2016年11月29日火曜日

Timmy's 開店


ある意味、今日は記念すべき1日となった。


Textile Centerから車で5分くらい走り

ミネソタ大学のキャンパス近く。

まさかこんな所で会えるとは思わなかったよ〜!的に

カナダから遥々フランチャイズ出店を遂げた

カナダ国民に愛されるコーヒーとドーナツの店

『Tim Hortons』がようやく開店したので行って来た。


半ば半信半疑で

果たして実際に開店したのかどうか?不確かだったんだけど。


*家からは車で11分の場所*


まさかミネソタで、この看板にお目に掛かる日が来るなんて!

夢にも思わなかったのではあるけれど。


まるで「石の上にも3年」みたいに。

私たちの米国暮らしも年末でちょうど3年。

"Timmy's"の無い生活にも耐え、3年間頑張った苦労が報われた。

ってのは大袈裟だとしても、

何だろう、この何とも言えない嬉しさは。


 単にコーヒーにドーナツじゃん!?

と言われればそれまでなのではあるけれど。

でも、カナダに住んでたら解る。

だって Timmy'sは何処にでもあって、いつでも気軽に行けて、

あ、ちょっと小腹が空いた

あ、ちょっと時間が余ってる

あ、ちょっと手土産に

と、色んな状況で頻繁に寄る場所であり

Timmy'sの無い生活は考えられない、、、ってくらい。


それで2年振りくらいに、懐かしの Timbitsをコーヒーと共に購入♪


一体どの程度、本場カナダのオリジナルに近いんだろう?

懐かしさと期待感とドキドキが入り交じり。

何だかカナダでは見たこと無いような種類もあり?


緑色のは「ミント」なんだそう。


カナダでも「期間限定」とかで売ってる新しい種類なのかどうか謎。


とにかく開店後間もないみたいで、

不慣れな店員さんたちがあたふたと慌ただしく接客してた。

店内には割りと長い列が出来てたし。

カナダの店に比べると、キッチンが狭過ぎない?と思えるくらい小さい。

なのでサンドウィッチを作る作業の能率が悪そうな印象。

あとはメニュー自体もかなり目新しくアメリカ版なのかどうか、これも謎。


いちいちあれこれとカナダのと比較することは出来ないけれど、

挽いてある豆も買って来たし

家で Timmy'sの珈琲をドリップして飲めるのも嬉しい♪

とにかく出店してくれただけで十分に、手放しで感謝感激。


2016年11月28日月曜日

Jill goes to school

Jillって誰よ!?

と再びのシリーズで。

ジルは自作のお人形の名前。

Needle Feltingのお人形シリーズ2作目。

Jillはカレッジに通う学生という設定で。

*Size: about 12" tall*

*ニードル・フェルティングの手法で作った顔に、
体と手足の部分は布フェルトを使って創作*


顔としてはケイティ・ホルムズっぽい路線の造り。


ニードル・フェルティングは以前も何度か試したけれど、
今回みたいに「楽しい♪」とは思わなかった。

物事にはタイミングとか波とかあるのかな。

今回は凄く集中して作業にのめり込んでるって感じ。






次の作品群の一つとして

"P"で始まる男性ミュージシャンにも挑戦。

*さて、これは誰でしょう。。。
って、クイズでは無いけれど*


でもやっぱりお人形作りとしては、女の子を作る方が楽しい。

男性の人形を作るのは何となく難しい意識があって。

特に実在する人物を再現するのはやっぱり難易度が高い。

何度も「似たような別の人」に流れてしまいそうになる。

例えばこの場合、マイケル・ジャクソンとか

レニー・クラヴィッツとか。

あ”ぁ〜〜〜と悩みながら格闘中。。。



2016年11月25日金曜日

クリスマス・リース試作


今日は Thanksgiving/サンクスギビングの翌日 Black Friday/ブラック・フライデーで、米国の世間一般では大売り出しセールで賑わう日。

毎年国内の何処か大きな店やショッピングモールにて、売り出し価格の商品を争ったり、混雑する駐車場のスペースを争ったり、殺気立った人々が殴り合いや撃ち合いの問題を起こす傾向にあることで知られる危険日でもある。

だから通常なら家に籠って大人しく過ごす日でもあるんだけど、私には。

今年はたまたまヴォランティアのシフト日に当たり、シニア施設内のギフトショップの売り子として働くのはいいとして、ブラック・フライデーならではの混雑になったらどうしよう!?

何しろ、開店も閉店もキャッシュレジスターの管理も接客も包装も自分独りだし、非日常的な出来事にはパニック反応を起こし易い自分なので。

不安に駆られて、今週、ヴォランティアのコーディネーターにメールで確認したら、
「例年そんなに多くの売り上げがある訳でもないし、多分、混雑しないと思うから心配しなくても大丈夫よ♪」
って返事だったのに、ギフトショップに到着したら「Black Friday SALE!」のポスターがあちこち貼ってあって、「期間限定、全商品20%!」とあって腰を抜かしそうになった。

セールをやるって聞いてないし!

それでなくとも、月に2回しか働かないので、行く度に色々と新しい商品があるのは勿論、新しいシステムとか変更とかが目白押しで、戸惑いや驚きと共にあたふたする事も少なくないんだけど。

全品20%オフのセールだったから結構な売り上げもあって忙しかった。

この時期では特に「贈り物」用の包装をする必要もあったりするし、クリスマスの商品をまとめ買いする人も少なくないし、小さな店とは言え、一人で切り盛りするのは大変だったりするこの季節。

色々と失敗が無いよう、特にクレジットカード操作など金銭面での不備が無いよう、集中して神経を使って働く3時間なので、かなり疲れる。

てか、普段のぐーたら生活とのギャップが激しいからってだけなんだけど、多分。

でも、不特定多数の人々と交流する機会があるのは楽しい♪

他人と接する事でしか得られない体験とか人生勉強は沢山あると実感するし。


充実した勤務の後は Trader Joe'sに寄って食材の買出しも楽しかった。

今週はお天気が悪くて買物に出掛ける機会が無かったから、冷蔵庫の中がかなりスカスカになって来て心細かったから。

そんな中、Erikaの友達(ジアナ)が泊まりに来て、昨日、サンクスギビングの夕食は近所のファミリーレストランへ食事に出掛けたんだけど、ジアナは Erikaのパジャマ:紫色の尻尾がついたドラゴンのジャンプスーツ、を着ていて、そのまま一緒にレストランに行ったから、割りと人々の視線を感じた。

今の時代の十代の女の子たちって、何だかとっても面白い生き物。

遠い昔、私にもそんな時代があったんだけどなぁ〜、、、と遠い目で。


そして最新の作業としては。


大好きなプリント柄、アレクサンダーヘンリー社のコットン生地のシリーズで The Ghastliesのキャラクター達を、クリスマス・テーマがデザインのプリントの中から切り取って、クリスマス・リースを作りたいと思った。

それでまずは針金で円形のリース型を作り。

そこに毛糸をかぎ針編みして土台作り。


使った糸は、手芸店の閉店セールにて半額で買って置いた、イタリア製でKnitting Fever社の「アネモネ」と言う個性的な毛糸。


がしかし、モフモフとした柔らかい素材感のリース土台は、当初のイメージと異なるので、作品の路線変更。

The Ghastliesのキャラクター達は、もっと骨っぽい粗い感じが合うと思うので。

毛糸のリースは、多分、毛糸を素材としたモチーフを寄せ集めて仕上げるつもり。

まぁ実際に完成して見ないと分からないけれど。





2016年11月24日木曜日

Barbara goes shopping


Barbaraって誰!?って感じですが

彼女↓です。

*Size: about 12" tall*


ニードル・フェルティングの手法で完成した最新作。


制作過程で出来上がって来る顔や体型や髪型によって

何となく人格(!)も浮かび上がって来るような感覚があり。

その経過で自然と名前も付いて来る、みたいな。


作業をしていると、「なんでワタシ、こんなの作ってんだろー」とは思うんだけど。

登山家が山に登るのは「そこに山があるからだ」ってのと同様。

私の場合はさしずめ「そこに素材があるからだ」ってとこ?

ある意味、素材の奴隷。

そして時々、、、いや、割りと頻繁に「何でこんな無駄なモノばっかり大量に持ってんだ、自分」と、ガラクタみたいな古い素材や端切れや中途半端なリボンやボタン等々、眺めては自省の念と共に思わず溜め息が漏れたりもするんだけど。

思い掛けないモノを創り始めて、思い掛けない場面で思い掛けない手持ちの素材が、待ってました、ここぞとばかりに使えるって事は多々アリ。

あぁ〜、コレはこの時の為に捨てずに持っていたのね〜と納得。

そういうのって、社会での人間の存在にも通じるところがあるな、なんて。

素材を代え手法を替え、片手に針をチクチクと動かしてる幸福感。

多分、それだけの為に物作りをしているんだとは思うけれど。

売る選択肢よりは、いずれ作品展みたなものが出来たらいいなと思う。

だから今はまだ、取り敢えず作品を作り溜める期間かな。

そんな自分とは違って、Etsyで手作り作品を販売する人々を素晴らしいと思う。

特に最近、手造りの純銀製のジュエリーを売る数人に感化されてる。

私よりも少し若い世代のクリエーター/アーティストたちが利用してるメディアは最近、インスタグラムが多い印象を受けるんだけど。

制作の過程で写真をアップしたり、出来上がった作品の写真や映像をアップして、販売日の告知をすると、当日には待ち構えてたファン達がこぞって作品を一つ残らず買い漁って行く、と言うパターンで。

作家さん達が連日、「今日はこんな素材を使って作業する予定」とか「今日はコレを作ってます」とか、精力的に作業してる様子を見ると本当に凄いなぁ〜と、そのエネルギーとか意欲とか創造力など、全てに刺激を受ける感じ。

よぉ〜し、私も負けずに作業に専念するぞぉーっ!と。←単純だけど

家に籠ってダラダラと時間を過ごしてしまうのは簡単だけど、何かしらクリエイティブなことに時間を費やすことを継続的にしたいな、と。

自分自身を鼓舞する感じで。

そしてニードル・フェルティングの手法は、ギザギザとした針を人形のあちこちにザクザクと刺して行くから、何だかまるで"voodoo doll"に呪いを掛けるみたいに、日頃の鬱積した恨みつらみを込めて「おりゃ〜、こりゃ〜、こんにゃろ〜」てな感じに全ての暗い想いを発散する効果もある気がしてる。

あとはまぁ単純作業でもあるから、「瞑想」の効果もあるかも。

とにかく再び少し病み付きになりそうなニードル・フェルティング。

と、思いきや、肌色のウールを使い果たしてしまった気配。ふぅ〜。

まだまだ作りたいデザインや人物や場面が沢山あるから、すっごく楽しみ♪



2016年11月23日水曜日

トナカイのシャドーボックス


白いトナカイのシャドーボックスを完成。


トナカイ自体は箱に固定してないので移動可能。


あとは雪だるまでも追加しようかな、隅っこに。

*Size: 8" x 12"*


経緯は一つ前の頁に書いた通り
同様のデザインでレジンで出来たのを壊してしまい
リベンジとしてニードルフェルティングで作成。

私はやっぱり壊れない素材で出来たものの方が好きかも。

せっかく気に入っていても壊れてしまうと哀しいものね。

この世に永遠のものがないように
壊れ物はその儚さこそに魅力があるのかも知れないけれど。

陶製の物は別として、レジンのデコレーションは避けようと思う。

レジンは陶器よりも壊れ易い気がするので。

飽くまでも個人的な覚え書きとして。




そして今朝、起きたらうっすらと雪が積もってた。


いよいよ明日はアメリカの Thanksgiving/サンクスギビング。

うちは既にカナダのサンクスギビングを祝ってしまったので
何か別(七面鳥じゃない)の美味しいご馳走でも食べようと思う。

のんびりな週末は嬉しいけれど
金曜日はヴォランティアで老人施設内ギフトショップ勤務。

巷で "Black Friday"と呼ばれる大きなセールの日なので
忙しかったら独りでてんてこ舞いで店を切り盛りしなくちゃってのが心配。

でもまぁシニア施設内だから多分、大丈夫かな、とは思うケド。


2016年11月22日火曜日

Skiing Reindeer


いつもなら、今日はテキスタイル・センターへ行く火曜日なのだけど。

昨日からチェックしてる天気予報が最悪で。

案の定、朝からフリージング・レインと、午後からは雪が降る予定。


私が外出したい日には Davidを会社まで送迎しないと車が使えない。

気候の良い時期は朝、彼を彼の自転車と共に送って行けば、1時間くらいのサイクリングを楽しんで帰って来てくれるからラクなんだけど、冬場は早くに日が暮れるから心配だし、とにかく寒いからそうも行かない。

ラッシュアワーに、しかも夕飯の支度時に彼を迎えに行くのは、最近、特に夜間での車の運転が好きじゃなくなってるのもありシンドイ。

そもそも私の外出の目的なんて、ヴォランティアか趣味の集まりだし。

高い代償を払ってまで出掛けて行く必要性は低い。

雨が降っても槍が降ってもどうしても行かなければならないような責務があったり、生活が掛かってる仕事があったりする訳ではない状況に身を置けて、自分の意思や気分、天候次第で外出をするかしないか決めることが出来る現状は、本当に恵まれて、有り難いことだと思って日々、感謝している。


とにかく今朝、小雨が降る中、サンダル履きで裏庭に出て見たら、地面に落ちた雨がそのまま氷に変わってる様子で、車を運転するのには最も注意を要する状況。

先週、初雪が降ったばかりだし、冬場に雪が降る中を高速道路で運転するのは問題ないとして、それでも毎年、季節の初めには雪道での運転の仕方を忘れてしまった人々が沢山、そこら中で路肩に突っ込んでたり、側溝に落ちてたり、坂道を上がれなくなってたり、ってな場面に出くわすので、やっぱり何度か雪が降ってからでないと、冬の初めの外出は危険な気もしてる。

それで急遽、今日の外出は取り止め自宅でぬくぬくと過ごすことに決定。

これからの季節、こんなパターンも増えるんだろうと思う。

外出の予定がその日のお天気次第って、それだけでもちょっと気分が滅入るけど、家に籠って家族以外の人と会う機会が減るから内向的な気分になりそうな傾向。

やっぱり冬は嫌いだ。。。生活が制限されて不自由になるから。

この土地で働けるヴィザも無く、万が一、家でひとり愉しめる趣味が無かったりなんかしたら私、絶対に気が狂うと思うわ。


そして最新の作業はコレ。


ニードルフェルティング続きで「スキーをするトナカイ」の図。

トナカイは性別に拘わらず、女の子でも角があるらしいってのを確認して、だからこれは一応、女の子っぽい設定にしてみた。

実はこれを作る予定はまるで無かったンだけど。


この間、『HomeGoods』 を覗いた際、"Patience Brewster"風のクリスマス・デコレーションが目に留まって、それが白い鹿だかトナカイだかがスキーをしてるデザインで、とっても可愛くて気に入ったの。

値段が $9.99だったし、たまたま $10のギフト券も持ってたし。


買って帰ったのはいいとして、翌日、嬉しい気分で包みを開いて見たら。。。


ぬ、ぬぁんと! 片角が取れてる。。。がーーーん。

「太陽にほえろ!のジーパン刑事「な、なんじゃ、こりぁーっ!?」の図。

スキーポール(ストック)を握ってる片手も壊れてたし。

クラフト用のボンドでくっつけて見たけど、角は大きいから固定が難しく。


そうだ、そうだった、私ってば、レジン製の飾り物は買わないよう心掛けてたんだった。。。ってのを今更のように思い出した。

そもそもレジンっていかにも壊れ易そうだし、『Goodwill』とかに寄附されてる置物の中にも、あちこち部分的に壊れて紛失してるものが多い印象だったし。

なんてこったい、おバカな私ってば。

そんな自分にも、買ったばかりで壊れてしまったレジン製のトナカイにも、何だか遣り切れない怒りが込み上げて、悔しいから、このデザインを壊れない素材で再現してみることにチャレンジする事を咄嗟に思い付いた、、、と言う訳。

メタル製のスキーとスキーポールとを無駄にしたくなかったし。


せっかくスキーするトナカイを作ったので、背景も作ってシャドーボックスとして仕上げる予定。

*途中経過*
Size : 8" x 12" (Box)




2016年11月21日月曜日

Needle Felted Doll Heads

アメリカは今頃?ってな感じにようやくサンクスギビングの週。

カナダのサンクスギビングは10月の初めだったから、我が家は既に七面鳥をスタフィングしてローストしたご馳走を愉しんでしまった過去形で。

子供たちは学校がお休みになったり、Davidも4連休での週末になったり。

気分的にはもうどんどんホリデーシーズンにシフトしてるって感じ。

パネトーネ、ホットチョコレート、ジンジャーブレッドクッキー、アップルサイダー、キャラメル・ポップコーン、チョコレート・プレッツェル、、、この時期に美味しいものが次々と浮かぶ、、、おやつ的なお菓子を中心に。

だって、子供の頃から甘党でお菓子には目が無いのよ、この歳になっても。

それでも、結婚以来20数年間、新しい虫歯は出来てないけど。

一生分に作り得るくらい沢山の虫歯は、子供の頃に済ませた。


そして最近、何となくお人形を作りたい欲求に駆られていて。

Sophie Digardデザインのかぎ針編みのお人形を見て以来。

だから本当は、毛糸を用いてかぎ針編みで試してみるつもりではいるんだけど、それに先行して、手っ取り早く手元にあった素材をニードルフェルティングで、幾つか顔を作り始めてみた、試作的に。


微妙に肌の色を変えたり、瞳の色、髪の色に変化を付けて。

表情も何となく気分で適当に変化をつけながら。

ヘアスタイルは最終的な仕上げで、だから長くなる可能性もあり。

面白いのは、人形の頭部を仕上げながら、それぞれ名前が浮かぶってこと。

やっぱり名前の持つイメージって、少なからずあるんだと思う。

そして、自分の持つ雰囲気や放つオーラみたいなものが、自然と名前にフィットして行くような傾向を考えると何だか不思議な気がする。


例えば、この娘の名前は "Anna"とか "Hanah"とか、
作業する過程で既に、そんな響きがぴったりと来る気がした。

あとは "Jill"ってのもアリかな、と後から思ってみたり。





この娘は赤毛の "Nichole"。
ニコルじゃなく、ニコォールな発音で♪






これはちょっとオトナで金髪。
少しだけヒラリー似?な気がしないでもないけど違う。

頭が良くて芯の強い性格で名前は "Sharon"。
"Lynda"(Lindaじゃなくて"y")ってのもアリかも。





これは更に年齢が上で髪もグレー。
名前は "Barbara"な感じ。



ま、今後、髪型や洋服の仕上がりによって雰囲気はかなり変わるかと思うけれど。

それに合わせて最終的な名前が決まるかも。

ほんと、名前が持つイメージって、本当に興味深い。





2016年11月20日日曜日

来客と冬の到来

金曜日に、モントリオールからカルガリーに引っ越す義理の妹:Jennが、彼女の引越しトラックとは別に、彼女のマウンテンバイクを積んだ車を運転して、2匹の犬と共に4000kmのロードトリップの通過点としてミネソタに立ち寄った。

彼女が来ることを前日に知らされたので、少しだけあたふたとしたのだけど。

ゲストルームの用意とか、ベッドとバスルームの準備とキッチン周りの簡単な掃除。

たまたま車が無かったので、買物(食材の調達とか)には行けず、冷蔵庫にあるものを使って夕食の料理をしたんだけど。

まるで彼女がカナダからお土産に持って来たかのように突然、冬の気候になって今季初めての雪が降る中、午後4時半くらいに Jennが到着。

寒い日にピッタリの、鶏肉と野菜がたっぷり入ったミルク仕立てのほとんどシチューみたいなスープに、それだけで十分お腹にたまるようパスタも入れて、彼女が持参した白ワインと一緒に皆で食卓を囲みお喋りに盛り上がりつつ食べた。

私は彼女と2年振りの再会だったし。

ミネソタは彼女にとってほぼ中間点で、カルガリーまであと2000km程度の運転が待っているから、余りのんびりとしている暇も無く、結局、2泊だけの滞在。

冬の嵐のようにやって来て、楽しい時間を過ごし、あっと言う間に去って行った。

家族皆にとって貴重な再会であり、有意義な時間を過ごす事が出来たと思う。

どでかい北米に暮らしていると、次はいつ会えるか?見当も付かないし。

モントリオールに暮らす義理の両親にとって、カナダ国内のバンクーバー島に暮らす長女よりも、カルガリーで暮らし始める次女よりも、米国のミネソタに暮らす私たちが距離的には一番近い、、、と言う現実。

*Jennのお供は Cashと Keva
裏庭に今季初めてうっすらと雪が積もった*


*Cashはメキシコからやって来た犬だから、かどうか、
たまたま家にあった犬のおもちゃの中でも特に
「メキシコ風の帽子を被った犬」を気に入ってくわえてた*


*Jennが外出すると心細そうに帰りを待ち侘びる2匹*


身内とは言え、家の中に家族以外の人が滞在していると言う状況の非日常感は、ちょっとした目には見えない緊張感と言うか、多少のストレスみたいなものはあるみたいで、普段はぐっすりと丸太のように眠る私でも、睡眠のリズムが狂って変な時間に目が覚めたりしてたから、睡眠不足の傾向。

今朝も、早くに出発する予定の Jennの荷造りする音に目が覚めて、早く起きたついでに彼女と一緒に犬の散歩に出掛けたり。

週末はいつものんびりと朝寝坊する子供たちも起きて来て、 Jennと彼女の犬たちにそれぞれ別れの挨拶をして見送ったのが8時頃。

その後、Davidと Kaitoは映画『Fantastic Beasts』を観に出掛けて、再びいつも通りの週末に戻った。


2016年11月17日木曜日

宇宙映画とスペース・カデット



DavidがAmazonで注文しておいた新しいスタートレックの DVDが届いた。

うちの男子たちは映画館へ観に行ったけれど、今回は何故か私は辞退したから、これはまだ観てないのよね。だからちょっとだけ楽しみ。


先週の日曜日には Davidと Kaitoと私の3人で映画『Arrival』を観て来た。

スタートレックと同様に宇宙人絡み(内容は全く異なるけれど)で、何となく宇宙に関する映画はそれだけで規模が大きくて、だから映画館の大きなスクリーンで観る価値があるような気がする。

とにかく、宇宙とか宇宙人とか、その手の映画に弱いかも。

スターウォーズも然り。

『Arrival』は、この手の映画にしては珍しく、ゆったりと心穏やかに話の展開を楽しめて、切ない余韻の作品。

エイミー・アダムスならではの存在感と演技力で。

テキスタイル・センター仲間のベッキーさんに朝のメールで「これから観に出掛けるの♪」と伝えたら、彼女も興味を持ったらしく、日曜の晩に彼女も観に行ったんだそうで、火曜日に会った際に映画の話題でちょっと盛り上がった。


そして11月には、義理の妹がモントリオールからカルガリーへ引っ越すことになっていたので、車で移動する途中、ミネソタを通過するルートにするなら是非、寄って行ってよ♪と伝えてはいたんだけど、その後、全く音沙汰が無いので今朝、メールしてみたら、何と!既にモントリオールを出発して、トロントで滞在した後、シカゴを目指してる最中だってのでビックリした。

「ちょうど電話しようと思ってたんだけど、そっちには金曜の晩に着きそうなんだけど、泊めてくれる?」

みたいな。

金曜の晩って、、、明日なんですが。

彼女の兄である Davidも、まるで日程を知らされてなかったみたいで、"WTF?"ってな状況だったんだけど。

私は焦ってゲストルームの片付けをして掃除とか、あたふたと。

だって普段、使わないゲストルームは「物置き場」と化してるし。


義妹の言い訳としては、引越しの準備に追われて無我夢中だったって。

そして謝罪と共に、"I'm a space cadet"って。 
(Davidの和訳だと「くるくるぱぁー」)

何だか何かと "space"(宇宙)関連な最近。


いずれにしろ義妹と久々に再会するのは楽しみ。

2匹の犬も一緒らしいから Trixieにとっても活動的な訪問客となりそうだし。

果たして何日間くらいの滞在予定なのか?それも全くの未定で。

2016年11月16日水曜日

Twigs + Branches

やりかけのプロジェクトは勿論いっぱいあるけれど、最新のがこれ。


絵画用のキャンバスを剥がして、ペイントして、裏側から固定し額として。

そこに本物の木の枝をアレンジして配置して縫い付け。


額縁の仕上げは気分に任せて。


触発されたのは、『JoAnn』の店頭で見掛けた壁掛け。


きゃっ、可愛い♪とは思ったけれど買わなかった。

定価40ドルがセールで半額の20ドルになってたけど、それでも買わなかった。

その代わり、家に帰ってガレージから鋸を片手に裏庭へ行き、ほとんど死んでしまったと見られる低木の枝を切り落として集めて来た。

*所々に葡萄の蔓が絡まってるの*


現在進行形なので、最終的にどんな風に仕上がるか?は未定。

でも木の枝ってそれだけでも絵になるから、取り敢えず「素材」として無造作に花瓶のようなものに放り込んでみた。


蔓が巻き付いて絡まって、まるでコイルみたいにしっかりと。

自然の営みって凄いなぁ〜と。

と同時に、自然が創り出す形状がまさにアートな感じなのにも感嘆。

あぁ、どんなに頑張っても叶わないや。そう思う。




長い秋の停滞

*玄関から見る朝の空*


何だかもう玄関から見る朝の景色がすっかり「晩秋」って感じで。

冬がやって来る!って気配には毎年のことながら、ちょっとした恐怖感と言うか。

冬を越すことが出来るだけの食糧の備蓄があるかどうか?なんて心配は勿論、要らない筈なのに、本能の中に組み込まれた厳しい季節に向かう為の心の準備と言うか。

本当にいつも些細な事でパニックな心境に陥りやすい自分の頬っぺたを平手打ちして、「目を覚ませ!」とか「大丈夫だっ!」とか「しっかりしろ」と喝を入れたい。


先週、金曜日のシニア施設内ギフトショップのヴォランティアでも、季節柄、ホリデーシーズンに向けて売り上げが伸びる時期でもあり、かと言って、いつもながら単独での店番だから、割りと忙しい時にはカウンターに列が出来てしまったり、ギフトの包装に時間が掛かってしまったり、待ってくれてる顧客が複数いたりするとパニックな心境になってしまうんだわ。

*先週の金曜日:11月11日は米国の "Veterans' Day"で
ギフトショップ前のホールで式典が催されてたから
この時間帯ではヒマだったんだけど♪*



スーパームーンだと言うので、裏庭に出て月の写真を撮ってみたり。


冬を楽しく乗り切れるよう、、、冬鬱にならないよう、、、あとはパニックにもならないように何とか自分自身を鍛えなくちゃ。。。しかし、どうやって?


余談で。

火曜日にラグフッキングのミーティングに行ったら、何人かのメンバーが胸に「安全ピン」を留めてることに気付いた。

何か意味があるのか訊いてみたら、やっぱり案の定、選挙に当選したばかりの次期大統領の政策や宣言に拘わりなく、「安全」な社会を維持する事を願っての平和的な抵抗の意思表示なんだそう。

これから冬に向けての私の心境と平行線的に色んな面でネガティブな空気。





2016年11月10日木曜日

内布を縫い付けて完成

アメリカ合衆国の次期大統領がドナルド・トランプ氏だそうでビックリです。

CNNの開票速報を割りと早い時間帯からラップトップで確認した際、既にトランプ氏が優勢だったのを見て一瞬ゾッとして目を疑ったのではあるけれど。

あぁ〜多分、内陸部の開票結果から始めて海岸側は最後に開票結果を発表して、ヒラリー・クリントン氏が最後の追い込みで勝利しました〜♪ってなドラマチックな筋書きなのね、なるほど、さすがに何事も娯楽性重視なアメリカだわ。

と勝手に解釈してたんだけど。

本当に予想外の結果で愕然とした。

愕然としたのではあるけれど、ふと我に返って、あぁ、私ったら。

選挙権も無ければアメリカ人でも無かったわ。。。みたいな。


このブログでは、政治や宗教に触れないポリシーではあるし、政治や経済の話題に明るい訳でもないし、ましてや普段からTVを見ないので果たしてトランプ氏がどんな人物像なのか?まるで知らないから何も書くことは無いのではあるけれど。

それでも。

大統領選の結果が出た翌日に、17歳の娘が通う高校の校長(因みに女性)から臨時のEメールでメッセージが送られて来る事態は異例かと思う。

メッセージのおおまかな内容としては、学校としても教育委員会や地域全体としても、私たちは全ての生徒や家族を尊重し、受け入れ、相互的に理解し合う姿勢であると言う確認を改めてこの機会に確認するべきだと判断した、というもの。

人種、性別、セクシャリティ、経済力、社会的地位、能力、国籍、言語、出身国、年齢、身体的な外見、、、そういった事柄に拘わる事なく平等であり、平等の教育を受け、平等の機会を与えられるべきであるという事。

もし万が一にも、生徒の中に少しでも疎外感や身の危険を感じるような場合があれば、即座に、学校の職員の誰でも良いので助けを求めるように促すものだった。

驚きと共に感涙してしまったのではあるけれど。


ちょっとした異常事態じゃない?

教育の現場で子供たちに教えて来た理想の真理が覆されそうな脅威?

彼等は既に、人種差別や性差別がナンセンスな事で、弱い者イジメ(マイノリティの迫害)をする事はカッコ悪いってこと周知してる。

てか、それ以前に、人種や肌や髪の色の「違い」を余り意識してない。

だって、そういう教育を受けて来た新しい時代の世代だから。

その後のニュースで、選挙の結果に失望した生徒たちが学校の授業をボイコットしたり、プロテストの様子を見たけれど、選挙権を持たない十代の子供たちでさえ、アメリカの大統領という地位に就く人には、政治や経済や政治的な手腕以前に、人間として尊敬し得る人格者を望むんだって事、改めて知らされた気がする。

てか、そんな子供たちを失望させる大統領の存在ってどうなの?

少なくとも、愛と平和と希望、、、には縁が無いような。


アメリカはとてつもなく大きい国で、私はアメリカについて何も知らないんだってことも再認識している。

「類は友を呼ぶ」そのまんまに、、、ミネソタ州で暮らす事になったのはたまたま偶然だったとして、、、でも、私たちの周囲にいる人たちって、やっぱり皆、何かしら共通性があって、学歴や経済力や生活観や価値観が似たような範疇。

その延長で政治的には、サンダース氏やクリントン氏を支持する人が多い。

だからそれが私の知るアメリカだったんだけど。

多分、私の知るミネソタ在住の彼等はきっと、ブッシュ Jr.が大統領になった際にも「あちゃー」だったんだろうし、彼が再選された際にも更に「あっちゃーーーっ!」だったに違いないんだけど、それでも今こうして何とかなってるからきっと今回も大丈夫なんだろう、なんて思うけど。うん。


でもって、(ブログ)ポリシーに反する政治の話はまるで無かったことにして。


少し前に作ったパースに内布(ライナー)を縫い付けた。


なのでこれで最終的に完成〜♪

*デザイン部分はラグフッキングの手法で
周囲はかぎ針編み
(この写真での裏面はネズミの図
猫とネズミが一つの鞄で、まさに"Unity"みたいなタイミングで)*



2016年11月7日月曜日

Hooked + Crocheted = Finished

途中経過として既に何度もアップしてるラグではあるけれど、最終的に縁取りと裏の始末も終了したので、「完成」として最後の(多分)アップ。

*縁取りを仕上げてようやく完成〜♪*


最近の出逢いで、とっても気に入った毛糸 『smc select Tendance』を色違いで3種、部分的に取り混ぜて、かぎ針編みでの仕上げ。

フッキングの手法部分で背景もそうなのだけど、単色を使って広い面を仕上げるというのが余り好きでなく、敢えてわざと、故意に、あたかも「ちょっと色が足りなくなっちゃったの〜」と言う雰囲気で、色んな色を混ぜたり素材違いを混ぜたり、不規則で流動的な仕上げにすることに面白味を感じる。

完璧でない不完全さ故のユニークさ、と言うか。

何もかも整って綺麗過ぎるものには余り魅力を感じない。

型破り、と言えばそうなのかも知れないけれど。

セオリーやルールを理解してはいても、従いたくはない、みたいな。

だから全ての人に評価されたり気に入られたりしないってのは解ってる。

ま、それはそれで構わないし。





2016年11月6日日曜日

Timmy'sがやって来る!

今日から冬時間に逆戻り。

朝起きて、あ、もう8時か。。。とコンピューターの前に座って、暫くした後に、さて、珈琲でも淹れようか。。。と立ち上がったら、まだ8時(冬時間)で。

同じ一時間をもう一度繰り返して生きる感じはちょっとした時間旅行的な錯覚。

一時間分をちょっと得した気分でもあり。単純。

Davidと Kaitoの男子組は映画『Doctor Strange』を観に出掛けた。

だから大急ぎで簡単な朝食の準備に焦った。

彼等が出掛けてしまった後には、改めてゆっくりと珈琲を飲んで。

何しろ、日曜日の朝には限定で Tim Hortonsの珈琲を愉しんでるから。特別♪

カナダでコーヒー、、、と言えば即座に Tim Hortons!なのだけど、アメリカに進出して出店してる地域は今のところ限られてる印象。

カナダへロードトリップ帰省した際、帰り道のミシガン州で最後の Tim Hortonsに朝食の為に立ち寄ったのが既に2年前のこと。

今年の夏、単身でカナダに帰省した Erikaがお土産に買って帰ってくれた Tim Hortonsの挽いた珈琲を、だからその後、大切に有り難くチビチビと日曜日の限定で飲んでるんだけど、それも遂に底をつきそうで心細かった。

が、しかーしっ!

な、な、なんと、今月、この界隈にもようやく2店の Tim Hortonsが開店になる予定なのだそうで、そのニュースを知った際の Erikaと私の有頂天ぶりと言ったら!

最初の一店舗目は Mall of America内での出店らしいので、開店したら勿論、速攻で行くつもり。

時期的にも、クリスマス・ショッピングを兼ねて出掛けられるし。

懐かしい Tim Bitsと、あとは挽いた珈琲豆を買って来る計画。

おかしな話、カナダで初めて飲んだ時は「何、このまずいコーヒー!?」って感想だったのに。かれこれ20数年前の話。

実際、それまで日本で飲んでた珈琲とは焙煎がかなり違ったのかも?

飲み慣れると癖になる味みたいで、私は冗談で「Tim Hortonsの珈琲には麻薬が入ってる」とか言いながら、1ドルとか2ドルとかで気軽に買って飲める言い訳にして、割りと頻繁に外出の際なんかには買ってた。

アメリカに引っ越してからは、そんな習慣もパッタリと無くなって。

だって、スターバックスとか、他のチェーン店の珈琲はやっぱり、私にとってはまるで馴染みが薄いし、値段も高いし、味も違って買ってまで飲みたい欲求が無い。

だからこの3年間で、珈琲を買って飲んだ回数は片手で数えきれる程。

Tim Hortonsと言うカナダの珈琲に対する忠誠心みたいな?

それくらい凄い存在感。

だから本当に本当に嬉しいミネソタ出店。

と同時に感じるのは「私ってば本当にラッキー♪」みたいな偶然。

割りと頻繁に、欲するものが向こうからやって来るって事がよくある。

しかもタイミング良く、とか。

そしてまるで話に関係なく、HomeGoodsで買ったクリスマスを感じさせる、、、少なくとも冬を感じさせる小物たち。

*大人っぽい色合いのガーランド*


陶製のキャンドルホルダーとインド製のウールのフェルトボール・ガーランド。

*ホットチョコレートを売る可愛いトナカイのワゴン*


店頭に並んでた陶製のキャンドル・ホルダーは Blue Skyと言うブランドで、私が買ったのは「ホットチョコレート・スタンド」で、写真の右手は「パンケーキを売る店」で、どちらもトナカイのキャラクター。

いかにもな手描き風のペイントに個性があって、細部まで愛嬌のあるデザインが何とも言えない魅力。

一つ15ドル程度ではあるけれど、かさばるし、壊れ物だし、どんなに可愛くても収集するのは躊躇われるから、このイメージをフェルト素材で再現したいと思ってる。

動物の部分は多分、ニードルフェルティングで作って。

何だかとっても楽しいプロジェクトになりそうで、今からワクワクと楽しみ。


2016年11月5日土曜日

StevenBeを開拓

金曜日は車が使える日で、昨日はヴォランティアのシフトが入ってない日だったので、気が向けば泳ぎに行ったりもするんだけど、このところ遂に五十肩?みたいな不具合が右肩にあって、むやみやたらにエクササイズをするのが果たして効果的なのか、状況を悪化させてしまうのか、解らず、取り敢えずサボった。

ラグ・フッキング仲間のパットさんは最近、肩の手術をして、チタニウム製の部品を肩に入れて貰ったそうで、ちょっとしたサイボーグ化って感じ。

北米人の間で五十肩ってのは余り聞かないので、彼女の場合もそれとは違う原因と症状だったかとは思うんだけど、彼女の説では「肩の酷使は駄目よ」って事らしい。

私は右利きだし、右手を使っての作業によって常に120%以上の満足感や幸福感や、とにかくこの上なく満たされた感じの至福感を得ているので、もしも万が一、肩や腕に支障をきたして右手が使えず、大好きなファイバー・アートの作業が出来なくなったりなんかしたら、一体どうやって日々を過ごしたらいいのやら?想像するだけでも怖くて絶望的なイメージしか湧かないから、やっぱり右腕は大切に気を付けて管理しなくちゃ、とは思う。

Etsyで知り合ったアメリカ人のジュエリー作家:ジュリーさんも、今年の夏、近所の森を散策中に、狂犬病をもった野良犬に襲われて利き腕の手術をしたそうで、その際の絶望感とか、再びジュエリーを作ることが出来ないかも?の可能性がとてつもなく恐ろしかったんだそうで、お互いにモノを創り出す作家として共感し合った。

繊維芸術、又はテキスタイル・アートの作家として名も無く精進を続けてる私にとって、ミネソタのツインシティーズ界隈は本当に "resourceful"な土地柄で、素材を提供する店が幾つも豊富にあるのが嬉しい。

この土地に住み始めてもうすぐ3年になるけれど、未だ足を踏み入れた事のない毛糸店が幾つかあって、有名どころの店の名を何度も耳にする度「行って見なくちゃ!」とは思うんだけど、毎日、車を自由に使える訳じゃないし、何となく雑用で忙しかったりで、気になる店を片っ端から制覇して行く、ってのに割りと時間が掛かってる。

そんな中、昨日はようやく『StevenBe』と言う店を覗いて見る機会になった。
http://stevenbe.com/visit-the-store.html

店主であり、「毛糸と編み物界のロックスター」的な存在である Stevenさんの噂は割りと頻繁に耳にするのではあるけれど、実は彼がどんな人物であるのか?余り予備知識もなく店を訪れて、思い掛けず彼ご本人に初めて対面した。

噂通りロックでパンクでファンキーな御仁だった。

一体そういうズボンを何処で買って来るのか?と興味が湧いてしまうような「金色のパンツ」を手始めに、独特で個性的なファッションに身に包んでいる。

多分、魅力的な人なのだろうと思わせるオーラと言うか、パワーとエネルギーを感じさせる雰囲気を放ってる存在感は、とても興味深い。

折しも、テキスタイル・センターで来週、彼が関係するイベントを祝うパーティが催されるので、「是非ぜひ顔を出してよ♪」と声を掛けて貰ったけれど。

*交差点の角地で、店舗の背が正面を向いて建ってる*


とにかく彼の店舗は元々「消防署」として建てられた歴史のある古いコンクリート造りの「箱」って感じで、店の入り口が通りの裏側だったり、しかも入り口のドアが窓の無いアルミ製だったり、とにかく、外から中の様子がまるで見えない謎な佇まい。

ドアを開けるのを一瞬、躊躇う感じ。

それでも、いざドアを開けて見ると外部の無骨さと一変して、「わぁ〜♪」と思わず声をあげてしまうくらいの別世界。

ファッションと色と糸と華やかなデコレーションとフェミニンな空気が蔓延してる。

店員さん達は皆、Stevenさんのバンドメンバーみたいな感じ?

少なくとも "teammate"みたいな関係性が見て取れるような連帯感を感じる。

そういう意味ではちょっと不思議な空間であり店舗。

扱い商品は割りと高級なラインで、価格帯も高めな印象。

それでも、私が少し前に出逢ってもの凄く気に入っている糸を見つけて、未だ持ってない色番を幾つか買った。


Universal Yarnの Bamboo Bloomと言う糸。

キャッチフレーズが "Knit, Relax, Smile. Repeat!"ってのもまんま "catchy"。

日本人作家の小説でトム・クルーズとエミリー・ブラントが共演した映画のタイトル(Live Die Repeat: Edge of Tomorrow)に似て。

とにかく名前の通りに Bamboo:竹の繊維が混紡の糸で色が綺麗。

写真の一番左の黒い糸は色名が「Lights Out」で、2番目が「Steven Belious」と言う Steven Beの本名が使われてる通り、彼の為に作られたオリジナルな配色なのだそう。

そして左から3番目が「Dragon」で最後が 「Kanji」。

色名がアジアンチックと言うか、日本を連想させるものだったりする部分にも面白さを感じて、気に入ってる一つの要因でもあり。

他にも色違いで面白い色名には私が既に持ってる「Koi Pond」の他に、「Fuji」「Arigato」「Sensei」「Bonsai」「Nagano」なんかがある。

それぞれ配色が微妙なので選ぶのが難しく迷いどころなんだけど。

あとは高価なシルクの糸なので躊躇ったのではあるけれど、発色が本当に綺麗で素晴らしく、エイっと気合いを入れて買ってしまったのが、本当に綺麗で綺麗で高級感の漂う糸で、Alchemy Yarns of Transformationと言う糸の色名が 「Forest Waltz」(森のワルツ)と言うもの。



毛糸は勿論、クレヨンや色鉛筆や絵の具の色名には、詩的なものが多くて、それだけでも触発される気がする。

買って来た糸たちを並べて、眺めて、拝んで、惚れ惚れとうっとりと感激して、それだけでももう泣いちゃいそうになるんだけど。病気?


2016年11月4日金曜日

林檎と焼き芋の季節



空が本当に高くて青くて、まさに秋の空。



秋深き隣は何をする人ぞ。



ある日は「焼き芋を食べる人」だったり。





そして今日は「だんごを食べる人」だったり。




ミネソタの秋に日本の懐かしい味を堪能。

ありがたいこっちゃ♪




見慣れない林檎だったけれど
新しい品種を試したら美味しかった。

ニューヨーク州産の「SnapDragon/スナップ・ドラゴン」と言うらしい。


小粒でもクランチーでジューシーで甘味が強いの。



ミネソタ州産の林檎では「Honeycrisp/ハニークリスプ」が人気だけど。



穫れたての林檎が美味しい時期だー。



昔、林檎狩りに行ったのを思い出す。。。