2010年3月30日火曜日

Some kinds of appreciation

David (my husband) took Trixie (our dog) for a walk, from which he called me from his cell phone.

"What's wrong?" I asked.

And he replied, "Look outside, it's a beautiful sunset."

I hopped out onto the porch and sure enough, there were amazing stripes of colors in the sky. Kaito (our son, age 12) and Erika (our daughter, age 10) followed me and stepped outside. We had a moment to enjoy the slowly changing colors together in silence. It's nothing special, but at times like this, I really appreciate my husband's sensitivity.

「空の夕焼けがもの凄く綺麗だから見てみて!」
と犬の散歩先から電話をしてくる夫と、
ポーチに出てそれを眺める私に参加する子供たち。
なんか、余りにも平凡で、でも、余りにも特別なひと時。



(Picture above:) The tiny bear and sheep are merely 4 cm high.

土曜日に地元のホテルにて、ミニチュアとドールハウスの催しがあって娘と出掛けた。
精巧に出来た小さくて可愛い作品が沢山あって興奮。
繊細で巧妙な手工芸品には眼の肥えた日本人の私でも、思わず唸るような素晴らしい作品を作る、マニアックで希少なプチ芸術家の方達が北米にも存在する現実に感動。
(少なくとも私の身近な日常では稀な存在なので)
前回の日記でも触れた日本人の器用さの要素の一つとして、欧米人に比べ、日本人は小柄で手のサイズも小さく、指が細かったりするのも含まれるかも?などと思ったり。
あとは和食の生活で箸を器用に使うこと、とか?


月曜の晩は、Newcomers' Clubの打ち合わせで、Lori、Julie、Heidi、Suzanne、Tammy、そして私の6人がMeetaの家に集合。
私はたまたま夕食に自家製のピザを作り、ピザ生地があったので、それを四角形に整え、オリーブオイルを塗った後、イタリアンスパイスをふりかけ、4種類の削ったチーズを乗せてオーブンで焼いて細長く切った『チーズスティック』を持って行った。
次回は、スライスしたブラックオリーヴを乗せたらもっと私好みに出来ると思う。


火曜日。 
仏語のクラスで、余りの不甲斐なさに自分自身の中の最も嫌いな部分に嫌気がさして落ち込んだ。
こういう時、何故か責めるのは『自分の中の日本人の部分』なのは不思議。
それは単に私独自の持って生まれた性格としての要素なのかも知れないのに。
いずれにしろ、
言葉は大切な社交の道具なので、それが不自由だと”武器を持たない兵士”みたいな感じ。
仏語の、特に発音が思うようにならない自分が歯痒い。
クラスメイトのLing(中国出身)や、Matthew(地元出身)と感情の共有をすることで励み合いになってるのは救い。


On Saturday, my daughter and I went to the Holiday Inn hotel in Point Clare to see an exhibition of Miniatures and Doll Houses. There were a lot of vendors with amazing quantities of teeny tiny items. It was impressive. Since Easter is around the corner, we bought a few objects: sheep, ducks, and bunnies.

When I make pizza at home, I make the pizza dough in my bread machine. And this time, I experimented with making the dough into "Cheesy Sticks". I simply applied olive oil, sprinkled Italian spices, and then covered it with shredded cheese before put it into the oven to bake. I should add sliced black olives next time!

I'm upset because my French is not coming along so well. I appreciate some friendly support from my "international" classmates.

2010年3月28日日曜日

Tiffany GlassとFeltingに見る日本人の美意識

北米に暮らして実感するのは、人々がよく移動するという事。
つまり、彼等は頻繁に引越しをするので、地域の人々はしょっちゅう入れ替わっている。

そんな訳で、アメリカを発祥として、女性の為の社交倶楽部『Newcomers' Club』が存在する意義も大いに頷ける。

配偶者の転勤や転職や人生の転換期的な変化に伴って引っ越す場合、右も左も解らない新たな土地で途方に暮れる主婦が、ネットワークの基盤を作るきっけに、出逢いの場を求め参加するのが『Newcomers' Club』だったりする訳である。

そう言う私自身、日本から初めてカナダのオンタリオ州に引っ越した際にもメンバーになったし、5年後、こうしてケベック州に越して来た今もメンバーになっている。(とは言え、何故かこれまで一度も日本人メンバーに出逢った事が無いのは謎。)

クラブ内には色んな趣味のサークルがあって、昨年度、私は『映画の会』を主宰した。
そして、今年度はActivities Chairとして役員の仕事(勿論、ボランティア)をしている。

クラブメンバー達は、好きなサークルに複数参加することが出来て、私は今年度『Movie Night』、『Cooking』、『Coffee Time』そして、『Living with the Seasons』と、4つのサークルに参加している。

『Coffee Time』は単純に珈琲とお喋りを楽しむ会なのだけれど、主催者Anneke/アニカ(ベルギー出身)の提案で、今月は美術館とランチのコンボを市街で楽しむイベントになった。

現在、モントリオールの近代美術館の旧館では、企画展として、『ティファニーグラス展』をやっている。

思わず息をのむほどに見事なステンドグラス作品の数々にうっとりとしながら、それらの作品が、いかに当時の日本の芸術文化の影響を受けているかという説明を受けた。

そして、先日の晩には『Living with the seasons』のミーティングで、主催者Martina/マティーナ(西ドイツ出身)の提案でFelting/フェルティングに挑戦することになった。

去年の夏、日本に帰省した際にもFeltingの本を数多く見掛けたし、日本から友人がキットを送ってくれたりもして気にはなっていたものの、なかなか試して見る気になれずにいた。
手芸一般どんなものにも一通り手を出してみる私が、何故かFeltingには躊躇していたのである。

Martinaの家に集まったのは、Julianne、Sharleen、Alison、Daniele、そして私の計6名。
テーブルを囲んで作業するには、まぁ丁度いい人数って感じ。
Martinaが用意したのは、主に彼女がドイツから持ち込んだMade in Germanyのウールで、その補足として足りない色彩を地元で調達したウールはMade in Japanの『Clover社製』だった。

手芸材料&用具と言えば、『クローバー』は日本を代表するメーカーであるけれど、それが4カ国語のラベルを伴って海外で入手出来ることの嬉しさと言ったら!!!

天然オリーヴ石鹸を沈めたぬるま湯の入った洗面器を囲んで、私達は思い思いのカラフルなウールを手に、針でチクチクとFeltingに初挑戦した。

そしてまた、ここでも思い掛けずに実感したカルチャーショックは、『手先の器用さ』の違いについて。
色彩感覚とか、美意識、執着心、几帳面さの違いを越えた、手工芸に対する基本的センス、能力の差なのであーる。

以前、小学校でのボランティアで地元の子供たちに折り紙を紹介した時にも感じたことなのだけど、正方形の紙をきちんと三角形にピシッと折り畳むと言う作業は、意外と困難みたいな様子だった。

当然の事のように、いかにもどうって事ない風にきっちりと角と角を合わせてピッシリと折り目を付けて三角形が作れたり、やっぱり日頃から『漢字』の書き取りや書道などに親しむ日本人の指先や手先は、繊細な作業がこなせるよう鍛えられているのだろうと思う。














記念すべき作品第1号『Ducky』と第2号『Bumblebee』








Last Wednesday, I went to the Museum of Fine Arts in Montreal with a bunch of people from the Beaconsfield Newcomers' Club to see the exhibition of the "Tiffany Couleurs et Lumière". They are rich in colors and the gorgeous designs are breathtaking and inspirational. The curator explained that those objects are influenced by old Japanese arts back then. It was so much fun and I sure had a good time.

I've been interested in felting for a while but I somehow hesitated to try it by myself. As a member of the Newcomers' Club, we got together and had a workshop on felting. I tried it for the first time finally. It was so easy, much easier than I imagined. I made a little duck and a tiny bumblebee. Now I'm hooked on it!