2013年9月27日金曜日

来週のライヴでびゅー

家系には余り関係は無いかとは思うんだけど、その昔、私の母親が若い頃とても音楽が好きだったようで。

さすがに彼女の時代での音楽なので、まぁ映画音楽とかが多かったりするんだけど、彼女が愛用した蓄音機と共にレコードのコレクションもかなり昔に譲り受けた。


そんな彼女の影響を受けたとは思えないけれど、私も若い頃に所謂「洋楽」に目覚めて、当時、夢中になったミュージシャン達のレコードを買ってはコレクションが増えるのが楽しみだったり、そして稀にはコンサートに行く機会も何度かあったりしたのを覚えてる。


娘 Erikaも現在 14歳になり、音楽無しでは生きられないくらいにロックに夢中で、iPodは常に携帯して、CDも時々買ってる。

三世代の間に、蓄音機からビニール盤のレコードと、それを録音する音楽テープ、コンパクト・ディスクと合間にMD(ミニ・ディスク)、そしてMP3へと進化してる現実が素晴らしく、まるで時代の生き証人的な気持ちに感動させられる。


とにかく、音楽好きな自分の娘が年頃になって音楽に目覚めたことが嬉しくて、彼女が音楽を愛する心を応援したい気持ち。


いつか大好きなバンドのライブを体験したい、、、と言う彼女のコンサート・デヴューには絶対に同行して、彼女が初めて体験するライヴを一緒に体感し、お互いに人生で記念すべき瞬間を目撃したいと思ってたんだけど。

Erikaが大好きなバンド『Black Veil Brides』の11月のライヴに、彼女の親友 Erika. S.と共に彼女の若い叔母さんが同行して連れて行ってくれるって事になり、、、あ、あら、そうなの? 良かったね、、、と、かなりガッカリして落ち込んでた私。

*Black Veil Brides: Google画像より*


殆ど確信的に、Erikaの初ライヴ体験を目撃する母として一生に一度の楽しみを信じていただけに、意気消沈してた私を、運(または守護神か何か、計り知れない有り難いもの)は見捨てなかった。

Erikaが大好きな別のバンド『Ghost Town』が10月にモントリオールでライヴする事が判明、急遽、チケットを手配することに。

*Ghost Townのメンバー: Google画像より*

*Ghost Town: In Flames*
(彼等の楽曲の中で個人的に一番好きな曲)


今回も彼女の親友 Erika. S.が一緒なのだけれど、私が責任者として同行することになり、しかも、このライヴでは VIP予約なので、ライヴ前のサウンド・チェックも見学したり、バンドのメンバーとも直接に会って交流することも可能で、二人の Erikaは大興奮、毎日ライヴ当日までのカウントダウンを楽しんでる日々。

私自身は、十代になった娘の成長記録イベントの一頁として、一生の想い出となるであろうその日を楽しみにしている。

って実際、彼女にとっての私は、お財布持ち(勿論、最強クレジットカード入り・・・若しくは「鞄持ち」とも言う)、+市街までの往復専属運転手、+記念撮影写真係、と諸々をこなす「便利なオバさん」でしか無いんだろうけれど、と自虐的に。


いずれにしろ、Erikaが世間一般、多くの十代の少女たちに人気のメインストリーム・ファン(Justin Bieberとか One Directionとか)でないのは、いかにも彼女らしいと言うか、へそ曲がりな性格を反映しつつも、割りと喜ばしいことでもあったり。

だって、メインストリームのコンサートは高いだろうし。←ソコ?


希少性からしても、つい最近 One Directionがモントリオールにやって来た際、私の知人が Facebookで必死になって彼女の娘の為に
「どうやったら彼等のバックステージに入れるVIPチケットを入手出来るか?」
って半ば絶望的に助けを求めてたもん。


それに比べたら Ghost Townのチケット15ドルだし。

VIPチケットも30ドルの追加で限定50名だったし。

さすがに One Directionじゃあ、こうは行かないよね、きっと。


いずれにしろ、良い音楽に世代や年齢は関係なく。

母娘(時に息子も、だけど)共に好きなバンドの音楽を一緒に楽しめるってのは、とても幸せなことだと思ってる。

Erikaのお陰で最近のバンドを知るって事も多々あるし。

『Sleeping with Sirens』、『Pierce the Veil』と言ったバンドもそんなうちの一部で、特にKellin Quinn(Vocal)はとってもキュート。



ドラマ仕立てになってるVideoも楽しい。

*Pierce the Veil: King for a Day ft. Kellin Quinn*


ジャンルとしてはヘヴィメタルになるらしいけど、『Bring Me the Horizon』の曲「Can You Feel My Heart」も最近の気に入り。

*歌詞の意味合いが深かったりするのも魅力*


きっと幾つになっても私のロック好きは変わらないだろうな。

ロックな婆ちゃんになってやる。



ハロウィン熱

今週は H+R Blockの受講も2回あり、熟読しておくべき頁もかなりあり、久し振りに脳ミソを酷使する快感。

税金の勉強は専門分野ならではの単語が多いし、同じ意味合いの言葉でもよりプロフェッショナルに書面上での言い回しになってたりすると、さすがに辞書登場〜!でまずは単語調べから取り掛かる分、テキストの読破にも余計に時間が掛かるのは移民ならではの不利ってのは仕方の無い事だろう、と半ば諦めつつ。

北米暮らしも長くなると英語が「喋れる」のはそこそこ当たり前って気もするけれど、私は単に「喋れる」だけでなく、きちんとした英語を「話せる」ようになりたいと常に思っていて。

理路整然として説得力のある「話し」をするには勿論きちんとした文法を理解している事が不可欠であるので、こうして(テキストとかの)堅い文章を読む機会にはちょっとした快感を覚えたりする。

とか言いつつ、夜も更けて机に向かってテキストを開いてると、いつの間にかウトウトしてたりするんだけど!

ま、そんな状況も長年で専業主婦をやって来た私にとっては新鮮で。



合間には、9月からフランス語のコースを取り直してる友人の Mirianと落ち合って一緒にブランチを楽しみつつ、互いの近況報告をし合ったり、お互い充実してるこの秋。

でもって、私はいつものように、この店でもエッグス・ベネディクトを試す訳だけど、今回のは卵に火が通り過ぎていて、ちょっと論外って感じに小さくがっかり。

*ポーチドエッグは半熟じゃないとね!*



引越しの可能性から、最近は何かと買物を控えてるので、外出も余り楽しく無かったりするんだけど、久々に出掛けるとやっぱりハロウィン関連の商品は最強で、その楽しい雰囲気に負けてしまうのよね。

なので『Michaels』でコレ買いました。

*プレゼンテーションが素敵!*


だって、"Creepy Sprinkles Lab"よ!? 素敵過ぎる。

いかにも気味の悪い感じにカワイイ試験管入りのスプリンクルズ。

*一番欲しかったのは「骨型」だったり*


カップケーキのトッピングとして用いる予定。

他にも別の日に別の店でちょこちょこと見つけたハロウィン商品。

*バスルーム用のハンドタオル*


*小さなネズミ*


ハロウィンの飾りものはもう十分過ぎるってくらい大量にあるので、
「ハロウィン・デコはもう要らない」
「ハロウィン・デコはもう買わない」
ってのを呪文のように唱えてる筈なのに。

ぐおぁぁぁ〜〜〜〜〜。

どーして買ってしまうんだ、アタシ!?

ハロウィンのガーランドとか。

*下がり壁なんかに下げて飾る壁飾り*
(あとはハロウィン・ツリーに巻いて飾ったり)


だって、大好きなんだもん、ハロウィン。

Trixieのコスチュームも買った。

Trick or Treatに同伴する彼女を連想して。

くぅぅぅ〜〜〜、か、カワイ過ぎ。(しかも10ドル!)

*スカル部分は(耳穴付き)帽子になる*


一番大きかったXLを買ったものの、それでもTrixieには小さくて、敢え無く泣く泣く返品、、、の結末ではあるんだけど。残念!

そんなこんなでハロウィン・フィーバー!な最近。



2013年9月25日水曜日

手を合わせて見つめるだけで

夜、ちょうど寝る頃に窓から差し込む月の明かりが眩しくて
うわー、凄いなぁ〜、綺麗だなぁ〜とうっとり。

幻想的に青白く光り輝く月に見とれてた。

三日目の晩に「中秋の名月」ってのを知った。

*写真を撮ったのは満月だった日の翌日だけど*

ここでは特に月を愛でる行事ってのも無いような?



Trixieと散歩に出掛けたついでに紅葉狩り。


秋ですなぁ〜。



穫れたて林檎が店頭に並ぶ季節。

毎年何かしら新しい品種が登場するような?

今シーズン初めて見る気がするのは、その名もずばり
『ピンク・レディ』


思わず試しに買って見た。

貼られてる名称のラベルを見る度に
「ユッフォー♪」
ってのが頭をかすめて
キッチンで独りニヤニヤしてしまう怪しい女。

そのうち踊り出すかも。。。

♪地球の〜オトコに〜飽きたところヨっ♪
とか唄いながらね。





何の話かまるで解らない人の為に追加で貼っときます。

"Pink Lady" の『UFO』はコレです。


今見ても斬新なコスチュームだわ。


2013年9月22日日曜日

ちょっといい話

今日は雨が降ったり止んだりの日曜日で。

そのくせ合間には陽射しが差し込んでの晴天だったり。

裏庭の楓の紅葉もまるで蛍光色みたいなオレンジ色で目を奪われる。

本日の最高気温は驚きの13℃みたいで。

かと言ってそれほど寒くも感じないのは陽射しのせいか。

ま、家の中で過ごしてるし所詮。

今週の溜まっていた新聞を読み終えた。

世界のニュース頁にちょっと面白い記事があったので記録として。

「米国ミネソタ州ミネアポリス近郊」発のニュースなので。

*Montreal 'The Gazette' より*

要約すると:
ミネアポリス郊外ホプキンスのアイスクリーム・ショップ『Dairy Queen』での出来事。
14歳の時からこの店でアルバイトをする Joey Prusak君は現在 19歳で、19歳にしてこの店のマネージャー。
進学する費用にする為、貯金をしながらこの店で働いている。

ある日、お店に並んだ客の中に目の不自由な人がいて、20ドル札をうっかり落とした事に気付かず。

たまたま傍で並んでた女性客がそれを拾うと、彼女はそれを何食わぬ顔で自分のバッグに入れてしまった。

その一部始終を目撃した Joey君は、彼女の順番になった際
「注文の前に、さっき拾った20ドル札を落とし主に返してあげて下さい。 そうでなければ貴女の注文はお受け出来ません」
と対応したらしいんだけど、女性は返金を拒み。

Joey君は、お金を落とした事にさえ気付いてないその目の不自由な落とし主に、自分の財布から20ドル取り出して渡した。

と言うもの。



20ドル(2千円程度)と言う金額であるし、日常の善意と考えれば、特別に大それた事件とか出来事では無いかとは思うんだけど。

面白いのは、善意を受けた目の不自由な人が、この一件をオンラインに書き込みして、それが一躍、話題になったと言う部分。

このところ、こう言った同様のトピックに人々の関心や賞賛が集まる傾向を感じるは、やっぱり基本的に人はこういう話を見聞きするのが好きなんだろうな。

ある意味、殺伐とした毎日の中で、こうした話を求めてるのかも?

つい最近、このビデオ↓を観たばかりだったから余計に感じた。





そして、ミネソタの件には続きがあって、、、。

Joey君の Hopkins Dairy Queenには以来、客足が後を絶たず売り上げが倍増し、多くの客が彼への気前のいいチップを置いて行くそう。
(彼は慈善団体へ寄附する意向、とのことだけど)

店にはお礼の電話が掛かって来たり、採用依頼まであるらしい。

そして、ココ↓がオチ。

かの Warren Buffett氏(!)からも電話があって
「店長としてのみならず、人としての模範となってくれて有り難う」
と礼を言われたというのでビックリ。

Warren Buffett氏は勿論、あのウォレン・バフェット氏で、大抵はビル・ゲイツ氏に次いで米国で2番目の億万長者のオジさん。

なんと!

"He even got a call Thursday from billionaire Warren Buffett, whose company owns Dairy Queen."

デイリー・クイーンまで所有してたんかいっ!?




2013年9月21日土曜日

そして先週の木曜日

先週の木曜日は友人 Annの紹介で、本格的な料理教室を体験。

地元で有名なイタリアンの料理研究家:Maria Loggiaさんが、 Hudsonにある自宅のキッチンを開放して主宰している教室。

*本も数冊、出版してるらしい*


*閑静な住宅街にある隠れ家的なお教室*


彼女の勝手口から入り、キッチンを抜けたダイニングルームには既に参加する生徒用のテーブル・セッティングが施され。



*アンティーク風の食器類も雰囲気があって素敵。
モダンな食器や、いかにもイタリア風の陶器に混じって*


「料理教室」とは言え、私たち生徒が実際にキッチンで調理をすると言う訳ではなく、専らテーブル席に座り Mariaが実際に料理する手順を見ながら説明を受け、好奇心旺盛に質問しながら要点をメモする形式で、最終的に出来上がった4コースでのメニューをワインと共に堪能して終了する、と言うカタチ。

まずは珈琲とホームメードのデザートが供され。

本日のメニューのプリントにひと通り目を通しながら説明を受ける。



この日のメニューは:

- Roasted Eggplant and Goat cheese Soup
(Crema di Melanzane arrostite con fromaggio di Caprino)

- Chicken legs stuffed with Mascarpone and Lemon zest
(Cosce de Pollo farcito con Mascarpone e Limone)

- Wild Rice and Quinoa
(Riso Selvatico con Quinoa)

- Plum and Almond cake
(Torta di Prugna e Mandorla)

メニューは英語とイタリア語で。

そして、お料理の説明は英語とフランス語で。

実際、12名ほどの参加者の多くはバイリンガルではあるものの、仏語を主とする人も多く見受けられた。

手際良く料理しつつ、エネルギッシュに楽しいお喋りや笑い話も盛り込みながら、途切れることなくスムーズな口調で英語と仏語と交互での手順説明もこなす、典型的な「陽気で社交的なイタリア人」のイメージそのまま、自信に溢れた笑顔の素敵な美人料理家:Mariaの迫力に圧倒され、魅了されてしまった。

テーブルを囲んだ参加者同士も皆 Mariaの料理に興味津々、試食を楽しみにしつつ和気あいあいと歓談。

老若男女とは文字通り、年配の女性から若いママ、男性(彼の母親と一緒に参加していて、名前はなんと「セバスチャン!」)も一人。

途中、スープを作る過程のみ、参加者も席を立ってキッチンへ移動。




参加者代表として鍋をかき回す↑この女性に見覚えがあり。

話してみたらやっぱり!

私が以前から贔屓にしているギフトショップ『Alena Kirby』のお嬢さんだった。
http://www.alenakirby.com

久々にサイト↑をチェックしたら、Mariaを「地元料理家」と紹介するページがあって、彼女が個人的に輸入して販売しているらしいイタリアの本格的な食材や調味料などを、彼女と提携して(?)販売してるらしいのが興味深い。

ローカルなビジネスが助け合って成功する見本と言うか、成功する為の能力の一つには社交的な活動力と言うか地元ならではのネットワークも欠かせないのだろうな、なんて。

ビジネスに縁の無い凡人の私にとっては、そういった地元ビジネスとかネットワークとか、セレブ的に社交的なビジネス界で成功するキャリア・ウーマンとかのキーワード全般に興味津々で。

単純に「凄いなぁ〜」と傍観するだけではあるんだけど。

もう、色んな事に簡単に圧倒されてしまう自分の凡庸さに溜め息。

そんな気持ちと裏腹に、まずは、出来上がったスープに舌鼓。


余りの美味しさに唸ってたら、隣の席の女性に感心された。

まさに "Foodgasm"って瞬間ですな。
("Food"による"orgasm"で、mouth-watering, tummy grumbling, eye-poping, drool inducing, finger-licking等々の頂点)

旬の新鮮なプラムを使ったデザートのレシピ手順を見ながら。


メインコースのチキンを、キノア入りワイルドライス添えで頂く。


昼食にして文字通り "dinner"のご馳走でワインも飲みながら。

食事の間に焼き上がったばかりのプラム入りケーキにアイスクリームを添えてのデザートは、アーモンドパウダーが入った重みとコクのある食感と、濃厚な "Greek yogurt"の風味が絶妙。


(余談で、この後の土曜日、我が家での食事会に義母が持参したデザートがこのケーキにそっくりでビックリした、、、やっぱりプラムが旬って事なんだろうけれど、余りにも偶然でちょっと驚き)

食事の後は即座にお会計、って感じで領収書を取り出す Mariaに、割りと皆すんなり+さっさと支払いを済ませ、驚く程あっけなく食事会(正確には「お料理会」だけど)はお開きになり。

初体験の私は呆気に取られつつ、セレブ料理研究家の美貌と話術のパフォーマンスへの興奮と、美味しい料理の数々への余韻が醒めないまま、名残惜しい感じでの会計を済ませながらも写真撮影の許可を得て、Annと一緒に Mariaとの写真を撮ったり、キッチン周辺の見学もさせて貰って楽しかった。


*裏庭を眺める大きな窓の付いた流しと
上からぶら下がる大小多数の鍋たち*



*本格的な料理にはやっぱり強い火力のガスなのね。
(・・・と勝手に納得)
隣には大型のオーブンが2台上下+ブロイラー。
大きな陶器やル・クルーゼの鍋の使用が顕著だけれど、
私には重たいのが苦手だし、何より収納場所が無いし!
(次回の家で「セレブ・キッチン」あるといいなぁ〜)*




*いい感じに見せる収納*


*ダイニングの脇にあるファミリールーム
窓の外にプールを眺める寛いだ空間
(こんな感じのスペースが次回の家にあるといいな
@ミネアポリス、と空想を巡らす私にはキリが無くて)*


と、色んな意味でとても刺激になり、同伴してくれた Annに感謝♪



自分なりに最近の自分を振り返ると、引越しの可能性を控えてモノに対する購買欲が低下している今、所有物を増やすお金は使わず。

モノとして残らない目に見えない自己投資は、まさにこうした「体験」とかレジャーなんだろう、と再認識。

今後、歳を重ねれば重ねる程、その傾向は強くなるんだろうな。




今週の木曜日

あっと言う間に土曜日。

慌ただしくしてる間にも秋は確実に深まり。

2階浴室の窓から見える裏の家の楓も日頃に紅葉が進んでる。



今週、木曜日は 'H&R BLOCK' のオフィスにて受講日の初日。

2インチ厚のテキスト・ファイル(バインダー)を貰って来た。


うひぉ〜、読み応えたっぷり!な感じで。


講師はイギリス出身のもの静かに喋る女性。

受講生は私を含め15名前後で、性別や人種、背景は様々。

受講後は 'H&R BLOCK' にて税金のプロを目指す人も数名。

そんな中にあって私の野望や志は低めではあるんだけど、
今後24回の受講を休むことなく最後まで終了を目指したい。

課題が2回、試験が1回があるらしい。

評価の割合いは課題 20%×2 と試験 60% だそうで、
ちょっと気合いが入る。



この日はちょうど、私がクリスマス時期にボランティアをする
'Lakeshore General Hospital'基金の慰労ランチョンに招待されてた。
けど、勿論、残念ながら出席することが出来ず。

今朝、出席した Mirianから写真貼付の報告のメールが来て。
テーブルの上に並んだ美味しそうな食事の数々、
笑顔で歓談する多くの人々、
そして何と、
管楽器と弦楽器での生演奏(カルテット?)まであったみたいで。

どよぉ〜ん、嗚呼〜行きたかったなぁ〜と溜め息。

このクリスマスはまた、
ショッピングモールでのギフトラッピング・ボランティア
する事が出来るのかどうか?

今年のクリスマスはいったい何処で迎えることになるのか?

数ヶ月の先の見通しも未だ不明で。



アメリカに引っ越したら遊びに行くね!
と楽しみにしてる人々は既に身内や友人の中に複数いて、
何とも気の早いせっかちで勇み足な感じの雰囲気に圧倒されつつ。

「引越しするする詐欺」みたいになってる状況。



かと思えば、Davidから「物件」案のメールが来たり。

彼の上司のお兄さんが家を売りに出したそうで、
「この家なんてどう?」
って感じに、不動産情報のウェブサイトのリンクと共に。

子供たちと一緒に3人で家の内観ツアーを楽しみ、
割りと盛り上がって、かなり住む気満々だったり。

古いレンガ造りのチャーミングな家でとても雰囲気があり、
私自身もかなり気に入ったのではあるけれど。

エリアで通学出来る高校の評価がかなり低く。

自転車通勤を希望のDavidにとっても微妙に圏外で。

今後、真剣に家探しをするに当たって、検討要項を再認識。



2013年9月17日火曜日

手習いの秋

今朝の気温は6℃前後。

朝晩かなり肌寒くなって来たモントリオール郊外。

昨日は Davidを空港に送るため朝5時半に起床だったので、何だか一日が長く感じた。

彼は今回の帰省の最後にプールの冬支度をして行ってくれた。

いよいよ本格的な秋に向かってる感じで。

夕べ、ベッドに入った時のシーツがヒンヤリと寒くて、早速、今日からフランネルの寝具に替えた。

衣類の衣替えも徐々にする予定で、取り敢えず玄関のクローゼットや靴箱のサンダルとブーツの場所替えなど。

主婦って、自由になる時間は確かにいっぱいあって有り難いのではあるけれど、仕事としての家事を片っ端から完璧にこなそうとしたらキリも無く永遠にあって、終わりが無い。

趣味に没頭する時間だってたまには欲しいし。

とは言え怠け者なので、時間の管理が出来ず流されてしまいがち。

そうでなくとも加齢で最近はカラダも脳ミソも鈍ってるし。

5年後の自分を想像すると、、、正直、怖い。

手の掛からなくなった十代の子供たちの面倒を見る世話役としての "Stay-at-home-Mom"って肩書きも、今ではもう効力を失った賞味期限切れみたいな世間向けのカードって気がして、今更、切り札としては使えない現状だし。

引き続き、専業主婦と言う肩書きの上にあぐらをかいたまま、カラダも脳も退化させてしまっていいのか、自分!?

中年としての焦りを感じつつ。

とは言え、フランス語の壁、自尊心の壁、行動力の壁、意思の壁、怠惰の壁、、、色んな無数の壁に阻まれ何も出来ず今日に至る。

が、しかーし! 

今週から『H&R BLOCK』のトレーニングに参加します。キリっ。

H&Rブロックと言うのは北米全土に広がる税務会計代行サービス会社(多分?)で、主に確定申告時の繁忙期には一般クライアントの為に税金の確定申告書類作成代行業務などを行うのが趣旨。

ここ数年、Davidと私自身の二人分の確定申告をそれぞれカナダ分とケベック州分、書類をまとめ、記入、計算、ビジネス経費の申告、控除の算出、税金の割り出し、小切手を同封して郵送、と大まかな流れでひと通りやって来て、それなりに自信は出て来たものの、素人ならではの知識不足で損をしてる部分もあるだろうし、何より年に一度だけの作業だから今一つ要領が掴めないし、何となくコツを掴んだと思ったら結局忘れてしまうし、、、の繰り返しで、ちょっと一度しっかりと基本的な税金申告のやり方について勉強してみたい気がしてた。

簿記とか会計とか、これまでまるで縁が無く、知識も無い、ズブの素人なんですけれど。

トレーニングは1日3時間が週に2回、計11週間のコース。

授業料とテキスト代は既に、ネットで申込み登録の際に支払い済み。

料金を払ったからにはもう後には引けない!

まぁ取り敢えず、今の私にとってコースを受講する最大の動機は、とにかく自分たちの税金対策に限定された狭い視点だったりするのではあるけれど、でも万が一、トレーニングを経て隠れた才能が見いだされたりなんかすれば、場合に依っては第三者をクライアントとして確定申告の補助をするような事もあり得るかも?

多分、H&Rブロックとしても、人員の育成とか確保が狙いだったりするんだろうし、仕事のオファーも実際にあるらしい。

ま、会計士とか税理士とか、畑違いな気がするけど、私にとって。

そんなタイミングで面白いことに、私の手元に偶然こんな本が。


例の、義理の母から廻って来た大量の日本語本の中に紛れてた。

多分いつもなら、関心の範疇外ってことで気にも留めなかったかも。

気軽に読んでみたら意外と面白かった!

お金について、数字について、解ってるつもりでいたのに新たな視点からの発見があった。

別の視点から見たり考えたりってのは大切よね。

新しい事に挑戦するって事も含め。

久々の「受講」って響きにどきどき+わくわくな中年女の新しい秋。



2013年9月16日月曜日

北米でパリを愉しむ

Montreal Museum of Fine Arts(モントリオール美術館)は Sherbrooke通りを挟んで旧館と新館があり、新館のチケット・カウンターで入場券を買った後に地下の連絡通路を渡って旧館へ行くことが出来る。


常設のギフトショップは新館にあるけれど、企画展に関連した商品を扱うショップは旧館にもあって、閲覧したばかりの作品に関連した書籍やら商品はそこで見て買うことも可能。

美術館近くの通りには高級ホテルやレストランがあったり、高級デパート『Holt Renfrew』があったり、お洒落なブティックやカフェもあって散策するだけでも楽しめる。



モントリオールには教会が多くあるし、建造物を見て廻るにしても重厚な石造りの古いものから、近代的にモダンでお洒落な造りのものまで割りとバランス良く馴染んでるのが面白い。


北米のパリ、、、と呼ばれるだけあってフランス文化の影響があちこちに見受けられるし、それは通り過ぎるカフェのテラスで寛ぐお洒落なマダムだったり、聞こえて来るフランス語での会話だったり。


道往く人々は、概してファッションに気を掛けた、、、或は、自然とお洒落のセンスが身に付いたと思われる、さり気なくも素敵な着こなしをしていて感心させられる。しかもそれが年齢や性別に関係ないことにも圧倒させられる。


文化的、歴史的、ファッション的、グルメ的、、、様々な刺激がある街として、モントリオールの街歩きはとても楽しい。


そんなモントリオール基準を落とすように、余りファッショナブルでない Davidと私ではあるけれど、美術館で Chihuly展を堪能した後、駐車場へ戻る途中で目に付いたカフェでお茶することに。


夏の間はテラス席も楽しそうではあるけれど、さすがに9月も半ば、並べられたテーブルは閑散として寂しげ。


無難に紅茶をすする珈琲を飲まない Davidを相手に、カプチーノを飲みながら、ついでにチョコレート・ムースのケーキも注文。


店のサービスもプレゼンテーションも、とても雰囲気があって素敵だったので、「高級カフェ」なのかと思いきや、お値段が至って庶民的でびっくりした。

ちょっとした食事も提供してるようだしケーキも美味しかったので、この方面に出掛けた際にはまた寄ってみようと思う。


2013年9月15日日曜日

やっと行けた CHIHULY 展

先週火曜日に Davidと市街へ出掛け、駐車場に車を入れ、最終目的地である美術館へ歩いたんだけど。

持参したカメラの不具合に気付き、入場を断念。

美術館に併設のギフトショップだけ覗いて帰って来た。

6月から開催されてるガラスの芸術家『Chihuly』の展覧会をずっと楽しみにして、写真もいっぱい撮りたかったから。

結局、カメラのレンズに問題があるらしく、修理はしてないものの、何とか限られた機能の範囲内で使えることが解り。

金曜日に再び『Montreal Museum of Fine Arts』を訪れた。

何しろ2〜3ヶ月の間で待ち焦がれていたので期待も高まり。





*Turquoise Reeds*

木肌の質感と
綺麗なターコイズ・ブルーのガラスとのコントラストが綺麗。










*Glass Forest*



*Float and Ikebana Boats*

日本のガラス工房を訪問した作者に
日本の芸術文化の影響が多々見られるのが興味深い。





*おびただしい色の洪水、、、と言った感じに眼が歓喜*



*深海、又は宇宙の生命体を連想させるシャンデリア*



*Persian Ceiling*
入り組んだデザインに織り込まれたペルシャ絨毯のように
大小様々な色カタチのガラスが無数に無作為に配置された天井。

ガラスの天井を通る光が様々に反射して
壁に七色のオーロラを作るみたいに幻想的な綺麗さ。

床には簡易のマットレスやクッションが置かれ
閲覧者は横になって天井を暫し見上げる事が出来ると言う配慮。

光と色に包まれて
海底深く、
又は
天高く天国みたいな?
夢心地にさせられる幻想空間に酔い痴れた。


10月20日までの予定で公開らしい。