2017年7月19日水曜日

カーディガン/ジャケット

引き続き、大好きな夏の日々を満喫中〜♪

「あちぃ〜」と蒸し暑い日もあれば、一気に気温が落ちて肌寒い日もあり。

自然がいい塩梅にメリハリのある気候を調節してくれてるかのようで有り難い。


そして私は、そんな夏の最中にも編物(えぇ、勿論ウールの毛糸ですわ♪)をしてたりするという、自分でも何だかなぁ〜、ちょっとクレイジー?と思いつつ。

私にとっては割りと長い期間で継続的に創作中だった手編み+パッチワークのカーディガン/ジャケットを仕上げた。

*front*


*back*


ウェストから下の部分がサーキュラー(円形)で、細長い台形に編んだピースを計30枚、かぎ針編みで繋げたのは、「ロックミシン掛けました」風にグランジな雰囲気の効果を出したかったから。

Universal社の 『Bamboo Bloom』と言う毛糸と出逢い、豊富な色の綺麗さに惹かれ、糸の太さが一定してない面白さにも魅了され、いわゆる「一目惚れ」の「ぞっこん」で夢中になり、この糸を主体に何かしら大作に挑戦してみたい欲求に駆られた。

せっかくだから、他の種類の糸も加えて出来るだけ綺麗な色を豊富に使い、思う存分、色を愉しみながら型にハマらず作っちゃえ!ってな意気込みで。

母に見せたらきっと「チンドン屋みたいだね」とか言われそうだな、なんて思いながら、まぁそれも悪くないんじゃないか、と。

機械編みが得意で、きちんとした模様をパンチカードに穴を開けて作り、中細で純毛の糸を2本取りで編んだり、手編みでも太毛糸で純毛のアランのセーターや複雑な編み模様のフィッシャーマン・セーターなんかをプロのように何枚も編んだ母なので。

技術的には母を越えられないような気がしている。

私は母に比べると、いい加減で中途半端な仕事ぶりなのかなぁ〜なんて。


襟とポケットを編むのに使った『NORO』の「クレヨン」と言うシリーズの糸が、バターのように柔らかく何とも優しい編み心地で、綺麗な色を何色も混ぜて撚った糸なので、近い将来、、、多分、今度の秋冬頃、、、その糸を使って自分用のシンプルなカーディガンを編みたいと思ってる。

編むのも着るのも夢心地、、、みたいなのを想像しつつ。


手仕事の合間の飲み物として。

最近、牛乳を買っても飲み切らない事が多い(家でシリアルを食べる人がほとんどいなくなったのが主な理由)ので、牛ちゃんのミルクよりも日持ちがする大豆のミルクやアーモンドのミルクを買ってるんだけど、それらが意外に美味しくて、しかも栄養素(特にカルシウムとか)もしっかりと充実しててビックリ。

冷蔵庫で冷やしたアーモンドミルクをシェイクして泡っぽい感じにして、珈琲を加えてアイス・ラテが今の季節にぴったりで美味しい♪




2017年7月10日月曜日

7月の近況

7月に入り既に10日も経ってしまった。

毎日が多忙という訳ではないのだけれど、それなりに充実して、目先の楽しい事ばかりを優先順位に日々を過ごしてしまってる。

引き続き、ミネソタでの暮らしはこれ以上ないくらいに恵まれて何もかも申し分なく、英語で言うなら "too good to be true"ってくらいに幸せ。


借りている一軒家のオーナーさんは米国政府関連の仕事で、アフリカからイタリアへ転勤になり、借り主である私たちと直接のやり取りをするのはマネージメント会社だから、ちょっとした問題が発生する際、コミュニケーションの三角関係は時間が掛かったり、何となくストレートに話が通じてない気がしたり、何とも言えないじれったさがある現実。

修繕が必要でも速攻に修理して貰えなかったり、週に一度来るはずの芝刈りがほとんど隔週だったり、持ち家だったらさっさと自分で対処してしまう事が他人任せで、まさに痒いところに手が届かないもどかしさったらない。

そんな流れで、昨シーズンまでは割りとせっせと庭の草取りなどもして、小さな範囲で自分の花壇と仮装設定して花を植えて楽しんだり、家の周りの美観を保つ労力を費やして来た私なりの情熱が冷めてしまった。

それで野放しの放置状態ジャングルと化してるっぽい、この家の庭。

所謂、雑草が好き勝手伸び放題あちこち根を広げてる。

驚いたのは、これまで「草取り」と称して額に汗して片っ端から引っこ抜いてた雑草が伸びて、意外にも綺麗な野生の花を咲かせてること。

そしてその花姿が、いかにも自然な佇まいで何だか心地良い眺めだったりすること。

*窓の外に咲く紫色の綺麗な雑草*

なんだかなぁ〜。

あの努力はいったい何の為だったのだ。。。と思うほど。

手を掛けて綺麗に整えられた庭も勿論、素晴らしいとは思うのだけど、その土地に原生する自然の野草をそのままに放置して咲かせる庭ってのも悪くない気がして来た。

そもそも雨と曇り空の日が多い英国と違う気候帯で、そうそう碧色が眩しい芝生を維持するってのも大変な土地柄なのだ、この辺は。



独立記念日の連休に Erikaは近所で姉妹のように仲良くしてる友達ソフィアと、ソフィアの叔母さんが所有する別荘へヴァカンスに出掛けた。

湖に面したキャビンに滞在して小さな避暑地の町を散策したり、泳いだり、モーターボートに乗って楽しんだりして来た。

日本と違い桁違いに大富豪でなくとも別荘を持てたりするのは本当に豊かだと思う。

とは言え、キャビンやシャレーやコテージ(名称は様々だけど!)を持つのは私たちのライフスタイルじゃない気がして、だから可能性は低いと思うけれど。

そして小さな避暑の町で過ごして来た Erikaとミネアポリスの市街に出掛けたら、彼女がすれ違う見知らぬ人々にことごとく「ハロー♪」と声を掛けてるので、ココ都会だし、街では見ず知らずの人に挨拶する必要ないし、と指摘したら、「あぁ、そうだった」と我に返ってたのが可笑しかった。

そしてお互いに密かに気になってた雰囲気の良さそうにカフェに初めて寄ってみた。

私は何故か頭の中でウィーン風な日本みたいな喫茶店(ウェイターやウェイトレスが注文を訊きにテーブルにやって来るような)を思い描いてたんだけど、今どき、そんなカフェはなかなか無いのだった、ってのを思い出した。

今は大抵スタバ式の、カウンターで注文するカフェばかりよね。

目新しかったのは「抹茶ラテ♪」。

*ちょっとした Matchaブームもあり、抹茶ラテ♪美味しかった*


このところ正式なヴェジタリアン(ヴィーガンではない)と称してる Erikaと、「ペストとモッツァレラのパニーニ」を半分こずつ食べた。




ミネソタ州の State Fairの Fine Artsコンテストへの応募を済ませた。

部門は「Textile/Fiber」。

展示されるには、1次と2次の審査をパスしなければならないけれど。

まぁなるようになれって感じで。




それ以外では、まぁ相変わらずあれやこれや脈略ない作品を作ってる。

最近のはアクセサリーで、メタルとウールの組み合わせ。

銅ワイヤーを鎖編みした土台に、ニードル・フェルティングした黒猫を合わせ、カボチャの形をしたガラスのビーズを取り付けハロウィンのペンダントとか。

*黒猫のハロウィン・ペンダント・ネックレス*



あとは、やり始めて放置されたままになってたニードル・ポイントの作品をようやく仕上げたり、とか。

カナダで初めて購入した私たちにとって想い出深い最初の持ち家をデザインしたニードル・ポイントは、未だその家に住んでる時に始めたから、かれこれ15年前。


当初、クロスステッチするつもりで始めたのだけど、目が詰まり過ぎていて細かいので、ばってん(X)に刺すのが困難だと言うことに気付き、敢え無く斜線(/)だけ刺すニードル・ポイントになったというオチで。


その後、ウールをニードルで刺して周囲に色を添えて仕上げた。

キャンバス枠に張る際、引っぱり加減が難しく絵が少し曲がってしまったのが難点。



先週の金曜日、久し振りにラリー(Davidが単身赴任してた際に間借りしてた大家さん)から電話で、「Pulled Pork(ポークをバーベキューソースで焼いたもの)を大量に作ったから今から持って行ってあげる」ってので、だったら一緒に食べて行ってね♪と誘い、一緒に食卓を囲み、ワインを飲み、沢山お喋りしてデザートを食べて帰って行った。

縁もゆかりも無かった米国ミネソタ州で、親戚も古くからの友達もいない私たちなので、ラリーさんはちょっとした身内って感じの存在。

だからこうして、時々、一緒に食事したりするのは特別な感じで楽しい。



Erikaは菜食主義、Davidは低糖・低炭水化物の食事で、我が家の食生活も昔と比べると大幅に変化してるんだけど、それでも私はやっぱり時々、無性に「粉もの」が食べたくなったり、ジャリジャリと音がするような砂糖がたっぷりついたドーナツが恋しくなったり。

*スーパーで買った安価なドーナツたち*


Kaitoと私の二人で半分こして食べた。

道理で二人だけぽっちゃり体型だったりする訳よねぇ〜。




そして日曜日は映画『Spider-Man: Homecoming』を観に行った。

少し前は『Wonder Woman』を観て来た。

どちらも David + Kaito + Meと言う顔触れで。

Erikaは友達と一緒に観に行くから不参加。



明日はお隣のウィスコンシン州に住む仲間の家で集まる予定で、今日は珍しく、持って行く予定のお菓子を焼いた。

ジャム入りのアーモンド粉のケーキ。

午前中にオーブンを使っておいて良かった。

午後になって気温が上がり、現在29℃のミネソタ。