2014年8月31日日曜日

if I stay


金曜日は雨が降ったり止んだりのお天気で。

夜になって肌寒く、かと言って暖房を入れるには早く。

何しろ暦の上ではまだ8月なのであるからして。


庭の大きな楓の木が大きく伸ばした枝の先端が色づき始め
夏の終わりを告げている。

はぁ〜、何とも物悲しく切ない。

凄く心細い気分にさせられる。



そんな中、子供たちの夏休みもいよいよ秒読みだし、平日の昼間の時間帯で安い映画を気ままに観られる私たちの特典も終了してしまうので、Erikaと二人で「じゃあ最後に」と夏休みの終わりの記念に映画『if I stay』を観に行った。

*IMDbよりの画像*


5ドルだと思ったら、3連休中の金曜日で新しい映画でもあり1人8ドルだったのは、ちょっとした思惑外れではあったんだけど。

「8ドル払うんだったら『Sin City』にする?」
なんて冗談めいて Erikaが言ったけど、私にとってその選択肢はなく。

『if I stay』も、どうしても観たいって程の映画ではなかったんだけど、原作本は Erikaが小学生の時に買ってあげて、その頃から十代向けの、どちらかと言えば大人びたシリアスな内容の小説も片っ端から読み尽くす読書好きの彼女だったので、それも例外なくあっと言う間に読んでしまい、割りと気に入って印象に残ってる風な作品という認識だったから。

人気の小説が映画化される場合、映画が原作を越えることなくガッカリさせられるって場合の方が多い傾向はある気がするんだけど。

だから、今回の場合はどうかな?なんて半信半疑に。

*Google画像より原作本の表紙*


何の期待もしてなかっただけに余計に感動した。

私自身は原作を読んでないので、詳しい内容を知らなかったのも良かったんだろうと思うけれど。

でも、
「原作に近かった?」
と Erikaに訊いたら、意外なことに
「原作よりも数倍良かった!」
の返事が返って来て、ちょっとだけ驚いた。

ふぅ〜ん。

じゃあ、映画が原作を超えて素晴らしい稀なケースの一つだね、なんて。

どうやら原作では話が割りと平坦に語られるらしいので、余り登場人物たちに感情移入出来る程の描写が無いらしいんだけど。

映画では、多分、キャスティングが素晴らしいんだろうな。

それぞれの登場人物たちが皆、人間臭く存在感があるのにとても自然で、妙な演技のし過ぎのイヤラシさみたいなものが全然感じさせられなかったもの。

それにしても、やっぱり Chloë Grace Moretzは才能のある女優さん。

ジュリアード音楽院を目指し、ヨーヨーマに憧れるチェロを弾く女の子の役なんだけど、実際チェロを演奏するシーンにまるで違和感がないのが凄い。

あと、彼女のお母さん役の Mireille Enosが可愛くて、ブラッド・ピットと『World War Z』で夫婦役を演じた際にも思ったんだけど、とても控え目な役でありながら、出しゃばることなくしっかりと存在感を感じさせる事が出来るのが素敵だな、と。

最近の映画の予告編の傾向で、それを観れば大抵の内容が把握できてしまうって感じで(コメディなんて、笑いのオチの部分まで予告編で全て見せてしまうので、映画館へ足を運ぶ必要が無いってくらい)、余りサプライズは無いかと思うんだけど。

なので私が多少の事を書いてもスポイラーになる可能性は無いという前提で。

要するに主人公が死の淵を彷徨い、俗に言うあの世へ行くことを決意するのか、この世に残ることを選ぶのか、というのが軸なんだけど。

幽体離脱して傷付いた自分の体を見下ろすとか、スピリットとしての霊とか魂とかの存在とか、この世とあの世との境とか、考えさせられる。

私は霊感がそれほど強いとは言えないし、宗教にも熱心ではないんだけど。

この映画を観て思い出したのは、人間にとって目に見えるものだけが全てではないような気がするって事で、そういう非科学的な事を戯言と一笑に付す人(うちの Davidとか)がいるのも承知してるので、なかなか言い難い事だったりするけれど。

少し前のある日、いつも通り平凡な極フツーの晩にいつも通りフツーに寝てたんだけど、突然、夜中の2時過ぎくらいに玄関ドアのチャイムが鳴った。

パッと目が覚めて、こんな夜中にいったい何事?と思い、心臓がバクバクしつつリビングを抜け、玄関に行って見たんだけど、誰も居ないの。

チャイムの不具合も特に無かったし、風の強い日でも無かったし、酔っ払いがふざけて悪戯にベルを押すような界隈でもないし、近所の人に嫌がらせをされる理由もなく。

その時、ふと「虫の知らせ」って言葉が頭を過った。

何しろ、実家の両親は共に80代だから、いつ何があるか分からないし。

電話するといつも、二人ともそれぞれに「遊び」に行って留守ばっかりなんだけど。

2〜3日経った頃、日本の姉から電話があって、叔母が数日前に亡くなった事を知らされてびっくりした。

と言うのも、何故かここ数年、叔母の事を思い出す機会が多く、子供の頃、可愛がって貰った事、疎遠になってしまい残念な気持ち、連絡してみようか?と思いつつ行動に移すことなく後悔の念、などなどが脳裏をかすめる事があって。

叔母があちらの世界へ行ってしまう直前に、遠く私のところまで別れの挨拶に立ち寄ってくれたんじゃないか?

そんな風に思うのは、ほんっとーに非科学的な事だとは思うんだけど。

でも、思わずにはいられないのよね。



そしてついでに書くと、先に行ってしまった人々に見守られてるって気もするの。

かと言って、神棚や仏壇があってお茶をあげてお線香を立てたり、手を合わせたりしてるって訳でもないから、図々しい独りよがりな発想って言えばそうなんだけど。

死後の世界とか輪廻転生とか、よく解らないけど、でも、死について考えるのは、生きるって事のあれこれを考える機会にもなり嫌いじゃない。

まぁ生きるのも死ぬのも、永遠の奇跡であり謎なのではあるけれど。



2014年8月28日木曜日

Minnesota State Fair 体験

ミネソタ州に引っ越して来て以来、会う人にいつも言われ続けた
「ミネソタの "State Fair"に一度は行って見ないとね、凄いから!」
って言葉。

Davidを車で仕事に送る度、いつも "State Fair正面ゲート"の前を通過するから、何となく興味をもって眺めて来たんだけど。

遂にようやく、その「ゲート」の中に入って見る機会がやって来た。

先週は家の前の道路にさえ縦列駐車現象が現れ、見ず知らずの人々が道端に車をとめ、嬉しそうにフェアに向かうくらいの盛況ぶりで。

開催は毎年、勤労感謝の日(今年は9月1日)までの10日間らしく。

昨日はお天気も良かったし、水曜日限定で、地元の図書館の会員カードを提示すると13ドルの入場料が2ドル引きになるってので、Davidは午後の休暇をとって家族4人プラプラと歩きながらフェアに行った。

陽射しが強いので、私は白いレースの日傘なんぞを差して。

フェアの会場は広大な敷地内にゲートや建物が点在して、それを取り囲むようにこれまた広大な駐車場があるんだけど、たった年に一度の催しの為の施設にこれだけの土地を確保し、普段は放置状態にしておけるってのが凄いなぁ〜と改めて思う。

まぁ時折の企画イベントなんかには使われてるとは言え、それらは小規模だし。

いずれにしろ、私たち家族にとって記念すべきフェアーの初体験。

まずは可愛いワンコが揃ったテント前では躾教室の発表会みたいな?


*もぅ〜お利口さんのワンコばかりで可愛いったら!*


そもそものステート・フェアは農業とか酪農とかに従事する人達が集まって、情報交換する場だったのが発展したらしいんだけど。

人が集まる場には食べる事や遊ぶ事が伴って発展する原理みたいで。

子供たちが楽しめる遊園地もあって、メリーゴーランドやら観覧車やら。


家族連れ皆が楽しめる小さな集落って感じに、遊園地をはじめ沢山のレストランが軒並みあって、施設内はまるで一つの街が出来上がってるみたいな感じで驚いた。

ほんとに普段はここに誰もいないの?ってのがまるで嘘のように。


通りを歩く人々の他、上から通りを見下ろしながら移動できるゴンドラとか、スキー場にあるリフトみたいなのまで設置されてるし。

食べ物を売っている店もかなり充実していて、路面店の他、ちょっとした体育館みたいな建物も幾つかあって、その中に複数のお店や音楽の演奏が出来るステージがあったり、テーブルやベンチも沢山あって活気に満ちてた。

お昼時だった事もあり、まずはハンバーガーとかフレンチ・フライだとか、コーン・ドッグ(日本で言うところのアメリカン・ドッグ?英語では "Pogo"とも言う)なんかをちょっとだけ食べて。

お腹が一杯になった息子は、もうそれだけで満足したみたいに
「じゃあ帰る」
とか言い出し、
「えぇ〜っ!? まだ来たばっかじゃ〜ん」
と驚く私たちを尻目に、歩いて帰れる距離だけにさっさと独りで帰って行った。

以降は私たち夫婦と娘の3人組で行動ってことで。

3人になってしまった私たちにピッタリなタイミングで「だんご三兄弟」よろしく、3人で分けて食べるのに丁度良い「チョコレートチップ・クッキーの "dough"(生地)を焼かずに丸めて串に差し油で揚げたもの」、つまり "Deep Fried Chocolate Chip Cookie Dough Stick"なるものを食べた。


その直前には "(Deep Fried) Cheese Curds"ってのが名物で美味しいと聞いてたので、それも食べたんだけど、それは「チーズの天麩羅」って感じで熱々で美味しかった。

私は予めサイトでチェックしておいた「今年新登場のメニュー」の中から「ロブスターのサンドウィッチ」がどうしても食べてみたくて、ようやくその店を発見し、ありつく事が出来た。

*クラブケーキも一緒に♪*

ガーリックブレッド風にトースタしたパンに、辛しマヨネーズ風に和えてあるロブスターが良く合って美味しかった。

隣のテーブルに座った年配の女性も食べたくなったみたいで、「何と注文すれば良いのか?」訊かれたくらい。

因みに値段はフレンチ・フライが少しだけ付いて9ドル也。

ファストフードとしては、かなり高いメニュー。

その後も地図を片手に敷地内を散策し、コンサートなんかが開催されるらしい建物の前に出くわし、前の晩の Linkin Parkと 30 Seconds to Marsのライヴはきっとココで行われたのか〜と思うと、なんだ野外じゃなかったんだ、ってのが解って、なるほど家まで音が聞こえて来る筈もないってのを納得。


チェスターやジャレッドもフェアーを楽しんだのかな〜?なんて思いつつ。

キャラメルで絡めた林檎のデザートを味わったり。


その後は予想外にも "Haunted House"(お化け屋敷)を体験。


Erikaに付き添って気軽に入ったものの、暗くて怖くて入った事を後悔。

Erikaの後ろにしがみつきながら必要以上にギャーギャーと騒いでたいい歳したオバさんは私です。スミマセン。

だってさー、怖いマスクをした「ホンモノの人間」が脅かすんだもん。怖いわ。

ヒーヒー言って疲れた頃に辿り着いたが "International Bazaar"なるエリアで、ステージではカントリー風の音楽の演奏がされ人々が楽しむ中、国際色豊かなバザーでウィンドウショッピング。


コンセプトとしては、色んな国を代表する民芸品を売る店が軒を連ねていて、文字通り「国際的な市場」って雰囲気に盛り上がってるの。


インドからの服飾やジュエリーとか、南米ペルー辺りからの衣類や手作り用品、アフリカからの民芸品なんかに興味を引かれた。

まぁ私自身は結局、何も買わなかったんだけど。

日本の民芸品を扱うような店は残念ながら出店してなかったみたいだけど。

アニメ関連の商品を扱う怪し気な「オリエンタル」代表の店はしっかりあって。

Erikaは、『Death Note』のペンダントを買ったり、『進撃の巨人』のアクセサリーを Davidにねだって買って貰ったりしてた。

帰りのゲートでは昔懐かしい「チョコバナナ」を購入。


とは言え、日本のと違うのはバナナが冷凍してあるってトコで。

あ、あとはクラッシュしたピーナツが付いてる。

歩きながら食べてるとバナナも段々と解凍され、日本のに近い雰囲気に。

まぁ、とにかく良く食べました。

しかも、どれもこれもがやたら油で揚げたものばっかりで。

さすがに今日はお腹の調子が悪かった。

買わなかったケド、「油で揚げた "Twinkies"」だとか、「油で揚げた "Oreo"クッキー」だとか、あとは「油で揚げたワニ」ってのも売ってて驚き〜。

*想像しただけで胸焼けがするわ*
(一体どんな人が食べるの!?ってのが謎)

典型的な「アメリカのお祭り」ってノリが体験出来て楽しかった!

会場で人々がビールを買って美味しそうに飲んでるのが羨ましく。

私も家に帰って早速、冷たいビールを飲んだ。
(ポーカーナイトの際に誰かが持って来て冷蔵庫に置き忘れて行ったカリフォルニア産の何故か「ウィーン風」のビールってオチで)

アルコールに弱いから、その後はすぐにバタン+ぐぅ〜って感じに寝てしまって、目が覚めたら夜中近く。
(あれ? 晩ご飯、作らなかったケド? 皆どーした?みたいな)

外で気軽にビールやワインを飲んで社交出来るってのがちょっと羨ましく思った。





2014年8月26日火曜日

Halloween素材

今夜、いつも通り晩ご飯を終え家でのんびりしてる訳だけど。

実はそんな最中にも、うちから歩いて行ける距離の場所で、なななんと Linkin Parkと 30 Seconds to Marsがコンサートをしてるから落ち着かないったら!

野外コンサートなら、音が漏れ聞こえて来ないかと時々、玄関のドアを開けて庭先に出てみるんだけど、その方向から空に向けた照明がくるくると廻ってるのが見えるだけで、多分、その下辺りで盛り上がってるんだろうと想像すると「くぅ〜〜〜っ」て感じに残念無念。

毎年恒例で行われるらしい州をあげての祭典『Minnesota State Fair』なるものの一環の音楽コンサートで、今年は8月21日から9月1日までの期間中、連日で昼間は色んなイベントが開催されてて、夕方には日替わりのゲストでのコンサートがあって、夜には毎晩、花火が上がっている状況の真っ只中。

Minnesotaで最大のお祭りなのは確実として、ペンシルベニア在住の友人によるとアメリカ国内で最大規模の祭典なんだとか。

幸いにして、家からは徒歩圏内であるし、ミネソタに住んでるからには一度行って見ないことには話にならないだろう、ってので、うちも明日、家族揃って行って見る予定で、Davidは仕事から半日で帰って来る意気込み。

どんなお祭りを期待したらいいのか?分からないながらも、取り敢えず多数の食べ物スタンドが出てるらしいから、美味しそうなものは片っ端から試せるよう、お腹を空かせて行く魂胆で。



昨日は『DMC』の刺繍糸とかフェルトとかの必要な物を買う目的で『Michaels』に寄ったんだけど、いやはや、やっぱりそれだけでは済まず。


Halloweenの黒とオレンジ・パワーに負けてしまった。

リボンとかビーズとか、ハロウィン・クラフトに使えそうな品々を購入。

ビーズは40%オフのセールになってた誘惑ってのもあるんだけど。


その後、家では引き続きハロウィン・オーナメントの制作中。


この間、買ったばかりの「鳥籠」プリントの白黒コントラストは思った通りインパクトがあって、ちょっと気に入ってるところ。

最終的にどんな風にまとめて仕上げるか?未定ではあるけれど。

とにかくハロウィン関連での作業は楽しくて仕方ない♪




2014年8月24日日曜日

映画とサボテン

金曜日(22日)から公開の映画『Sin City』を、今日(日曜日)の朝10時半くらいからの上映の分を Davidと Kaitoが二人揃って観に行った。

本当は Erikaも行くはずだったけど、皆の予想通り、起きられず。

何しろ、夏休み中はもっぱら夜行性と化した彼女、大抵お昼くらいにならないと起きて来ない十代の特権を行使しまくりの日常なので。


シリーズ映画の2作目を観に行く前に「復習」として第一作目を DVDで前日までに観て「おさらい」をする、ってのがパターンになってる我が家、今回も例外でなく、夕べ『Sin City』の一作目を観るって事になり、ファミリールームのテレビ前に集合。

実は私、一作目の途中まで観て「棄権」したままになってた。

暴力的な描写が気持ち悪過ぎて最後まで観られなかったから。

なので今回は何とか頑張って(?)最後まで観よう、とか思ったのに、やっぱり途中、迫力あり過ぎて「あぁ〜もう観られない」と退散。

それでも何となく結末の気になる場面があり、今日の午後、再度、気を取り直して挑戦したら、昼間、明るい部屋で観たせいもあるのか?割りと大丈夫に最後まで見終わることが出来た。

それでもまぁ、2作目を観るまでに相当の時間があるとは思うんだけど。


余談で、1作目の DVDにはフランク・ミラーの原作コミックが付録として付いて来たみたいなんだけど、何気にそれに目を通してる Davidに
「何で後ろから読んでるの?」
と思わず訊いてしまったんだけど。

あ、そうでした、そうでした。

アメリカのコミックは左から頁が始まるんでした。

右から頁が始まる日本の漫画とは逆で。

英語版で印刷されて売られてる日本の漫画本たちは、しっかり右はじまりだけど。


とにかく、コミック版に忠実に映画化された映像は迫力があって、配役の妙とかメイクや特殊な効果とか素晴らしい作品であるとは認識してるんだけど、でも、それでもやっぱり私にとっては暴力の描写が激し過ぎるみたいで、ちょっと苦手。


とは言え、映画繋がりで書くと、つい2週間前 Erikaと私の二人で Scarlett Johansson主演の最新 Sci-Fi映画『Lucy』を観て来た。

あれって、Luc Besson監督なんだけど。

ジャン・レノの『レオン(ザ・プロフェッショナル)』(←怖い)で有名な。

なので当然、彼の作風的に、かなり暴力的な場面も多かったんだけど。

それでも『Sin City』のエグい描写とは微妙にグロさの種類が異なり、PG17だったとは思うけれど、割りと最後まで(途中、目をそらしながら)観られた。

かなりショッキングな場面も多いんだけど、でもモーガン・フリーマンの存在感に救われるし、何よりストーリーのコンセプトが興味深い。

腑に落ちない箇所は幾つかあって。

そのうちの一つ、主人公のルーシーが昔の記憶を辿る場面で
「(十代の頃)歯列矯正のワイヤーがくちの内側の壁に当たって痛かった」
って台詞があるんだけど、だから、それを話すルーシー(スカーレット・ジョハンソン)の下顎の歯並びが揃ってないのが余計に気になってしまったり、とか。




この週末は、何故か急に「サボテン」が気になり出して。

フェルトで作って見た。



*小さなテラコッタの鉢に詰めてみた(高さ:7cmくらい)*


急に思い立っても、必要な材料が取り敢えず何とか手持ちで賄えるって環境は本当に嬉しくて、改めて「材料コレクター」の自分も悪くないな、と思える。

現時点で気になってる素材はガラス製のヴィンテージ・ボタンとか。

『Etsy』徘徊してると時間を忘れてしまうから困る。。。

*手描きで色をつけたガラス製の古いボタン*


*見る角度によって色が虹色に変わる古いガラスのボタンはチェコ製*

これらのボタンを用いて作られたイヤリングとかブレスレットとかも
Etsyで売られてるのを見掛けて自分でも作ってみたく
ウズウズしてるとこ。。。









2014年8月22日金曜日

Halloweenのオーナメント

8月も終わりに近づき、虫の声が聞こえるようになりました。

夏の終わりの気配を感じるのは本当にいつも切なくて。

まぁ、秋は秋で大好きだし、冬は冬で現実を受け止め降参して受け入れてしまえば他に方法がないし、順応して何とか持ち堪えてしまえるのではあるけれど。

それでもやっぱり夏の解放感は捨て難く、自由気ままなスピリットで生きられる感覚はまさに「生きてる」って感じで。

それでも時間は容赦なく季節は巡って来るので、あちこちの店頭も既に「秋仕様」だし、気の早いハロウィン商品もてんこ盛りな感じで圧倒される。

大好きなハロウィンなので、色んな商品が見られるのは楽しく、実際に買わなくても可愛いデザインのアイデアに刺激を受けたり、参考になったり。

今回、私たち家族にとっては新しい土地での初めてのハロウィンなので、実際、どの程度の飾り付けをしようか?どの程度のお菓子を用意したらいいのか?未定ではあるんだけど。

果たして私は仮装するかどうか?とかも含め。

するとしたら何に?とか。

新しい土地だから、以前に着てしまったコスチュームも使い回しが出来る!

まぁ魔女や吸血鬼やゾンビならば、いつでも変身できるからいいんだけど。


そんなこんなで、私の工房(←いつから「工房」になったか?不明)では、そんな流れでハロウィンのオーナメント作り続行中〜。

これまた相変わらずの、大好きな Alexander Henryの "The Ghastlies"シリーズのコットンプリント生地を使用、あとはフェルトと針金とビーズ。

*ハロウィン・オーナメント、又は壁飾り*


布地にフェルトの裏を付けて綿を詰め、部分的に「キルティング」し、ビーズをあしらった針金を固定しウォールハンギングとして仕上げ。



作業は割りと楽しくて、その昔に良く聴いていた懐かしい私にとっての「懐メロ」ミュージックを掛けて、まぁ主にブリティッシュ・ロックとか、久し振りにスタイル・カウンシルとかスミスとか、エヴリシング・バット・ザ・ガール(カタカナ表記すると妙な感じ)とかアズテック・カメラ、キュアなどなど聴きながら針をチクチクと動かして、本当に幸せな時間だった。


その後、再び近所のキルトショップへ顔を出し。

ようやく入荷した Ghastlieシリーズの花柄 "a ghastlie garden"を購入。


あとは薄いグレーの "a ghastlie web"も半ヤードだけ購入。


Ghastlieシリーズではないけれど、ハロウィンのパンプキン用に「燃えるようなオレンジ色」のむら染めの生地と、


ハロウィン用じゃなければ、こんな柄、一体どんな用途で使うの?
みたいな、
「鳥籠に入ったカラス」の絵柄のプリント生地も、1/4ヤード購入。


これからのハロウィンは勿論、その後にはクリスマスがやって来るし。

楽しいイベントには創作意欲も湧いて、何だか嬉しい。

9月は新学年度でもあり、北米では「新しい何かを始める月」(まさに日本の4月みたいに)なので、私もようやく重い腰を上げ、何かしら手芸関連のサークルとかクラブとかに入会してみる気分が盛り上がってる。

だって、新しい街に引っ越して来て、いつまでたっても「友達ゼロ」(炭酸飲料水のカロリーゼロのノリで)ってのを自虐的な笑いのネタにもしてられない。

現地に女友達がまるでいないって現実に、寂しさを感じることがまるで無いってのが不思議だったんだけど。

多分それは、いずれサークルとかグループに加われば、一気にインスタントに10人とか20人とかの単位で "friends"が出来るってこと、解ってるからだと思う。

まぁひとくちに "friend"とは言え、意味合いの強弱にはかなりの幅があるんだけど。

そういう意味では、本当の「友達」は既に何人もいるし、飢えても焦ってもいない。

初めてカナダに引っ越した頃は、本当に友達が欲しくて寂しかったし、ケベック州に越してからは必死に女友達が欲しいと思ってた過去は否定しないけれど。

"desperate"に友達が欲しい時って、それ(必死さ)が相手にも分かるらしく、逆になかなか友達が出来ない時でもあるのよね。

あと、「友達作り」と「社交」とは似て非なるものであるってのも学んだ。

って、おいおい、いい歳して再び「十代の女の子」みたいな体験してるって気もしたけど、でも実際、女同士の関係って、いつまで経っても幾つになっても変わらない要素(意地悪とか陰口とか僻み、仲間外れとか!)ってのはあるのよね。

あぁ〜ほんと女ってやつは、、、そんな溜め息が出そうだけど。


さてさて、私はミネソタで、どんな友達を経験することが出来るのか?

さらなる冒険はつづく。。。






2014年8月21日木曜日

Hedge Ballと言うもの

8月も20日を過ぎ、子供たちの夏休みもいよいよ残り少なくなって来た。

とは言え「宿題ゼロ」の北米なので、やり残した宿題に追われるパニックも無く。

取り敢えず休みのうちに、ってので今週は歯科検診と健康診断を済ませ。

あとは学校でのオリエンテーションがあり、新年度の授業の時間割りを受け取ったり、ロッカーの鍵の購入をしたり、学生証用の写真も撮って貰ったり。

カフェテリアで昼食の際、暖かいメニューが買えるよう、「ランチマネー口座」に少しだけ入金し、追加分は随時ネットで必要に応じて入金出来るよう手配もした。

そうそう、スクールバスの申込みと支払いもとっくに済ませてあるし。

これで9月3日の水曜日には、問題なく新学年度を始められるはず。

今年度、Kaitoは12年生、Erikaは10年生。

Kaitoはいよいよハイスクール最終学年で、来年6月には卒業する見込み。

ふぅ〜。

その後、一体どんなことになるのか?見当も付かないけど。怖いなぁ〜。

そのうち「車の免許取りたい」とか言い出すだろうし。

「取りたい」と言われても心配だけど、ある意味、言われないのも心配。

永遠に彼の「専属タクシー」をやらされる羽目になるのも困るから。

子供たちの成長に伴って色んな過程を初めて体験する度、自分の親たちも同様の葛藤を乗り越えたのか、、、?と、何とも妙に複雑な気分を味わう。

あの頃、、、自分が十代の頃、親の気持ちなんて真剣に考えて見た事もなかった気がする、自分の事だけで手一杯で、毎日、全ての事に無我夢中で。

究極の「ジコチュー」(=自己中)ってやつ。

振り返って見ると、日本で育った私と、北米育ちの子供たちと、余りにも環境が違い過ぎて、親子の関係とか価値観なんかも全然違ってて、比べること自体が殆どナンセンスに近いくらいで。

「子育て」って、いったい子供が生まれてから何年間くらい迄のことを言うんだろう?と思って来たけれど、今、私が居なくても生きて行ける能力を身に付けた子供たちを見る限り、私のそれは殆ど終了に近いような。

「親と子」、としての関係は永遠に変わりなく続くのではあるけれど。

でも、私と子供たちの関係は、私の両親とワタシとの親子関係とはまるで違う。

いずれにしろ、暮らす国とか、使う言葉とか、住む文化とか、生きる時代とか、何もかもが違ったとしても、毎日毎日、来る日も来る日も、直面する問題や冒険や発見は誰にとっても同等に新しい事であり新しい体験であり、積み重ねが経験となって人格となって行く過程は同じなんだろう。

この歳になってさえ、初めての事やモノとたくさん出くわし。

なんだ私もまだまだ "beginner"だな、なんて思うこの頃。

*スーパーマーケットに売ってた "Hedge Balls"と言うモノ*
("Hedgeapple"とも呼ばれるらしい)


テニスボールくらいの大きさで売られてる果実のようなもの。

「食べられません」と書かれてた。

興味津々、売り場で説明書きを読むと、どうやら蜘蛛やゴキブリ、ネズミなどにとって効果のある "repellant"なんだそうで。

アルミフォイルを敷いて上に乗せておくだけで、腐ったように見えたり乾燥したりしても放置して半年とか1年とか作用があるらしい。

効力のメカニズムは摩訶不思議ではあるんだけど、試しに買って見た。

そして地下の洗濯室とか、物置とかに置いてみた。

まぁ単に、ネズミに出没して欲しくないだけなんだけど、最近、見掛けないから果たして効果があるのかどうか?成果が解り難いけれど。



2014年8月18日月曜日

お盆:灯籠流し祭り

今日は今シーズンにしては珍しい暑い日になった。

典型的な夏の不安定な気候で、雷雨の確率が終日90%だったので、いつもは自転車通勤の Davidを車で送り迎え、、、したけど結局、本格的な雨は降らず。

なんだ、ちょっと損した気分。

まぁ送ったついでに2〜3軒、スーパーや薬局に寄って用事を済ませたり、食材の買出しを朝のうちに出来たからいいんだけれど。

晩ご飯用に買った牛肉は、暑くて調理する意欲が削がれたのと、Erikaが午後から友達と出掛けてしまって夕食は外で済ませる連絡があり、なんだ今夜は3人分か、、、ってので、更に料理する張り合い喪失。

なので結局、BBQで焼いただけのビフテキ(←仏語)って事で済ませお手軽。

夏の間は BBQの活躍で、時々、料理から開放されるのが嬉しい。

直火で焼くと何でも美味しくなるし、夏季限定でのご馳走って感じで。


とは言え、実は昨日、日曜日の晩も晩ご飯の支度をせずに済んだけど。

夕方から Davidと二人で出掛けたので、子供たちは簡単なものを作って(ベーコンとスクランブルエッグ)二人で一緒に食べたらしく、何だか急に子供たちの成長を感じさせられて、アパート借りて自立する日もそう遠い将来ではないのかも、なんて、複雑な心境。

外出には、子供たちも誘ったのではあるけれど、二人とも興味を示さず、呆気なく遠慮されてしまった。

ま、直前に誘ったから、ってのもあるんだけど。

私自身、直前になって行ってみたい気になったし。


それは、Davidがネットでたまたま見つけた日本関連のイベントで、どうやら毎年、お盆の時期に開催されるらしい日本風の「夏祭り」みたいな。

最初はそれほど乗り気でもなかったんだけど、サイトの映像なんかを見てるうちに、色々と日本風の食べ物の屋台なんかもあるらしく、結局ソコに惹かれて。

ロケーションも家から車で5分程度の『Como Park/コモ・パーク』だし。

敷地内には児童遊園地をはじめ、動物園、植物園などを備えた広い敷地内に、遊歩道や大きな池やゴルフ場まで備えた大きな公園。

しょっちゅう車で近くを通り抜けてはいるけれど、こんな特別な機会でもないと、わざわざ寄り道する理由も普段は無いので、まぁ話の種に出掛けて見た。


生憎、小雨の降る中、車を停めて園内の日本庭園方面を目指し。

まずは「Conservatory」(温室)内の庭園を見学。




通常、園内は夕方の6時に閉まるらしいんだけど、この日はこの特別なイベント『Japanese Lantern Lighting Festival』に関連して、時間延長だったらしい。

温室を出たところのテントには早速、日本風のコスプレをした人の姿も。


そして視界には沢山のテントが並んでイベントが行われてる様子に期待が膨らむ。


悪天候にも拘わらずの大賑わいで、日本の文化や武術のデモンストレーションがあちこちであり、太鼓、日本舞踊、空手、居合い、弓道、などなど、見物する人垣があちこち出来てた。


美味しい匂いに誘われ、"Yakitori"の看板の店へ行って「サンプルプレート」なるものを注文すると、炊き込み御飯と春巻き、ワンタンの皮で(多分)チーズを包んで油で揚げたもの、そして照り焼き味の「焼き鳥」が1本乗ったものを手渡され、10ドル弱なり。


時間も午後の7時半をまわり、お腹が空いてたのもあり、これがちょうどいい具合にツボだったようで、美味しく(しかも立ったまま)呆気なく完食。

さて、次はデザート!ってので、揚げたてのミニドーナツを購入。パクパク♪


その後、お土産用にあんパンとあんこ入りのメロンパンを3つで5ドルをお買い上げ、持ち帰って食べたら美味しくて、、、あ、いつもは何処で買えるのか?訊くのを忘れた事に気がついて後悔。。。

8時を過ぎて、少しだけ辺りが薄暗くなり始めた頃、このイベントのタイトルでもある "Lantern Lighting"が始まり。


日本の「お盆」の時期に合わせた「灯籠流し」を見守る人の多さに驚いた。


主宰とか協賛とか思われる団体名に "Japan America Society of Minnesota"(ミネソタ日米協会)とか、"St. Paul - Nagasaki Sister City Committee"(←セント・ポール市と長崎市は姉妹都市だそうで)とかを見つけ興味深く思った。



普段、まるで縁のない、見掛けない日本人ではあるけれど、やはり居る所には居るらしい、、、ちょっとした衝撃、、、いったい何処に生息してるんだろう?なんて。

まぁ出不精の私だから、出逢わないってだけの事なのかも知れないけれど。


とにかく、新しい土地で、割りと多くの日本人が暮らしてるらしい事、日本に興味のあるアメリカ人が沢山いるらしい事、などなどを再認識する機会となった。

しっかし、どんだけ日本好きなマニアックなの!?ってくらい、車のナンバープレートに『RONIN』(←黒澤映画のファン?)とか、『GAIJIN』(←日本に住んでた?)とか、面白いのを付けて走ってる人々も多く見掛けて、思わず苦笑。
(因みにナンバープレートは通常、ランダムな数字3桁+アルファベット3桁=6桁の表記なんだけど、お金を払って自分の好きな数字や単語を選んで買う事も可能)

着物、または浴衣姿の人々も沢山見掛けたし。


来年は是非、子供たちも同伴(多分、思い思いのコスプレをさせて)、私は浴衣でも着て再度、出掛けたいと思う。

今回、食べ損ねた焼きそばと揚げ出し豆腐にも挑戦したいし。←ソコ?






2014年8月15日金曜日

Ghastlie ファミリー増殖中

え!? もう金曜日なの?ってくらい、最近なぜか時間の経過が早い。

子供たちが夏休みで変化の無い毎日を送ってるってせいもあるかも知れないけれど。

相変わらず暑い日がなく、エアコンの出番も少なく、寝具も未だ冬用の羽毛掛け布団を使っていると言う状態で、8月なのに変なの、って感じ。

Davidによると去年のミネソタはもっと暑かったらしいから、今年が特別みたいで、やっぱり冷夏(寒くはないけど!)なんだろう。

涼しい夏の後に来るのは一体どんな冬になるのか?ちょっと気になるところ。

って、まだ冬の話なんかしたくないんだけど。

今はまだ短い夏にしがみついて、未練がましく最後の最後まで楽しみたい。

とは言え、紅葉の始まっている木々も散見し、切ない気分にさせられる。



私はその後も引き続き、Alexander Henry社のコットンプリント"The Ghastlies"シリーズに夢中で、折しも時期は夏の終わりに近付いてることもあり、これからハロウィンとクリスマスに向けての小物に創作意欲が湧く季節でもあり、せっせと(私にとっては珍しく)取り憑かれたように針を動かし、ハロウィン関連のアイテムたちを作ったりしている。

*独特の世界を醸し出す Ghastlieファミリー*
細身のカラダに怖い顔、ヴィクトリアンな服装
あちこち花をあしらったフェミニンさとファンキーな髪型
などなど、不思議な魅力が一杯


カナダからアメリカへの引越し騒動で、長い間、手芸とか針仕事とかに専念する余裕がなく、何か夢中になって物を作ると言う行為から遠離ってた気がする。

ある意味、その手の「パッション」と言うものを忘れていた。

それを、久し振りに思い出したって感じで。

何かしら、没頭して作業出来るってことが何となく楽しくて嬉しい。

勿論、それが何かの役に立つって訳ではないんだけど、飽くまでも自分の世界で、自分だけの時間で、自己満足の域で。

でも、それで充分に幸せだから、それが一番大事。


それらの作業の中の一部は、フェルトで作る "Ghastlie"ファミリーの人形たち。


魔女と吸血鬼(多分?)の一家はみな一様の「イジワル顔」が特徴で。


多分、「意地悪な顔の人形」ってのが、私にとって新鮮なコンセプトで、何か新しい存在価値に惹かれるんだろうと分析。

あとは2Dのイメージを3Dの人形として作る、ちょっとした挑戦みたいな。

あとは何と言っても髪の毛用に使ってる毛糸(アクリル製ではあるんだけど)の発色が本当に綺麗で、柔らかい風合いの素材感と共に、扱うのが楽しくてしょうがないってくらいの快感。

綺麗な色に触れるのが本当に大好きってのを実感する瞬間。


そんな作業の合間、子供たちの健康診断の予約を入れたり、歯科検診の予約を入れたり、学校が始まる前に出来ることを片っ端から片付けておきたいし。

取り敢えず今日の午後は血液検査の為、子供たちは12時間での絶食中〜。

血液型も、今回初めて判明する予定。。。










2014年8月10日日曜日

Nelson'sのアイスクリーム

8月の夏まっ只中とは言え割りと過ごし易く、日中でもエアコンを入れずに済む日も多く助かる。

ちょっと暑いかな?ってくらいの時には、冷蔵庫で冷えたレモネードを飲んだり、夏休みの子供みたいに棒付きのアイスクリームバーを食べたり。

そんな小さな場面に、典型的な夏の光景を懐かしく重ねて、私自身の中の子供時代を彷彿として何とも切ないような、それでいて平和な幸福感に包まれたり。



先週の週末、Davidはリカンバントの自転車に乗って遠出のサイクリングに出掛け、当初の予定では近隣の小さな街 "Stillwater/スティルウォーター"まで足を伸ばすつもりだったらしんだけど。
http://www.discoverstillwater.com

Google Mapによると、家からの距離は33km、車だと27分、自転車だと2時間くらい掛かるらしく、行くからには、勿論、帰って来なくてはならず、往復にして4時間費やすには、出発する時間がちょっと遅かったらしく断念。

もし、スティルウォーターまで行けば、自分への長距離サイクリングのご褒美に、地元で有名なアイスクリームショップ『Nelson's/ネルソンズ』に寄って、人気のアイスクリームをおやつに食べたかったらしいんだけど。



よっぽど残念だったらしく、検索したら何と! 姉妹店がつい最近、St. Paulにもオープンしたらしく、家からも車で10分程度の場所だそうで。

夕食後、日が暮れつつあったにも拘わらず、「デザートにアイスクリームを食べに行こう!」って事になり、家族4人車に乗り込むと、いざネルソンズへ!

*夏の日は夕暮れも遅く、夜9時過ぎても明るい*


*Stillwater発祥の人気のアイスクリーム店『ネルソンズ』*
http://www.nelsonsicecream.biz


家の近くの幹線道路を真っ直ぐに南下しただけで到着。

何とも簡単に辿り着いて呆気なかったのも束の間、店の前に行列が出来てる!


ま、夏だし、北米人のアイスクリーム好きは知ってたけど、でも、長蛇の列を作って辛抱強く待つ程に人気があるとはビックリ仰天。

店舗の外で待つ人が15人くらい、ようやく店舗に入ってからも長い列が続いてて、ざっと50人くらいは並んでたかも?

私たちが外で並んでる間に通り雨で激しい雨が降り出し、お店の人に誘導されて店内に入ってからも、雨でびっしょりに濡れながら店にやって来る人が後を絶たず、これまたビックリ。

ここのアイスクリーム、何でそんなに人気があるんだ???

興味が募りつつ店内の黒板に書かれた48種類のフレーバーから、何を注文するか?どのサイズを注文するか?あれこれと悩むのも楽しく。


取り敢えず、私は一番小さいサイズで、2つのフレーバーを選び、チョコレートのチャンクが入った珈琲と、ラム酒がきいたアメリカン・チェリー味のコンビ。

でもって、一番小さい "Child"(子供サイズ)ってのがコレ↓


どわーーーっ!と、とても手で持って支えることが出来ずにボウルを使用。

多分、日本基準だと「5人分はあるんじゃないの、コレ?」って感じに唖然。

人気の理由の一つはきっと「この量」と値段、たったの3ドル50也、かも。

そして、かなり濃厚で美味しいのも確か。

でも、どんなに頑張っても絶対に食べきれる量ではないけれど。

なので、豪雨の中、車に乗り込むと一目散に家へ戻り、食べ切れない分をタッパーウェアに入れて冷凍庫に保管。

その後、少しずつ食べて、食べ切るのに1週間掛かった。

次回は多分、4人で一つ注文すれば充分かも?って思うくらい。

まぁ、持ち帰れるならば問題ないんだけど。

店頭のベンチとかに座って食べてる人たちって、いったいどうするんだろう?

ひ、ひょっとして、割りとペロッと食べ切れちゃったりするのかどうか???

謎は深まる、、、。






2014年8月8日金曜日

マドンナとチートスとポテチ

相変わらず Davidが、地元の図書館から毎週立て続けに色々な映画の DVDをレンタルして来るので、彼に付き合って、時々は Kaitoだったり、Erikaだったり、映画の種類や内容によっては家族全員が揃って地下のテレビの前のソファに集合して、それぞれに持ち寄った飲み物やスナックを食べながら一緒に観るのが楽しかったりする。

夕べは、Madonna/マドンナ主演で昔なつかしの映画『Desperately Seeking Suzan』(『スーザンを探して』)を Davidと二人で観て、昔の自分にトリップした。

マドンナが衝撃的に登場して、ファッションや音楽、独特な髪型やダンスに魅了されて、かなり影響を受けた感じのスタイルをしてた自分。

映画に出て来る俳優さんたちが皆カッコ良くて、何だか凄く憧れてた。

マドンナ演じる "Susan"のボーイフレンド役の "Jim"もカワイイ顔をした男の子だと思ってたんだけど、Davidが「何処かで見覚えのある顔だなぁ〜」と言い出し。

即座に検索してみたら、Montreal出身のその俳優 Robert Joyさんは、何と!

私たちが頻繁に観てたテレビドラマシリーズ 『CSI: NY』で遺体の検死をする医師役、ずばり Dr. Sidだったからビックリした。

しょっちゅう見てたのに、まるで気が付かなかった。

いつもテレビで見てたけど、昔観た映画の「若くて可愛かった」彼と、まるで結びつかなかった。

言われて見ると確かに面影があって納得なのではあるけれど。

30年近い時の流れをヒシヒシと感じさせられて。

それはそのまんま自分にも当てはめられるって現実は痛い程、認識してるし。


映画の中で "Suzan"役のマドンナが、いかにもカラダに悪そうな(!)激しいオレンジ色をしたチーズスナック(多分 "Cheetos/チートス"みたいな)を割りと頻繁に食べてる事を示唆するように、シャリシャリっと口に入れて食べる場面が何度かあり、そういう食べ物画像の影響に弱い私は自分も「シャリシャリ♪」っと食べたい欲求に駆られ、今日、早速、買ってしまったわ。

*これを食べると指がオレンジ色に染まるのよね*


ま、ソレは市場(シジョウ)に長いこと出回ってると思われる、何の変哲もないチーズ味のコーンスナック菓子なんだけど。

一方で、「ん? なんじゃこりゃ〜!?」(←懐かしのジーパン刑事)(←解る人にしか解らない、、、つまり年代的な理由で)と心の中で叫んでしまったモノ。

何と、まさかの「カプチーノ味」のポテトチップスを発見。

*コンテスト期間中での限定フレーバー*


例の("Lay/レイ"の、とも言えるこの場合)、「オモシロ味覚コンテスト」みたいなキャンペーンで、消費者からの人気投票によって選ばれた味が定番化される、というやつみたいで。

今回の競合は、それぞれ "Kettle Cooked Wasabi Ginger"、"Cheddar Bacon Mac + Cheese"、"Wavy Mango Salsa"の4種らしい。

多分、「新発売好きニホンジン」の血が騒ぐ私なので、試しに取り敢えず全種類制覇の食べ比べする事は間違いなさそうで。

手始めのカプチーノ味は、、、意外と美味しい♪

何しろ袋を開けた瞬間の珈琲の香りは素晴らしく。

味わいとしては、ポテトチップスにして甘い、ってのが新鮮で。

でも「すっごく美味しい!」って程ではない気がする。

飽くまでも個人の味覚、個人の嗜好として。

期待はやっぱり「ワサビ・ジンジャー味」かな。