2017年8月24日木曜日

金曜日 後半

Davidが長距離での自転車ツーリングをしたくて、Duluthが距離的にも丁度良く?以前から行って見ると言う話にもなっていたので、ようやく実際に行く事にはなったのだけど、私は自分でも「何でだろう?」と不思議に思うほど、気持ちが盛り上がらなくて。

なので、観光名所なんかを検索して見たのも間際になってからだった。

Duluthは夏期に人気の湖畔の避暑地とは言え、かなり小さな町らしいので観光して廻るのに何日も要する訳ではない風だし。

そんな中、私の興味を引いたのは新しくて立派そうな水族館: Great Lakes Aquarium。


いずれにしろ、ここだけは行って見たいと思ったので実際に行けて良かった。

何故か海洋生物とか水族館とかの魅力に惹かれる人は少なくないと思うけど。

魚やクラゲが泳ぐ様子を見ると心拍数が下がったりストレスの解消になったりするそうだから、そういう状況に身を置く自然の欲求があるのかも?

実際、熱帯魚や綺麗な魚や鮫が優雅に泳ぐのを眺め楽しみつつ、一方では、何だか見た目が悪く怖い様相の、ちょっと気味悪いような魚も見て別の雰囲気も体験したり。









展望台の外に大きな船が横切るのが見えたので行って見ると、橋(Lift Bridge)がすっかり上の方に移動していて、通過した後ゆっくりと下がって行く様子は興味深く、他の観光客と一緒に暫くの間で眺めてた。










そして何処の水族館や美術館+博物館へ行っても帰り際のおたのしみ♪のギフトショップにもしっかりと寄って〆として。



特に誰かの為にお土産を買うと言う必要もなく気がラク。

そういう意味ではやっぱり(気合いを入れて)お土産を買うって行為は日本的な文化かなぁ〜なんてのも、ふと思いながら。

*この小さなタコは$3.50と言う驚きの安さ!
作る手間を考えたら納得が行かない。。。謎*


*ベタにミネソタ名物(Paul Bunyan+Babe the Blue Ox他)のマグネットも
いずれの日にかの記念に*









そして金曜日の夕ご飯はどうする?って時間になり。

Davidは再び、昨日と同じインド料理(India Palace)でもいいってくらい、あの店の料理が気に入ったらしいけれど、せっかくだから別の店を試すことにして、またまたホテルから徒歩で行ける日本料理の店『Hanabi』へ行って見た。

知らない土地で初めて行く店で、しかもエキゾチックな和食の店@アメリカ、ってので不安が無いと言えば嘘になる。

でも、金曜の夜と言うこともあってか?店に入った途端、賑わいを感じてひと安心。

あ、割りと人気があるみたい♪ってな風に。

メニューを見て感動したのはカキフライがあったから。

あぁ〜そんな存在もあったよなぁ、長らく食べてないからすっかり忘れていたよ〜、みたいな懐かしさでソレと、あとは醤油味のラーメンもあると言うので注文。

まさか小旅行でやって来たミネソタの観光地で食べる予定も無かった日本の懐かしい味たちだけに、不意をつかれた嬉しさも手伝ってどちらも美味しく頂いた。



さて翌、土曜日はいよいよ Davidは単独、自転車で帰路につくから別行動。

Duluthから家までのほぼ中間点に位置する小さな町 Hinckley/ヒンクリーで合流して一泊する予定で。

距離にしてほぼ125km。


つづく。(多分)

2017年8月21日月曜日

Duluth 金曜日

Lake Superiorの水平線に昇る朝の太陽を見ることが出来てすっかり大満足。

感動が冷めやらないまま浜辺の散歩を継続、ホテルに向かった。

朝の陽射しは湖畔の風景の何もかもを綺麗な深い色に映し出すみたいで感激。

*真っ青な空にうっすらと白く月が浮かぶ*

Duluthを代表するアイコンの一つ、Aerial Lift Bridgeは近くで見ると迫力がある。


港の外側にあって Lake Avenueを繋げる橋として、人や車が通行してるんだけど、大きな船が来る度に警報とアナウンスがあって、橋の部分が持ち上がるの。

大きな橋がゆっくりと上下する様子は、何だか興味深い。

まぁその度に線路の踏切みたいに車が渋滞するのは大変だろうなと思うけれど。


*港で半永久的に停泊する大きな船は博物館になってた*



ホテルに戻り、Duluthでの2日目は何をしようか?ふたりで相談。

湖のクルーズと、短距離での電車と、水族館の3つがセットになったパッケージがあると言うので、それにしようと思ったら、電車は「機関車トーマス」のイベントの為に利用できないらしく断念。

絶対に外せないと楽しみにしてた水族館だけに専念して時間を費やす事に決定。

まずは腹ごしらえのブランチに何処のレストランにする?ってので、湖のクルーズにも食事を提供していると言う、その名もずばり『Duluth Grill/ドゥルース・グリル』を試して見る事にして車で出掛けた。

湖をクルーズしながらブッフェの食事を楽しもうかとも思ったけれど、それと同じ食事を試すことが出来るんだったらクルーズは諦めていいや、って気もして。

宿泊先の市街のホテルからは少しだけ離れてるので車で行ったけれど、駐車場が溢れんばかりに盛況でビックリ。

何とか裏手のスペースに駐車したものの、レストランでは順番待ちの客が店の外のベンチに座って待ってる状態で、店の人気の高さにいい予感♪

*『Duluth Grill』の敷地内の小さな畑で栽培されるハーブたちは
そのままレストランで使われるんだそう*
(メタル製のチキンを始め、メタル製でペンキが剥げた
ガーデンアートには何故か心を惹かれる)



初めてのレストランで注文するブランチは、例によって例の如く「Eggs Benedict/エッグズ・ベネディクト」で、その店によって随分と違うので比べるのが楽しみ。


この店のは典型的な厚切りハムにハッシュブラウンの付け合わせに、店の敷地内から摘まれた可憐な花(パンジー?)が添えられ、お花も食べられますよ〜♪と。

因みに Davidはオムレツにケール(マリネされソテーされてた)が添えられたものを注文し、それにもお花が乗ってた。


美味しいブランチに満足の後は一旦ホテルに戻り、そこから徒歩で水族館へ。

Twin Cities/ツインシティーズ(MinneapolisとSt. Paul市との通称)の市街と同様に Duluthの市街にも "Skywalk/スカイウォーク"があり、それを利用。


意外と閑散としていて、私たちの他に通行人がいないのが気になった。

もし単独行動だったらちょっと嫌かなぁ〜、と。

だって、長く続く通路は閉鎖された空間で、仮に何かあっても逃げ場が無い。

ひょっとして冬場以外では余り利用する人がいないのかも?謎。

と言うのも、高速道路を渡る必要があって、沿岸へのアクセスが限られてる。

スカイウォーク以外では割りと遠回りをして歩かないとならない。

そんな事を色々と考えながら目的の水族館に到着〜♪


そして、次回につづく。


2017年8月20日日曜日

Duluthの朝焼け

Duluth市街のホテルの部屋は14階の Lake viewで、それなりに景色は良いもののビーチからは離れていて、窓の外からの眺めで見えるのは近隣のビル群だったり、ビルの屋上の駐車場とかだったり。

夜中、何度も寝返りを打って余り熟睡も出来ないまま早朝に目覚めたついでに起床。

湖に昇る朝陽を拝むべく、大急ぎで支度をすると Davidと連れ立って出掛けた。

湖畔の観光地だけに、同様の(寝起きの髪にカメラを首から下げた)観光客に多く出くわすかと思ったのに、意外とそんな事もなく肩透かしをくったような。

夜が明ける前の、まだ月がぼんやりと浮かぶ空の下、行き交う車もほとんどない閑散とした市街の大通りを足早にさっさと歩いてビーチへ向かった。

心の中で、「日の出に間に合いますように!」とか思いながら、せかせかと。

実際は、そんなに焦る必要が無いくらい十分に日の出前の時刻だったんだけど。

フッ。相変わらずせっかちで心配性な自分に苦笑い。

以下、日の出劇場〜♪





*日が昇るを見ると「太陽に吠えろ」を連想する昭和な自分*


*カモメを見ると名前には♪ジョナサン♪しか思い付かない*




Lake Superior/スーペリア湖のビーチの石たちが綺麗で印象的♪

*艶のある小豆色がとっても綺麗*


*連想するのは、チョコレートチップ・ブラウニー?*


さすがに五大湖の一つだけあって本当に大きい湖は、まるで海のよう。

遠くに広がる水平線の向こう側はカナダのオンタリオ州?

五大湖周辺の地図で国境を確認すると、改めてカナダとアメリカの位置関係が興味深く、カナダと言えば北極くらいに寒い(未開の)土地と考える多くのアメリカ人たちってどうなの?ってくらい、カナダの一部はアメリカのほぼ東側にあって、必ずしも「アメリカの北側」って訳ではないじゃん〜を再確認。

そして昔、高校の地理の授業で五大湖の名前の覚えなければならなくて、どうしてそんな私の人生に関係ない名称の暗記に努力しなければならないのか?納得が行かなかった十代の頃の自分を、懐かしく苦い気持ちでスーペリア湖を眺めながら、人生なんてわからないものだなぁ〜と。



いずれにしろ日の出を拝むのは何だか縁起が良い気分になるから不思議。

何かしら御利益があるかしら〜♪



つづく。


ようやく Duluthへの小旅行

8月と言えば夏のまっ只中って筈なのに、最近、まるで暑くなかった。

それでも、夏ならではのイベントがあれこれあって。

出掛ける度に色んな人と会って「社交」する訳だけど、人々とのやり取りの中で印象に残る言葉やフレーズが頭の中で繰り返し、様々な事柄について取り留めのない哲学みたいに、改めて延々と考えさせられて想いがあちこち行ったり来たり、収拾がつかない状態になってしまい、自分でもいつもの事ながら「なんだかなぁ〜」と溜め息を付くような。

人生って深い。

そして私はいつまで経っても未熟なんだわ。

多分、人間は誰しも、どんなに長く生きたとしても完成を見る事は無いンだろう。



夫婦喧嘩した訳でも無いけれど、Davidは

「今夜は外で寝る」

と言って、裏庭にテントを張り始めた@昨日の午後。


自転車で長距離ツーリングに出た際にキャンプする為の備品をあれこれ新調したので、それらを実際に試して見たかったらしい。



自転車での長距離ツーリングの練習としては、先週、私と一緒に連れ立って Duluthへ出掛け観光した後、単身、250km程度の道のりを自転車で帰って来た。

Duluth/ドゥルースはボブ・ディラン生誕の地でもあり、五大湖の一つ Superior/スーペリア湖を臨む避暑に人気の観光地でもある。

せっかくミネソタ州に住んでるから、一度くらいは出掛けて見たいとかねてから思いつつ、引っ越す前に行くべき場所のチェックリストの一つだった。

とは言え、単に避暑や観光に行くのと違い、私の役目としては飽くまでも Davidと彼の自転車を運び、彼のツーリングをサポートする事であり、だから日程の設定で最重要なのも天候だったからホテルの予約を前もって出来なかった。

出掛ける当日の朝に予約するホテルは選択肢も限られて、しかも値段も高かった。

それでも空いてる部屋があるだけラッキーだったかも知れない。

何しろ人気の観光地で、しかもハイシーズンの週末なのだから。



以下、先週の木曜 Duluthへ向かう道のりでの雲日記。



晴天の青空と灰色の雨雲との繰り返しで時折、雨が降ったり、そして止んだり。





高速道路を車で2時間余り走った後に到着した Duluth市街のホテル。

一応、部屋は "Lake view"って事だったんだけど、窓から見える景色は雨模様。


雨が上がった後にカメラをズームしてようやく遠くに湖が見えてちょっと感激。


夕方は取り敢えず市街を散策。

面白そうなガラス細工の店やギフトショップを覗いたり。

あとは莫大な量での古い雑多な商品で埋まったアンティーク・ショップにも寄った。

キャラメルが焦げる匂いにつられてキャンディ・ストアにも寄り道。

"Duluth Mix"と言うコンビネーションでの、チーズ味とキャラメル味のポップコーンが半々で袋詰めされたのとか、チョコレートで包まれたチェリーを幾つか、とかの諸々を買って楽しかった。

英語の表現で良く使われる "like a kid in a candy store"そのまんまに。



晩ご飯には迷わず決めたインド料理の店『India Palace』。

ホテルから歩いて行ける場所ってのも大きな理由で。

料理はどれも本格的(多分?)なインド風で美味しかった。

私自身はインドへ行った事が解らないけれど、Davidはカンファレンスに招かれてインドへ行き、地元の人に案内されて現地のレストランも体験してる。

そんな彼が一番好きなのがほうれん草の入った緑色のカレーに白いチーズ(フェタみたいな?)が入ったもので、それを注文したんだけど、美味しくて感激してた。

おまけに、私たちの大好きなカブリ・ナンに似た種類の、ナッツとレーズンが入った甘いナンもあり、それも美味しかった。

何の予備知識もなしに初めて訪れた観光地でのレストランで、美味しいものに当たると凄く得した気分になって単純に嬉しい♪



ホテルに歩いて帰った後は屋内のプールでひと泳ぎ。

したのはいいけれど、部屋に備え付けのヘアドライヤーの存在に気付かず、濡れた髪で頭が冷えてしまった。

おまけに室内の空調機も調節が効かずに寒くて、しかも音も大きくて。

ようやく髪を乾かしたけれど、良く眠れずにホームシック(!)。

私ってば、どんだけ「おうち好き」なの!?って感じで。

本当に暫くの間、旅行らしい旅行に出てなかった事に気付く。

そして、そんな事もまるで気にならないくらい、家に籠って自分の好きな事に没頭してるのが一番の幸せ♪ってな自分も再認識。



つづく。

2017年8月5日土曜日

8月に突入

晴天の夏らしい日が続き、「あちぃー」と言いながら過ごしてた数日。

不自然な冷えが嫌でエアコンは極力使わないよう「夏は暑いのだっ!」と自分に言い聞かせながら、家じゅうの窓を開け放ち、出来るだけ風の流れが感じられるよう。

そうこうしているうちに8月に突入し、今日は朝からの雨模様。

何だか肌寒いくらいで、だから今日は窓を閉めてるんだけど。

こんな雨降りの日にも拘わらず、芝を刈る人たちがやって来て、せっせと庭と裏庭の芝を刈ってくれていて有り難い。

頭に手拭い、いや、タオルを巻いて働く彼等は多分、メキシコからの移民。

アメリカはカナダよりも更に多民族な国家で色んな意味で深い。

私たちが滞在するヴィザの種類がようやくアップグレードするものの、永住権取得となると更に時間が掛かるそうで、ここ数年の間で成人してしまう子供たちは扶養家族の枠を外れてしまうから、今後、家族としての身の振り方をどうするのか、答えを出さなければならない期限が現実のものとして設定された感。

これまで無我夢中で子育てして来た私にとって、子供たちがそれぞれの道で自立し、遠い場所で暮らすことになる可能性は、何だか実感が湧かない。

4人で暮らすことが当たり前過ぎて、ずっと4人で仲良く(時々、激しい喧嘩や口論もするけど!)揃って一緒に生活する時間が、まだまだ延々と続く気がしてたから。

出来る事ならば、もう少し長くアメリカで暮らしたい気がしてる。

勿論、なにもかもが夢のように素晴らしく理想的な国と言う訳ではないけれど、少なくともミネソタのこの辺りは環境も治安も経済も良く暮らし易いし、多分、アメリカ国内には他にも、私たちが知らないだけで、同様に住み易い土地が他にもまだ沢山あるんだろうし。

とは言え、カナダへ戻ると言う選択肢もいつだってある。

多分、出来ればケベック州以外の州を希望、、、で。

いずれにしろ、新たな土地に住むことになれば当然、まずは引越し!で。

引っ越すのは大変だ。。。

この家を借りて「取り敢えず」住み始めた時、半年で家を買って引っ越す計画だったから、「仮暮らし」のつもりだったまま、その後ずるずると住み続け、快適に住み慣れて「自分の家」のような感覚ですっかり緊張感を失ってしまった。

だから当然、色々と快適に暮らす為のモノも増え、空間を埋め尽くし。

あぁ。本当に私ってばバカ。

前回の引越しの教訓から、二度とモノを増やさないと心に誓ってたのに。

結局は時間の経過と共に元の木阿弥、っていつものパターンで。

喉元過ぎれば熱さ忘れる、、、ってのを常に体現してるような。

自分に甘く駄目な人間なんだわ。。。

そして将来のことを考えるだけで不安で怖くて逃げ出したくなるような弱虫。

ふぅ〜。

何だか暗く湿った天気のせいで気分まで影響されてネガティブぅ〜。

毎日こんな事ばかり考えて暗くなってる訳では決して無いンだけど、変なの。

話題を変えて最近の作業としては。

ミネアポリスのテキスタイル・センターで、ギフトショップのコーディネイターをしているナンシーさんが、私の顔を見る度に「(ギフトショップで販売する為の商品を)何か作って〜、何でもいいから〜」と熱心にリクエストしてくれて、作品展に出展する私の作品をいつも気に入って評価してくれてる事には感謝してたんだけど、売る為の「商品」としての作品を複数作る自信も意気込みもなく消極的に辞退してた。

それでも、普段お世話になってるセンターに何かしらの貢献をしたい欲求はあり、色々と私なりに試行錯誤は繰り返してたんだけど、やっぱり「複数」で同じものを作るという繰り返しの作業に対する苦手意識が強かった。

ようやく自分なりにその壁を乗り越える機会となったのは、ニードルフェルティングで作る猫と、安易に沢山創り出すことの出来るジュエリーとの組み合わせ。

猫を飼ったことも無いので余りその生態を知らないし、だから決して猫好きと言う訳でもないんだけど、でも、何故か猫を作るのは好きらしい。

作り始めたら止められなくなった。

マーケティング調査と称して徘徊してる Etsyのあちこちで見掛けるアイテムは、私も大好きな人魚と猫を組み合わせた「人魚猫」で、だからそれを私なりのウール素材で再現するのが楽しくて♪

*人魚猫のペンダントとイヤリング*



*人魚猫のペンダントたち*


と、ここまで木曜日に書いて放置してたら土曜日になってしまった。

今日も引き続き寒いくらいな感じで、これでも8月なの?本当に!?って感じ。

何だか調子が狂う。。。

それでも Erikaは友達のソフィアと、彼女の叔母さんが所有する湖畔のキャビンへ水着を持って出掛けて行った。

Davidは長距離でのサイクリングに出掛けた。




話が戻るけれど、昨日はいよいよテキスタイル・センターへ納品に行った。

約束の時間に少しだけ遅れて着くと、正面玄関脇のギフトショップ前には既にコーディネーターのナンシーさんと、ギフトショップで働くケイティさんの二人が私の到着を待ち構えてて、楽しみに待っていてくれた様子にちょっと感動してしまった。

略式の契約書に署名して、14点の作品を商品として置いて来た。

値段の設定は、テキスタイル・センター内のギフトショップの基準に基づき、ある意味、美術館のギフトショップと似通った水準かと思うンだけど、高め。

まぁ、売れないことには話にならないので、需要に応じて値段は上げ下げするという柔軟な方針で、という事で合意。

ハロウィンがテーマの作品も順次、作っているので、売れ行きが次の可能性へと繋げてくれると良いのだけれど、こればっかりは本当に見当が付かない。

モノを売って収入を得るって、本当に並大抵の事では無いと改めて実感する。

*商品の一つ一つに取り付けるラベルを作ったり*



とは言え、お店屋さんごっこみたいな感覚は相変わらず嫌いじゃなく。

商品の準備や、プレゼンテーション的な事も割りと楽しくて。

ディスプレイ棚に飾る為の小物として綺麗な貝殻も一緒に持って行ったり。

いずれにしろ私にとっての新たな局面であることには違いなく、ほんの少しだけ不安と、それを大幅に上回るくらいのワクワクするような楽しみを感じてる。