2015年11月28日土曜日

サンタと感謝祭の週末

11月も最後の週末を迎え、
アメリカのサンクスギビング(26日)当日は小雪が降って、
夏の間じゅうでガレージ内を占拠してた自転車を地下に移動し
車をガレージに入れられるよう片付けのついでに
玄関ポーチ脇で寒気に当たって死にかけの植物も移動。

果たして持ち堪えるのかどうか謎ながら、
プランターを室内に持ち込んだ際、
こともあろうに再びのプチ・ぎっくり腰!

ったく。

どんだけ運動不足なん?って自虐的に反省。

頭では解ってはいるものの、面倒臭いからエクササイズ。

ふぅ〜。

やっぱりまた、たまの水泳を復活させようと思う。。。



そしてクリスマスの飾り付けはまるで捗ってないんだけど、
ラグ・フッキングの手法で小さなサンタクロースを作った。


この間のクリスマス・ツリーと同様の円錐形で。


シンプルなデザインなので腕は作らず。


体の両脇にツリーを配して、
あとは「雪玉」を幾つか散りばめたデザイン。


ツリーと同様、高さは11インチ(約28㎝)程度の仕上がり。




サンクスギビングの為、Davidや子供たちは4連休の週末だったり。

27日(金曜日)は "Black Friday"と呼ばれるアメリカで最大規模でのセールで、あちこちのショッピング・モールは大賑わいだった模様。

私はシニア施設内のギフトショップにてのヴォランティア日に当たり、そこでも一応「ブラック・フライデー・セール」をするってので、全商品20%オフで多少の混雑が予想されたので、助っ人に Erikaと一緒に二人で働いた。

普段は私が独りで3時間程度の運営で50ドルとか100ドル程度での売り上げなんだけど、この日はさすがに忙しく、300ドル程度の売り上げがあったから、Erikaが手伝ってくれて良かった。

接客とかレジとか割りとスムーズにこなす彼女に感心したり。

シニア施設内と言う環境に不釣り合いなゴシック系パンクなファッションやメイクを控えるよう注意したので、多少は抑えめではあるんだけど、それでもやっぱり少しだけ過激な雰囲気の16歳の彼女の服装に違和感を覚え、やきもきしたり。

あとは接客の途中で「Mom! これって幾らだったけ?」みたいに質問する際、"Mom"って呼ばれるのも妙な気がして、

「ねぇ、ここでは "Mom"って呼ぶの止めて」

と言ったら、当然

「じゃあ何て呼べばいいの?」

って事になり。

懐かしのグレゴリー・ペックの映画『To Kill a Mockingbird』の中で、主人公の子供たちがお父さんの事を名前で呼んでいたみたいに、Erikaに名前を「呼び捨て」されることになり、これまた何となく不思議な感覚の違和感が面白かった。

でも特別、嫌な感じがしないのもさすが北米って環境の背景なのかも。




因みに、カナディアン・ファミリーの私たち家族にとって、アメリカのサンクスギビングは今一つ意味を持たないんだけど、それでも何となく気分だけは特別な気がして、だから夕食に近くのファミリー・レストランへ出掛け、私は「ターキー・ディナー」(←実は意外と年中いつでもメニューにあるんだけど!)を食べた。


ローストした七面鳥のスライスと、一応スタフィングも付いて、あとはマッシュドポテトにグレーヴィが掛かったものに、アスパラガス添え。

クランベリー・ソースと小さなパンが付いて、あとはおまけに「パンプキン・パイ」のデザートまでついて11ドル(+税、チップ)くらいだった。

お腹いっぱいで食べ切れない分は家に持ち帰り、翌日の夕食に♪

何でも持って帰れるのは北米レストランの良いところよね。
(最近の日本でもそうなのかどうか?知らないけれど。。。)


2015年11月25日水曜日

ひみつのごはん

歳をとったら余計に、なのかも知れないけれど、やっぱり日本人なので時折ふと和食が恋しくなったりする。

あとはそう、季節的なことも大いにあるかと思うし。

夏が終わって寒くなって来る頃、余計に和風の味が恋しくなったり。

加えて、日本のニュースやブログの記事に関連した写真で、いかにも美味しそうな料理を目にしてしまった時とか。

それでアジア系の食材を売るミネアポリスのスーパーマーケットに行った際、思わず「ほっけ」だの「あじ」だのの干物を買ってしまうんだけど、家族の夕ご飯に珍しく米を炊いて、ホカホカご飯にオーブンで焼いた鯵の開きを食卓に並べても、家族の反応は今一つ。

食べ慣れてないって現実が最大の要因かと思われるけれど、しかも使い慣れない箸と格闘しながら魚の骨とも格闘するのは、既にもう食事を楽しむって時間ではなく、特に子供たちにとってはちょっとした罰ゲームみたいな感じで。

大型のオーブンで焼いたから、家じゅうに魚臭い煙が廻った挙げ句、とどめに「干からびたサカナは好きじゃない」って結論で。

魚の干物だけじゃなく、梅干しや納豆や漬物なんかも、結局のところ喜んで食べるのは自分だけだし。

だからもう開き直って勝手に独りで楽しむしかない和食、、、となると、やっぱり家族が留守にしている時間帯での昼食が狙い目。

とは言え、さて、一人分の魚を焼くのに大型のオーブンでは臭い上に不経済だし。

どうしよう。。。

で、ようやくその存在を思い出したのが、両面焼きの魚ロースター。

この家に越して来て2年目の冬を迎えるんだけど、以来、初めての登場〜。

カナダから引っ越す際に、長距離での国際引越しだし、べらぼうな引越料金がトラックの荷重によって左右される事もあり、出来るだけ負担を軽く、荷重も軽く済ませる狙いで、大量の家具や所有物を諦めて処分、或は寄附して来たんだけど。

持って来る物を厳選した(つもり)ので、かなり諦めた品も多かったから、20年近く前に日本で買ったような古い魚用のロースターも、多分、諦めてしまったんだろうなぁ〜、みたいな曖昧な記憶だったんだけど。

すっかり忘れていたものの、実はしっかり米国まで国境を越えて持ち込まれ、ひっそりと埃を被って出番を待っていたロースター。

そしてようやく日の目を見る時がやって来た。

軽量コンパクトなのでガレージに持って行って、そこで魚を焼く事にして。

ガレージで焼けば魚の匂いが家の中に広がることもないし!

焼きました、鯵の開きの干物をガレージで、嬉々として。


独りの昼食に、久々の「焼き魚定食」に感動。

漬物はキムチだし、味噌汁もインスタント、ご飯は残り物の冷凍だけど!

でも、北米暮らしの中年の日本人にとっては素晴らしいご馳走なのよ。

ガレージの隅っこの床の上で魚焼いたら火災警報機がピーピー鳴ったけど。


ガレージのドアを開けたら直ぐに鳴り止んだから良かった。ホッ。

「焼き魚定食」のランチに感動したので、次はちょっと遊んでみた。

長い間で使ってない和食器を取り出して来て使ってみたりとか。

納豆や味付け海苔も追加して。


あ〜、なんてご馳走なの〜、って感じで。

折しもアメリカは明日、Thanksgiving/サンクスギビングなので、ご馳走は七面鳥の丸焼きってのが定番なんだけど。

いや、それはそれで確かに美味しいご馳走ではあるんだけど。

自分にとってはまた、別の種類でのご馳走ってのがあるのよね。

こういうのを世間では「魂のご馳走」って言うのかも。





2015年11月22日日曜日

Adeleの新作

ミネアポリスの「かぎ針編みの会」のミーティングが、家から歩いて行ける距離にあるショッピング・モール内の『Barnes & Noble』(スターバックスも入ってる大型書店)であると言うので、冷やかし半分に行って見たんだけど、それらしいグループが見当たらず。

それほど期待してた訳じゃないからハズレでもいーや、なんて思いながら、店内の一角にある音楽コーナーを気紛れに覗いて見たら、Adeleの最新版で彼女の3枚目のアルバム CD『25』が目に飛び込んだ。

Amazonで買うつもりだったけれど、意外と値段が手頃だったことに拍子抜けして($11.99+tax)速攻で買った。

*Adeleの最新アルバムのタイトルは『25』*


未だに洋楽の CDの値段が高い思い込みがあるのは、昔、日本で買う頃、1枚が3000円とかしてる時代だった記憶の名残りかと思うんだけど、でも、カナダに住んでる頃でも、20ドルくらいしてたような覚えがあるけど?

出掛けたついでに『TARGET』に寄って食品の買出しもしたんだけど、レジカウンターに並んだら、目の前に、ここでも Adeleの新作CDが大々的に売りに出されていて、しかも、TARGET版の特製でボーナス曲が3曲も余分に入ってて「やられた〜!」って感じ。

ま、いいんだけど。

TARGET版のはケースがプラスチックじゃなくて紙製のだったし。

そして『Saturday Night Live』の音楽ゲストに Adeleが出演してた。

実は私が初めて彼女の存在を知ったのも、この番組で彼女が音楽ゲストとして登場し、デビューアルバム『19』の中からの2曲 ♪Chasing Pavements♪ と ♪Cold Shoulder♪ を唄ってるのを見た時で、彼女のパワフルな存在感と、その歌唱力にもの凄い衝撃を受けたのを今でもはっきりと覚えてる。

まさに「歌姫」と呼ぶのにふさわしい美声と美貌の彼女が本当に大好き♪

茶目っ気を感じさせる性格に親近感を抱かせる人柄の印象に伴って。

そんな折り、面白い映像を Davidが見つけた。


イギリスのTV局 BBCの企画で、「Adeleのそっくりさんコンテスト」みたいなのがあり、彼女本人が顔に特殊メイクを施して Jennyとして登場するの。

彼女の特徴である「風車の弥七」風の顎とカモフラージュして、鼻のカタチも変えて、目の辺りの印象もメイクで変えて、すっかり別人に見える Adele。

なので他の「そっくりさん」達も、まるで彼女がホンモノであるとは気付かず。

Adeleのとぼけた演技も笑える。

すっかり Jennyになりきって、具合が悪くなるほど緊張したフリや、歌い出すタイミングを逃したりの間が何とも言えず可笑しくてお茶目。

「そっくりさん」は皆、かなりの「Adeleファン」かと思うので、予期せずホンモノの彼女にこんなカタチで出逢うことが出来て嬉しそうな姿に、まさに♪夢が実現する♪の歌詞の通り、こちらまで幸せな気分にさせられる。

それにしても、今後も引き続き彼女のアルバムのタイトルは果たしてずっと数字(=彼女の年齢)なんだろうか?ってのが興味深いポイント。

いつか近いうち、グラマラスで豪華な彼女の容姿を反映した人形を、何らかのカタチで作って見たい欲求に駆られてる。

古くはマリリン・モンローとか、少し前でのマドンナとか、そんな系列の顔で。







2015年11月21日土曜日

普段の日の電飾

クリスマスのデコレーションに関係なく

作業場の殺風景なスペースをポップにしたくて

去年 IKEAで買った照明を作業机の前の下がり天井から下げてみた。

*相変わらず散らかってます@作業場の図*


星のカタチをした電飾がそれぞれ違う色に継続的に変化するの。


意味もなく楽しい雰囲気になるから素敵♪


ついでに白色の別の電飾もドア枠から下げた。


やっぱりクリスマスちっくな雰囲気。。。かな。

季節に関係なく下げておきたいけど。




何気にレトロなツリー

季節柄のデザイン・プロジェクトはツリー。

手法は Hookingで。


クリスマス・ツリー色の緑のウールが充分にない事に気付いたんだけど、
これまでの経験上、必要な色が不足気味の方が冒険的な色合いに仕上がる。

足りない分を色んなクレイジーな色合いに埋め合わせる好機だから、
スクラップのウール素材の中から引っ張り出してランダムに使用。

デザインも同様に「行き当たりばったり」なのもいつもの事。

とは言え、一応「ツリー」なので緑系の濃淡でまとめたけれど。

ランダムな円形の中はウールの原毛を緩く撚ったものを使用。


フッキングの作業が終わった後はビーズで飾り付け。

何気にレトロとか、ミッド・センチュリー・モダンの様式を意識して。


立体のツリーに仕上がる途中で真ん中に針金を入れる事を思い付き。

急遽、針金の先に付ける「星」を追加でフッキング。

何となく物足りない気がして、これまた追加で急遽「天使」も。


最後にガラスのビーズで小さな「花」を作って添えて完成。

もの凄く楽しい作業で、集中して2日間程度で仕上げてしまった。

そしたら腰が痛くなったケド、さすがに。

やっぱり長時間で座ったままの作業は腰に来る。

再びのぎっくり腰をやらないように気を付けないと。



明日は家族揃って映画『The Hunger Games: Mockingjay Part2』を観る予定で
前準備として、今日は家で「ハンガー・ゲーム・マラソン」と称して
過去のシリーズをDVDで観て、これまでの話を復習中。

映画は日曜日の午前中が狙い目。
特別価格だし空いてるし。

この間も公開直後の『007』を観て来たけれど
充分に良い席が空いていて座れた。
後から混雑して来たのではあるけれど、さすがに。





2015年11月20日金曜日

英国ウサギ


昨日、インターネットで注文していたウサギが届いた。


最初は多分、定期購読してるフランスの雑誌
マリー・クレール・イデーでちらっと見掛けたのが
無意識のうち脳裏にインプットされてたらしい。


日本からお友達がプレゼントに郵送してくれた着物の本の
ページをめくっていたら何気に背景に小道具として配置されていて
やっぱりそのカワイさを再認識。


子供部屋の為の夜用ライトなんだけど
50歳過ぎのオバさんの心も鷲掴み。


後ろから見たオシリまで可愛い♪

これは絶対に手に入れなくてはっ!
意気込みに反して、北米では店頭で見掛けた記憶もなく。

何でも売ってるはずのAmazonで探しても売ってなかった。

かろうじて Etsyで Vintageアイテムとして売ってるのは
1個$33+英国からの送料でべらぼうな値段。

どうやら英国で流通してる商品らしく
現地で買えれば1個が8ドルくらいの商品と判明。

とは言え、近いうちに行く当てもない英国なので
英国のウェブサイトから購入。

アメリカから注文して2週間以内に届いた。


因に:商品名は『Woodland Rabbit Night Light』
販売者は Lisa Angel Ltd.@Not on the High Street


かなり小さいので、イースターには2〜3個欲しいかも。




2015年11月19日木曜日

A Piper Piping... ♪

あれやこれやと色んな事に手を出してるので、手法の違うプロジェクトがそれぞれにやりかけ状態だったりするんだけど。

どの程度の期間で「放置」されるのか?は気分次第で。

だから一体いつになったら仕上がるのか?自分自身、謎。

取り敢えず、季節絡みの作品はイベントの前に仕上がるといいなぁ〜とは思うけれど、別に仕上がらなかったとしても何ら問題ないから、また来年があるさ♪みたいなノリで、全くプレッシャーがある訳でもなく。

それでも、他の作業の合間に時々、ふと思い出したように取り掛かってるクリスマスの編物は少しずつ捗ってる。

昨日、4人目の登場人物である「笛吹き」を仕上げた。

*髪は「七三分け」にしてみました。。。好青年のように*


でも、どこか「垢抜けしない」感じの青年に仕上がり、ちょっとだけ失望。

お人形作りは、やっぱり女の子とか女性を作る方が断然、楽しい気がする。

まぁ男性の場合ならば、吸血鬼とかゲイとか華やかな特徴があれば別だけど。

ってのは性差別的な発言だけど。

*取り敢えず完成した4体、並べて見た*


最後の登場人物は ♪Twelve Drummers Drumming♪で太鼓を叩く、これまた男子。

その後は、幾つかの鳥たちを作って、最後に「梨の木」も作ろうかな、と。

クリスマスまではまだ時間もあるけど、でも同時進行で作ってるクリスマス・ツリーやその他、諸々あって、飽きる間もなく嬉しい悲鳴。





2015年11月17日火曜日

Gift Shop Duty

先週の金曜日はヴォランティアの勤務日。

いつものようにシニア施設へ行ってギフトショップに向かい、店を開けると中にはクリスマス・ツリーが飾られて、すっかりクリスマスの雰囲気いっぱいの商品構成になっていて、思わず気分が華やいだ。


入り口の両側には、ちょっと小さめの白いツリーも二つ。


余り忙しくもなく、売り上げもさほど無かったけれど、私はひと通りクリスマスの商品やオーナメントをチェックして楽しかった。

基本的に私の仕事は「店番」なので、開店と閉店、レジ打ちと接客、売上金の計算管理、なんだけど。

とにかくお店を開けて運営することに意義があるので、多分、多くのヴォランティア達は、椅子に腰掛けて本を読んだり編物をして客待ちの手持ち無沙汰な時間を埋めてるかと思うんだけど。

日本で、しかもギフトショップで働いた経験のある私は、やっぱりどうしても昔の体験からの習慣が抜けないみたいで、開店時には箒とちりとりを持ってひと通り店内の掃除から始め、店の外の通路もゴミが落ちてないか?確認するし、商品の整理整頓や「前出し」(商品を前に並べて、新しい在庫分をその後ろに補充する作業)も念入りにやってしまうのよね。

客足が無いからと言って、椅子に座って取り留めなく携帯チェックしてる、みたいなのは性分に合わず、何となく要領の悪い損な性質、とか思ってしまう。

誰に期待されてないとしても「無駄に一生懸命、働いてしまう」日本人気質は、未だ衰えを知らず、、、って感じで。

まぁ、それは良いとして、自問自答を繰り返すのは「セールス」の部分で、果たして、売り上げを更に上げる為の接客をするべきなのかどうかってとこで、またしても無駄に葛藤する、ヴォランティアの販売員と言う微妙なお仕事。

スタッフは20%の割引き価格というのもあって、可愛い鹿のクリスマス・オーナメントをお買い上げ。


定価でも6ドル程度だったけれど。

引越しの際、古いクリスマス・ツリーを処分したので、果たしてこの先、ツリーをどうするか?まだ決めてないけれど。

これまでずっと偽物の白いツリーだったので、一度くらい本物の木を飾ってみたいような気もしてる。

何しろ、部屋じゅうに広がる木の香りがとっても良いらしいので。

取り敢えず、鹿のオーナメントはサンクスギビングの飾りに紛れて。




2015年11月12日木曜日

個性的なオーナメント

先週末に足を運んだアート&クラフト展『60 Artists on 50th』にて。

出展しているクラフト仲間を応援するのが目的だったので、何も買うつもりもなかったし、寧ろ無駄な出費はしないよう考えてたんだけど。

たまたま手作りのフェルト製品を展示販売している Kristine Postさん(One of a Kind Wearable Art "PLUME POPPY")という女性のテーブルの脇に、控え目にバスケットが置いてあって、その中に何やら独特な雰囲気を放つクリスマスの季節感たっぷりなお人形たちが無造作に入っているのが目に付いた。

思わず手に取って「何ですかっ、この可愛いお人形たちは!?」と訊いたら、彼女の妹さんが作った作品で、妹さん自身が出展するスペースは確保出来なかった(60人のアーティストに数を限定されてるから)ので仕方なく、取り敢えず売れるかどうか解らないけれど試しに籠に入れて置いてあるのだそうで。

とても個性的なお人形たちなので、私の傍にいた女性も興味津々、手に取った2つのお人形たちを購入するらしく、私も内心、焦る。

それで、最初に目に留った2つの作品を買って帰ることに決定。

*Kristineさんの妹さん作のクリスマス・オーナメントたち*


全体的に白っぽいお人形は猫のモチーフで、猫耳を付けて、猫の顔のついたバトンを持ってる。

顔や手足は粘土で作られて、手描きのペイントで仕上げ。

お人形の魅力を高めてるのが衣装に使われた素材たちで、レースやオーガンジーや、厚手の、カーテンとかソファーとかを作る際に用いられるような豪華で光沢のある織りの生地だったり。

そして2つ目のお人形は「赤鼻のトナカイ」が黒い木の箱に入って、その体は松ぼっくりをあてがわれてるのが妙に可愛くて。

私自身、色んな手法でのお人形を作るけれど、自分のスタイルとは全く違った傾向のデザインなのが新鮮な気がして、とっても惹かれてしまった。

私もフェルト作りやラグ・フッキング等をする話で暫し Kristineさんとお喋りした後、彼女がクリスマス前に妹さんと合同で、彼女のミネアポリスの自宅で開催する、個人的に作品を販売する為のオープンハウスの日程と連絡先も教えて貰ったので、興味津々に覗いてみる意欲満々で。



2015年11月7日土曜日

ボタン展と手工芸展

火曜日 Textile Centerに行った際に仕入れた情報を元に今日は2ヶ所の外出。

まずは Textile Centerにて開催の「ボタンのイベント」に寄ってみた。

『Minnesota State Button Society』が運営する月に一度のミーティングで、11月はポットラックを兼ねた各種ボタンの販売会で、会の説明書きによると 「Since 1943, our society has been dedicated to the collecting and preserving of Antique and Collectible Sewing Buttons」とのことで、その歴史はかなり古く、そして皆さん、かなり真剣。

私も「ボタン好き」ではあるけれど、それほど真剣じゃないし。

ヴィンテージのチェコ製のガラスのボタンとか、手描きの陶製のボタンとか、単純に可愛いボタンが目に付いたら欲しいと思うくらいで。

あとは同様にヴィンテージの「ベークライト」製のボタンの独特の色合いとか質感は何となく割りと好きで、Etsyで手頃な値段で売りに出てるものを買って、そのうちネックレスに仕上げたいとは思ってるけれど。

お揃いで、ボタンのイヤリング(ピアス)も作って。

古い日本製で、綺麗な花々の模様が施された陶製のボタンも沢山、売られていて、最低でも1つ10ドルとか15ドル、大きなものだと35ドルとか。

多分、もっと芸術的に価値のあるアンティークのボタンになると、1つ100ドルとか200ドルとかするのもあるんだろうと思うけれど。

私には縁のない種類のボタンかな。

*1つ1ドルとか2ドルとかの古くて可愛いボタンたち*


それでも、幾つか可愛いボタンたちを見つけて買って来た。

キーワードは、「どんぐり」とか「テディベア」とか、そんな感じの本日お買い上げのコレクション。

因に、紙のカードに付いた陶製のボタンは3つセットで3ドルだった。

高いか安いか、は見る人によってかなり違うと思うけど。


次に向かった2つ目の目的地は、『60 Artists on 50th』と言うタイトルで、毎年、年に2回ミネアポリスの50th通りで開催されるアートとクラフトの展示即売会。

Textile Centerでの手芸家のグループ仲間のロクサンヌさんも、恒例で出店するらしく、招待状を貰ってたから、応援を兼ねて顔を出して見た。

朝10時から夕方5時まで店番するのは結構、大変だろうなぁ〜とか思って、ちょっとしたおやつを差し入れに持って行ったんだけど、凄く嬉しそうに喜んでくれたから良かった。

火曜日にまた会えるわね、、、と声を掛けられて、ううん、今度は White Bear Lakeのラグ・フッキングの会に行くから、Textile Centerはまた次の週ね♪と言ったら、何だかちょっとガッカリしたみたいな表情の彼女が意外で、あら、ひょっとして私ったら、意外と楽しみにして貰っちゃったりなんかしちゃってる訳???なんて。

とにかく『60 Artists on 50th』の説明には "Cultivated Fine Art Show"と書かれてるだけあって、洗練されて質の高い手工芸品が沢山、展示+販売されていて、見て歩くだけでも楽しかった。←そして実際、見て歩くだけだったケド


明日は Davidと Kaitoと私の3人で朝早くから映画『007』を観に行く予定、らしい。






2015年11月6日金曜日

ボタンみたいに可愛い

色んな柄違いの布で包んだ「包み釦(くるみボタン)」が沢山ついた布張りのソファが、私の仕事場の隅に置かれてるんだけど、お気に入りのそのコーナーを飾る為のクッションを制作中。

ラグ・フッキングの手法で全体をフッキングして、フリンジの部分には、先日、ウィスコンシン州のストックホルムに行った際、当ても無く買った綺麗な色の糸が活躍。

たまたま最終的にフッキングした縁周りの綺麗な紫色に丁度いい配色だった。


図柄は「包み釦」のソファに因んで "Cute as a Button"のタイトルで。

カラフルに綺麗な色をいっぱい用いてフッキングの後、仕上げにボタンを散りばめて縫い付ける計画で実行中。


当初の目的としては、少しずつ溜まって来たヴィンテージの、古くて個性的で趣のある釦の数々を「お披露目するステージ」としてのクッションを作るはずだったんだけど、いざ、実際に気に入りの釦たちを置いてみたら、どうにも視線があちこちに散らばって焦点が定まらず。

それでも釦を散りばめるアイデアは断念したくないので、急遽、存在感を主張し過ぎない、安価で平凡なプラスチックのボタンで代用することに。

存在感があって目を引く特別な釦は最後に1つか2つ程度で縫い付ける予定。

とか書きつつ、、、気に入りの釦を縫い付け始めると、やっぱりあれもこれもとなってしまい収拾がつかなくなってしまった。

作業の工程では「どこで止めるか」の判断が時々、難しい。

つい欲が出て、やり過ぎてしまい、素材本来の魅力をぶち壊してしまったり。

因みに今回の作品で、自分が「ボタン好き♪」っての再認識。

そしたら何と!『ボタン愛好家の会』ってのもあるんだそうで、Textile Centerで月例のミーティングもあるってのを、図書館員のナンシーさんが教えてくれた。

収集したボタンを売ったり買ったり披露したり、、、の会らしいけど。

そして、そのミーティングがたまたま明日、土曜日にあるらしく、ちょっとだけ顔を出してみようかどうか思案中。。。


2015年11月5日木曜日

ギュギュッと濃縮な火曜日

*IKEAのクリスマスコーナーに飾られたディスプレイ*


今週の火曜日は Textile Centerでの手仕事の会に顔を出す予定日。

それと併せて、火曜日は、家に一台の車を私が使える日でもあるので、買物や所用など、この時とばかりに詰め込む傾向なんだけど。

最近は体力的にも精神的にも、あんまりスタミナが無くて。

一日に色んな場所へ次々出掛けて行って、沢山の人と会って白熱した会話を繰り広げたり、或は買物先であれこれ必要に応じて頭の中での選択や計算を繰り返したりするのは、ほとほと疲れてしまい、家に帰るとぐったりしてしまう。

クリスマス前に IKEAに行って、ちょっとした買物を済ませておきたい気持ちもあり、人と会うのが少しだけ億劫に感じる周期でもあり、だったらいっその事、Textile Centerへ行くのは取り止め、朝から買物だけに専念してしまおうか、、、とも思ったのではあるけれど。

先週火曜の White Bear Lakeでのラグ・フッキングの会は気分が滅入ってサボってしまった事もあり、あれもこれも連続してサボってしまうと、そのままずるずるとどちらの会にも出席しなくなってしまうんじゃないか?みたいな強迫観念もあり、何とか気分を盛り上げて、背中を押して、行ってみて正解だった。

持参した作品2つが思いの外、好評だったし、他のメンバー数人から
「来てくれて良かった! ちょうど見せたいものがあったの♪」
みたいに言われて、それぞれ彼女たちが完成させたばかりのプロジェクトを持参して見せてくれたのも嬉しかったし。

あとは絵本作家でありラグ・フッキング愛好家でもあるメアリー・ローグさんも来ていて、私がリクエストしておいた英語版の本をサイン入りで受け取ることが出来たのもタイミングが良かったし。

加えて、まぁいつも通り、他のメンバー達からは沢山の有意義な情報を貰ったり、刺激を貰ったり、、、と言えば、そうそう、パッチワーク・キルトとビーズ作家のジェーンさんは、ヒューストンで開催されてたキルト展に妹さんと出掛けてたそうで、沢山の素晴らしいキルトの写真を見せてくれた。

何でも4〜5日間ヒューストンに滞在して、キルト展へは連日、足を運んで終日そこで過ごしたらしいので、多分、日本だと幕張メッセで開催されるような展覧会なんだと思うんだけど、彼女の話では、日本人作家たちの作品も数多く受賞してたとの事。

あとは Textile Centerの会に新しいメンバーが2人いて自己紹介しあったのも収穫。

そのうちの1人は Jaime/ジェイミさんと言って、この手の会に於いては初めて私よりも若い女性(とは言っても40代だけど)で、何だか目新しい感じ。

そして何と、お父さんの仕事の転勤によって子供時代の5年間を東京で過ごしたんだそうで、幼少期の8歳から12歳くらいまでの間の成長過程を日本で生活した影響は色濃く、未だに大好きだったTV番組『8時だよ!全員集合〜』が忘れられないんだそうで、思わず一緒に大笑いしてしまった。

あとは渋谷の『東急ハンズ』が懐かしく恋しいこと、とか。

他にも共通の話題がいっぱいあって、キリもなく話したい欲求に駆られそうになりつつ、二人だけの世界に入り込んでしまう場面でもないので、互いに自制したって感じで、でも、たまたま前の晩に私が Davidと家で観た映画『Kumiko: The Treasure Hunter』(コーエン兄弟の映画『Fargo』に由来する菊地凛子主演の暗くて滑稽な作品)はミネアポリスの空港やファーゴが舞台でもあり、ジェイミさんも観ようと思っているらしく、その話で最後に盛り上がって終了。

その後、Textile Center内のギフトショップを覗いたら、いつもいる販売員の若い女の子に、「今日のテキスタイル・センターの会での話題はどんな風ですか?」と訊かれたので、最初は「まぁ、あれやこれや」と答えたんだけど、ふと思い直して

「今日、初対面のメンバーさんが居て、彼女が東京で子供時代を過ごしたってのを聞いて、私も日本出身だから、色々と共通の話題があってビックリしたわ〜」

と具体的に答えたら、驚いたことに彼女も話に乗って来て

「実は私も短大と大学で日本語を学んだ経験があるんですよ」

ってので更にビックリ。

「いつか日本へ行って見たいと思ってるんですよね〜」

そして、和食が美味しいミネアポリス周辺のレストランの話になって、私がまだ知らなかった日本レストランも、ちゃっかり教えて貰えた♪

「日本へ行って見たい理由の一つは美味しい和食、ってのもあるんだけど」

と彼女がちょっとおどけて笑ったのが可愛かった。

いや、本当に、人ってのは実際に話してみないと解らないものだなぁ〜と。

そしてその後は、プロの写真家でもある手芸家のステファニーさんの彼が彼女を迎えに来ていて、彼等が自転車に乗る、しかもリカンバントの愛好家ってのを初めて知って、じゃあ今度はダブルデートでサイクリングに行くべき、って話にもなり。

ま、それは来シーズンへの楽しみ♪ってタイミングだけど。

私はまだリカンバント自転車の購入を検討中って最中でもあるし。
(ソファに腰掛けて移動するみたいにラクちんな自転車、ってのは David談)

サボろうかと思った会でも、やっぱり行って楽しかった♪てのを実感しながら、でも昼食の会はパスして、直行で IKEAに向かった。

そして IKEAのカフェテリアにて、まずは腹ごしらえのランチを満喫。

野菜のスープにコブ・サラダ、そしてチーズケーキのデザートも平らげて。

ちょっとした整理整頓用の小さなアイテムを買ってさっさと撤退したかったのは、IKEA特有の混雑を避けたかったからなんだけど、意外と空いていて、レジでも並ばなかったし、駐車場もガラッとしていて拍子抜けした。

その後は久し振りに WalMartに寄って必要な生活雑貨や、ついでにちょっとした食材も買って、文字通りワンストップ・ショッピングで済ませて帰宅。

ぎっしりと濃厚な一日だった。


2015年11月4日水曜日

今度は赤の世界

*前回は銀杏で、今回は楓の落ち葉の絨毯*


つい先日のブログ頁に辺り一面真っ黄色の銀杏並木をアップしたのと対照的に、

家の近所の通りには、おびただしい程の落ち葉がカーペットみたいに

「赤の世界」を作り上げてる。


昨日、車で走り抜けた時は太陽の光に照らされて

きらきらと輝いていた赤い色の空間を写真に収めたくて、

今日は Trixieを連れて散歩がてら出掛けたけれど

生憎の曇り空で昨日ほどの眩しさが無いのが残念。



この間の真っ黄色と打って変わって今度は真っ赤なのが凄い。

本当に自然が織り成す色の世界には飽きることがなく。

心の中で「うわー、うわー、凄いなぁ〜」を連呼。

本当に綺麗で、まるで絵画の世界のような色彩に感動。



うろこ雲

夏時間も終了して、いよいよ11月に入ったと言うのに。

明日の日中の最高気温は18℃だそうで、何だか衝撃的な驚き。

いや、まだ実際にミネソタでの暮らしが浅いので、いったい何が「例年並み」とか「平年並み」とかなのか?把握してないって状況はあるんだけど。

多分、カナダのモントリオールよりは微妙〜なマイルド感アリってなとこ。

昨日も今日も、冬物のセーターで外出したらちょっと汗ばむくらいな感じ。

それでも、朝、新聞を取りに玄関のドアを開けて外を見たら、典型的な秋空の風景が「うろこ雲」と共に広がってた。


引き続き、紅葉の赤と黄色が目にも眩しいくらいで。

時間の経過と共に少しずつ裸ん坊になった木々が増えて来てはいるけれど。


2015年11月2日月曜日

ほか弁、みたいな

日本だと渋谷のセンター街入り口交差点と同様、ちょっとだけ羽目を外して楽しかった  Halloweenも終了してしまうと、あとは後片付けを残すのみ。

いつまでもデコレーションを引き摺って飾っておくのは野暮ってもの。

まぁ、クリスマスの屋根に飾った氷柱のライトは一年中下げたままって家は多く見掛けるけれど。

と言えば、次はいよいよクリスマスのデコレーションで休む間もなく。ふぅ〜。

とにかく今日、月曜日は、ハロウィンの飾り付けを撤去の作業に勤しんだ。


あ、そうそう、昨日から冬時間に戻った。

いよいよ冬を迎える心の準備に取り掛からないと。。。


昨日、日曜日の晩ご飯は、『Obento-Ya』からの持ち帰り弁当で嬉しかった。

電話で予め注文しておいて、30分後くらいに行ってピックアップ。

私はがっつりビーフの焼肉弁当コンボ。

*ごはんの上にごま塩が乗ってるだけで微妙に美味しく感じるから不思議*


海老フライ弁当を注文の Kaitoと、チキンカツ弁当を注文の Erika。

そして、Davidは幕の内弁当を注文。

*サンプラー的にあれこれ詰まってる幕の内は満足度が高そう*


普通のお弁当は14ドル程度で、幕の内が17ドルくらい、だったかな。

次回は絶対、幕の内弁当にしよっっと。

とにかく北米で典型のテイクアウト(ハンバーガーとフライドポテトとミルクシェーク、又はピザとか)と違って、少しずつ色んなものが食べられるのは目にも楽しく、お腹にも満足。

何よりも、漬物だとか、きんぴらごぼうだとか、普段、家には無いような珍しいものが食べられるのも凄く嬉しい。

食べ切れなかった分は、月曜日に私の昼食の「ぼっち飯」として満喫。



2015年11月1日日曜日

Halloween 2015



昨日は週末で土曜日だからダラダラと「怠け者の日」を楽しもうと思ったんだけど。

ふと気がついた。。。

あぁ、あれ、えっと、今日は月末で31日じゃないか!

ってぇことは、勿論、今日が Halloweenだろっ!

みたいな。

ふぅ〜。

だって、18歳になった息子はさすがに Trick or Treatに廻らないし。

たまたま今年はハロウィンが土曜日だから、学校に仮装して行けないし。

演劇でミュージカルのステージ・スタッフの仕事で学校へ行く16歳の娘は、多少の仮装して行くとは言え、家でキャンディを配る時間帯に留守だし。

色んな状況が重なって、今年はハロウィンに向けての気分が盛り上がらなかった。

近所の子供たちに配る為のお菓子も、今までは数週間前には買い揃えてた意気込みだったのに、今年は前日の金曜日に慌てて買ってたくらいだし。

それでもお菓子は配る予定だったから、去年配ったのと同じ分を用意。

普通に「アジア人移民の中年のオバちゃん」仮装でいいや。。。と投げやり。

が、しかし。

やっぱり午後になってから、何となく気持ちがソワソワして来て。

ま、取り敢えず、じゃあメイクだけでもちょっと手を加えとこ。

と始めたら、やっぱり楽しくなって、結局、ハロウィンメイクになった。

今年は、"Day of the Dead"風の簡単なメイクだけの仮装で。

服は適当に黒の上下。

朝の雨が止んで夕方には晴れてたし、あとはやっぱり週末のハロウィンと言うこともあって早い時間から沢山の親子連れや友達同士での子供たちがやって来た。

去年の50人を上回って、今年は65人。

そして最後はお菓子が足りなくなって早めに切り上げて店じまい。

カボチャのランプも外のライトも全て消して真っ暗にしてたのに、それでもドアをノックしてやって来た十代の子供たちが2組あって、
「ごめんねぇ〜、お菓子、配り終わっちゃったの」
と言うのは残念だったものの、
でも、照明の消えた暗い家には訪問しない、ってのが世間的な安全ルールだから、それはちょっとどうなの?って感じだった。

可愛い子供たちならばともかく、怖いお面を付けた十代の子供たちが「お菓子ちょーだい〜」ってやって来ても、正直そんなに可愛くないし。

とにかく来年は、もうちょっと多めにお菓子を用意しておこう。。。

因みに今年の仮装の傾向は、小さい女の子だとバレリーナやプリンセス、性別に関係なく未だハリーポッターの登場人物の人気は根強く、あとはスーパーヒーローもの、スポーツ関連、忍者ータートル又は忍者、そしてスターウォーズ人気は強し。

複数の Darth Vaderに、フルコスチュームの Stormtrooper、そして分かる人しか気付かない地味目の存在 Han Soloの姿も。

あとは4〜5歳の男の子が Darth Vaderの衣装を着てやって来た傍らに、普通の支度をした若いお母さんが付き添いでいたのはいいとして、彼のお祖母ちゃんらしき年配の女性が Princess Leiaだったのにウケた。

いや、ひょっとして、私もいつか、そんな婆ちゃんになってるかも知れない、と。
(頼まれもしないのに、率先してコスプレするような、って意味で。だはっ)



*"Day of the Dead"(Dia de Muertos)は
メキシコのお盆みたい?なお祭りでたまたまハロウィンと時期が重なるらしい*

顔にお絵描きして塗り絵気分で色付け、、、
と言ってもピンクと緑の二色使いなのではあるけれど。



*ゾンビの Erikaがセルフィしてくれた*




アトリエ訪問



木曜日、ラグ・フッキング仲間の Jayneさんから電話があって、
「明日(ここから車で1時間半くらいの場所である)フッキングのイベントに行こうと思うんだけど、せっかくなので一緒に行かないか誘ってみた」
って話のついでに、更年期障害の気分の落ち込み体験なんかの話も聞いて。

本来ならば、是非、一緒に乗せて行って欲しかったンだけど。

金曜日の午前中には、数週間前からの約束が入っていて、それはラグ・フッキングの世界では有名どころの作家である Tish Murphy/ティシュ・マーフィさんから、個人的に彼女のアトリエに招待して貰ってたので、とても楽しみにしてたのだった。
http://www.tishkits.com

アメリカに引越して以来、割りと名の知れた作家さん達が身近なところに存在していて、カナダに住んでた時と違って、有名な作家さんが「手の届く所にいる」って感じの距離感を新鮮に感じてる。

カナダでは漠然としか捉えてなかった沢山の作家さん達の名前が、今は、実際に本人たちに会える距離にあって、希望すれば、彼女たちから直接、指導してもらったり、イベントでのクラスに参加したり、デザインも直接、購入したりってのが可能。

とは言っても、私自身はデザインを買う訳でも、クラスを受講する訳でもないから、余り影響は無いんだけど。

買った経験が無いので知らなかったのではあるけれど、有名な作家さんのデザインを購入すると、フッキングする為の布地にプリント(または油性のマーカーで描かれてる)されたものが、100ドルとか200ドルとかするらしく驚いた。

人によっては、作家さんが指定する色合いのウールを、そのデザインを完成するのに必要なだけ指示されて購入するって場合も多く。

つまり、他人が描いた絵に、他人の指示する色でフッキングする、まるで「塗り絵」(独自の色彩で楽しむ塗り絵とは別だけど!)みたいな作業のフッキングで。

それはやっぱり単純に「手芸」と言うプロセスを楽しむ趣味なのだろうと思う。

そんな訳で、プロの作家として活躍してるティシュさんなので、彼女が自身で描いたデザインを販売したり、出張での講習を開いてたりと、さぞかし多忙なのだろうと想像するにも拘わらず、出逢ったばかりの私をお茶に招いてくれたことに感動してた。

イベントで偶然、隣の席に座った際にお喋りが弾んだので、その延長で。

70代で小柄な彼女は、トレードマークのような大きめの眼鏡を掛け、黒が基調なファッションに身を包んでる事が多いらしく、グレー混じりの髪型や雰囲気が、ファッション・デザイナーを連想させる。

そして笑うととっても可愛らしい。

招いてくれたアトリエは、彼女が仕事場として専用に使っている小さな一軒家で、生活している家からも徒歩で20分程度なんだそう。

ドアを開けると、そこには彼女の作業机があってミシンがあって。

2つ並んで置かれたソファに腰掛けてお茶を飲みながら話したんだけど、空間の至る所に彼女の作品や材料や、あとは色んな書籍などの出版物や、写真や、あれやこれやと目を引くものが沢山あって楽しかった。

まるでドールハウスを思わせる、こじんまりとして可愛いキッチンをはじめ、ひと通り家の中をツアーしてくれて、あとは彼女の作品集を見せてくれたり。

現在、奮闘中であるクリスマスのプロジェクトは、羊の絵に羊毛を所々ニードルで刺して色を付けたデザインのグリーティング・カードとか。

そもそも、彼女がカナダ人であると言う背景でも共通の話題があり。

離婚を2回経験し、現在は3人目のご主人と言うのも、プロとして活躍するクリエイティブな人柄の彼女を思えば違和感なく、、、と言うか、実はそういった生活臭みたいなものが余り感じられないので、実は独身なのかと思ったくらいなのだけど。

とにかく、プロの視点から見た私は、未熟なのだろうとは思うんだけど、未完成で洗練されてない粗野で荒削りな私のフッキングの手法に、何かしらの可能性なのか、或は現状ならではの魅力なのか、を見出して評価してくれてるらしい。

なので私自身、「未完成で不完全なもの」に惹かれる魅力は大きいので、多分、この先、何年フッキングを継続したとしても、綺麗に目の揃った作品を作り上げる事は無いかも、、、つまり、世間でいう「完成度の高い」ラグというものを作ることが自分の目標ではない、と言う話題にも触れ。

そういう意味では "Wild"で野生的なラグ・フッカーの肩書きと言うか称号。

引き続き、型破りで独自のフッキングを目指そうと思う。


*ミネアポリスにある Tishさんのアトリエに向かう途中
素晴らしい銀杏並木を通り掛り
思わず車を下りて携帯で写真に収めた図*