2013年5月30日木曜日

裏庭リポート

昨日は一日外出してとても疲れたので、一昨日の日記。

今日は午前中に庭仕事の後、Halehとランチに会う約束。

夕方は Erikaと学校行事に出向く予定で今日も忙しい。

今日の最高気温は26℃、体感温度は31℃まで上がる予定。

ちょっとした夏日。

6月も目の前だし!





今シーズン2回目の芝刈りをして
草ぼーぼーでワイルドだった様相も一転
秩序を取り戻した感じに清然と気持ち良くなって
太陽に照らされた緑が眩しくて嬉しかった。

のでカメラを持ち出して裏庭をひと回り。

フェンス脇で自生した 'fern'(シダ)の株がまた増えた。


ガーデンセンターで買って植える人もいるだろうに、
うちも欲しいなぁ、と思っていたらいつの間にか
突然姿を現して(多分、フェンスの反対側のお隣から)自生してる。


中を覗くと「ワラビ」を連想させるカールした新芽。

若い緑色が本当に清々しい。

それらの合間から顔を覗かせる線香花火みたいなタンポポの花。

鮮やかな黄色が新緑に映えて可愛らしい。


そして、タンポポのふわふわ。

絵的にはすっごく惹かれるデザインなんだけど。

これが風に乗って種の数だけ増えると思うとゾッとするけど。


あとはカナディアン・メープルの若い葉っぱもあちこちに。


蛇苺の白い花も可憐で緑に映える。


プール脇に植えられたライラックも満開。


辺りいっぱいに甘い香りが漂う。


物置の前には「小手毬」を数年前に植え付けた。


かなり大きくなってこんもりと花をつけてる。


清々しい白い花は何となく6月の花嫁のベールを連想させる。




2013年5月28日火曜日

タンポポの花火

ようやく芝刈りをしたら
庭が見違えるくらいにすっきりして気分も爽快。

刈りたての草の匂い。

新緑の鮮やかさが目に眩しくて
あちこち自生している雑草や
人知れず咲いている草花や
自然の生命力がそこらじゅうに溢れてる。

ガーデナーの目には憎らしいタンポポでさえ
別の目で見れば健気に逞しく美しいから、
まさに "Love and Hate"の紙一重。


その姿が可愛くて思わず写真に撮った
綿毛になったタンポポ。

ちょっと色を付けて見た。

まるで、夜空に上がった花火みたい。




2013年5月27日月曜日

無花果のジャム

先週はずっと雨続き。。。

日曜日も朝から結構な雨が降っていて、芝生は伸び放題。

今日はようやく晴れたものの、掃除と洗濯と片付けものもあり。

明日は物置から芝刈り機を引っ張り出して来て、庭と裏庭を立て続けに刈ってしまおう。



先週の土曜日は、Kaitoの学校のグループ・プロジェクトを彼のクラスメイトの家に集まって制作する、ってので車で送迎。

そのクラスメイトのお宅で、彼のお母さんとお祖母さんにも初めて会ったんだけど、とても良い人たちで嬉しかった。

夏休み突入も目前に控え、学校のない2ヶ月の間にはきっと、友達同士でお互いの家を交替で往き来して遊んだりするだろうから、予め、家庭の状況とか家族構成やらを把握して、親同士で面識もあるに越した事はないと思うから。

ってか、本当に夏休みも直ぐなんですけど!

怖い。

またまた2ヶ月間も子供たちが毎日、家に居ると思うと。。。

頭が痛い。

サマーキャンプとかに送ってしまう、、、って手はあるんだろうけれど、子供たちはさっぱり興味が無いみたいだし、経済的にも余裕がある訳でもないし。

私はまだ日本へ旅行したばかりだから、この夏の帰省予定も無いし。

かと言って、何処か別のリゾート地へのバカンスの予定も無い。

ふぅ〜。



話はまったく変わって。。。

新宿の京王デパートに入ってるベーカリー『Paul』で買った、スライスされて個別包装されたコーヒーケーキ?は、たっぷりのアイシングが施され、しっとりとして美味しかったんだけど。

特に私にとって目新しかったのは、無花果(イチジク)が焼き込まれていることで、風味と言い、あの種の独特なプチプチ感がとても印象に残った。

それで、、、初めて買ってみた。


『Bonne Maman』の「無花果ジャム」!


小麦粉にアーモンド粉を混ぜて焼き上げるお菓子に、(レシピの)ラズベリージャムの代わりに使ってみようと思う。

まずはトーストに乗せて試食。

甘過ぎず、種の触感がまさに無花果ぅ〜!って感じで◯。




2013年5月26日日曜日

金沢の想い出

義母と廻った日本での観光旅行の回想録つづき:

金沢では半日、観光名所である兼六園を見て
伝統工芸である金箔を体験しただけで、
あとは一泊しただけだったんだけど。

せめてあと一日、観光する日程に入ってないことが
とても残念に感じる程、魅力ある雰囲気の街だったので
敢えて印象に残った部分だけ集めて回想記に。

とは言え、
ホテルと食事が中心なのではあるけれど。

金沢駅周辺を散策して甚く感心した義母と私は、
気持ちのいい満足感を抱いてホテルに戻った。

駅前にそびえるホテルは『Hotel Nikko Kanazawa』


ホテルへのアクセス回廊もとても近代的で都会的で心地良い。


整然としていて、しかも芸術的に調和がとれていて
洗練された近未来的な、本当に雰囲気の良い空間に感心。


まずは部屋に戻り、食事に出掛ける為の着替えをしたり。

この日の夕食は、ホテル内のレストランの中から
それぞれ本人の希望によって選択する
「洋食」「和食」「中華」
の中から義母と私は和食のレストランを選択して、
ほんの少しだけドレスアップして出掛けた。

*ホテルの部屋からの眺めでは遠くの山々が見渡せた*


和食レストランは6階にあって
エレベーターを降りると直ぐ、坪庭があった。

近代的なホテルにあって「和」の空間。


しばし眺めながら、席に案内されるのを待つ。

意外にも、私たちと同じツアーグループの中から
和食を選んでやって来た人々も多く、ちょっとビックリ。

米国、カナダ、オーストラリアからの旅慣れた人々は
世界各国をツアーで巡ったり、クルーズの旅を経験してるので
日中はジーンズにスニーカー姿だったりしても
この時とばかりのお洒落どころを良く知っているから凄い。

カジュアルな服装と一緒にスーツケースに入れてあるのは
どんな場面でも恥ずかしくないだけのフォーマルで、
華やかなドレスだったり、ヒールの高い靴だったり
重たいくらいに大きくて存在感のある首飾りだったり。

うわー、さすがに旅慣れてらっしゃる!

改めて、ツアーに参加してる人々の大多数は
時間は勿論、経済的にも余裕のある人たちばかりで、
もう本当に世界中のあちこちを制覇してる
好奇心旺盛なご隠居さんたちなのねぇ〜ってのを実感。

それに比べると、何とも旅慣れてない庶民で若造の私。

ま、比較してもしょうがないことなので開き直って。

一期一会的なこの瞬間での食事を楽しむことにのみ専念。

と、辺りを見回すと
お料理をしとやかに運ぶ綺麗な着物姿に
本格的な和風料理への期待が高まる。

*写真撮影は許可して頂いたけれど念の為
プライバシー上、画像に手を加えてあります*


予め用意されたコースメニューで。


まずは前菜から。

何故か3色だんごが入ってるのが私には不思議。
(こういう和食のコース料理に慣れてないし!)


つづいて刺身。

豆腐の刺身、、、?もちょっと新鮮な感じ。
(あ、着物の女性に写真撮っても良いか確認しました)


そして金沢の郷土料理、治部煮(今回は鶏)。

*柔らかく味が浸みていて美味しかった♪*


天麩羅とオレンジ風味に焼かれたトラウト。


なめこ蕎麦。


デザートはわらび餅で終了。


どれも品良く格調高く盛り付けがなされ美味しかった。

でも、少量過ぎてお腹いっぱい、、、って感じではなく。

ま、それがいいのかも知れないけれど。

ひと通り食事が終わって、
各テーブルで食事を楽しむツアーメンバー達に挨拶して
エレベーターに向かう途中、
まだまだ目の保養は途切れず。

素敵にあしらわれた生け花だったり。


整然と並べられた豪華な絵皿だったり。


床の間に鎮座する花瓶や掛け軸やお洒落な照明器具。


帯地で作られた壁飾りに行灯も和の輝きを放って。


本当に視覚や味覚への楽しみが調和して、
日本ならではの繊細な伝統美を大切に誇る加賀百万石ならではの
歴史ある豊穣で美意識の高い土地柄を肌で感じて虜になった。

いつか再び訪れる機会があるといいな。

と心から願いつつ、
翌朝は再び5時頃に目覚め京都へ向かう用意。

*22階の部屋から早朝の金沢の街を臨む*


2013年5月25日土曜日

やっぱりアナログな私

『IKEA』の安い(2ドルくらい)目覚まし時計を使ってた息子の朝寝坊が続いたので、仕方なく、私が愛用していたお気に入りの『Braun』社製で 'Snooze' 機能付きのを彼にあげたのが少し前。

やっぱり目覚まし時計に 'Snooze' 機能は必須な気がして。

なので今回、日本へ旅行して来た折に操作もデザインもシンプルな目覚まし時計を『MUJI』(無印良品)で購入、持ち帰った。

*息子はデジタルで何ら問題ないらしい。。。*


これは日付と曜日も入ってるし、暗闇ではバックライトも点くから便利かな、なんて使い始めたものの。

・・・何故か朝、ちょうどいい時間に起きられない。

中途半端な時間に目覚めては、あ、あと1時間半ある、、、とか、あと30分ある、、、とか頭の中で数字を連想するんだけど。

数字が頭の中で空回りするって感じ。。。?

なので結局、息子にあげた目覚まし時計と交換して貰った。

かなり使い込んであるものの、しっかりアナログ。

*やっぱり時計の針で時間を確認できるのが良い*


何故か再び、朝ちゃんと起きたい時間に起きられるから不思議。

数字だけのデジタルじゃなく、ちゃんと時計の針を把握して、イメージとしての時間的な感覚を認識できるから、、、みたい。

たかが目覚ましとは言え、その違いはかなり大きい。



2013年5月23日木曜日

タイ料理とカプチーノ

何だか今週はお天気が不安定なモントリオール郊外なのであるけれど、昨日は日本から帰って来てようやく初めて、Haleh(女友達)と会う時間が出来た。

お互いに似た境遇で、二人の十代の子供たちを持つ母親であり、配偶者は国外で単身赴任中でもあり。

まぁそれ以前に性格や価値観に共通点もあり、パッチワークキルトのギルドメンバー同士ってことでも話題には事欠かないんだけど。

季節も良くなって来たので、私が提案した場所は、橋を渡って向こう側の島にある水辺の小さな町 Sainte-Anne-de-Bellevue。


小さな町の小さなダウンタウンにある小さなレストラン。

今回はタイの気分だったので『Thai Chalet』で待ち合わせ。


おススメのランチメニューは5種類あって、どれも10ドル程度。

私は(野菜もたっぷり一緒に調理された)海老の料理を選択して、ライスもインペリアル・ロールも2つ付いて来た。


強過ぎないけれど、ハーブやジンジャーや香辛料が効いてて美味しいのはやっぱりタイ料理の魅力で、時々無性に食べたくなる。

日本からのお土産を少しだけ渡した私に、何故か Halehがパッチワークの本を一冊プレゼントしてくれた。


彼女に誘われて入った地元のギルドのシーズンも終了間近ではあるけれど、日本への旅行で欠席が続き、展覧会も逃し、ほとんど幽霊メンバーと化してる罪悪感もアリ、メンバー総数が100人を超え、入会出来るのを待ってるリストにも常に10人くらいいるらしいから、次のシーズンは会員になるのを辞退しようかとは思いつつ。

昼食の後は道を挟んだ『Café Twigs』に移動して、小さなテーブルを陣取って大きなカプチーノと大きなジンジャー・クッキーを二人で「半分こ」して更にお喋り。


ほぼ2ヶ月振りの再会で、逃した期間での話題を取り戻すことが出来た感じで、特に私の「義母との日本への珍道中」体験談では笑ったり泣いたり(!)しながら、私の個人的な心情的経過の部分に寄り添ってもらい共感して泣いて貰える友情を、本当に有り難く感謝の気持ちでいっぱいになった。

最後は小さな町の古くて(歴史ある、と言う意味で!)お洒落で素敵なデパートメントストア『D' Aoust/ダウー』へ Halehを案内して、コンテンポラリーな家具やお洒落なキッチンウェア、ガーデン用品などを見て楽しんだ。

彼女と別れたあとは食材の買出しと、それからガーデンセンターにも寄って土を買ったり、いよいよガーデニングに取り掛かる準備。



2013年5月22日水曜日

無題

今朝いつものようにチェックしたお天気サイトから飛んだニュース記事で目に留まったまま、想いが離れなくなってしまった1枚の写真。

*何処かのニュースサイトよりの写真*

"The dog was guarding it's deceased owner."
(in Oklahoma)

竜巻の大規模な被害にあったオクラホマシティで
瓦礫の中、亡くなった飼い主の傍を離れなかった犬。

現在は地元の警察関係者に保護され
新たな飼い主となる引き取り手を探してる、との事。


被災された方々と地域の復興を願うと共に、
亡くなられた人々のご冥福を心からお祈り致します。


そして、このワンコにも早く新しい家族が見つかりますように。


2013年5月20日月曜日

週末の映画、アニメ三昧

ぐーたらのんびりな4連休も今日でおしまい。

連休の週末は特別な予定もなかったので
昨日は Kaito (15歳) と一緒に映画を観に出掛けた。

『Star Trek Into Darkness』

*『Cineplex Magazine』からのページ*


期待を裏切られることなく豪華な出来映え。

もう本当にどの配役もピッタリとハマっていて納得。

皆がそれぞれに個性ある持ち味を発揮していて大満足。


地元の映画館の中はレストラン部分のリノベーションをしていて
新たに『Pizza Pizza』が入ってて嬉しかった。

オンタリオ州に住んでる時に食べてたけど
ケベック州では余り出店してなかったから。
(例によって英語規制、フランス語仕様の法律があるから)




それ以外では
この時とばかり Erika (14歳) に付き合わされて
ネットで日本のアニメ
『Sword Art Online』
とか
『Ouran High School Host Club』
とか
・・・をいっぱい観せられた。

英語に吹替えされてたり
日本語のままの場合には英語でのサブタイトルが付いてる。

テーマソングも日本語のままだったり
まるっきり英語での曲に代えられてたりして面白い。

一緒に日本のアニメを観ながら、
色んな場面で「日本通」を発揮出来る自分が自慢だったり。
(てか、100%ニホンジンの私だから当然なんだケド)

テーマソングを日本語の歌詞でそのまま唄えたり、、、
とかね♪
(これみよがしに!)
大人気ない。。。あはっ。



同様に少し前にハマったのが
『Death Note』で、
特に気に入ったのがアニメの中の挿入歌!

そんな訳で
先月、日本へ旅行へ行った際
サウンドトラックのCDをまとめて買って来た。



たかがアニメの挿入歌にあらず。

どの曲も洗練されていて耳に残る旋律だったり。

私の世代だと、なのかどうか、
Death Noteに挿入されてる曲を初めて耳にした際に連想したのが
Tubular Bells / Mike Oldfield(映画『The Exorcist』のテーマ)とか
あとは
 "Falling"(『Twin Peaks』のテーマ)とかで
それらの音楽に影響を受けた楽曲な気がした。
(実際のところはどうか分からないけれど)


いずれにしろ、
Erikaも興味があって北米のAmazonで検索したらしいけれど
実写映画版のサウンドトラック版しか無かったらしいから、
だから余計に、このアニメ版のCDをわざわざ日本から買って
持ち帰った価値は充分にあると言えるかも知れない。。。
なんて適当な自己満足してるとこ。



2013年5月19日日曜日

Day8: 白川郷、金沢

日本旅行の回想記は8日目。

この日も早朝からのスタートでまずは白川郷へ向かい。

高台からまさに "valley"を見下ろす感じに "Gassho Style Village"の全景を眺めるのは圧巻だった。


そして実際に集落へ下りて村を興味深く散策。


ツアーグループ内では白川郷を Shirakawa "Go!"とか言って盛り上がりながらも、世界遺産の佇まいに感銘を受けつつ熱心に観て廻った。


あ!ここでも地方色を打ち出したデザインのマンホールの蓋を発見。


ツアーグループで団体として一緒に見学させて貰った合掌造りは「神田家」で、一歩足を踏み入れた途端、煙に包まれた独特の空気感(時代を重ねた家屋の木材や歴史ある調度品などが醸し出す微妙に混じり合った匂いや雰囲気とか)に包まれた。


歳月を経て燻され続けた感じの空間には、黒光りのする立派な木材で構成されたがっしりした造りの家屋の細部が剥き出しに見て取れたり、そもそも建築系の仕事に携わり建築デザインにはとても関心のある私にとって、屋根裏まで上がって家の隅々まで見ることの出来た今回の体験は、とても貴重なものになったし、義母に同行したお陰で図らずも初めてこの土地を訪れることが出来たのを嬉しく思った。


白川郷を訪れたのが4月の14日(日曜日)ということもあり、5月5日の子供の日を目の前に大きな鯉のぼりが飾られ、その横にはかなりの残雪もあり。

遥かモントリオール郊外の我が家の春の風景はどうだろう?なんて。

日本へ向かう日の朝にはまだ小雪が降ってたから、冬用のジャケットを着て来たのは正解で、長野から上高地を抜け飛騨高山、金沢までの観光で必要だった。

金沢に向かう途中での昼食はサービスエリアにて簡単に。

自動販売機で食券を買うスタイルで、義母と私はカレーライス。


日本人の私にとって難無くメニューを選択しさっさと食券も購入し料理を手配する訳だけど、他の外国人35名にとってはまるで異文化のことで、「食券を自動販売機」で買うってのも多分、目新しいことだったかも?でちょっとした "Chaos"な状態に。

なので勿論「はいはい、お節介で世話好きな日本人が通りますよ〜」ってな具合に再び私が登場、、、食券自販機の前でツアーグループの皆さんにメニューの説明やら味や内容物の説明も少しだけ、、、私のカレー↑が冷めないうちに食べられる範囲内で。

勿論、私たちのツアーガイド Mokoさんも皆さんを手伝ってる訳だけど、多勢に無勢な状況で、「外国人観光客(団体)相手のツアーガイドの仕事は大変だなぁ〜」と傍目に実感。

アメリカ人女性 Kさんなんて「海鮮丼」を食べてたけど、「ベジタリアン」メニューを薦めて貰った筈がソレになっててがっかりしてたし。

ほんと食の好みは人によって千差万別、アレルギーや宗教や倫理観、嗜好によっても偏好があったりするから、全ての人に応対して満足させるのは本当に困難なことだと思う。

特に日本国内では未だベジタリアン嗜好のメニュー("Vegan"用は特に)がかなり限定されてるし、ナッツやラクトス、グルテン不使用の食品意識も低いし、更に "Kosher"なんて言われた日には果たしてどの程度の認識率があるのか。。。謎だし。


ま、とにかく義母と私はカレーライスのデザートとして、もなかで包まれたアイスクリームを売店で買って食べて昼食完了。


バスに揺られて次なる観光地は金沢の名所、兼六園。


桜の見頃も終盤を迎え、散りゆく満開の桜を楽しめる最後の週末に辛うじて間に合った風で感慨もひとしお。


カナダからネットで桜の開花状況をずっとチェックしつつ、例年より早くどんどん北上して行く桜前線にドキドキ+ハラハラさせられてたけれど、それも過去の話。

現実に満開の桜を目の当たりにすることが出来た達成感と安堵。


咲き終えて散る桜の花びらに儚さを知る風情ある水面に、俳句でも出来そうな想いが浮かんだり。


そんな感情に触発された芸術的センスを発揮するタイミングで、金沢で有名な金箔細工に挑戦!

まずは好きなサイズとカタチの弁当箱を選ぶところから始め。


金箔を配したい場所に好きなデザインを選んで貼り付け。


極薄の金箔は表面の静電気に邪魔されて扱い難かった。

粉状の金や他の色も仕上げにパラパラと好みで掛けたり。


出来上がった作品は各自、記念のお土産として持ち帰り。

仕上がった弁当箱のデザインは各自それぞれに個性が出ていて、皆で見せ合って評価し合うのも面白かった。

中でもずば抜けて洗練されたデザインの弁当箱があったので

「うわっ、コレ誰の作品?すっごくカッコ良くて素敵!」

と私が真剣に褒めたら、それはプロが作った「見本」だったらしく大ウケ、グループの「笑い」を取って暫く笑い転げてしまった。


またしても和気あいあいと楽しかったのではあるけれど、マイペースでせっかちな35名の外国人を相手に、英語が流暢でないインストラクターさん達も苦労されて大変だったろうと察するわ。

だって本当に皆、まるで幼稚園の子供たちみたいに好奇心旺盛で、説明を聞く前にどんどん手が動いて作業を進めてしまうから。

当人である私たちは、そんな自分たちの様子が可笑しくて、失敗しつつも冗談を飛ばしながら笑いが絶えず、楽しくて貴重で「文化的」な体験のひと時になった。


この日のホテルは金沢駅前にそびえる『Hotel Nikko Kanazawa』。

夕食までの時間で義母と駅まで散策。

初めて訪れる金沢駅はとても独創的でインパクトのある近代的なデザインの建築で感動した。


本当に大規模でモダンで新しくて整然としていて感嘆。


近未来的でまさに都会っ!て感じ。

この街で過ごす時間(観光日程)が無いことを心から残念に思った。