2013年7月31日水曜日

Minnesota 水曜日

国境を飛び越えて、ほんの2時間程度の空の旅ではあるんだけど、それでも私にとっては本当に久し振りでの「一人旅」であり、「アメリカ往き」でもあって、何だかとっても懐かしいような。

最近までの旅行では、大抵はいつも家族4人揃ってとか、少なくとも常に二人の子供たちを伴って、出掛ける際には「カルガモのお母さん」的な立場で神経を配って子供たちに注意を払うのが習慣になってたから。

何か大切なモノを忘れてるような不安感があったり。

話す相手も居なくて手持ち無沙汰な感じもあったり。

ま、その一方では、不思議な解放感があったりしたのも事実だけど。

おまけに最近では、飛行機に乗って行く先は大抵の場合、日本だったり(或は極端に、南国のリゾートだったり)したので、降り立った先がまだ北米で英語圏でってのが新鮮に思えた。

英語圏ではあるけれど、どことは無しに雰囲気の違う異国情緒。

何だか旅の始まりの期待感いっぱいに。

とは言え、夕方のフライトだから到着時は既に宵の頃で。

Davidに出迎えて貰ったものの、1時間の時差にはちょっとだけ戸惑って、1時間だけの「時差ボケ」な感じ。

ま、まずは取り敢えず、コ、珈琲でも。

ってので寄ったのが『Caribou Coffee/カリブー珈琲』。


小規模でも、いい感じに洗練された珈琲チェーン店で、その後もあちこちで見掛けた、何となく可愛いオリジナルグッズも揃えた店。

そもそも名前と言い、ロゴもカワイイし♪

ま、この時間帯で飲んだカプチーノのせいもあってか、はたまた精神的なコーフンからか、俗に言う「枕の違い」ってやつなのか、久し振りに(私には珍しく、、、大抵の場合はいつでも何処でも良く眠れるのが自慢だったりするから)寝付きが悪かった到着日の夜。


そして機内持ち込みのスーツケースにうっかり入れて、空港で敢え無く没収されてしまったヘアムース(←「液体」って認識が無かった)の代替えを調達する為、ドラッグストアにも寄り道。


店頭に並ぶ見慣れたブランドのチョコレートでも、その種類(フレーバーとか)の豊富さに驚きつつ、24時間営業ってのもちょっとした衝撃。

しかも、薬局(処方箋とか)も24時間で更にドライブ・スルーが可能ってのに新鮮な驚きと共に軽くカルチャー・ショックな感じ。


その後、10時近くなってようやくDavidの滞在先へ。

ミネソタ州で単身赴任中の彼が滞在してるのは、正確にはミネアポリスに隣接する、 "Twin Cities"と呼ばれる二つの都市のもう一つの方の "St. Paul/セント・ポール"と言う市内で。

期間限定で、しかも短期での単身赴任が決まった際に彼がインターネットで探し出した滞在先は、実は、個人でホームステイのサービスを提供している Larry/ラリーさんと言う引退した年配の方のお宅。

60代後半の Larryさんは、数年前に奥さんを癌で亡くし、現在は独り暮らしなんだけど、近所に暮らす成人された息子さんと、結婚してカリフォルニアで暮らす娘さんがいらっしゃる。

趣味はラケットボールとお料理とガーデニングなど。

ホームステイのホスト歴は長く、世界各国からの学生さん達を受け入れた経緯から、色んな国の人々(日本をはじめとするアジア、メキシコや南米、或は中東諸国など)との交流エピソードや、文化や宗教、食文化に関わる興味深い体験が豊富らしい。

と言う訳で、今回、私も実際に初めて Larryさんにお目に掛かるのを楽しみにしていた。

*Davidの滞在先:Larryさん家*


第一印象は、、、と言うと、白髪に、深く刻まれた顔の皺に、目付きの鋭さが何だかちょっと怖かったンだけど、話してみれば気さくでお喋り好き、しかもお料理上手なお爺さん♪と言った具合。

滞在中は私の為に?腕によりをかけてお料理してもてなしてくれた。

*Larryさん家の2匹の猫 Peach + Stanley(右側)*


そして、2匹の猫たちはいい感じに放っておいてくれた。


2013年7月30日火曜日

お足元にご注意

たっだいまーっ!って感じに、アメリカはミネソタ州ミネアポリス/セントポールでの実質6日間の旅行から自宅に帰って来た。

空港には義理の父が車で迎えに来てくれて。

家に入った途端、Trixie(犬)が無条件に大喜びで迎えてくれて、続いて Kaitoと Erikaもお土産が目当てな感じに出迎えてくれた。

あぁー、自分の家が一番!とは思いつつ、留守にしてた間での妙な違和感もちょっとだけあったり。

それでも今夜、自分のベッドで眠れるのはやっぱり嬉しい。


ミネアポリスでは、午後3時過ぎの飛行機まで時間に余裕があったので、最後にもう一度だけ『Mall of America』に寄ってから空港へ。


*小さな2両編成の tram/トラムがゲート間を頻繁に行き交う*



*遠くのゲートまで歩く場合は、かなりの距離感*



空港内でゲートに向かう際、小さなスーツケースを持っていたり、かなりの歩行距離があったりするので、動く歩道を利用したりする訳なんだけど、たまたま注意書きの表示を見てちょっとだけ驚いた。



英語の他に何故か日本語での表記も。な、なぜ!?

スペイン語でもなくフランス語でもなく、ましてや中国語でもない。

しかも変に訳された妙な日本語じゃなくて、とても丁寧に綺麗で自然な日本語での表現(「お急ぎの方」とか「お足元」とか)で表示されてて、驚きと共にちょっとだけ感動してしまった。

ひょっとしてミネアポリスには、そんなに(日本語表記が必要なほど)沢山の人々が日本からやって来るのか!?

少なくとも今回の短い滞在中、日本語を喋ってる人とか日本人らしい人とか一人として見掛けなかったンですけど?

何だかとっても不思議な感じ。


2013年7月29日月曜日

雲コレクション


やっぱり雲が好き。。。














青い空に浮かぶ白い雲の風景が和ませてくれる。



2013年7月27日土曜日

アメリカな感じ

*M&Msの種類も豊富で見慣れないパッケージも*


久々に国境を越えてアメリカにやって来て見ると、
カナダ暮らしも長くなって
「北米人化」してるような気がしてるつもりではあっても
それでもやっぱり米国、カナダは似て非なるものを実感する。

まぁ個人的な感覚もあるんだろうけれど
街を歩いてもその空気、雰囲気にアメリカを感じる。

とっても微妙ではあるんだけど、
それでも何となく私に
「あぁ、ここはカナダじゃなくてアメリカなんだ」
と思わせるような何か。



スーパーマーケットの棚に並べられた
チョコレートやシリアルや
ポップタルト(恐ろしく甘い朝食用スナック)
のバラエティの豊富さに圧倒される、、、
ってのもその一つかな。

うぉ〜、さすがアメリカ!みたいな。


2013年7月25日木曜日

ミネソタと言えば・・・

留守中の家と十代の子供たち二人を義母に託して一路、米国はミネアポリスにやって来た。

飛行機はモントリオールを夕刻に出発のデルタ便で。

*空港の一番はずれの閑散としたゲートから出発*


モントリオール空港での待ち時間に夕食を簡単な寿司で済ませ。

*醤油でなく、麺つゆみたいなタレが付いて来た*


モントリオールからミネアポリスまでのフライトは、ほんの2時間ちょっとであっと言う間に到着。


私にとって本当に久し振りのアメリカ。

空港では大きなスヌーピーが出迎えてくれた。


漫画「ピーナッツ」の作者(スヌーピーの生みの親)チャールズ・M・シュルツは、ミネソタ州ミネアポリスの出身なんだそうで。


これまでミネソタなんてまるで縁の無い私だったけれど、高校時代の地理の先生が何故か時々唄ってくれた 

♪私は〜ミネソタの〜卵売り〜♪

ってのを思い出して、あれは何だったんだろう?




2013年7月23日火曜日

家探しの妄想劇場

今週の水曜日の夕方に発って、単身赴任中の Davidに会いにミネソタ州のミネアポリスに行く予定なのは、取り敢えず、まずは彼と久々の再会すること、そして、ついでに?ちょっとした観光も楽しむことが当初の目的ではあったんだけど。

どうやら少なからず、近い将来にそのエリアへ家族全員で移り住むっていう可能性もあるみたいで。

そうなれば当然、現地を知らないことには話にならないし。

地元の公立高校の水準だとか評判だとかを知る必要もあるし。

交通網や生活環境や治安の良いエリアだって知りたい。

それよりも何よりも、まずは家だって探さなくちゃ!


と言う流れで、今回、私の1週間と言う短い期間限定での滞在の間、上の二つの渡航(一応、飛行機での外国旅行だし!)目的に加え、出来る範囲内でカジュアルな住宅物件巡りみたいなものもしてみようか?って事に話が展開。

勿論、まだまだ本気で物件探しをする訳では無いんだけど。


それでもインターネットを駆使して『MLS』での家探しは楽しい!
(MLS/エムエルエスは北米中心?の不動産ネットワーク)

だって、現在売りに出されてる家を外から眺めるだけじゃなく、「お宅拝見♪」気分でバーチャルに、見知らぬ人のお宅に上がり込んで(←飽くまでも気分的に、ではあるけれど)内装や部屋の一つ一つを覗いて見せて貰えるのだから。


ちょっと先走り的ではあるものの、日本にいた頃には設計事務所で図面を引いてたような経験もあり、とにかく建築様式や設計デザイン、内装デコレーションには興味が尽きず、色んな建築物を眺めてるだけでも見飽きない感じで。

それでも取り敢えずは何となく自分たちが探しそうな範囲での条件をあれこれと入れて見て、予算だとか家のサイズ(部屋の数やバスルームの数など)、延べ床面積などなど、希望に合いそうな物件を閲覧。

その土地の気候風土を反映した家屋ならではの様式があったり、宅地開発された年代での顕著なデザイン・スタイルが見受けられたり、内装デザインの流行の変化を見ることが出来たり(70年代を代表する「Avocado Green/アヴォカド・グリーン」のように)、面白い。


物件数は多くても、うちの予算に見合った範囲で探すとかなり限定されるし、そもそも家ってのはどれも「帯に短したすきに長し」で、外観は素敵なのに内装が今イチとか、キッチンの使い勝手とか収納の容量とか、ガレージはあるか、プールがあるか、裏庭にフェンスがあるか、等々、チェック要項の全てを満たす家に巡り会える確率を考えたら、土地を買って自分で自分の好きなように建てない限り(←今の私たちには到底ムリだし)、激しく不可能に近く。

そういう意味で、家探しってのは配偶者(パートナー)探しに通じるところがあるような気がする。

例え本来の好みと違ったりして(条件に合わなかったりして)も、好きになってしまえば(気に入ってさえしまえば)いつの間にか慣れて心地良い存在(快適に住めるよう)に、なってしまうって言うか。

その過程である程度は、自分の努力次第で相手(家)を自分好みに調整(内装に手を掛けたりペイントして色を変えたり)することだって不可能では無いし。


なんて考えながら、あれこれと色んな家を一通り見て廻った後、偶然、大幅に予算外の家をクリックしてしまって、あら大変。

私たちが買える範囲の家では無いんだけれど、素敵な豪邸が沢山!

うわ〜、世の中にはこんな豪邸に暮らす人々もいるのねぇ〜、とまるでインテリア雑誌の世界を見るようにうっとり〜。

例え買えなくても、覗いて見るだけはタダでしょ!?と図々しいオバさんのノリでその後は「豪邸巡り」を満喫。

例えばこんな文字通り「白亜の豪邸」プール付き、とか。

*Minneapolisで売りに出されてる物件@MLSよりの画像*
(以下、全て)←勿論、買う当ては無いです、はい。


その一方では、伝統的なヨーロッパ風も魅力だし。



 庶民の生活を超越した洗練されたリビングルームの整然とした広さと明るさに溜め息が出そう。。。



そして勿論、ここぞとばかりにはめ込まれたステインド・グラスはフランク・ロイド・ライトの世界を思わせる風格。



娯楽室の一角には勿論グランドピアノを置いて、親しいゲストが集まった折りにミニコンサートを開いたり。(←妄想の世界が勝手に膨らんで止まらない)



家族揃って観る映画は天井に取り付けたプロジェクターで写した大きな画像で、バー・カウンターで用意した飲み物を飲みながら楽しんだり。(何て素敵なの!)



ゲスト用のバスルームは都会的なホテル風にシンプルで。



そして料理の腕を振るうのも楽しくなりそうな、明るくて解放感があって機能的そうなキッチンも家選びの際の重要なキーポイントには間違いなく。

*でも、こんな素敵なキッチンで何を作れって言うの?*



見せる収納もたっぷりあると素敵よね。

*こういう飾り棚に並べる似合いの食器が無いし!*


もう本当に見てるだけで妄想が広がって、それだけでも充分に楽しくて素敵。。。ってのはもう〜何て安上がりな娯楽なの。

少なくとも、マーサ・スチュワートの雑誌を眺めるのと同様の楽しさがあるのは事実。

さてさて、うっとりと、買える当てのない豪邸ばかり眺めてないで、少しはまた現実的なリサーチもしないと。

って、あぁ〜もう引越しもまだ決定では無いンだけどっ!

妄想が先走りし過ぎ。。。




2013年7月22日月曜日

猛暑ウィーク一過

夏の間はとかく睡眠不足になりがち。

熱帯夜だと寝苦しくて眠りが浅いし、ようやく気温が落ちて心地良く眠れそう、、、と思いきゃ蚊に刺されたとこ(主に脚のスネとか)が幾つもあちこち痒くて夜中に思わずボリボリと掻きながら意識が半分目覚めてしまったりとか、そんな感じで。

とは言え、熱風が吹き荒れじっとりと湿度が高かった先週に打って変わって、夕べは肌寒いくらい、今朝も涼しくて久し振りにジーンズを引っ張り出して来て履いた。


どうやらミネアポリスも同じような感じに今週から来週に掛けて暑過ぎず、過ごし易そうで助かる。


家で Trixie(ワンコ)と留守番訳の子供たちも16歳と14歳で未成年の為、義理の両親や妹に泊まりがけで来てもらったり、或は彼等の家へお泊まりに連れて行って貰う手配済み。

そんな矢先、Erikaは近所の Richardさんに仕事依頼された。


十代の子にとってピッタリで理想的な彼女の今回の "Summer Job"(日本で言うアルバイト的な)は、Richardさん一家がバカンスで3週間留守にする間一日2〜3回「彼の家へ行き、猫と犬と植木とプールの面倒を見る」と言うもの。


これで1週間50ドル頂く「契約」だそうで、果たしてこれが割りのいい仕事なんだかどうだか、高いんだか安いんだか見当も付かないけれど、それでも14歳の Erika にとっては凄くやり甲斐があって楽しめて「大金」も貰える嬉しい仕事らしい。

何しろ、家の鍵を手渡されて任される、家族以外の人から信頼される役割りに価値を見出してる様子で。


いずれにしろ、こうして他人に留守中の家を任せたり、家の内部の全てを隠す事なく解放して見せたり、例え完璧に片付いて綺麗に整理整頓されてない状態でもまるで抵抗無く見せたりする心理ってのは、随分と日本人の感覚とは違うところかと思う。

羞恥心が無い、、、とは言わないまでも、他人から良く見られたいと言うような執着心が低いと言うか、裏表、つまり「本音と建前」が無いと言うか、この自然体は気持ちがいいくらいに潔い。


なので、この感覚に慣れてしまうと、日本的な「常に最上の状態で見せる努力をする」とか「完璧でないと恥ずかしい」みたいな、ホスピタリティ?や謙虚で慎ましい感覚には時々、違和感を覚えたりする。


勿論、全ての物事は見る視点によって違って来るので、それこそが日本文化ならではの「美学」だったりすることも認識しているのではあるけれど。


そんな訳で、子供たちを置いて家を義理の両親や妹に明け渡すのであるからして、本来、典型的な?「日本人の嫁」であるならば、今頃はきっと必死にせっせとキッチンの掃除をしたり、風呂場のタイルをゴシゴシと磨いたりしてるべき(ハズ?)なのだろうけれど。

取り敢えず掃除機を掛けて、ゲスト用のベッドだけ作ったら、あとは息子に庭の芝刈りさせながら、読みかけの本をデッキで寛いでアイスティーでも飲みながら読むって魂胆の私は、やっぱりとてもじゃないけれど日本人の嫁は務まらないだろうなぁ〜と、しみじみ思いつつ、ここで反省とかする訳でもないそのふてぶてしさまでしっかり北米人化してるのを感じる夏の日の午後。チャンチャン♪


そして最新の野菜ガーデン、アップデート。



茄子も順調に大きく、ピーマン(green pepper)も育って来た!


2013年7月21日日曜日

はろー♪ Hello Kitty

本当に珍しく、、、多分、5年以上振り(或はもっと)くらい?で、実家の母からの手紙が郵便で届いた。

'email'に対して、所謂 'snail mail' と言うやつね。
(カタツムリのように時間が掛かって届くから)

でもって、送られて来た封筒を見て思わず笑みが溢れた。

さすが日本! 切手までハローキティ。。。


80歳過ぎの老女が力の弱いペン圧で書いたたどたどしい筆跡で、遠縁で94歳だった誰それが亡くなった葬儀の話、60年以上前の懐かしい想い出話などが綴られ、老人ホーム、グランドゴルフなどの単語が登場する手紙の入った封筒に貼られた、何とも無邪気にカラフルで子供っぽい切手とのコントラストが激し過ぎて笑ってしまった。

ま、だからどうと言うことでは無いんだけれど。

ただ、こうして手紙が郵便で届くことも滅多に無くなった今、少し前までの手書きで文章を書くと言う行為や、想いを文章にしたためる儀式的な意味合いのある重みや、封をした後に手持ちの切手の中から時節や、書いた文章の内容や気分に見合ったものを選んで貼る密やかな楽しみみたいなものの全てを、ちょっと懐かしく感じて。

それでなくとも日本製の文具類は高品質でデザインにも優れているので、手触りのいい素敵なデザインでの便箋や封筒を未だに何種類も手元に持っていたりするんだけど、最近では本当にまるで取り出す機会さえ無いの現状はちょっと残念。

何しろ最近では「ペンを持つ」と言う行為さえなかなか無かったりするから、、、クレジットカードの署名さえ不要になったし、、、小切手をたまに切る時くらい、あとは冷蔵庫のドアに張るカレンダーに家族の予定を書き込むとか、そんな程度で。

おまけに、そんな時に書かれる殆どはローマ字アルファベットだし。

なのでいざ、日本語での文章を手書きしようとすると何とも頼りなくバランスの悪い感じの書体で。

うろ覚えの漢字も怪しく、間違いも多いし。

頭の中で文章を組み立てる際に、自然に浮かぶ表現がまず英語だったりすると、それを日本語に翻訳する作業を要して、日本語での単語が即座に出て来なかったり、ぴったりとハマる表現が出来なくて葛藤して妥協すると、何だかもう当初の純粋な自分の意図とはズレた意味合いになってしまうような気さえして、本当に面倒。

そもそも英語表記と日本語表記との間には相容れない全く別の世界があって、日常的に、習慣的に英語で思考し、判断や対話が全てそれに付随してる環境の中で、「日本語で文章を書く」と言う行為は、私にとって、とても労力を要する作業だったりする。

そういう意味では、手書きでの日本語文章に限定せず、メールでのやり取りであっても、相手が日本人の場合の日本語での対話の際は、(最近の私にとって)活力があって気分が高揚して頭の回転が比較的速い時でないと難しい気がしてる。

何事も日頃の飽くなき鍛錬なのだろうと思いつつ、、、脳ミソもカラダもぐーたらゼリー状と化してる傾向な私が書いてるケド。

2013年7月20日土曜日

Stormy 16

昨日、うちのベイビーが16歳になった。

新米ママだった私も同じだけ歳を取った。


16歳って、ここでは車の運転免許が取れるのよね。

なんか想像するだけで恐ろしいケド。。。

(有り難いことに本人は興味ナイらしい)


大きな雷が鳴り響く大雨の嵐の中

義理の両親と妹が集まってくれて、

私は雨の中BBQで肉を焼いた。


ケーキは夏らしくDQで調達したアイスクリーム・ケーキ。


あちこちで暴風雨の被害や停電もあったらしいけれど

そんな中で誕生日を迎えた「嵐を呼ぶ男」の如く。


2013年7月19日金曜日

映画『Pacific Rim』

*IMDbよりのポスター画像*


さすがに夏休みだと時間に余裕もたっぷりあるので。

またまた半額日の火曜日を狙って、Kaitoと二人で映画を観に行った。

勿論 Erikaも誘ったけど「興味ナイ」って。

何しろ「怪獣」アクションものだし。

劇場で予告編を見た時とか興味があった映画『Pacific Rim』。

さすがに今どきのハリウッド映画なのでスケールはすんごくデカいんだけど、でも話の内容的には昔から日本人に馴染みのある典型的ヒーローものパターンで、登場人物のキャラクターと言い、設定と言い、話の進行と言うか筋書きと言い。

何しろ日本で生まれて日本で育った日本人ですから。

『ジャイアント・ロボ』に始まって『人造人間キカイダー』、『仮面ライダー』や『ウルトラマン・シリーズ』を観て育ったし。

毎回のエピソードに見る起承転結のパターンの繰り返し。

残念ながら、最近のアニメには疎いので、『エヴァンゲリオン』だとか『ガンダム』だとかは良く知らないンだけど。

それでも『Pacific Rim』は、子供時代に慣れ親しんで楽しんだ懐かしい感覚で、そつ無く安心して観られる映画って感じかな。

私にとっては比較的新しい体験の "Ultra AVX"(Audio Visual Experience)で、全席指定チケットだったんだけど、"The next level of Cinema"って言われる程の「特別感」は無かった。

まぁ座席が多少、座り心地が良かったり、スクリーンが大きめだったり、音響がクリアだったりするくらいで?

日本で新しい最近の映画館のコマーシャル映像で見たような、座席が動く、風を感じる、霧が吹き出す、匂いが漂う、、、みたいな高度な技術では全然ナイし。

それよりも、映画の前に行った洗面所で偶然、Erikaの小学校時代でのクラスメイトだった双子の女の子たちと、彼女たちのお母さん:Randyに本当に久し振りにばったりと鉢合わせしたことが印象的だった。
(彼女とは以前、小学校の図書室で一緒にボランティアしてた)

ちょっとだけ立ち話をして「何の映画を観るの?」って訊いたら、「ほら、あの、最近、公開になったばかりの、ちょっと子供染みた、怪獣が登場して戦うっていう、、、」ってので更にビックリ。

あら、それって私たちと一緒じゃん。

「じゃ、映画、楽しんでねー!お互いに♪」って別れて、上映の部屋に入って座席に腰を下ろしてみたら、何と同じ列だったし。

しかも Randyの長男(17歳)も居て、彼のガールフレンドも隣に座ってて、そのガールフレンドの弟はうちの息子と仲良しの Tonyだったりして。

だからそれぞれに "Hey!"とか "Hi!"とかって感じのノリで。

世間は狭いな。

ま、映画も映画だったりするから、周辺の観客も十代とか二十代そこそこの若い男の子たちが中心な感じかな。

そういう意味でも、だから映画の中で Ron Perlman("Hellboy"で主役を演じる大柄で迫力のあるアクの強い役者)が登場する場面で場内が凄く盛り上がったりする(歓声が上がったり)のは楽しかった。

それにしても、Rinko Kikuchi は今や日本を代表するハリウッド女優って感じの活躍ぶり。

この映画の中では多分、二十歳そこそこくらいな設定かも?

時折、日本語を喋る場面があったりするので、彼女ならではの役どころって印象もあり。

とても眼に力強い印象がある女優さんではあるけれど、残念ながら?余り和服は似合わないみたいで、和服に合わせた髪型も同様、額が広過ぎて?髪をまとめてアップにするとまるでカツラでも被ってるかのような姿になってしまう様子。

Ops Tendo Choi役を演じた Clifton Collins Jr.と言う俳優さんが、何だかどうしても無性に「寺島進」(←実はそう詳しい訳でもないけれど、彼について)さんに見えてしまって仕方なかった。

ハリウッド俳優同士の「似た者そっくりさん」ってのを良く見掛けるけれど、実際、顔かたちが似ている俳優さん同士って、必ずしもハリウッド限定だけでなく、例え人種さえ違ってもいるものなんだなぁ〜なんて感心したりして。

実際、基本的には単一民族国家であるはずの日本ではあるけれど、でもそれとはなしに良く見ると意外とロシア系、ラテン系、東南アジア系、北欧系、などなどエキゾチックな要素を持ち合わせた人々も少なくなく。

日本人らしい日本人の顔って基準は割りと難しい気がする。

あれ?映画の話から随分とズレた気もするけど。


2013年7月18日木曜日

ガーデン記録:7月3週

裏庭に植えた苗に茄子の実がなりはじめた。


トマトも益々大きくなって、純粋に感動。



玄関前の花壇には色とりどりの花たちが主役で。


今は偶然ピンク色の花が多い時期かな。


私の花壇を飾るのは素朴な野草系がほとんど。


岩場が似合いのサボテン系?とか。

あとは大好きな紫陽花系が数種。


何故か今年はとても大きな一輪が多くて
ちょっとビックリした白い色の紫陽花。


"Annabelle"とか "Snowball"とか呼ばれる
白い紫陽花も勿論好きなのではあるけれど、
それでもやっぱり一番好きなのは混じり色かな。


淡い黄緑色に徐々に変化しながら
ピンクから紫、青のバリエーションの紫陽花たち。


一輪の半分ずつ色を分け合う紫陽花。


以前、初対面のアメリカ人と自己紹介の延長的な話の流れで
「大好きな花は紫陽花」と言ったら驚かれた。

「えぇー、一番好きな花が紫陽花なのぉ!?」
(よりにもよって何でそんな地味な花?ってニュアンスで)

なので敢えて訊いてみた。

「あら、そんなに驚かれるなんて予想外。
じゃ、アナタの好きな花って例えばどんな?」

「やっぱり薔薇とか蘭とかじゃない?」

ふぅ〜ん。

ま、勿論、口には出して言わなかったけれど、
心の中では色々と感じるところがアリ。

花の話はそこでおしまい。


いずれにしろ
「自分の庭造り」は一朝一夕には出来上がらないから、
数年掛けて少しずつ好みの花を植えつけ増やして行く。

咲く時期や色の配色や高さのバランスを見計らいながら。

時には枯らしてしまったり失敗を繰り返しながら
健気に咲いてくれる花たちはどれも可愛く愛おしい。

もし引っ越すことになったらお別れだね。

綺麗に咲いている紫陽花を眺めながら
ちょっと神妙に切ない気持ちになる。

果たして次にこの家の暮らすことになる新しい住人は
ちゃんと花々の面倒を見てくれるだろうか?

そんな余計な心配までして。

まだまだ先の話かも知れないけれど。


どうでもいいような雑記

今日も暑い一日だった。

お昼頃にひと泳ぎしてからシャワーを浴び、食材の買出しに。

明日は息子 Kaitoの16回目の誕生日で、夕食に義理の両親と妹を呼んであるので、まぁちょっとした誕生日会的なご馳走の予定。

『Dairy Queen』では(しっかり $3 オフのクーポンを使って)大きなアイスクリーム・ケーキも調達したし。

ま、料理は夏の定番、BBQでチキンとビーフを焼くだけ。


コーンチップスのディップ用に風変わりなハマスを買ってみた。

*この写真だと美味しそうには見えないケド*


ひよこ豆の代わりに「枝豆」で作ってあるの。

相変わらず「新発売好き」は健在。


そして今日、嬉しかったのは、地元のスーパーマーケットの魚売り場で新鮮な「いくら」が売られてるのを初めて目にしたこと。


ほんの小さなパックに小分けされ売られてるから便利だし♪


昨日は女友達 Mirianが遊びに来たので、裏のデッキにパラソルを広げて一緒に軽いランチを食べたり、プールに入って泳いだり、デザート用に作って冷やしておいたヨーグルトがたっぷり入ったレアチーズケーキを食べたり、珈琲を飲んだり、また泳いだり、お喋りしたり、の楽しい夏の午後のひと時だった。

でもって彼女が「BBQのチキンに試したら美味しかったから試してみて」と言ってくれた生姜醤油ベースの照焼きソース。


アメリカで買って来た、、、そうでラベルを見たら、あら!

Distributed by Target "Minneapolis, MN"ってので顔を見合わせて思わず一緒に笑い合ってしまった。
(引越しの可能性とか、私が来週行くのを彼女も知ってる)

なんかやっぱり最近ミネアポリスは縁があるんだなーって。


そう言えば、この春たまたま日本で買って来たキルト雑誌の中の1ページに掲載されてた手提げバッグのデザインにも一瞬驚いたし。

*何でこんなところにまで!?って感じに*
布に印字されてるMinneapolis, Minnesotaの文字


何かしら特定なモノや事柄に縁のある時ってそんなものよね。

立て続けの偶然が重なるの。

まるでお告げとか暗示みたいに、、、ってのは大袈裟だけど。

でもちょっと面白い。


そしてデザートには初めての小皿セットが登場。

先週、誕生日のプレゼントに義母から貰ったもの。


豆腐のように白いチーズケーキの一切れに添えた、新鮮なブルーベリーの紫色が、小皿のデザインのオレンジ色に映えた。


明日の最高気温は31℃の予報で、暑くなりそう。

せめて夕方には多少の風が吹いてくれるといいんだけど。

何しろエアコンが無いし、暑いのが苦手な義母だったりするので。

あとはもう皆「裸族」みたいに水着姿で食卓を囲むしかない。