性もあって雑貨への購買意欲は低く、夏の間はファッションとしての夏服にも余り興味が無いので物欲がかなり低下して、お金を使うことも少なくなっていたので、久々に店に入って入荷したばかりと思われる秋のスタイル・デコレーション一色に飾られた店内を目新しく見ても、特別、何か購入したいと思う程の欲求には駆られず。

ただハロウィンのデコレーションには興味をそそられはしたけれど。

ひょっとして、ハロウィンの可愛くて小さなオーナメントたちは、もし再度、店を訪れる機会があればコッソリと買ってしまうかも?なんては思いつつ。

雑貨店とは言え、装飾品なども置いてるので、ちょっと参考までに眺めていたら、やっぱり目に留まる商品は幾つかあって。

エキゾチックなガラスのビーズ類を用いたネックレスやブレスレットなどのアクセサリー類は、まぁ自分でも何とか似たような物を作れるからいいや、と我慢して?買わなかったし、布製のバッグ類やポシェットなんかも取り敢えずデザインを念入りにチェックだけして、それらもまたいつか自分で似たような物を創作する愉しみに取っておいたりして、だから購入せず。

が、しかーし!どうしても諦めずスカーフは買ってしまった。


だって、何ともエキゾチックな色柄プリントの細く切った薄い生地を何枚も重ねて縫い合わせたような、ヒラヒラとした感じにカラフルなデザインにすっかり魅了されてしまったから。


どこか懐かしいような雰囲気の、ちょっと和風を思わせる布も混じってたりして、配色も赤味がかったものからオレンジ、ピンク、薄紫色のコンビネーションで。

付いていたタグを読んで納得。

インドの民族衣装である "Sari"に使われていた布地を用いて "Repurposed"(別の用途に再利用)された商品だった。

本場インド出身のインド人の女性たちに会う度、彼女たちが身につけている衣類やスカーフなどの色合いや素材感に、いつも惹かれてた。

綺麗で、何ともエキゾチックで。

羨ましいとは思いつつ、だからと言って、自分がサリーを所有することは無いだろうと思ってた。

ま、一度くらい実際に着て見るチャンスがあれば嬉しいな、とは密かに思ってはいたけれど、実は。

なのでこうして、憧れのサリーの素材を幾つも使って作られた作品をスカーフとして身に付けることが出来るなんて、ちょうど私の欲求をピッタリと実現する理想的なカタチな気がした。

しかも!

何と "Liquidation"の処分価格になってたし!

嗚呼、なんて嬉しいのっ!

なので、迷った別の配色(青系)と一緒に2枚を購入。


もう一枚の方は、碧色、ターコイズブルー、淡い水色、紫色の配色。


インド製で、面白いと思ったのは素材の記述。

"100% Miscellaneous Piece of Undetermined Fiber"って。

何だか訳の分からない怪しいモノが雑多にごちゃ混ぜって感じのノリが、更なるエキゾチック感を盛り上げて素敵。

インドと言う国、、、とても興味はあるのだけれど。

自分自身の中で「多分、訪れることはないだろう」と半ば実感、諦めてる節があり。

なので私には、こんな風に自分にとっての「小さなインド」を身に付けることが出来るだけで充分に満足。



せっかく色違いを買ったので、暑くない季節には2枚一緒に合わせて巻いてしまうのも素敵かも、なんて楽しみ。



2013年8月27日火曜日

夏休み最後の火曜日

6月の中旬から始まって以来、充分過ぎる程に長かった子供たちのハイスクールの夏休みがようやく終わる。

今週の金曜日から学校が始まるので、じゃあ最後に何かしら特別な事をして楽しく過ごし「夏休みの想い出」の一日にしよう、ってので娘は仲良しの女友達と買物、息子は映画を二本立てで観る予定で、私は "Taxi-Mom" として彼等の送迎をした。

まずは娘 Erikaの親友で一つ年下の(これまた偶然にも同名の)Erikaを途中、彼女の家でピックアップしてモールにてドロップオフ。

二人の Erikaたちは、そこでもう一人の女友達で(うちの) Erika の同級生 Keiko (この辺りではとても珍しい日本人の父親を持つ日系カナダ人の三世、多分。日本へは一度も行った事が無い、とかで、日本語も話さないけれど、名前だけはしっかり日本名なのが面白い)と待ち合わせて3人で買物を(5時間!)楽しむ計画で。

*実質5時間半での「買物マラソン」みたいな*
さすがに歩き疲れたらしいけど楽しかったので大満足だそうな



名前のついでに書くと、「Erika」は日本でも一般にあり得る女の子の名前なので、日本名と思われる人も多いかと思うんだけど、実は同時に割りと一般的な英語名でもあって、ドイツ系だと "Erika"、フランス系だと "Erica"の綴りになる傾向らしい。

因にうちの Erikaの友達の Erikaは、、、アメリカ系だそう?


二人の Erikaを送った後は、息子 Kaitoを映画館まで送り届け。


まずは『Kick-Ass 2』を観て、それから『The World's End』を選択。

「一緒に観ようか?」一瞬迷ったけれど、うーん、観なかった。

火曜日は半額デーだから、一本 $6. 50なのではあるけれど。

学校区によっては既に学校が始まったところもあるみたいで、映画館が思った程には混雑してなかった。


今夜は学校の説明会があり、Erikaと夕方から出掛ける予定だったので、私は彼等を迎えに行く時間まで家に帰ってお昼を食べたり。

とにかく家でエネルギーを温存って感じ。

最近、疲れ易い年頃なので!  

特に夜間の外出とかってホント億劫。


その後、4時半頃を見計らってまずは映画館へ Kaitoを迎えに。

2本とも予想外の結末だったけれどとても楽しめたそうな。

そしてショッピングモールで二人の Erikaたちを拾った後、(友達の方の)Erikaを彼女の家まで送り届けて帰宅。

彼女が「本日のお買い物」を見せてくれた。

大好きなバンドのロゴやデザインが胸に大きく描かれたTシャツとか、ちょっとしたアクセサリーだとか下着、そしてCDが数枚。


慌てて Trixieの散歩を済ませた Erikaを伴い二人で学校の説明会へ。

新しい時間割り表を受け取ったり、校長と教頭(どちらも女性ってのが頼もしい!)の挨拶とプレゼンテーションを聴いたり、"School Fee"として新年度に必要となりうる消耗品やテキスト等の費用の支払いを小切手で済ませたり。
(因みに $276、は日本の中学と比べて安いのかどうか?)

今年度、彼女の選択授業は 'Drama'と'Textiles & Design'ってのも何だか楽しそうでどんな内容になるのか興味津々。

家に帰ったら9時頃で、何だか慌ただしい一日だった。


そして明日、今度は Kaitoと二人で再び学校説明会の予定。やれやれ。

2013年8月26日月曜日

ハンディウーマンへの道

昨日の晩、1階の洗面所で歯磨きをしてた息子が

「なんかトイレの周りの床が濡れてる。水が漏れてるみたい」

と言うので、なぬっ!?と焦ってチェック。

見ると、トイレを流す為のハンドルレバーの穴から少しずつ水漏れ。

タンクの蓋をエイヤっ!と持ち上げ中を覗くと、いつも溜まるべき水量のラインを越えて水位が上がり、ハンドルレバーが取り付けられてる穴から水が漏れ出してた。

水面に浮かんだバルーンの高さによって注水が止まる仕組みなのを知って、バルーンが低い位置で注水が止まるよう試行錯誤。

上手く行った!と思って、'overflow'が止まったのを喜んで試しにトイレを流してみたら、今度は明らかに水量不足で良く流れず。

タンクの中を確認すると、やっぱりバルーンがタンクの中程で止まってしまい、つまり、あるべき水量の半分しか水が溜まらなかった。

これはイカン!と思い、あれこれとおっかなびっくりイジって見た挙げ句、まるで関係無さそうに付いてるネジを締めて見たら、結局、それが少し緩んだのが問題だったらしい。

ふぅ〜。

夫の単身赴任中に、トイレまで直せるようになっちまった。


本日の教訓:問題があれば取り敢えずネジを締めて見ろ

*私を悩ませたトイレ*



と、そんな流れで、今日は地下のゲスト用のバスルーム。

壁に固定してたタオルハンガーが外れたままになっていた。

ので、それもドライバーを使ってネジを締めて取り付け。


何だか私、Davidの留守中に 'handywoman' 化してる、かも。

*って、今回トイレの写真ばっか*


棚からぼた餅 books

日本を離れて海外で暮らしていると日本語での活字離れが進む。

まぁ住む場所によって日本人の人口密度が高かったり、ある程度の日本人コミュニティが存在するような大都市であれば、それこそ日本で有名どころの大型書店が支店を出していたり、そうでなくとも個人経営規模での日本の書籍を扱う本屋さんがあったりするかも知れない。

モントリオール市街での事情はどうなのか?正直、詳しいことは知らないけれど、郊外に暮らす私にとって、日本で出版された新刊など、何の苦労も無くお目に掛かるような状況には無いのが残念。

インターネットや物流が進化した今の時代の恩恵で、多少の労力を払えば、勿論、どんな本でも手に入れる事は可能かと思うんだけど。

日本人同士のコミュニティでは、読んでしまって不要になった書籍の売買もネット上の掲示板や広告欄にあったり、ガレージセールで本も沢山売ります、みたいな広告があったり。

とりたてて「本の虫」と言うほど読書家でも無い私には、時々、日本からの人々が郵便で送って下さる文庫本の数々を、有り難くちまちまと少しずつ読ませて貰うってくらいのペースが何とも贅沢でいい感じだったり。


とまぁ、そんな日常にドサァーーーーっ!と大量の本が届いた。


全部が日本語、と言う訳では無いんだけど。

取り敢えず、その殆どは何かしらのアジア言語の出版物に厳選されている筈ではあるんだけれど、それでも多少の外国語版も混じって。

*言語に関係なくその表紙でタイトルが判明するのが面白い*


年に一度くらいの頻度でうちに大量の書籍がやって来る。

経由は義理の母。

元の出所は、カナダの航空会社。

そう、実に沢山のこれらの出版物は、世界中を飛び交う飛行機を利用する旅行者たちが、機内に(故意に)放置、或は意図せず置き去った忘れ物たちなのだった。

「忘れ物」であれば、それらは勿論、誰かの所有物であるから、ある一定の期間で保管され、持ち主(落とし主)が現れて申告されるのを待つらしいけれど、多くの場合、誰にも引き取られず処分されることになるらしい。

その時点で、勿論、「紙類」としてリサイクル処分してしまう事も可能だろうし、担当者にとって最も面倒の無い方法かと思うんだけど。

敢えて "reuse"(再利用)の道を選ぶところに善意を感じる。

新しい引き取り手を探すことによって、本として、まだまだ不特定多数の読者を楽しませる可能性が残されてる。

そうして、ある程度の言語別に仕分けされた本たちは、それぞれの言語に沿って適切と思われる人の手に渡るらしく、たまたま日本人の嫁を持つ義母のところに「日本語の本」を含む雑多なアジア系言語の本が届く、と言う訳。

なので実際は日本語に限らず、中国語や韓国語の本も多く、ペルシャ語とかスペイン語の本なども多少、混じってて面白い。

日本語以外の本はそれぞれ、適切と思われる第二、第三の引き取り手へと廻って行く予定で。

地元の McGill大学では毎年恒例のブックフェアー(一般から寄附された本を安価で売るバザー)ってのがあるし。

とにかく不要な本やモノを寄附する場所の選択肢は豊富にある。


取り敢えず、自分で読みそうかな?と思う日本語の本たちをずらっと並べて見た。


日本で最近どんな本が売れてるか?傾向を垣間見る感じ。

東野圭吾はやっぱりダントツ人気っぽい。。。?


いずれにしろ、ちょうど「読書の秋」に向かうところでもあり、何ともタイムリーな入荷(!?) が嬉しい。

ま、同時に、引越しの可能性があるタイミングでは荷物にもなるのではあるけれど。

取り敢えず、読み易そうなものから制覇して、読み終えたらまとめて寄附しよう。

2013年8月25日日曜日

progress

日本で古くから仲良くして貰ってる少し年上の友人から久々にメールがあって、色んな話題の中の一つに、最近、彼女が見たTVの番組でカナダのプリンス・エドワード島の特集をしてたんだそうで。

その中でたまたまラグ・フッキングも紹介していたらしく

「そう言えばまゆみちゃんもラグとか、フッキングとか、って言うのをやってるのを思い出したんだけど、その事かしら?」

と訊かれ。

なので、「多分、そうだと思うけど」と返しながら、急遽、最新のプロジェクトの写真を撮って参考に添付した。

実は久し振りに引っ張り出して来たんだけど。

暫くの間で放置状態だったから。

何しろ、ラグ・フッキングに使う素材が主にウールなので、夏の間で作業するにはちょっと暑かったりして。

うちにはエアコンの効いた部屋も無いし。

今シーズンは冷夏みたいに涼しかったって事実は置いといて。

せっかく引っ張り出して来たやりかけのプロジェクトなので、この際ついでにって勢いでちょっとだけ作業が進んだ。

まだまだ完成ではないんだけど。


何しろ今回の作品は「完成図」ってのが無いので。

デザインも行き当たりばったりのオリジナル。

クリムト風ってのと、ちと和風ってのとが混じり合ったテーマがあるのみ。

余白の部分のデザインも現時点では文字通りの白紙。

実験的な試みのこのプロセスは、実は結構面白くて自分に合ってる気がするのは、まるで自分の性格とか生き方(と言うのは大袈裟かも知れないけれど)まで反映してる気がするから。

つまり確固とした定義とかヴィジョンが無く、気分に流され易くその場凌ぎで結果オーライ♪みたいなノリ?

何だかなぁ〜と自分でも反省はするものの。

最初から結末の分かった完成に向けて地道な作業をするのは苦手。

先が見えない人生は(って、やっぱり大袈裟な話になってるけど)不安でストレスも大きいけれど、それでも山あり谷あり(山では調子づいて足をすくわれる傾向、谷では落ち込んでジタバタともがく傾向)情熱と閃きに導かれながら挑戦を繰り返し、自分ならではの世界に一つの道を切り開いて往く醍醐味、みたいな?

ま、それが可能なのは愛と理解とサポート等々のお陰だったりするんだけど、勿論。

他力本願ながら、私の人生は本当に恵まれてると思う。

って、あれ?ラグ・フッキングの話よね?


2013年8月24日土曜日

先週の土曜日

2週間の予定で西海岸からやって来ている義理の姉たちと、義理の妹と、何人かで土曜日の午後に地元(Davidの実家近く)の 'Crane Pitt/クレーン・ピット' まで犬たちと散歩に出掛けた。

クレーン・ピットはその名の通りクレーンがあって、砂の採掘をしてる場所で、採掘によって出来た大きな窪地が湖のようになってる。

Davidや彼の姉妹にとって馴染み深い散策場所でもあり、夏の暑い間には密かに水浴びをして涼をとるような。

ちょっとした秘密の場所、っぽい地元スポット。

彼等の実家がある 'St. Lazare/セント・ラザー' はそもそも自然が多く残された住宅地で、家も密集してないし、道路も曲がりくねって突き当たると行き止まりの "cul-de-sac/カル・デ・サック"が多い、ちょっとした別荘地みたいな環境。

そこでの暮らしはとても解放感があってのんびりとしている。

散策する場所にも事欠かないし。

雑木林やトレイルや獣道 (!?) みたいなのがいっぱいある。

気軽にサンダルを引っ掛けてフラッと散歩、のノリで。


*緑の茂みに鮮やかなオレンジ色の花が可愛い*


*雑木林を抜ける坂道*



*Queen Anne's Laceは気品があって可憐な白い花*


*砂地を大喜びで疾走する Trixie *


*水辺近くでは背丈ほどにも高く伸びた草木が両側に*


*高く積み上がった砂の山はピラミッドみたい*
またはちょっとした『Dune』(砂の惑星)の世界で
異次元の世界を思わせてある意味スリリング。
ミニ映画の撮影に使ったら面白そう。。。




*ネス湖のネッシーみたいに泳ぐ2匹の犬たち*


*人間たちも暫し水辺で大ハシャギ*
水着の上に着ていた服を無造作にその辺の木の枝に掛けて。

ひとしきり犬と一緒に泳いだ後は、
再び、来た道をテクテクと歩いて帰る。

今度は濡れた水着のままで。



*途中、雑木林で見つけた綺麗な色のキノコ*


*いっぱい遊んでお腹もペコペコ*
ガツガツと夕食にありつく Keva, Trixie, and Angie


2013年8月23日金曜日

農婦の日記

この夏のモントリオールは余り暑い日が無いまま8月も終盤。

程良く暖かくて快適に爽やかなのは過ごし易く有り難いことではあるんだけど、それでもやっぱり夏らしくない夏が終わりを迎えてしまうのは、何ともやり残した感のある消化不良な感じで。

今週はようやく連日暑くなりそう、だった予報もちょい外れ。

実際に「泳ぎたい!」って思うほど蒸し暑くなったのは水曜日のみ。

機会を逃すことなく思い切り泳いでおいて良かった。

これでもか!ってくらい、しつこく水に潜ってた。

或はプカプカと死体みたいに動くことなく水面に浮かんでみたり。


昨日、木曜日は朝起きたら大雨が降ってたし。

子供たちと3人で市街に向け出掛ける頃には止んでたけど。


今朝も明け方に少し雨が降ったらしく芝生が濡れてた。

今日はようやく庭仕事に専念。

花壇で花を手入れをしたり草むしりをしたり。

最後の仕上げは裏庭の小さな畑で野菜の収穫。


本日の収穫:

驚くほど甘い小さなトマトはやっぱり(野菜じゃなくて)果実なんだと言う説にも納得。



大きなピーマン(北米サイズ)も2つ収穫。イェーイ。



そしてそして、どことなく馴染みのある日本の茄子に似たカタチを大きくした感じの茄子も、今回は5つ収穫。



まるっきり素人の農婦にしては大満足。


そんな訳で、穫れたての野菜を祝うべく早速に調理して。

トマトは平凡に生野菜のサラダの一番上に乗せて。

茄子は、昔、子供だった私が夏休みに父方の祖父母の家へ泊まりがけで遊びに行った際に、ほとんど毎日のように出された、お婆ちゃんが作ってくれた茄子の味噌汁を思い出しながら、懐かしく再現。

そしてお次は根ショウガをせっせと擦り下ろし茄子のしぎ焼きに。
(私は随分と長い間で「しげ焼き」と思い込んでたケド)



次はニンニクと豚肉(挽肉)を炒めて余り辛くない豆板醤みたいなのを加え、茄子とピーマンとで麻婆風。



そして最後に茄子の天麩羅と、ついでに椎茸も揚げて。
(これは見事に大失敗だったケド)



最近、料理がヘタクソになりつつある自分を実感してる。

何しろ、和風の料理作りってのから遠離りつつある現状だから。

せっかく和風に作っても子供たちも喜ばないし。

結局、責任を取ってせっせと食べるのは自分だけって状況。

以前はちょっと悲しかったケド、今はもう諦めてる感じ。

今日は久し振りに飯椀、汁碗、箸を使っての夕食に大満足。
(その横で子供たちはお皿にフォーク、だけど)

食べきれない分は明日のランチに♪



季節の変わり目を知らせるように、少しだけ色づいて来た紫陽花。


もう少しピンクがかって来たら切って乾燥させると、割りと暫くの間でドライフラワーとして綺麗に楽しめる。


2013年8月21日水曜日

懐かしく新しい音楽


この間モントリオールの植物園に行く途中、オリンピック・スタジアムの横を車で通り掛かりながら、思わずそこで撮影された映画『Warm Bodies』を連想。

主人公 "R" が "Julie" を庇いながらジャンプしたのはどの辺りだろう?なんて思いながら。

彼等が着水した、水を張った小さなコンクリートの池みたいなのは実際にあそこにいつもあるのかな?なんて、行って確かめてみたいような気持ちにもなったり。




それにしても、あの映画の中で使われていた曲で凄く耳に懐かしいメロディがあったんだけど、その曲のタイトルもミュージシャンも知らないままだったことに気付いた。

何だかレトロな感じのテクノポップ?なのではあるけれど、時代を越えて新鮮な響きがあるのは凄いことだなぁと思う。


『M83』と言う名前、全然知らなかった自分にちょっとした驚き。


面白いコンセプトでのプロモーションVideoだとか、映画に使われてる曲も多いみたいで、とても興味深く、今更ながらの再発見って感じ。


『Oblivion』は劇場で観る機会を逃したので、そのうちDVDで観たいと思ってる映画のうちの一つ。


米ポテチ、加ポテチ

この間、久々に行ったアメリカで改めて実感した(そして密かに羨ましかった)のは、やっぱり何と言っても店頭に並ぶジャンクフードお菓子の種類の豊富さだったりして。

カナダにもある『Lay's』のポテトチップスではあるけれど、これまで一度も見たことの無いようなフレーバーが幾つもあって驚いた。


なに、この "Cheesy Garlic Bread" 味って!?

妙に美味しそうなんですけど。

今となっては買わなかった自分を後悔。


そして、
こんな↓想像するのも難しい謎のフレーバーも。


何?"Chicken & Waffles" って!?

え? それは一体、甘いの?塩っぱいの?一緒なの?

謎が謎のまま試してみる機会なく終了。


あとはかなり辛そうな "Sriracha" って何?

次回のアメリカ往きへの課題をそれとなく残して来た私。



それにしてもやっぱりアメリカって国は、カナダとは比べ物にならない市場があって、カナダにいる限り一生(ってのは大袈裟?)お目に掛かることの出来ないような商品がわんさかある現実を実感。

やっぱり魅力的かも、アメリカに住むことって。

と心を惑わされるのはやっぱり食べ物に、だったりする自分?

しかもポテチに、って。オイっ! 目を覚ませ! みたいな?



そんな折、カナダに戻っていつものスーパーマーケットに行ったら、何なのこのタイミングで?って感じに期間限定の新フレーバーが4つもあって驚いた。

どうやら一般公募されて選ばれたフレーバーでのコンテストらしい。

facebook経由で投票して人気が確定すれば定番になる、みたい?


今日、4つめの味をうちの子供たちと食べ比べ制覇した!


そして解ったことは・・・

うちの子供たちには
「繊細な味覚と言うものが無いらしい」
と言うこと。

ガクっ。


4種類の味に大した違いが無いって。(アルってば!)←私

がっくし。


あぁ〜、これは母親としての責任を感じるわ〜。


何しろ、食に恵まれた日本の子供達のように豊富な食材を使って調理された和食と言うものを幼少期に体験してない北米育ちの子供たち。

マカロニチーズだとか、グリルドチーズ・サンドウィッチだとか、チキンナゲットやホットドッグってのが頻繁に並ぶ食生活は、やっぱり「旨味」とかに縁も無く。

「チーズ味」や「ケチャップ味」って言う種類の味覚だもの。

取り敢えず、普段ジャンクなスナックは食べさせてナイんだけど。

軽く落ち込む午後。。。


2013年8月20日火曜日

姪の誕生会

世間にはそれこそ沢山のブログがあり、色んな情報を発信してたり、検索で探し物をしている人の役に立ったりしてるんだろうけれど。

その点、私の個人的なブログは害も無いケド誰の役にも立たない。

飽くまでもパーソナルな備忘録であり内輪での報告記みたいな。

それでも周期的に覗いて下さる人々には「お付き合い頂いてありがとうございます」、ほんとそんな感じでちょっと恐縮。

でもって、相も変わらず今回も先週の記録で。私の人生の一ページ。


先週の金曜日はたまたま義姉の長女 Kaylyn 19歳の誕生日だった。

義姉夫婦は二人の娘たちを伴って、夏休みで現在モントリオールに2週間の予定で滞在中。

Davidは今週月曜日の早朝、単身赴任先の米国ミネアポリスに帰ってしまったけれど、それでも帰省中の1週間で、久し振りに再会する姉一家との交流を有意義に満喫する事が出来た様子で満足げだった。


両親の家が4人家族の来訪に対して手狭な事もあり、姉一家は郊外の一軒家と、車を借りて滞在。

せっかくの機会なので、Kaylynの誕生会をうちですることに。

両親と義理の妹も勿論一緒に、久々に家族が集まる楽しいイベント。

何だか準備もワクワクと楽しくて。

まずはテーブルに飾る花を花壇から調達。

白い紫陽花を切ってあちこちのテーブルに置いた。


まずは飲み物とコーンチップス+サルサなどのスナック類。

あとは昼食のパーティなので健康的に 'Fruit Platter'とか。


合間にトマトとオリーヴの入った 'Bruschetta'とか。

サラダも3種類、ガーデンサラダ、キノアのサラダ、ペストのパスタ・サラダを用意。


恨めしそうに眺める三匹の犬たちを「ギャラリー」に、水飛沫をあげて楽しそうに遊ぶオトナと子供たち。


いっぱい遊んでお腹が空いた頃、ちょうどBBQでハンバーガーが焼けるいい匂いが食欲をそそる。


自分の好きなようにトッピングで仕上げたハンバーガーを、思い思いの椅子に座って食べている後半で、黒い雲が低く広がって雷雨。

家の中に逃げ込んだ後は、誕生日ケーキのデザートで仕上げ。


今回も、Kaylynのリクエストによって誕生日のケーキは『DQ』製。

何で子供って、そんなにアイスクリーム・ケーキが好きなんだろう?

夏生まれの子供たちの特徴、または特権みたいに。


2013年8月19日月曜日

Mosaïculturesつづき

私がこれまでモントリオール周辺に暮らした年数を考えると、植物園へ足を運んだ回数は恐ろしく少ないのではあるけれど。

自分でも残念に思う程、こんな素敵な場所に何故もっと頻繁に来なかったんだろう?と思う。

まぁ「遠いから・・・」ってのが最大の理由かとは思うンだけど。

植物園は市街の外れの東側にあって、私は市街から西に向かった郊外に住んでるから。

入場料は大人一人 $25 とちょっと高めではあるけれど、予備の入場券が1枚付いて来るので、別の日に再入場すれば一回当たりの入場料は実質 $12.5 ってことで、これだけ大規模に整備された施設を楽しむことを考えれば、まぁ妥当なのかも知れないと思える。

近くに住んでいればきっと「特別会員」(又は年会員?)になって、もっと気軽に出入りしてピクニック・ランチしたり本を読んだり、第二の自分の庭みたいな感覚で楽しめるかな〜なんて想像。

最近特にこういった自然の中に身を置くような、植木や花や草花をのんびりと愛でるような、スローなアクティビティに愉しみを見いだすお年頃みたいな自分の変化を感じてる気もする。

やれやれ、どっこいしょ、みたいな。


いずれにしろ、ちょっと久し振りに出掛けた植物園は改めてとても気に入ったし、初めて体験した『モザイカルチャー』も気に入った。

そして、植物園内にある施設や建物もとても洗練されて素敵な雰囲気のものが多かった。


例えばこんな「物置小屋」(多分?)でさえも。

*ちんまりして、赤いドアが素敵!*


*薔薇の花の茂みの向こうに見える小屋とか*


あとは『モザイカルチャー世界博』の展示作品の中から、前回アップし損なったおまけ集をここに追加。

*迫力ある「The Bird Tree」の一部:水に浮かぶワニ*


*水辺から頭を出したカエルの図が笑いを誘う*


*Disappearing into Nature: Yemen*


*Small Clownfish and Anemone: Japan*

『Finding Nemo』の世界を再現したような素敵な作品。
海底の植物、珊瑚やアネモネが上手く表現されてて可愛い。



*Gypsy or Gaia?: Turkey*

平面的な地上絵なのではあるけれど、
この配色デザインとか触感的な感じはやっぱり毛織りの絨毯を連想。
やっぱりトルコ、、、って感じ!?
まさにラグ・フッキングとかウェット・フェルティングに
ちょっと触発される画像なので記録。



おまけ:

園内には綺麗な向日葵の花が夏らしく咲いていて、
その迫力ある大きさや見事さに感嘆。

高さと大きさの比較に、Davidを用いて。

*David(多分180cmくらい)よりも高く伸びた向日葵の花たち*

ちょっとレトロな色合いにしたら
ソフィア・ローレンの古い映画『ひまわり』を連想。